妻夫木聡さん主演の『危険なビーナス』第2話を見ました。
ドラマの感想になりますので、ネタバレが出てきます。ご注意ください。
原作を全く知らないでの視聴になるので、登場人物のキャラクターが全くわからない状態なのがいいのかもしれませんけど、めちゃくちゃ面白いです。
もう一気に見たい!(笑)
早く来週人ならないかなぁ…という感じです。
▽目次です▽
前回は登場人物のお披露目回だったと把握
このドラマはとにかく登場人物が多いです。
昔の映画の『犬神家の一族』のような感じでしょうか。
あれもやたらと登場人物が多いですし、怪しい人も満載。
しかも、すんなりと把握できる血縁ではなく、後妻だの養子だのと本当に面倒な人物設定(笑)。
ミステリーの基本といえば基本なんでしょうけど、相関図を手元においておかないと把握できないんじゃないかと思うくらいです。
ところが、今回の2回目は焦点を絞ってきたので、非常にすんなりとストーリーに入り込むことができました。
あっという間の1時間。
早く続きが見たいです(しつこい)。
胡散臭い人① 吉高由里子の矢神楓
今回の胡散臭さの焦点は、吉高由里子さんとディーン・フジオカさんでした。
このドラマでは、さすがに妻夫木聡さん演じる主人公の伯朗が犯人ということはないので、白の彼が中心で、なおかつ彼の目線でドラマを追っていきます。
登場人物が全員怪しいというのは、前回と変わりがありませんけど、その中でも群を抜いて胡散臭いのが、吉高由里子さんが演じるヒロインの楓とディーン・フジオカさん演じる伯朗が敵対視して嫌悪感満載の勇磨でしょう。
ドラマのタイトルどおり『危険なビーナス』である楓ですけど、無邪気で天真爛漫そうに見えて、物凄く頭が切れる様が見てとれます。
原作を読まれている方の感想では、楓は吉高さんに合っていないというのが多く見られますけど、原作を知らない身としては人の心に上手く入り込むことに長けている楓役は、吉高さんに似合っていると感じました。
惹きつけられる魅力を感じます。
そして、時々見せる素の切れ者ぶりの表情にゾクっとします。
「やっぱり伯朗は騙されているんじゃないか…?」と。
この辺のさじ加減というか、キャラクターの良さが吉高さんの持ち味を発揮しているように感じています。
ただ、美女ではないですよね、美女では(笑)。
人を惹きつける魅力の凄まじさを感じますし、好きになってしまうという威力は吉高さんならではですけど、美女ではないです。
とにかく勇敢で洞察力があり、行動力もある。
GPSを付けるなんてすごいよ。
しかも自分では付けないで伯朗に付けさせるという。
上手に人を利用しているのか、天然で任せてしまうタイプなのか、まだまだ把握できません。
胡散臭い人② ディーン・フジオカの矢神勇磨
今回1番クローズアップされていたのがディーン・フジオカさん演じる矢神勇磨。
都内にレストランを複数経営している成功者なだけあって、相当に切れ者であることがわかりますが、性格も超悪い(笑)。
美形の悪って正義だわ(笑)。
めちゃくちゃカッコいいです。
妻夫木さんとの対立も見ようによっては眼福でしょう。見ようによっては(笑)。
その切れ者を勇磨の正体と本音を暴こうとしているのが楓。
同時に楓の正体を突き止めたいのが勇磨。
2人の思惑が交差する中、まんまと楓が落とされたと思いきや、楓の逆転劇に終わります。
…と思ったら、さらに上を読んでいたのが勇磨!
お金の力って凄いわ(←たぶん違うw)
もうラスト数分の展開が驚きの連続でめちゃくちゃ面白かったです。
楓も勇磨もお互いが隠している部分を見つけ出しているところまで、現在のところの勝負はイーブン。
頭脳合戦はどちらに下るのでしょうか。
しかし、貧乏エピソードを仕込んだくだりもすごかったなぁ。
次週の展開はどうなるのか?
ラストに楓が誰かに突き落とされました。
この犯人は、牧雄とは異なるような気がするのですがどうなんでしょう?
牧雄を突き落としたのは本当に財産がらみで、楓を突き落としたのは明人に好意を持っていた百合華だったり。
そう思っていたら、予告ですでにそんな流れが(笑)。
でもそうなるとありがちといえばありがち。
楓の自作自演というのもあり得ます。
そして、美人大好き伯朗さんはどんどん楓に引き付けられていっちゃってます。
明人の嫁ではなく、明人に頼まれた工作員で独身だったという展開だったら、伯朗も報われるけどそのあたりもどうなんでしょうね?
それと明人はいつ登場するのでしょうか。
生きていると思うんですけど。
来週も楽しみです!
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