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『相棒20』第17話「米沢守再びの事件」米沢さんが4年ぶりに再登場で大活躍!鉄オタ全開で心に響く回

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『相棒20』第17話「米沢守再びの事件」の感想です。

 

前回の予告からとても楽しみにしておりました。
相棒シリーズではおなじみの米沢さんが相棒に久しぶりに登場です!
4年ぶりになるんだとか。
それだけで期待値は高かったです。

 

脚本も14話の「ディアボロス」で久しぶりに相棒に登場した岩下悠子さん。
前回もものすごくよかったので、米沢さんとの回をご担当されたというのが胸熱!

 

そして期待を裏切らない素晴らしい回でした。

 

監督は橋本一さん、脚本は岩下悠子さんでした。


▽目次です▽

 

米沢さんおかえりなさいの回

警察学校の先生となってしまい、『相棒』のレギュラーからは卒業されてしまった米沢さん。
鑑識課の超敏腕ですけど、めちゃくちゃオタク!
しかもそれぞれが深いというユニークなところが好きでした。
なによりも米沢さんとの会話がいつもがっちり合う右京さんも凄かった(笑)。
大好きなサブコンビ。
本当におかえりなさいって感じでしたね。

 

久しぶりに見た米沢さんは全然お変わりなく(笑)。
今回は鉄オタ全開の米沢ワールドが展開されてました。

 

ちょっと残念だなと思ったのが、右京さんとは裏で繋がっている設定だとよかったのですが、警視庁を異動になったと同時なのかご無沙汰な関係っぽかったという点。
そんな感じの会話があってちょっとだけ寂しかったです。
右京さんとはLINEかメールで趣味話で盛り上がってて欲しかったです。

 

 

 

いい展開と結末だった回

星川鐡道が持っているローカル線が廃止されるということから殺人事件に発展。
廃止の支持派と反対派での間で揉めていて、そのうちの支持派の1人・吾妻さんが遺体で発見されます。
そこに出くわしたのが大好きな星川鐡道を見に来ていたのが米沢さん。

 

米沢さんが直で右京さんに連絡を入れて、事件解決に至るのですが、久しくご無沙汰とはいえ、殺人現場に遭遇したらイコール右京さんというのがいいですね。
右京さんなら解決してくれるという信頼からでしょう。

 

そこから事件の犯人として、今泉が逮捕されます。
ここからが面白かった。
今泉は脳腫瘍で余命わずかだといい、さらに誰かを庇って自分が犯人に成りすますというのが驚きでした。
それを見事に見抜いたのが冠城さん。

 

その展開を右京さんは当然見越しているのです。
この連携プレイも痺れました!

 

今泉さんが自分が犠牲になってでも守りたかったものは星川鐡道の路線。
この展開が本当にお見事でした。
鉄道を愛する思いを米沢さんが今泉さんが庇っていた白川に伝える場面では、熱いものが込みあがり思わず涙が溢れます。

 

たかが鉄道に救われる人もいる。
人生の喜びを見出す人もいる。

 

このセリフが心の響きました。
今回のテーマは鉄道ですけど、鉄道を他の物に置き換えればいろんな人が思い当たるでしょう。
熱中している何かを当てはめれば、ものすごく同意できちゃうのです。
米沢さんのキャラクターを上手に生かされてましたね。
さすが岩下さんです。

 

犯人は意外だった…

ラストで右京さんが犯人にたどり着きますが、なるほどと思いました。
まさかの松原とは。

 

実はおとぼけな私は、右京さんがハイヒールの画面を出した時、「え?男性がハイヒール?」とトンチンカンなことが過ったのは内緒。
すぐに松原が映って、あ、いたいたと思い返しました。
相棒ファンとしてお恥ずかしい…(笑)。

 

犯人は今泉さんでもなく、白川さんでもなく、第三の人物が星川鐡道の松原玲子でした。
松原が白川をお金で動かしスパイにさせていた。
いや~面白い展開でした。

 

そして冠城さんが最後にロマンのある推理をするのですが、右京さんも同意。
きっとそうなのでしょう。
これも余韻があって、またもや涙が出てしまいました。

 

そうか。
そういう展開を見込んで星川鐡道の廃線を止めさせようとしていた今泉さん。
展開はちょっと変わってしまいましたが、今泉さんのダイヤグラムは完成します。

 

今回の相棒

とてもいい回だったと思います。
今回の3話前の「ディアボロス」でめちゃくちゃ久しぶりの相棒を担当された岩下さんですけど、間を空かずに再登場してこのクオリティ。
本当にいいお話を書かれますよね。

 

展開も見事でしたし、鉄道オタクの話も面白かったですし、米沢さんの使い方もお見事でした。

 

ラストの鑑識をする場面で、米沢さんが制服を着る姿もテンション上がりまくりです!
冠城さんが「一緒に怒られましょう」というところも素敵でした。
そして有言実行!
米沢さんが勝手に鑑識したことで内村刑事部長に絞られていると聞かされ、「我々も一緒に絞られに行きましょうか」と言う冠城さん。
それに同意する右京さん。
最高すぎました!

 

ドラマのラストは星川鐡道の廃線は免れますけど、現実にはドラマのようには行かないことも多いです。
だからこそ、右京さんが松原に「葬り方を間違えた」と指摘するところも納得します。
廃線になるという現実があることも右京さんが理解している部分です。
一瞬の一言の部分なのですが、このセリフがあるだけで路線が救えておめでたいだけではないという現実の部分を見せていたと思いました。

 

冠城さんも言ってましたけど、米沢さんの現場復帰があればいいなぁ。

 

さて次回はいよいよ冠城シリーズのラストに向かっての展開になるのでしょうか。
まだ実感が湧かないのですが、『相棒20』のシーズンが終わったらロスになりそうです。

 

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