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『相棒21』第4話「最後の晩餐」ラストに救いがあり感動した回 美和子スペシャルが悪い意味で進化してた

 

『相棒21』第4話「最後の晩餐」の感想です。

 

今回の相棒は初代の頃の感じを踏襲したような回でした。
しかもストーリーも良かったですし、ラストに救いがあったのもよかった。

 

監督は橋本一さん、脚本は光益義幸さんでした。


光益さんは初の相棒でしたけど、素晴らしかったと思います。
よくぞ初代の世界観を表現してくれました。

 

▽目次です▽

 

謎をちりばめた伏線

今回のストーリーは、お金持ちの独身男性・堂島が自殺をするのかも、というところから始まります。
ところがロープをいざ天井に吊るそうとした瞬間にお腹がなり、外出をします。

 

これが堂島にとって救いとなる展開でした。
何が幸いするかわからないですよね。

 

死を覚悟した時に、お腹がなってご飯を食べたくなるのかどうか、という心理は正直難しいところではあるでしょうけど、タイトルにある「最後の晩餐」には相応しかったです。
そして、それが最後の最後にキーポイントとなるわけですから、点が線に結ばれていく様も楽しめました。

 

堂島が空腹で向かった先にはいきつけのバー。
そこに右京さんが偶然お店に入ってきます。
でも、それが偶然ではなかったのです。
ここの種明かしというか、事件の展開への結びつきが面白かったです。

 

 

 

少しずつ回収されていく伏線とカレーと若い女性

事の発端は、右京さんと亀山さんが一緒にタクシーに乗車したところからです。
そこで見つけたのが血がついたマフラー。
どうやら前に乗車した客の忘れ物とのこと。

 

しかも、右京さんは美和子スペシャルを食べに行くところでした(笑)。

 

このマフラーはなんと堂島の物でした!
で、冒頭の右京さんが堂島に接触するところに繋がるわけです。
このあたりの展開も良かったです。

 

右京さんと堂島がカレーの材料を買いに行くのですが、ここでさらっと堂島があのお店のカレーに惹かれるのは「どこか懐かしい味」がするから。
これが大事な要素でした。

 

さらに堂島は若い女性と交際していたという事実が出てきます。
この女性が殺されるのですが、まさかの展開でした。

 

そして予想外の結末へ

堂島が過去に唯一愛した女性がいたことが判明しますが、堂島と女性・久保早苗さんの間には子どもがいたことがわかります。
それがその若い女性だとわかります。
ですが、実はその女性はニセモノを名乗ったフェイクであることが右京さんによって暴かれるわけですが、じゃあ堂島と久保さんの間の子どもは誰なのか。

 

それがミツルさんでした。
女性だと刷り込まれてましたから、まさか息子だったとは。

 

お店を堂島の自宅近くに開店したのも、母親がやっていたお店の周辺だったからという事実が明かされます。
血の結びつきが呼び寄せることがあるという話を聞きますけど、今回のお話にはまさにそんな展開がありました。

 

そして右京さんの名言
「人生の価値は自分次第」

 

ラストに隠し味の正体が判明するのですが、そこで本当に親子なんだというのが確信持てる名シーンでした。
余韻もよかったです。

 

美和子スペシャルが大進化していた

そして、ラストのラストには、冒頭でも出ていた美和子スペシャルが登場!

 

すんごい色のカレーの写真を亀山さんに送った美和子さん。
そのカレーはなんとブルー。
水色に近いルーのカレーらしいです。

 

右京さんも思わず「うわ…」と驚く美和子スペシャル!
最後の右京さんの言葉も面白かったです。
「空腹は何よりのスパイスという言葉を信じましょう」と。

 

あの色は食欲を減退させるというので有名な色ですけど、はたしてお味は?
右京さんと亀山さんのお腹は無事だったのでしょうか(笑)。

 

右京さんと亀山さんの事件解決の阿吽の呼吸といういい、仲良しぶりといい最高でした。

 

光益義幸さんの脚本、とても良かったので次回作も期待したいです。
初代相棒の雰囲気が良く出ていたと思います。


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