『相棒19』第14話「忘れもの」の感想です。
予告でこてまりさんがメインの回ということで、とても楽しみにしてました！
右京さんとどんな感じになるのかなと思ったら、そういうのではありませんでしたけど、骨休みというかワンクッション的な意味ではとても良かったと思います。
こてまりさん好きだなぁ。。。
▽目次です▽
こてまりさんという女性は少しわかる回
ストーリーとしてはすごく目新しいというのはありませんでしたが、本筋であるマネーロンダリングに加担してしまった中迫の事件を主軸に、、その同級生だったこてまりとの縁を上手に取り入れていて、1時間楽しめました。
右京さんが少ない情報からちゃんとこてまりさんの捜索と事件解決にたどり着く様子も破綻がなかったですし、さすがだなぁと感心できたのも良かったです。
今回はあくまでもこてまりさんがメイン。
高校時代に淡い恋心を抱いていたかつての少年に偶然再会し、それが事件と関連して巻き込まれていく回で、お金に目がくらんでいた元初恋の中迫が最後は良心が打ち勝つのも後味がよかったです。
あそこで見殺しにしないところが本当によかった。
中迫に成り行きとはいえ連れ去られ、でもスポーツクラブでは荷物を持ってくるための一芝居をしたり、ヤクザに囚われても勇気をふり絞ったり。
すごく度胸のあるところもカッコよかったです。
何よりも、中迫の良心を信じる心が素敵だった。
前回の感想でもお話しましたが、少し狡猾さが見え隠れるこてまりさんが少しずつ可愛らしさ、女性らしさ、情の厚さなどが見えてきて、だんだんと人間らしさが出てくるのがいいです。
どんどん魅力的に見えてきます。
右京さんが「なんとなくいいな」と感じている女性ですから、やはりたまきさんのように魅力的な女性であって欲しいですから。
今回のラストで淡い初恋を思い出した場面はキュンとしました。
こういう頃あったよ、と思った方も多いはず。
失恋ではなく実った場合でも、どうしているかなとぼんやり思ったりして…。
そういう余韻も楽しめました。
こてまりさんはご自身が聡明で美しい分、冴えない人を好きになってしまうという点も、冠城さんじゃないですけど意外に思いましたし、魅力を感じました。
たかだか3000万円だった件
暴力団のフロント企業の税理士となった中迫。
マネーロンダリングに気付いた時には、自分もその一味というか加担してしまったことになってしまい、警察に行くこともなく、高飛びを計画します。
その金額が3000万円。
2億とか3億とかならまだしも、3000万円だったら税理士を真面目にやっていたら貯められそうに思うんですけど、現実は厳しいのでしょうか。
そのお金はスポーツクラブのプライベートロッカーに隠していたわけですけど、たかだか3000万円で犯罪に手を染めてしまったところが残念です。
ヤクザに目をつけられたわけですから、その金額で新しい人生をやり直そうとした気持ちはわからなくもないですけど、こてまりさんの言うようにヤクザは絶対地の果てまで追いかけてくるでしょう。
税理士でしたが、元奥様に右京さんと冠城さんが借金取りと間違われたり、養育費もままならなかったり。
意外とお金に困っていたんですね。
そのあたりのダメさがこてまりさんの最後の言葉に結びつくのかな。
真面目にやっているんだけど、上手くいかない人。
中迫さんが本当はいい人なんだというのが、取り調べでこてまりさんを必死で庇う様を見て思いました。
相棒では上手に生きれない人をよく取り上げますけど、中迫さんもそういう1人なのかもしれませんね。、
だからこそ、滅多につけている人がいないという税理士バッチに誇りを感じていたのかもしれないです。
唯一の胸を張れる大事なものとしての明かしだったのでしょう。
今回の相棒
捜一トリオの出番は少なめでしたが、暇課長が活躍。
そして、青木くんも大活躍(笑)。
右京さんの弱点を探るために偵察していたことが今回は大いに役立ちました。
なんだかんだと文句を言いつつも、右京さんの駒として働いています。
このくらいの拗れ加減であれば、全然OK！
青木くんの場合、「面倒くさいキャラ」というのが売り（!?）なので、やり過ぎるとウザいですけど、加減を上手にして欲しいですね。
右京さんはラストでこてまりさんの初恋話を聞いてましたけど、どんな気持ちだったんでしょうね？
ちょっと気になります。
でも2人の仲が進展するという展開は全く望んでません(笑)。
なんとなく気になっているくらいがちょうどいいのです。
冠城さんはそのあたりを気付いていそうなところもいいですね。
次回はヒロコママと出雲さんのコンビみたいですね。
これも楽しみです。
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