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『最愛』7話 栞の過去が明らかに!そして衝撃のラストのやるせなさ 犯人は一番怪しくない人なのだろうか?

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『最愛』7話の感想です。

 

今回は前回のラストからより真相に近づくのかと思っていましたが、そうなっちゃったのか…という悲しさが出てきてしまいました。
最悪の負の連鎖を見せつけられた感があります。


▽目次です▽

 

栞の正体

前回のラストで栞と梨央たちと接点があることが判明しましたが、それがどのように梨央への逆恨みに繋がるのかと思っていました。
この段階ですでに逆恨みだと勝手に思ってました。
そして正解。


なるほどというか、あまりにも残酷な過去。
栞がまさか渡辺の魔の手にかかっていたとは…。


明るくて可愛い栞は夢いっぱいだったことでしょう。
過去に梨央との接点で出てきた栞は優しくて美人でキラキラしてました。
合同合宿で他校の女子生徒にまで渡辺は手を出していたのです。


おそらく大麻を嗅がされたか何かで意識が朦朧としている栞。
そこに心配した梨央が駆けつけますが、渡辺に上手く誤魔化されたうえに誰かに呼ばれた梨央は立ち去ってしまいます。
その時の力の入らない栞の指先が梨央に助けを求めようと震えていたのがあまりにも悲しかった。
今回の冒頭で「もしも…」を何度も語っていましたが、本当にあの時渡辺に近づくことがなければ、出会うことがなければ、栞の人生は大きく変わっていたことでしょう。


これで前回なぜ命乞いをしたのかが納得いきました。
彼女は強気の女性ではなく、どこか世捨て人のように心を失っている状態で、さらに暗闇に閉じ込められて恐怖が蘇ったんですね。
そんな気がしました。

 

 

 

衝撃のラスト

梨央に渡辺と栞との真相を語った後、まさかのラストでした。


ここで栞が死んでしまうなんて…。
しかも確実に殺されたのでしょう。

 

その前に梨央が栞に向かって「あなたがあの人を…」と呟きように話し、涙を浮かべて悲しそうな微笑みを浮かべてました。
これは栞が渡辺父を殺したということを意味していたのかなと思ったのですが、もはやそれどころではない展開が…。

 

悪ミッチーな後藤が何やら重たいスーツケースを運んでましたけど、単純に後藤さんというわけではない気がします。
今回の流れでは、真田のペーパーカンパニーの不正の流れで明らかに後藤が怪しさ満点ですけど、はたしてそうなのでしょうか。
別に犯人はいる気がします。

 

そして栞の死。
彼女のここ10年以上の人生は恨みと悲しみと無気力と正義とのバランスで生きてきたのでしょうけど、あまりにも悲しい人生だったように感じます。
あの事件以来、栞は笑ったことはあったのでしょうか。
合宿で見せたような眩しい笑顔で笑ったことはあったのでしょうか。

 

体だけではなく心を殺されてしまった状態だった栞は、そういう感情を失っていたのではないでしょうか。

 

何よりも心を許せる、拠りどころになる人と巡り合えなかったことも、彼女の悲劇に繋がったようにも感じます。
きっと誰にも心を許せなくなったのでしょう。
それが伝わって悲しくなりました。

 

栞は死に間際、何を思ったのでしょう。
「もしも…」だったのでしょうか。

 

渡辺父の尋常ではない息子愛

渡辺父が栞に謝罪でもしてくれていたら、少しは変わっていたのかもしれませんが、息子だけが人生だった渡辺父には届かなかった。

 

しかし、渡辺父はあんなどうしようもない息子にものすごい愛情というか執着を感じました。
それが渡辺父の「最愛」だと言ってしまえばそうなんですけど、被害に遭われた女性たちのことをどう考えていたのでしょう。
すごく納得がいきません。

 

人間は理屈ではなく本能で動くことも多々あるので、息子を思うばかりに気がふれてしまったのかもしれませんが、死んで当然だよねと思われるような人生だったのかと思うとこれもまた悲しい。

 

今回の大ちゃんと梨央

途中までとラストが重たい回でしたが、大ちゃんと梨央の場面は素敵でした。
大ちゃんが会わないと決めた梨央を遭遇した時、優くんが「逃げちゃダメだ」と呼び止めます。


ここで大ちゃんが素直にその言葉に従ったので、梨央とのひと時に繋がりました。
人間素直になるって大事。
本能で惹かれ合っているのだから、気持ちに素直にならないと取り返しがつかなくなりますからね。


優が作ってくれた食事を一緒に食べ、優が気を利かせてお酒を買いに行った後の2人っきり。
ドキドキするような雰囲気の中、コップを倒して床を濡らしてしまう大ちゃん!
単なるアクシデントでしたが、大ちゃんナイス!(笑)←


咄嗟に床をティッシュペーパーで拭く大ちゃんと梨央。
手が触れ合いそうになった瞬間見つめ合う…。


キスするかと思いました。


だけど、思い出し笑いで思いっきり笑う2人がすごくよかった。
こういう時間を少しずつ積み重ねて結ばれるといいのに、と願うばかり。

 

次回の最愛

まずは栞を殺した犯人は誰かという点。
そして、渡辺父を殺した犯人はいぜん不明という点。


渡辺父殺しの犯人は、梨央がもしかして、という感じで栞に呟いてましたけど、栞は犯人ではないでしょう。
他にいると思います。
そもそも栞は渡辺父を殺したって知らなかったですよね?
死んでホッとはしたでしょうけど、殺人を犯すことはないと思っています。


栞の犯人というのであれば、かなり重要な鍵を握っているというか、現在怪しさ100%の後藤が気になります。
今回も加瀬さんが後藤さんと連絡を取ってましたよね。
秘書も絡んでいそうでしたし。


殺人をしたのは他の人のような気がするんですけどどうでしょうね。
もし後藤だった場合は自分では手を下さないでしょうけど、彼だったとした場合、真田カンパニーを守るという一心なので動機は十分です。
栞は後藤の指示でその手下に殺されたのかもしれません。


ただ後藤だと驚きが全然ない(笑)。
「でしょうね」くらい。


あとは怪しい部門担当の藤井刑事(笑)。


こういう場合一番怪しくない人が犯人だというのがセオリーですけど、さすがに加瀬さんではないでしょうから、そうなるとお母さん?
今のところそういう風には見えてませんけど、お母さんの最愛が確実ではないですよね。
目に見える範囲では、梨央のお母さんは会社が最愛と言えば最愛。
これでも十分に動機になります。
また、梨央や優、お兄ちゃんへの深い愛情があれば、それも十分に動機になります。
お母さんの溢れんばかりの愛情はそこまで感じませんけど、今後の展開でいかに大事に思っていたのかが明確になるケースも考えられます。


さて次回はどうストーリーが動くのでしょうか。


▽前回の最愛もどうぞ▽

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