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『相棒21』第13話「椿二輪」亀山さんの素直な勘と右京さんの絶妙な推理 さすが岩下悠子脚本な回

 

『相棒21』第13話「椿二輪」の感想です。

 

今回は驚くような展開でしたね。
そういう風に繋がるのかという感じでした。

 

監督は内片輝さん、脚本は岩下悠子さんでした。
岩下さん大好きなので、第5話『眠る爆弾』からの早々の登場が嬉しいです。

 

▽目次です▽

 

最初の鍵は亀山さん

なぜか美術展に向かう右京さんと亀山さん。
牧村遼太郎という画家の展覧会でした。
右京さんに誘われてじゃないと亀山さんは行くわけないよなと微笑ましく思いながら見ていると、牧村の遺作と言われている『椿二輪』が出てきます。

 

二輪の椿は牧村本人と愛人を表しているというもの。

 

その時の亀山さんの感想が実に素晴らしい。
「特に情熱は感じませんね」

 

この一言が鍵となりましたよね。
私も前半少し見て奥様登場の際に、見直したいかもと思ったほどです。
そして録画で見直すと、上記の台詞が。
これ絶対に大事なところだと悟りました。

 

そして、妖しさ…及び怪しさ満点の大宮アカネ
気が強い奥様
育ての親的な画商

 

みんなが怪しかったです。

 

特に怪しいのは奥様とアカネさんだったのですが、そんな簡単なお話ではなかったです。

 

事件がまさか一本に繋がるとは…

そんな怪しい人たちがいる中で、ドラマ中盤は窃盗事件が出てきました。
ここで梅田剛が登場。
冒頭で『椿二輪』切り裂きの犯人に顔を傷つけられた男です。

 

実はこの梅田は窃盗を繰り返す男で、牧村邸にも泥棒をしようと侵入。
そこで見たのは牧村の死体でした。

 

ここからの展開が驚きでした。
牧村は自殺で、まさか奥様がその後を仕組んだうえ、大宮アカネを巻き込んだのも奥様だったとは…。

 

さすが岩下さん!
ぐいぐい引き込まれる展開でしたし、なるほどと納得もいきました。

 

最後に、梅田が金品ではなく、本人にはよくわからない絵を持ち去ったくだりと、絵のおかげで更生したというところもよかったです。
奥様がそこに喜びを見いだせたところも救いがありました。
何よりも牧村の才能を信じていた奥様ですからね。
右京さんからもっと信じれあげればよかったのに、という感じで諭されてましたけど。

 

奥様や画商が仕組んでいるので、決してハッピーエンドではなかったですけど、後味はよかったです。
あの椿二輪は本当に牧村と奥様の二人の姿だったのでしょうね。

 

今週の相棒

右京さんが亀山さんに一目置くのは、今回のような亀山さんの素直で野性の勘があるところでしょうね。
今回は右京さんもそこに辿り着くには、亀山さんの感想が必要でしたし。

 

さすが初期の相棒で大活躍だった岩下さんです。
亀山さんの扱いというか、キャラ立てが上手ですよね。
右京さんとの相棒感というか、それぞれのキャラ立てがしっかりしてました。

 

自転車で追いかける亀山さん。
右京さんにじゃんけんで勝ったのにモデルをする亀山さん。

 

右京さんとのコンビの良さが今回もてんこ盛りでした!
最後のこてまりでの4人の会話も楽しかった。
含みを持たせた右京さん、最高です(笑)。
でも、めちゃくちゃ頼りにしていて、認めているんだろうなぁ。

 

岩下さん、また登板待ってます!

 

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