2019年8月3日放送の『激レアさんを連れてきた。』を観ました。
今回の激レアさんは「18歳で交通事故にあって、記憶喪失になり人間の生活習慣全部を忘れてしまったが、奇跡的に社会にカムバックを果たした人、ツボクラさん(坪倉優介さん)」です。
今回の激レアさんは「18歳で交通事故にあって、記憶喪失になり人間の生活習慣全部を忘れてしまったが、奇跡的に社会にカムバックを果たした人、ツボクラさん(坪倉優介さん)」です。
登場時から弘中アナに人間の神秘を体験した激レア体験をした方、とツボクラさんの紹介をしてました。
なんかいろいろ壮絶なイメージがあるんですけど、どういう話なんでしょうか。
弘中アナの説明では、ドラマでは名前が思い出せない、自分が誰かわからないという表現はありますが、言葉もわからず、ツボクラさんはまるで赤ちゃんのようなまっさらな状態だったとのこと。
これは見ごたえありそう。
◆ゲスト
間宮祥太朗さん、生駒里奈さん
間宮祥太朗さん、生駒里奈さん
▽目次です▽
- オープニングトーク テレ朝夏祭り
- ツボクラさんの忘れてしまったこと
- 赤ちゃん状態になったツボクラさんの第2の人生の始まり
- ツボクラさん第2の人生での初食レポ
- 初トイレで幸せを感じるツボクラさん
- さらなる日常生活で大苦戦
- 外の世界で文明の壁にぶち当たる!
- 才能が開花!切り開いた未来!
オープニングトーク テレ朝夏祭り
(テレ朝夏祭りが開催している話から)
弘中 私たちの『激レアさん』が「いきなりステーキ」とコラボをしているということで。スペシャルメニューをだしている
若林 へぇ~。
弘中 知らなかったんですか?
若林 知らなかったですね。
弘中 自分の番組なのに。
若林 やってるっけ?
弘中 そうなんです。「激レア!スパイシーステーキカレー丼」「激レア!スパイシーハンバーグカレー丼」の2つを出してまして。
若林 あ、美味そうじゃん!
弘中 あ、これ食べた時の写真です。
若林 結構活動してんだ。夏祭りに弘中ちゃんが。
弘中 めちゃくちゃしてますよ。
若林 いろんなのを紹介したり?
弘中 もう疲れちゃったもんね。
若林 そういうこと言わないで(笑)。お祭りなんだから。レポートとかして。
弘中 そうなんです。
若林 これは行かなきゃね。美味しかった?
弘中 スパイシーで美味しかったです。
若林 (カレーの映像を見て)美味しそう美味しそう!
弘中ちゃん(笑)。
番組で紹介されたのは2枚目の写真です。
番組で紹介されたのは2枚目の写真です。
弘中ちゃん汗だくになってますね。
一生懸命働いてます!
7月16日の写真アップです。
私はこの2日前に『テレビ千鳥』の「DAIGO'S キッチン」の大悟カレーは食べに行きました♪
実食レポもしてます♪
「DAIGO'S キッチン」の大悟カレーは入場料(サマソニ料)は必要ありませんけど、『激レアさん』のカレーは入場料(サマソニ料)が必要とのこと。
中に入ったついでに食べてみるのはいいかも♪
ツボクラさんの忘れてしまったこと
- 記憶
- 言葉(しゃべれない)
- 食べる
- 眠る
- トイレ
- お風呂
- 文字(書くことも読むこともできない)
- お金(仕組みも含めてわからない)
なるほど。
生活習慣的なことも含めて、全部忘れてしまったんですね。
ここまでの生活概念すらも失ってしまうという記憶喪失は、かなり稀な事とのこと。
そういえば、トイレの生理現象も脳からの指令って聞きますもんね。
そのため重度の認知症になると大変ということをニュースか記事で読んだ事があります。
ツボクラさんの実年齢は48歳だそうですが、18歳で記憶を失くされたので、実質30歳と言ってました。
30歳からの記憶しかないとのこと。
赤ちゃん状態になったツボクラさんの第2の人生の始まり
- 1989年6月5日。大阪芸大1年生の時に、ツボクラさんは交通事故に遭う。バイクとトラックとの衝突。
- 意識不明の重体で、10日間意識不明の状態だった。目立った外傷はなかった。
- 目覚めた時、「無」の状態だった。
- この時のツボクラさんは、人や病院というものを理解できず、なにか「ワーワー」騒ぐ理解出来ない言葉が耳に入ってくるため、怖くて仕方がなかった。
- 病院を退院するも記憶はない状態。お母さんと全て学び直すことになった。
- 日常生活がままならないため、「食べる」ことや「トイレ」などの習慣、「言葉」も覚え直すこととなった。
- 何も概念も記憶もないツボクラさんには「なんかええやん」と「なんか嫌やな」の2択しかなかった。
⑥お母さんは白ごはんを目の前に出したそう。それを見たツボクラさんは、米粒の1粒1粒がうぶいていて、キラキラと輝いて見えたので、「なんてキレイなものなんだ」と思ったそうです。これをどうするんだろう、とドキドキしたとか。
そういう感想になるんですね。
でも、見た事がない食べ物を目にした感想って、そういうものですよね。
それを18歳の男性がごはんに対してそう思うこということが、なるほどなと感じました。
そういう感想になるんですね。
でも、見た事がない食べ物を目にした感想って、そういうものですよね。
それを18歳の男性がごはんに対してそう思うこということが、なるほどなと感じました。
ツボクラさん第2の人生での初食レポ
- 初めて白いご飯を食べた時、「なんかええやん」と思った。
- お母さんが「美味しい?」と聞くと、ツボクラさんは「おいしい」の意味がわからず。口を動かして口に広がる米の味が胸がほんわりとほのかに嬉しくなっていく気持ちから、自然とお母さんのマネをして「おいしい」と素直に言えた。これがごはんの始まり。
- ごはんという「食べる」ことに関してはクリア出来たが、「ごはん」という単語の表現の幅広さに戸惑う。白ごはん、朝ごはん、昼ごはん、晩ごはんという区別が理解出来なかった。
- 朝ごはんにパンが出たり、晩ごはんに焼肉・刺身・サラダが出たり。「白ごはんはどこ?晩ごはんってどんな手強い奴なの?」と感じた。
②の話はものすごく納得がいきました。
ツボクラさんの表現も的確でしたし、若林さんも「すごい食レポ」と褒めてました。
説得力が凄かったです。聴き入っちゃう。
ツボクラさんの食レポを褒める若林さんは、「うまし!とか言ってるヤツ、テレビ出んな!」と某春日さんをイジってました。
愛あるなぁ(笑)。
③④「ごはん=キラキラした白いもの」という定義だったのに、朝昼晩ってどういう意味だと感じたとのこと。
なるほど。
我々はもはや定着しているので疑問に思いませんけど、未知なることに対しての疑問という点では理解出来ます。
「朝ごはん」と言われて出てきたのが、白ごはんではなく混乱したそうです。おそらくパンだったと言ってました。
ツボクラさんが味わった衝撃の味ベスト5
◆ツボクラさんが味わった衝撃の味ベスト5
- 刺身
- アイスキャンディー
- チョコレート
- からし
- 炭酸飲料
3位 チョコレートの感想:外紙を取ると銀色に包まっている板状のもの。これが「チョコレート」なのか。なんてキラキラしているのだろう。銀紙のまま口に入れると、ギシギシバリバリという歯ごたえで、「人間ってなんてものを食べるんだ」という苦痛しかなかった。
キラキラするものを剥いて食べると知って剥くと、中から茶色のものが出てきた。これが本当に食べるものなのか、と疑問に思って口に入れると、ごはんのように噛まなくてもよく、口の中で溶ける!ごはんの美味しさとは違う。美味しいとは違うけど、「すごく幸せ♪」
キラキラするものを剥いて食べると知って剥くと、中から茶色のものが出てきた。これが本当に食べるものなのか、と疑問に思って口に入れると、ごはんのように噛まなくてもよく、口の中で溶ける!ごはんの美味しさとは違う。美味しいとは違うけど、「すごく幸せ♪」
凄い!
若林さんもまたもや完璧な食レポと褒めてました。
チョコレートを初めて口した感動って、こういうことなんでしょうね。忘れちゃってますけど。
1位 刺身の感想:記憶喪失前に1番好きだったメニュー。食べた感想は全然味がしない。お醤油をつけないで食べていた。お母さんからお醤油に付けて食べるように言われ、黒い液体につけて再挑戦。「めっちゃ美味い!」と幸せ状態になった。さらにわさびを出され試してみることに。スカンとくる美味しさのパンチを受けた。「わさびって衝撃的」と感動したので、お皿に乗っているわさびを全部刺身に包んで食べたら、鼻にツララを刺されたように鼻の奥が痛かった。さっきは美味しかったのに。人間ってすごく難しいものをたべていると思った。
最近のブーム、タピオカを初めて飲んだ時の感想はこうでした。
「太いストローだな。がぶ飲みしていいジュースなんだ」と思ったら、勝手にいらんものがドボボボと入ってきた。これを飲んだらいいのかわからなくなり、人間って何て大変なものを飲むんだと思った。
初トイレで幸せを感じるツボクラさん
- 食後に初トイレに行きたくなったツボクラさん。トイレで用を足すという概念がない。
- お母さんにはお腹の辺りが嫌な感じがすると訴える。
- トイレに連れて行かれ、どうしていいのかわからず、1時間かけて用を足した。
- ツボクラさんの初トイレの印象。閉め切った狭い部屋で、今まで見た事がない複雑な形のものがポツンと置かれていた。
- そこに座れと言われたが、どうしたらいいのかわからず。お母さんが呪文を教えてくれた。「うーん」と言って力む(仕草)。
- だんだんとスッキリしていくのを感じたツボクラさん。生き物が出て行った感じ。美味しいとか嬉しいとかとは違う幸せがあった。「トイレありがとう!」
これは凄いですね。
てっきり初トイレは間に合わずに漏れちゃうのかと思ってました。
脳から命令出来るように、お母さんのマネが出来たのが良かったんですね。なるほど!
てっきり初トイレは間に合わずに漏れちゃうのかと思ってました。
脳から命令出来るように、お母さんのマネが出来たのが良かったんですね。なるほど!
トイレでの幸せって普段言わないですけど、ちょっとわかります(笑)。
さらなる日常生活で大苦戦
- お母さんと単語1つ1つをそれが何なのかを学び直した。動作と単語の結びつきを言葉で覚えた。
- 「お風呂」は白い箱に裸で入ることと教わり、お風呂はふわ~んと幸せな気持ちになるところだった。
- ある日のお風呂で「すごく嫌だ」と感じた。お母さんが沸かし忘れていて水風呂だった。手足がガタガタ勝手に動き出し、歯もカタカタいいだす。お風呂は幸せになれるはずと信じて待った。
- そこにお母さんが入って来て水風呂と気づく。「水風呂って何?」と思ったツボクラさん。沸かし直したお風呂はさらなる幸せを感じ、感動した。
- 「眠る」ということも理解出来なかった。眠くもないのに自分から寝るということがわからなかった。寝る=寝落ちの概念しかない。赤ちゃんと一緒。
- 深夜3時に起きて、お母さんに「人はなぜ眠るのか」と疑問を投げかけた。お母さんの答えは「みんな寝るから、うちも寝るの!」。
- ツボクラさんは朝と夜の区別がわからなかった。仕方なく目をつぶって眠るということを覚えていった。
- さらにツボクラさんはいろんな疑問が湧き、おかあさんを困らせます。日常的なことから哲学的なことまで質問をした。「人間は何のために生まれたの?」
バラエティ番組なので面白く話してましたけど、家の人は大変です。
話を聞いていると、本当に大きな赤ちゃん状態なんですよね。
お母さんのありがたみがすごく感じます。母の愛は素晴らしい!!
外の世界で文明の壁にぶち当たる!
- 家での生活は3ヵ月でほぼマスターした。
- お母さんはツボクラさんを大学に復学させることを決断。入学2ヵ月目で事故に遭遇しており、早く復学できるように大学と相談していた。
- また前の環境に置くことで、記憶が呼び戻されたり、いいリハビリになるのではないかという思いがあった。
- クラスメイトが驚いた。理由は事故前と事故後でキャラ変していたから。
- キャラ変前の姿を見たツボクラさんの感想。「なんで一緒にされなきゃいけなんだろう」
- みんなに受け入れてもらいたくて、元の自分に戻ることに必死だった。
- 「お金」というものを学ぶ。お札は「何かあった時にこれを使いなさい」と袋に入れて持たされていたため、魔王のように見えた。
- お札を初めて使ったのがゲームセンター。クレーンゲームに夢中になるもお金がすぐになくなり、どうしてももっとやりたくてお札を出すと、友人が両替機で両替してくれた。たくさんのキラキラが出てきて、「お札ってスゴイんだな」と感じた。
- 「文字」を学ぶ。漢字って難しい。ひらがなはお母さんとマスターしていた。
- 電車に乗るのも苦戦。路線名も駅名も読めない。別の記号としか認識できない。
- ツボクラさんは乗る電車は色で判断。メモと停車駅を毎回顔出しで確認した。間違えて大学ではなく、奈良や神戸に行くこともあった。
- 授業中でも漢字に苦戦。わからない記号を写すため、すごく時間がかかり書き終わらないうちに黒板を消されてしまうこともあった。「人間ってすごい難しいことをやっているんだ」と苦労した。
④事故前はひょうきんで強気でツンツンヘアーでしたが、事故後は大人しく悠然と動くタイプになり、髪型も大人しいめ。
キャラ変のたとえで春日さんが出てました(笑)。
オンバトでの評価3玉で激変したと若林さんが説明してました。それを経ての今のオードリー。
キャラ変のたとえで春日さんが出てました(笑)。
オンバトでの評価3玉で激変したと若林さんが説明してました。それを経ての今のオードリー。
⑩弘中アナも言ってましたけど、外国ではそうですよね。
アルファベットならまだしも、アラビア文字なんてさっぱり。ハングルなんて「?」です。
ツボクラ式お金(小銭)の覚え方
◆穴無し
- 500円:キラ大
- 100円:キラキラ
- 10円:ボロボロ
- 1円:キラ小
◆穴有り
- 50円:キラキラ
- 5円:ボロボロ
◆例:230円
穴無しキラキラ2個 + 穴無しボロボロ3つ
ツボクラさんは色と穴で区別したそうです。
そういうものかもしれません。
自分はどうやって覚えたのか思い出せない(笑)。
才能が開花!切り開いた未来!
- 字は全く覚えておらず、書けなかったが、絵は描けた。
- 美的センスの部分は体が覚えていた。ツボクラさん曰く、見た物をそのままペンで描いたとのこと。
- クラスメイトがいろんなことを教えてくれたというツボクラさん。学校に行けば人間として生きていくことを教えてくれる、これを何と言うのかとクラスメイトに尋ねると、「それが友達やから当たり前やん!」と答えてくれた。
- 友達って心が安心できる言葉だと感じた。
- 大学で7年学び、進路を決めることになる。自分のある力に気づいた。それが色彩感覚。
- 物事を覚えていくときに、それがどんな色なのかと常に注目して記憶と結び付けていた。色を感じる感覚が豊かになっていた。
- この才能を活かすため、染物職人になる。大阪芸大卒業後は今日との染物工房で修行を8年。
- 2005年。ゆうすけ工房を開設。全国各地で200回以上の展示会を行っている。
- 天然の植物だけの生地を染める草木染作家。100%草木染生地は業界ではかなりレアもの。通称「ツボクラカラー」
- 最初は昔の自分に戻らないとともがいていたが、今は新たな自分の人生を大事にしたい。
②当時の課題で描いた「ほおずき」「お餅」の絵が凄すぎました!
今までの話が吹っ飛びます!
上記の漢字が書けないということで、授業のノートを字を見せてくれましたけど、記号と認識しているような書き方でした。
若林さんが「1歳の子が大学入ったようなもんだもんね」と言ってたのが、腑に落ちる書き方だったのですが、絵は凄すぎ。ギャップがありすぎて驚きました。
⑤⑥信号など色で区別することが多く、色で人を動かす力があると気がついたと言ってました。
◆◇◆ ◆◇◆
ラベリングは「食リポの神様」(激レアさん No.104)でした。
穏やかなお人柄と優しそうな雰囲気、柔らかい話し方がとても魅力的なツボクラさんでした。
100%草木染生地を作るというところも、ツボクラさんに合っていると感じます。
楽しく面白く表現されるのが『激レアさん』ですし、それが『激レアさん』の魅力です。
きっと想像以上に大変な思いをされてらっしゃるんだろうなぁと思いました。
草木染を見てみたいですね。
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