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『相棒20』第1話&2話&3話「復活」ラストの小野田官房長に全部持ってかれる 右京さんvs鶴田官房長官が痛快

『相棒20』第1話&2話&3話「復活~口封じの死」「復活~死者の反撃」「『復活~最終決戦』」の感想です。

 

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とうとう2021年の相棒が始まりました。
いよいよ冬の到来という感じですけど、寒くなる季節に楽しみといえば『相棒』。


今回の相棒は初回前後編ではなく、なんと3週に渡っての事件となりました。
全部視聴してからまとめて感想するのがいつもなので、相棒が開始しましたがようやく今シーズンの感想がスタートです。


1~3話すべてについてになりますので各回のネタバレがあります。
その点はご理解の上ご閲覧ください。


監督は橋本一さん、脚本は輿水泰弘さんでした。

 

▽目次です▽

 

『相棒20』は開始からオマージュ的な演出多し

今回の『相棒20』の開始は前回の『相棒19』のラストの続きとなるお話でした。

 

加西があっさり殺されてしまったラストの『相棒19』でしたが、そこで黒幕だったのが官房長官の鶴田翁助。
それが判明したところで終わってました。
その続きがこんなにすぐに展開されるとは思っておらず。

 

相棒公式のTwitterではこんなクイズをやってました。

 


これ絶対にないのが冠城さんですよね(笑)。
でも今思ったら「消される=殺される」ではないので、冠城さんでもおかしくはないのか。
冠城さんではなかったですけどね。

 

これを見て、柾庸子なのかなと思ったファンの方は多いはず。
この時点では予告も見ておらず、本当に誰が「消される」のかはその日の視聴で知りました。

 

 

 

『相棒20』は開始からオマージュ的な演出多し

シリーズ開始20周年ということと、いよいよ相棒も最後に向かっているのかなと感じたのが、オマージュ的な映像がちょこちょこでていたことでした。
1話では亀山さんや若き日の片山雛子の映像が出てきて「おお!」と懐かしさでいっぱいになりましたが、ダメ押しは朱雀元官房長官が現役で登場。
朱雀元官房長官は鶴田翁助の尊敬する人物ということで、右京さんと冠城さんが朱雀の元を尋ねます。


その回想シーンで、亀山さんと片山雛子が登場。
片山雛子が若い!
お肌ぴちぴちでした。
今も綺麗で年齢を重ねた良さがありますけどね。

 

ここでの朱雀の言葉が最後の最後に生きてましたね。
朱雀は女で失敗したが、鶴田翁助は女で失敗することがない。
だからスゴイ的なことを発しました。
これが皮肉にも、師と仰ぐ朱雀の後を追った形になりましたね。
結局は女で失敗した鶴田翁助ですから。
しかし右京さんはこの点も鋭かったですね。
ここでしっかりと言及していたことを後から思い返しました。

 

1話での驚き

1話での驚きは、何といっても柾庸子と中郷都々子が死んでしまったことです。
柾庸子は最初に、中郷都々子はラストに死体となって発見。
中郷都々子の方は右京さんと冠城さんに発見されました。

 

それと暗殺者のおばちゃんがおばちゃんじゃなくなってビックリ!
最初、捜一の出雲刑事かと思ったほどでしたがすぐに違うとわかり「あの人誰?」と気になっていたら、まさかの暗殺おばさん。
後に整形で顔を変えていると判明。
しかし、料理人のおばちゃんの姿はふっくらされていましたけど、実は鍛えに鍛えていたんですね。
さすが暗殺者!

 

そして、冠城さんが捕まったこと!
ある意味警察から「消された」という意味ではTwitterは嘘ではなかったかもしれませんね。
右京さんと冠城さんの考えからというのはよくわかりましたけど、この茶番っぽさも相棒らしいです。

 

そして、ディープフェイク!
『相棒18』のラストの回で出てきた映像の技術の回。
これがここでも登場。
過去の相棒がいろいろ散りばめられてました。

 

柾庸子と中郷都々子の絆

今回のストーリーでは、柾庸子と中郷都々子の心の絆がよくわかりました。
共に人を小馬鹿にした感じで、上から目線でちょっと攻撃的な雰囲気がある2人でしたが、親戚同士の柾庸子と中郷都々子の絆は本物でした。
すごく柾庸子は本当に中郷都々子を可愛がり、中郷都々子は柾庸子を慕っていました。

 

それが如実に表現されていたのが、2人ともお互いのことを全く同じように形容していたこと。
1話で中郷都々子が、3話で柾庸子が話していました。


「柔ではなくしたたかでしぶとい。だから自殺なんてしない」


まるで姉妹のようであり、年齢を超えた同士のようにも感じました。
心を開かなそうな2人がお互いには心を開いていたというのがわかる場面でした。

 

2話の流れ

1話のラストで死体となり発見された柾庸子は自殺との見方がありましたが、明らかに他殺だろうと読んでました。
たぶん相棒ファンは自殺とは思っていなかったでしょう。
エアコンの謎も3話で判明しましたけど。

 

暗殺者のおばちゃんが遺体で発見。
柾庸子の遺体と対面させた偽名の佐野は栗橋内閣情報官だと判明。
佐野の正体は元刑事で今は鶴田の元で情報屋。
失脚直前の甲斐を助けたのは社美彌子。
柾庸子は佐野(鷲見)に殺された。

 

最後は加西のVRの世界に、右京さん、冠城さん、青木くんで潜入。

 

てっきり2話で完結すると思っていたので、全然解決するのに時間がかかっているかと思いきや3話へ突入。
これだけの伏線がどのようにまとまるのかが楽しみでした。

 

 

 

3話は右京さんvs鶴田官房長官 謎もあり したたかな社美彌子

最高でしたね。
いいエンディングだったと思います。
めちゃくちゃ悪の鶴田がラストで出頭。
気持ち良かったです。

 

とにかく右京さんが悪を成敗する姿が相変わらず爽快!
本物の悪に歯向かう右京さんはカッコイイです。
推理もお見事でした。

 

また、柾庸子は生きていて、中郷都々子との関係性がここでよくわかりました。
生きていたことに驚きでしたけど、カラクリがわかればなるほどという感じでしたし、1話の鶴田は女でしくじらないというのも当てはまらなかったということにも繋がっていました。
ここでも鶴田がコテンパンになっているのが痛快。

 

そして驚きだったのが、社美彌子が内閣情報官に任命!
これがビックリ。
しかも二重スパイ!
さすが社美彌子でした。
元々も二重スパイ疑惑がありますからそこにかかっていた気もします。

 

しかし気になるのは、鶴田翁助が出頭の決断をなぜしたのかという点です。
ラストに秘書がお金を補充を金庫にしにきて、それを見つめる鶴田。
次の場面で出頭でした。
あのお金に何か意味があるのでしょうか。
鶴田翁助の件は『相棒20』のラストか次の『相棒21』で出てきそうな気がしています。

 

ラストにまさかの小野田元官房長が登場

たぶん一連の事件解決を吹っ飛ばしたのが、ラストのラストでしょう。
なんと小野田公顕元官房長が右京さんとすれ違うのです。

 

死んだはずの小野田公顕元官房長の姿を目に留めた右京さんが思わず、「官房長…」と声掛けしてしまうほど。

 

これは伏線なのでしょうか。
それとも右京さんの幻?

 

伏線であれば、小野田元官房長は生きていたということもあり得ます。

 

しかし、ビックリでした。
今回は過去の作品をいろいろ散りばめており、さらに映像も出ましたけど、1話で朱雀元官房長官、3話のラストで小野田元官房長とは。
もう相棒ファンにはたまらないサプライズでした。

 

でもちょうど『Doctor X』がやっているので、晶さん説も拭えません。
思わずメロンを持ってないかって録画を繰り返してチェックしちゃいました(笑)。
メロンではなく鞄を持ってましたね。

 

実は生きていただったら面白いんですけど、どう辻褄を合わせるのかという点も楽しみです。
右京さんのただの幻ですかね?

 

次回は久しぶりに陣川さんの回ですね。
癒しの回だ(笑)。

 


▽今回の相棒の前のストーリーもどうぞ▽

『相棒19』第19話&20話「暗殺者への招待」加西と暗殺者の存在に驚くもその後の展開も気になる最終回 右京さんの新たな敵 - 今日も暇です。