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『激レアさんを連れてきた。』2018年7月30日 中西影仁 似顔絵で世界一!アニマル浜口の弟子だった

2018年7月30日放送の『激レアさんを連れてきた。』です。
プロレスラーを夢見た結果似顔絵の世界王者になった人という、kageさん(中西影仁さん)です。

 

今回は、プロレスラーになりたくてプロレスのレジェンドに弟子入りしてアメリカへ武者修行にも行ったのに、全然関係ない似顔絵の世界チャンピオンになった人、それがkage(カゲ)さんです!


激レアさんらしいぶっ飛んだタイトルの持ち主です(笑)。
今回も裏切らない面白さの予感!


◆ゲスト:竹内涼真さん、光浦靖子さん


▽目次です▽ 

 

若林正恭と弘中綾香アナのオープニング

弘中 私毎回収録前に、プレゼンの流れをおさらいするためのリハーサルをやっているんですけど。
若林 そうですよね。
弘中 実は今日から、若林さん役を(若林さんの)事務所の後輩がやってくださっているんですね。
若林 後輩が!?
弘中 ゴンゴールの氏原さんって言う方…。
若林 (氏原さんの名前を聞いた途端うなだれる)いや、あの…。

(リハーサル風景の写真がアップ)

若林 あ、これリハーサル風景の…。
弘中 はい。ついさっきやったリハーサルなんですけども。
若林 コンゴール氏原、紹介前なんですけど…。(ゲストの)竹内さんの役、あんなガタイのいい人(ADの横川さん)がやっているんですか?
(スタジオ笑い)
若林 (コンゴール氏原さんは)今時代が変わってて、8年ラッパーやってて、お笑い芸人になったらしいよ。
弘中 えー!だから、こういう見た目なんですね!
若林 楽屋で「俺がNO.1だ」みたいなラップのノリを持ち込んじゃって、事務所で嫌われてるんですよ。
弘中 えー!
(アップになった氏原さん苦笑い)


◆kageさんが登場して、若林さんに似顔絵をプレゼント

kage すごく難しかったです。
弘中 書き直しもされたとおっしゃってました。
若林 チャンピオンをもってしても…。
弘中 はい。特徴があまりない顔って難しいんですよね?
kage そんなことはないんですけどね。
弘中 おお…。


若林 ちょ、ちょっと弘中ちゃん。
弘中 あ、ごめんなさい。
若林 kageさん、何も言ってないよ、特徴がないなんて。
弘中 あれ?あれ??台本に書いてあったんですよね…(台本を慌ててめくる)
若林 台本にないだろう!
弘中 あれ?(笑)
若林 本音だろ、あんたの!なにが特徴がないだよ!
弘中 ごめんなさい。
若林 ごめんなさいじゃないわ!(笑)

 

kageさん(中西影仁さん)はこんな方

 

似顔絵で世界チャンピオンになったというkageさん。


番組の冒頭で、若林さんが起業家っぽいとおっしゃってましたが、それ正解です!
kageさんは、本名が中西影仁さんとおっしゃり、カリカチュア・ジャパン株式会社の社長です。
主に、似顔絵を描いてくれる店舗経営をされてます。


kageさんの似顔絵方法は、カリカチュアと呼ばれるもので、人物の特徴を大袈裟に誇張して描く画法になります。
そのカリカチュアを日本に広めたパイオニアなんだとか!


300人のプロカリカチュアリストが似顔絵で競う世界大会で、世界チャンピオンになりました。


似顔絵で世界チャンピオンになって、起業されたんでしょうね。
そのキッカケとなった話が、この日の激レアです!

 

プロレスとの出会い

kageさんの幼い頃からの夢は、プロレスラーになることでした。


ですが、小さい頃は喘息持ちでかなり病弱のため、入院ばかりしていたそうです。
その間は病院内で人間観察をしながらスケッチをしていました。


そんなkage少年は、1冊の本に出会います。
前田日明さんの自伝『パワー・オブ・ドリーム』でした。
前田さんは元々体が細く、たくさん食べてトレーニングをして、今の体を作って強くなったと書いてあり、それに感動したんだそうです。


そして、プロレスラーになる決意を固めます。
すでに絵がすごく上手かったにも関わらず、絵の道ではなく、プロレスラーの道への憧れが強かったのです。


kageさんは本気になってプロレスラーへの夢を追いかけます。
小学生でしたが、前田さんの本に書いてあった前田日明式トレーニングを行い、病弱な体を克服しました!スゴイ!!


小さい体で出来る範囲からトレーニングを行った結果でした。
前田さんはヒンズースクワットを3000回するところ、kage少年は500回を目標にして励みました。
プロレスラーって3000回も行うんですね!
確かに強靭な体になるわけです。


それでも小学生が頑張るのは大変です。
それを乗り越えたのが、「気合」でした。
そして、高校のレスリング部に入部するまでに至ります!

 

気合の伝道師・アニマル浜口さんに弟子入り!浜口京子さんが癒やし!

病弱なkageさんは気合でトレーニングを積み、病気を克服して、高校のレスリング部に入れるまでになりました。
その後、全国大会を目指すもあと一歩というところで、出場を逃し続けてしまいます。


当時、アニマル浜口さんは「燃えてるかー!気合だー!」がキャッチフレーズでした。
kageさんは、自分にはまだまだ気合が足りない…、と感じました。
気合を鍛えるために、なんとアニマル浜口さんに弟子入りをします!
浅草のジムに行って、道場生になったのです。


強い気持ちを持ちたい、気合を入れたい、という思いで過酷なトレーニングに励むkageさん。
辛くて厳しいトレーニングの中、kageさんのオアシスだったのが、浜口京子さん!


紅一点だった京子さんと組み合った時、すごくいい匂いがしたんだそうです。
さすがは女子!
kageさんはその匂いに負けてしまい、京子さんに投げ飛ばされたそうです(笑)。


kageさんと京子さんは同じ年で、当時高校1年生でした。
可愛いエピソードです。
京子さんのお話をされているときのkageさんは、照れてらっしゃいました。


京子さん、強いだけではなく女子なんですね!

 

厳しいプロレスラーへの道だが諦めず!

アニマル浜口さんには、気合の教えがあるそうです。


アニマル浜口直伝「気合の教え3か条」

  1. 熱く燃えて生きる!
  2. 人は生きているのではない、生かされている!
  3. 一瞬に一生を込める!

 

そんな中、kageさんはトレーニングに励むも、全国大会に出られたのはたった1回だけでした。
1回でも十分凄いことだとは思いますが、kageさんの目標はプロレスラーです。


ある時、4回戦で当たった相手が大柄で、1分間で勝負がついてしまったんだそうです。
相手に後ろから持ち上げられ、足が地面についてない状態でした。
悔いが残らない負けっぷりだったとか。


高校3年になり進路を決めなければならない時がきます。
kageさんは自分の心を落ち着かせるために、上手い絵を描いていました。


心の支えとなっている絵を描くということですが、kageさんはプロレスの夢を諦めず、アメリカに武者修行へ向かいます。
アメリカで活躍して、日本へ凱旋しようと決めたのでした。

 

気合と挫折のアメリカ武者修行

アメリカで格闘技の試合に出るには、ジムや団体に所属をしなければなりません。
kageさんは高校でレスリング部のコーチとして働いてました。
ところが、徹底した鬼コーチぶりを発揮してしまい、30人いた部員が1人も来なくなり、挙句にコーチをクビになってしまいます。


また、アメリカの大会に出場していたkageさんですが、なかなか勝つことが出来ませんでした。
その頃、アメリカの別の地域で、強くて元気な日本人レスラーがいるという噂を耳にします。
その日本人レスラーは、なんと須藤元気さんでした!
須藤さんはオール1本勝ちをして優勝しまくっていました。


kageさん曰く、須藤さんを見て、自分はとても敵わないと思ったそうです。


さらに、試合で大怪我までしてしまいました。

 

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いよいよカリカチュアへの道へ!

ある日、レスラーへの道が頓挫したkageさんは、髪の毛を緑に染めて、ショッピングセンターへ向かいます。
そこで人だかりを見つけて近づいてみると、人気の似顔絵店でした。


その似顔絵屋さんは、絵を描くのは早い、話が楽しい、絵は誇張されていて面白い…そんな印象でした。
kageさんは衝撃を受けました。
感銘を受けているkageさんに、似顔絵屋さんは「緑頭の君、描いてみない?」と声を掛けられました。
その似顔絵屋さんはカリカチュアリストのデイヴという人でした。


kageさんはデイヴからカリカチュアを学び、イベントに参加しました。
それは企業のパーティーで、kageさんの似顔絵は大絶賛されたのです!
そこで、自分の絵の才能に気づき、デイヴのお店で働きますが、いつしかそのお店でトップの売り上げになりました。


その後世界大会に出場し、世界第4位のカリカチュアリストのコートに弟子入りをし、さらにカリカチュアの腕を磨いていきます。
kageさんの目指すカリカチュアは、「スゴく誇張しているけど、愛情のある絵」でした。
それを実践されていたのがコートさんだったのです。


kageさんは5年で、2万人の似顔絵を描き続けました。


ちなみに、kageさんはカリカチュアに必要なことは3つあると話してました。

  1. 相手の特徴を捉える観察眼←病室でやっていた人間観察
  2. 相手の特徴は豪快に誇張←プロレス=個性を豪快に魅せる
  3. 一筆入魂の集中力←アニマル浜口の教え「一瞬は一生」

kageさんは振り返ると、自然とそれが身に付いていたことに気がついたのです。

 

kageさん、カリカチュアの世界チャンピオンに!

kageさんが出場したカリカチュアの世界大会は、世界10ヵ国以上から300人以上のプロの似顔絵師が参加します。
大会の期間は4日間で、出場者同士で似顔絵を描きまくり、最後に投票で決定するという決まりです。
投票は自分以外の人に必ずしなければならないルールです。


kageさんは徹夜で描き続け、見事に優勝します。
寝てもいいはずなのですが、なぜか世界2位のグレンをライバル視し、2人で徹夜デスマッチになったんでそうです(笑)。

 

似顔絵世界チャンピオンになったのは、2007年のことでした。


さらに、ニューズウィークの「世界が尊敬する日本人100人」に選出されました。素晴らしいです!

 

アニマル浜口さんがkageさんにメッセージ!

kageさんのレスリングの師匠だったアニマル浜口さんからメッセージがありました。


kageさんと初めて出会った時の印象です。
「意識が高いし、kageちゃんは礼儀正しい。真面目で、純粋、心の清らかさ、そういうところが目につきました。kageちゃんは素晴らしい男です。」

 

夢だったプロレスラーを諦めたことについても話してました。
「諦めたことについては何も思わなかった。
何かで成功してくれればいい。何かで燃えてくれればいい。
プロレスラーになってもいいし、ならなくてもいい。
だけど、カリカチュアで一流になって、日本に帰ってきて、それはそれで一芸に秀でるというか、それでいいと思う。
カリカチュアで世界で一番なんてすぐにはなれないと思う。
よっぽど苦しい毎日の鍛錬で、ここまでになったんだと思う。
kageちゃんには、カリカチュアの道が天命というか、あっていたんだと思う。スゴイと思う。」


アニマル浜口さんの人柄がとてもよく表されている、温かいコメントです。

 


ラベリングは「徹夜マッチなら新日でもチャンピオンになってる人」(激レアさん No.56)でした。

 

そういえば、『水曜日のダウンタウン』でもkageさんのお店が出て来てましたっけ。

 

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