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激レアさんを連れてきた 5月24日 西川悟平 ピアノで強盗を改心させたという嘘のようなお話 後日談にも感動

2021年5月24日放送の『激レアさんを連れてきた。』を見ました。
今回の激レアさんは「自宅に侵入した強盗を溢れる人間愛とピアノの音色で改心させちゃった人、ニシカワさん(西川悟平さん)」です。

 

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もうこれだけで心を鷲掴みにされました!(笑)
どんなエピソードなのかめちゃくちゃ楽しみです。

 

確かに美しい音楽は心安らかになりますし、穏やかな気持ちになりますよね。
なんとなくわかるかもですが、そもそも人の物を盗ろうと思わないので、改心できるかは不明です。 


◆ゲスト

  • 若槻千夏
  • 濱口優(よゐこ)

 
▽目次です▽

 

西川悟平さんはピアニスト

  1. ニシカワさんはピアニスト。
  2. 自宅に強盗が入ったというだけで怖い。ニシカワさん自身も命も危ない絶体絶命のピンチ。
  3. だが、ニシカワさんは物を盗まれることはなかった。
  4. しかも、壊れていたシャワーを強盗が修理してくれた。
  5. ニシカワさんはこんな人⇒①お年寄りに親切、②コンビニで募金、③ホームレスに自宅に戻って布団をプレゼント
  6. 人間愛溢れる人、それがニシカワさん!
  7. 24歳でリンカーンセンターデビューを果たす。カーネギーホールやニューヨーク市長公邸で演奏する世界的なピアニスト。
  8. コンサートでは1曲披露ごとにトークをするスタイル。
  9. トークは20分ほど喋りまくるため、「ピアノ界のさだまさし」という異名がある。

 

 

 

強盗がニシカワさん宅へ突撃!

  1. 今から5年前の2015年1月午後10時のこと。
  2. 当時ニシカワさんはニューヨークのマンハッタン・ソーホーに在住。ビルの最上階に住んでいた。
  3. 向かいのビルには『セックス・アンド・ザ・シティ』の人気女優、サラ・ジェシカ・パーカーが住んでいた高級住宅地。
  4. ニシカワさんの自宅のビルの1階が二重のオートロック。
  5. ところがニシカワさんの自宅はいつも鍵をかけていなかった。「平和ボケしていた」とのこと。
  6. 最上階で、1階は二重ロックのため上がってこないと思っていたというニシカワさん。
  7. 当時、自宅のリビングでくつろいでいたら、玄関がガチャガチャしたかと思ったら、2人組の男が侵入。
  8. 大柄な黒人とラテン系のスリムの男だった。
  9. 黒人がニシカワさんに近づくと、透明な注射器を顔の方に近づけてきた。
  10. ニシカワさんは怖くて、両手をあげた状態。
  11. 注射器も中が何かがわらならないのが余計に怖い。「水かもしれないし、劇薬かもしれない」
  12. もう1人のラテン系の男は、PC、iPad、クレジットカードなどを盗っていた。

 

 

同情しすぎて盗みを許可

  1. 恐怖で頭が真っ白になったニシカワさん。
  2. ところがニシカワさんは「この2人はなぜこんなことをしているんだろう?」とふと思ったという。
  3. ここから2人に質問をしていくニシカワさん。「少し話してもいい?」「名前聞いてもいい?」「こういうことよくするの?」
  4. 黒人が「うるさい!黙ってろ!」と怒鳴る。
  5. それでも質問を続けるニシカワさん。「どんな幼少期を過ごしたんですか?」
  6. ニシカワさんはアメリカ留学での専攻はピアノ。他にも幼児教育、教育心理学、一般心理学も勉強した。
  7. そこで幼少期をどう過ごしたら、こうやって人の物を平気で盗むことになるのだろうと疑問が湧いた。
  8. すると、盗みをしていたラテン系の男が「お前にあの痛みがわかるか!」と言い出した。
  9. ラテン系男は、4歳の時に父親から虐待を受け、母親からも捨てられた。それ以来1人で生きてきた。
  10. それを聞いたニシカワさんは涙腺が大崩壊し、大泣き。
  11. ニシカワさんは4歳くらいの子どもにレッスンもしたことがあり、子どもも大好き。それで哀れみを感じてしまった。
  12. 「うちには大した物はないけど、何でも盗っていいよ」と言ったニシカワさん。⇒同情しすぎて盗みを許可!
  13. 感情移入をしてしまったニシカワさんはさらにこう言った。「よかったらハグしてもいいかい?」→強盗から断られる。「俺に近づくな。俺hは今繊細な気分になっている」
  14. 感情的になった男を見て、また殺されるかも、と恐怖を覚えたというニシカワさん。

 

まさかの日本茶でおもてなし

  1. 号泣しているニシカワさんを見て、「日本人か?」と聞いてきた。
  2. さらに「日本人は他人へのリスペクトがあるから好きだ」とも言ってきた。
  3. ここでニシカワさんは日本人を褒めてくれたので、日本流のおもてなしで応えたいと思った。
  4. そして「美味しい日本茶があるけど、飲みますか?」と提案したニシカワさん。
  5. 強盗たちの返事は「飲む」。
  6. ちょうど京都から美味しい玄米茶を送ってもらっていたため、それでもてなした。
  7. この頃のニューヨークはすごく寒かった。強盗たちはお茶を飲むと落ち着いてしまい、全く帰らず。何杯もおかわりした。
  8. この時身の上話をしたニシカワさん。
  9. ニューヨークへ来た時は6万円の所持金しかなかったバックパッカーだった。夢はピアニストだけど、最近は指の調子も悪くて将来が不安。そんな話をした。
  10. それを聞いた強盗が「1年後は心配してたのがバカバカしいと笑っている日がくる」と言ってくれた。
  11. 日本茶のおかげで仲が深まっていった。
  12. ニシカワさんは人にぶつかって謝られないとムカつくが、すぐに世界中80億人がいて、その80億人分の1の出会いだったんだと思うと腹が立たなくなる性格。

 

 

 

真夜中のコンサートで強盗感動!

  1. 時刻は夜中の4時。
  2. 強盗はカーネギーホールのポスターを見て興奮。「お前カーネギーホールで弾いたのか!すげぇな」と言ってきた。
  3. その頃のニシカワさんはカーネギーホールの小ホールでしかコンサートをしたことがなかったので、「でも小ホールだよ」と話す。
  4. 強盗は小ホールがわからず、そこでリサイタルしてあげたいと思ったというニシカワさん。
  5. 2~3曲弾くつもりだったが、感動した強盗たちのリクエストが止まらず。⇒結果、1時間弾き続ける。
  6. 強盗たちは曲名を知らないので、口ずさんで聞きたい曲を伝えた。


◆強盗たちの主なリクエスト曲

  • ノクターン2番(ショパン)
  • 悲愴2楽章(ベートーヴェン)
  • 「ニューシネマパラダイス」愛のテーマ
  • ハンガリア舞曲5番(ブラームス)
  • エンターテイナー
  • エリーゼのために(ベートーヴェン)など…

 

映画のようなラスト!…感動の奇跡

  1. ラテン系の男がもじもじしながら言ってきた。「今日俺の誕生日なんだ。次の曲はハッピーバースデーをリクエストしていいかい?」
  2. これを聞いたニシカワさんは人間愛が爆発!全力でハッピーバースデーを熱演。
  3. 曲を終わると、強盗たちは「誕生日に演奏をしてもらったのは人生で初めてだ。ありがとう」と涙を流して喜んでくれた。
  4. 強盗たちは改心し、盗んだ品を全部返却。
  5. シャワーを浴びて帰ればとニシカワさんが勧めると、不調だったシャワールームの暖房を修理してくれた。
  6. 実は強盗の靴下が破れていた上にすごく臭かったので、シャワーを勧めたとのこと。
  7. そして、強盗は帰り際に一言。「鍵はちゃんとかけろよ」
  8. ニシカワさんは強盗と2つの約束をした。
  9. 1つは警察には絶対に言わない。その代わり、何か職業に就いて欲しい。
  10. 2つ目は、カーネギーホールの大ホールの舞台に立つのは本当に難しい。大ホールで演奏できる日が来たらVIPの席を招待するから、お互い頑張ろうと言い、黒人男と携帯番号の交換をした。

 

1年後の後日談にまた感動

  1. 強盗事件から1年後。ニシカワさんはカーネギーホール大ホールでの公演が決定。
  2. そこで1通のメールがニシカワさんの元に届く。件名は「まだ僕は招待されていますか?」
  3. 差出人は「DOROBOU」←ニシカワさんが登録していた名前
  4. 受け取ったニシカワさんは怖くなり、カーネギーホールの主催者に連絡。1年前の強盗の話を説明。
  5. 主催者からは、強盗との約束は守れと言われ、本当にVIP席を用意してくれることになった。
  6. カーネギーホールのVIP席はど真ん中のボックスシート。女王陛下や大統領が座る席。
  7. 強盗はスーツを着てやってきた。
  8. その後半年くらいして、強盗から写真が5枚届いた。
  9. 彼らは清掃業をして、お金を貯めて中古車だけど車を買った。その車は「Made in Japan」だからニシカワさんに見せたかったとのこと。


◆◇◆ ◆◇◆


ラベリングは「ピアノが上手な保護観察の人」(激レアさん No.234)でした。


◆◇◆ ◆◇◆


めっちゃいいお話でした!
素晴らしい音楽を聴いて、本当に心が揺さぶられたんでしょうね。
しかも、警察には言わないとの約束の代わりに、ちゃんと就職をしたという男たち。
普通はそれでも挫折してしまってもおかしくなかったでしょうに、ちゃんとまともな生活をしていたというところがこのお話の素晴らしいところ。
アメリカで強盗をするくらいの貧しい男たちですから、這い上がるのは至難の業だったことでしょう。


彼らがしっかりとニシカワさんを覚えていて、本当にカーネギーホールの大ホールで演奏をすることを知ったということは、ニシカワさんの夢が叶うのかどうか気にかけていたという証拠でもあります。


みんながみんな改心できるわけではないですし、美談の話ばかりではないでしょうけど、こういうお話は心に響きます。
思わず涙が出てしまいました。


泥棒を改心させるニシカワさんのピアノを聴いてみたいです。 

 

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