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『相棒21』第12話「他人連れ」見るからに人の好さげな男と少年の話は泣ける 右京さんと亀山さんだからこその結末

 

『相棒21』第12話「他人連れ」の感想です。

 

まだ正月SPを視聴してませんが、先に12話に行きます。


今回はほっこり系というか、ついつい応援したくなっちゃうストーリー展開でした。
この手の人情味がある話は、亀山さんが相棒だからこそ映える気がします。


監督は内片輝さん、脚本は櫻井智也さんでした。
櫻井さんはすごく久しぶりの登板ですね。
今回の脚本もとてもよかったです。


▽目次です▽

 

見るからに人が良さそうな男と親子に見えるような謎の少年

冒頭から楽しそうな右京さんと亀山さんの会話から始まり、ほっこりするような流れて見ていると、そこに父親と息子の親子が現れます。
亀山さんが楽しみにしていたホットドッグを少年と父親が嬉しそうにしているのを見て、このおじさんの人の良さそうな感じがこの場面だけで伝わりました。

 

その後親子かと思われたのは、南野という他人の男性とと少年という組み合わせだと判明するわけですけど、親子ではなさげなのは何となく察していたものの、このおじさんがいい人のままで終わって欲しいと願いながら見ていました。
武志少年がものすごく懐いているのを感じ取れていたのもあったのだと思います。

 

結果として、南野さんは事件に巻き込まれた気の毒な冴えない中年男性だったわけですけど、武志くんが心を開くのもわからないでもない温かみがありました。
そこがすごくよかった。
彼女である亜紀さんも腐れ縁のような感じがありつつも、南野さんのそういう優しいところが大好きだったのでしょう。
そして、自分一人で子育てしようとしていたところも切なかったですけど、最後は良い結末でよかったです。

 

 

 

事件解決よりも登場人物への感情移入があった回 その導きとなるのは右京さんの推理

今回は事件そのものよりも、南野さんと武志くんの人間模様の部分に重きを置いていたのがよかったです、
もちろん事件そのものも面白い展開でしたし、右京さんの鋭い観察力になるほどとも思いました。

 

ですが、やはり南野さんがいかにして事件に巻き込まれ、武志くんを守ろうとしたのか、その部分がとても大事に描かれていたことがある種の感動がありました。
ラスト近くになると涙がほろり。
右京さん、亀ちゃん、どうか南野さんと武志くんを救ってくださいと願わずにはいられないほどの感情移入でした。

 

亜紀さんが妊娠しており、一人で子どもを生む決意をしていた様子が話の流れでわかりましたけど、亀山さんの安産の御守りのくだりと右京さんのアドバイスにより、南野さんの明るい未来が導かれてました。
ここでも涙。
余韻がすごくあっていい回でした。

 

お二人の子どもが出来たら、きっと武志くんもお兄さんとして可愛がってくれることでしょう。
南野さんにとっては息子のような武志くんでしたが、武志くんにとってはお友達のような感覚もあったのかもしれません。
南野さんと亜紀さん、そして武志くんにとっても今後も良き繋がりがありますように、と願っています。

 

弁護士の父ちゃんに邪魔されないといいですよね。
お金を横取りしようとするような父ちゃんなので、ちょっぴり不安ではありますけど、南野さんは命の恩人みたいなものですから、武志くんのためにもご縁を大事にして上げて欲しいです。

 

右京さんと亀山さんの相棒感もよかった&大晦日のざわつきSP

今期の『相棒21』は亀山さん復活ということもあり、右京さんと亀山さんの最高すぎる相棒感がありますけど、今回も上記のように冒頭から楽しいやり取りにほっこりします。

 

また中盤では、お互いのことを「昔はもっと」的なことを言い合うのもいい感じですね。
頭脳派の右京さんと肉体派の亀山さんという構図がしっかりしているのが見やすいです。

 

櫻井さんの次回の脚本も楽しみにしております。

 

ところで、大晦日のざわつきでしたっけ?
『ザワつく!金曜日』の特番がありましたけど、そこに水谷豊さんと寺脇康文さんが出演するのを知らなかったです。
実家に帰ってしまって録画出来ず。
残念だったな。

 

その代わり、オンタイムで視聴しましたけど、水谷さんが大のコーヒー好きで右京さんとは真逆なこと、右京さんのおかげで紅茶党になったことが語られてましたね。
ものすごい晴れ男エピソードも面白かったです。

 

あと、2話でしたっけ?
亀山さんが右京さんの紅茶を入れる場面で「芸術」と言って、拍手する場面。
あれはアドリブだったとか。
思わず出てしまったと寺脇さんが言ってました。

 

すごく楽しそうなおしゃべりだったので、録画できなかったことは悔やまれます。
見れただけでも御の字ですかね。
記録のために、ここに記しておきます(笑)。

 

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