2019年9月26日の『アメトーーク!』です。
今回のテーマは「ツッコミ芸人が選ぶ このツッコミがすごい!」。
こういうテーマはいいですね~。
お笑い好きにはたまらない回です。
皆さんがどのツッコミ芸人さんを選ばれるのかが非常に興味があります!
大吉さん、土屋さん、濱家さん、加地Pとでうどんを食べながら熱く語っていて、それを黙って聞いていた加地Pがこの企画をやろうということになったそうです。
さらに、「ボケ代表がどうしてこの2人?」とナイスなツッコミの大吉先生ですが、相方ですからね(笑)。
ちなみに、ホトちゃんが加地Pが「その企画もらった」と言っても、失敗作があると言ってました。それが「あぶら揚げ芸人」。「あぶら揚げ芸人」と「ツッコミ芸人」はさすがにイコールじゃないでしょう。
◆ツッコミ芸人
- 博多大吉さん
- 礼二さん(中川家)
- 土屋伸之さん(ナイツ)
- 小峠英二さん(バイきんぐ)
- 濱家隆一さん(かまいたち)
- 向井慧さん(パンサー)
- 粗品さん(霜降り明星)
◆ボケ芸人
- 博多華丸さん
- 塙宣之さん(ナイツ)
▽目次です▽
- 伊達みきお(サンドウィッチマン)
- ツッコミの手の位置
- 土屋伸之(ナイツ)
- 後藤輝基(フットボールアワー)
- 川西賢志郎(和牛)
- ノブ(千鳥)
- 粗品(霜降り明星)
- 第7世代の期待のツッコミ
- 後藤拓実(四千頭身)
- 善し(COWCOW)
- 橋本直(銀シャリ)
- 田中裕二(爆笑問題)と岡田圭右(ますだおかだ)
- 飯塚悟志(東京03)
伊達みきお(サンドウィッチマン)
- 礼二が選ぶこのツッコミが凄いは「サンドウィッチマン伊達」
- 伊達が凄いのは、無駄のないツッコミ。
- 礼二は逆のタイプで無駄が多いタイプのツッコミ。無駄が多すぎると邪魔になる。自分はちょっとした病気なのでしょうがない。
- 伊達は一言でビシッと言って、ちゃんと笑いになる。
- 伊達のツッコミは自分にない物がイッパイある。魅力的!
- コンビとしての完成度が凄い。声質もピッタリ。(大吉)
- 伊達のツッコミはずっと残る。富澤のボケは消えていく。だからこそ常に新しい状態で笑っていられる。(大吉)
- ツッコミは「うるせーよ」「バーカ」「頭おかしいのか」これぐらいでちょうどいい。あまりツッコミの種類が増えるとボケに意味を持たせてしまう。伊達は「うるせーよ」とツッコむので、ボケからしたら気持ちいい。(塙)
- 最近の漫才師はボケに意味を持たせてしまうツッコミなので、テンポが崩れてしまう。(塙)
- ツッコミからすると、伊達のように短いツッコミをするのは怖い。それなのに一発勝負でズバズバいっているのが凄い。(大吉)
- ツッコミがハマる。絶対外さない。
サンドウィッチマンさんと相思相愛の中川家!
礼二さんは絶対伊達さんって言うと思いました。
でも大抵のお笑い好きな方は伊達さんをあげますよね、きっと。
確かに少ないワードで笑いを取ってますよね。
非常にわかりやすかったです。
ツッコミの手の位置
- 礼二のツッコミで使った手を邪魔にならないように下ろす。そういうタイミングが上手い。(華丸)
- 出たての子は手の動きに無駄が多い。(華丸)
- 面白い漫才師は音を消しても、面白いと教わった。実際やってみると確かにわかる。たぶん面白いこと言ってるな。(大吉)
- 動きはすごく大事。28年やっているがまだ手をどう置いたらいいのか、わからない。(大吉)
手の位置って大事なんですね。
確かにぶらぶらされてても困りますし。変な位置にあると気になりますし。
土屋伸之(ナイツ)
- 大吉が選ぶこのツッコミが凄いは「ナイツ土屋」。
- 精密機械。ナイツはものすごく高度なことを当たり前にやっている。一周二周三周やってるから、もうあまり褒められない。ボケもツッコミも両方の技術が凄い。(大吉)
- 塙の淡々としたボケに、1個ずつツッコむというのは、実は出来そうで出来ないこと。ツッコミも人間なので「もううるさい」ってなってしまうが、土屋はならない。(大吉)
- 塙のボケでひたすら一方的にボケていくパターンがあり、客席に向かって話して、土屋は目も合わせてもらえない。目が合わないのはツッコミも難しい。それでも淡々とツッコんでいく凄さがある。(大吉)
- いろいろやってきて弱点を補うためにこうなった。感情を入れるのがあまり得意ではない。叩くツッコミもしていた。いろいろ試した結果、僕の小ボケとそれに対しての訂正、これをワンセットになるように造っている。(塙)
- 声を張らないツッコミが凄い。最初から最後までずっと同じトーンでツッコミ続けるのはなかなか出来ない。すごい技量。(小峠)
- 土屋はウケてもツッコミを足さない。ウケるとつい足したくなるのにならないのが凄い。さらに相づちで間を調整している。(粗品)
- 土屋はボケに回った時もブレない。歌ネタでずっと淡々と歌っている。一定のリズムを崩さない。(大吉)
漫才協会全員に褒められるより、大吉先生に褒められるのが嬉しい、と言ってました。
土屋さんのほんわかした感じのツッコミには、並々ならぬ努力があったということですね。
ナイツは本当に面白くて大好きです。
ヤホーニュースを初めて見た時の楽しさったらなかったです。
後藤輝基(フットボールアワー)
- 小峠が選ぶこのツッコミが凄いは「フットボールアワー後藤」。
- たとえツッコミが凄い。(小峠)
- 岩尾の「ハゲとるやないか」は何回も見ているのに、絶対に笑ってしまう。岩尾がただ頭を下げるだけで毎回あれだけ笑いを取るのはとんでもないこと!伝統芸能までいっている。(小峠)
- 全ハゲ芸人は後藤の「ハゲとるやないか」を食らいたい。血が出るくらいまでやられたい。(小峠)
- 大きい声を出してそうだが本当は出していない。大きい声に見せるテクニック。首筋で大声を出しているように演出している。(礼二)
- このテクニックを持っているのは中田ボタン師匠と後藤だけ!(礼二)
- 後藤は変化球もストレートもずば抜けている。(塙)
- 隙が無いツッコミ。(礼二)
- 自分の気持ちと心が合っていることを言っているから、見ている方も不自然ではない。後藤は常にお客さんを意識している。(塙)
後藤さんもツッコミ上手いですよね~。
イジられても上手い返しますし、MCをしても上手だし。
小峠さんの「ハゲとるやないか」を食らいたい、は最高でした!
川西賢志郎(和牛)
- 濱家が選ぶこのツッコミが凄いは「和牛 川西」。
- 自分とは真逆のツッコミ。圧縮したビームのような声。心地よいリズム。ノータイムツッコミ。(濱家)
- 川西は自分のキャラが前に出るより、ネタを優先させている。和牛は作品みたいなネタが多いから、それを邪魔しないようにというツッコミ。(礼二)
- あんなに役に入るツッコミってあんまりいない。どこか軸足は自分に置いてツッコんだりするが、川西は役に入り込む。(大吉)
- 粗品と真逆のツッコミ。霜降り明星はせいやだけが役に入る。(塙)
- 自分には出来ないツッコミ。役に入ってツッコむというのはかなりの技術がいる。(粗品)
- 普通は1回くらい自分に戻りたくなるが、川西にはない。(礼二)
濱家さんが凄いと思う人は川西さんか!
同期であり、ライバルでもありますが、いいところをしっかり認めているところがいいですね。
川西さん、照れちゃってるかな?
川西さんはなりきりが素晴らしいですが、マナミちゃんは特に女性人気の高いが高いですよね。
ノブ(千鳥)
- 向井が選ぶこのツッコミが凄いは「千鳥 ノブ」。
- 人にイジられた時や振り回された時のツッコミが最高に面白い。(向井)
- 「クセがスゴイ」という自分のオリジナルワードがある。(向井)
- 1番凄いと思うのは、「大〇〇」。これで笑いの質が2個も3個もあがる。(向井)
- 「大〇〇」は例えツッコミの難しさがいらないことを発明した。シンプルで使いやすいフレーズを発明。(塙)
- 仕組みが単純なため、誰でも真似したくなる。(大吉)
- お笑いでは「オウム返し」はダメと言われているが、ノブは革命を起こした。(華丸)
- テクニックで生まれてきたというのではなく、人間性から生まれた感じがするから共感する。(土屋)
- なんとしてでも大悟を更生させようという気持ちがある。(大吉)
なるほどー!
ノブさんのツッコミは人間性か。
確かにテクニックではないかもしれませんけど、すごく伝わりますよね。
大吉先生の「なんとしてでも大悟を更生させようという気持ちがある。」が最高でした。
千鳥仲良いもんなぁ。
粗品(霜降り明星)
- 土屋が選ぶこのツッコミが凄いは「霜降り明星 粗品」。
- ツッコミの技術がM-1獲った要因。発明。(土屋)
- 初めて見た時、マンガの吹き出しのようなものが見えた。それぐらいわかりやすく見ている人に面白いぞと教えてくれるツッコミ。(土屋)
- 霜降りは世界観がいかついコンビで、最初は向き合って漫才をしていたが、途中から粗品がお客さんとの対話式に変えた。それから漫才がわかりやすくなって、劇場でどんどんウケていった。(濱家)
- ノンスタの石田が言っていたが、霜降りは粗品のフリップ芸の進化版。せいやは動くフリップ。新しい演芸。(大吉)
- シンプルなツッコミに憧れる。自分はそこにたどり着けなかったのでやられた。(土屋)
- 粗品はR-1を取ってて凄いが、せいやも凄い。(大吉)
- ワードのセンスがあるのに、。相方のせいやが凄いというところがツッコミの鏡!(向井)
- 粗品みたいになりたかった。(向井)
粗品さんのシンプルツッコミの手は、人差し指を突き上げたやすしスタイルだったそう。
それだと全然ウケず、考えるとボケへのリスペクトがなかったと、自分が目立ちたいだけというのが出ていたというので、手を今のスタイルのしたと言ってました。
霜降りの2人の空気感がいいですもんね。そういう裏話があったとは。
せいやさんが大吉先生に褒められて嬉しそうな粗品さんでした。
第7世代の期待のツッコミ
- 粗品が選ぶこのツッコミが凄いは「ママタルト檜原」と「ナミダバシ太朗」
- 次世代の面白いなと思うツッコミ。(粗品)
- 1個のネタのボケの事実をわかりやすくお客さんに伝わるまで説明して、最後ちゃんとウケているという構造が理想的。綺麗。(粗品)
全然知らなかったですけど、VTRでは面白かったです。
後藤拓実(四千頭身)
- 大吉が選ぶこのツッコミが凄い若手は「四千頭身 後藤」。
- 初めて見た時衝撃だった。子役からやってたのかなと思うくらい。(大吉)
- ツッコミの間がうまい。
- トリオ漫才の弱点は目が散る。1人余る。その余った人からどうやってお客さんの目をそらせるかが最初の勝負。後藤はボケた相手に対してコンビになる。次はもう1人とコンビ。さらにトリオになったりして、お客さんを飽きさせない。(大吉)
- 後藤の間の上手さをVTRを見てあらためて知った。下手な間のツッコミだとイライアラするが、後藤は上手い。(粗品)
大吉先生に選ばるってすごい!
後藤さんのツッコミって斬新ですもんね。新しい形です。
後藤さんはTwitterで信じられないと驚いてました。
善し(COWCOW)
- 礼二が選ぶこのツッコミが凄いは「COWCOW 善し」。
- 邪魔しない。ツッコミなのにキャラも立っている。多田の相方であれば普通は死んでしまうが、善しは死んでない。(礼二)
- 本当に漫才が上手い。(塙)
- 漫才を上手く見せている若手がいるが、ツッコミは強しかしない。強弱を使い分けないと見ている人がだんだん辛くなってしまう。COWCOWはそれがすごく上手。(塙)
- 劇場ではお客さんの様子を見ながら善しがCOWCOWの漫才の火力を調整している。この息の合わせ方が凄い。(大吉)
COWCOW面白いですよね。
その面白さを上手に引き出しているのが、善しさんなんですね。
礼二さんの説明がしっくりきました。
橋本直(銀シャリ)
- 小峠が選ぶこのツッコミが凄いは「銀シャリ 橋本」。
- 1つのボケに対してのツッコミの多さ。まだ行くかとしつこいくらい行くが、全部が面白い。(小峠)
- それが面白いと思えるのは橋本ぐらい。(小峠)
- 橋本に聞くと、ずっと長いツッコミをしていてお客さんがだんだんハマり出すと、勝手に言葉が出てくると言っていた。(礼二)
- 上手いことを言う時に照れた顔をするのを見ると、許せてしまう。(土屋)
確かに橋本さんはツッコミの数が多いタイプですけど、そのおかげで鰻さんのボケがしっかり生きます。
あれだけの言葉がゾーンに入ると、勝手に言葉って出てくるんですね。
それも凄い。
田中裕二(爆笑問題)と岡田圭右(ますだおかだ)
- ボケの塙が選ぶこのツッコミが凄いは「爆笑問題 田中」と「ますだおかだ 岡田」。
- 岡田はギャグを言うが、邪魔になっていないし、漫才をちゃんと進行している。(塙)
- 確実に笑いを取る。凄い技術。(塙)
- ノリツッコミではトップクラス。(華丸)
- 『クイズ脳ベルSHOW』ではバラエティでは見たことがない大御所が並ぶから、説明書が1つもない。どこに地雷があるかわからないから、毎回命がけでやっていると岡田が話していた。(大吉)
- 『クイズ脳ベルSHOW』で使っている笛は岡田が普段から持っているもの。(礼二)
- 田中はサンドウィッチマンの伊達と一緒でストレートなツッコミ。(塙)
- 太田のボケはわけがわからない。予測不能ばボケへの完璧な対応をしている。(塙)
- 爆笑問題は田中が話を振る。話振ってツッコんで、話を戻して進行をする。「進行」「ツッコミ」「戻し」の3役をやっているがなかなか出来ない。(塙)
- さらにお客さんを引き付ける話術もある。だから太田は1つボケればいい。(塙)
- 田中には憧れる。漫才をやり始めた時、あのスタイルがやりたかった。(礼二)
田中さんも岡田さんもよくわかります。
ますだおかださんはM-1王者ですからね。そりゃ上手いですよ。
田中さんは文句なしに素晴らしいツッコミです。爆笑問題大好きなので、ここで名前が挙がって嬉しかったです。
飯塚悟志(東京03)
- ボケの華丸が選ぶこのツッコミが凄いは「東京03 飯塚」。
- 「お父さん」「もとこ」しか言わないで進行していくコントが凄かった。(華丸)
- よくある感じから流れていくというのがいい。(礼二)
- 東京03のネタの作り方は、1個のボケをどうしても言いたいというのを先に決めて、それに行くためにいろんなものをつけていくらしい。(礼二)
中川家も言いたいボケに行くためにどうしたらええねん、という作り方をしていると言ってました。
ここではコント師登場でしたね。
飯塚さんはもっともっと評価されて欲しいです。本当に素晴らしい!
◆◇◆ ◆◇◆
いや~、本当に面白かったです。
笑わせるには技術が大事ということもしっかり伝わりましたし、どのように凄いのかも理解できました。
まだまだ話は尽きませんでしたので、ぜひ第2弾を!
紹介出来なかったフリップでは、礼二さんは小峠さんを、土屋さんはカミナリのたくみさんを選んでました。
どうしてなのか、気になる~!
◆◇◆ ◆◇◆
ちなみに、土屋さんは大吉先生のことをこう話してました。
「柔らかいツッコミの頂点にいる人。そういう人のエッセンスを勉強した。」
なるほどですね。
マシンガンではないツッコミとしては、大吉先生は良いお手本かも。
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