2021年6月18日放送の『水曜日のダウンタウン』を見ました。
今回はおいでやすこがをフィーチャーした回です。
2020年のM-1準優勝でブレイク中のおいでやすこがの2人。
コンビで42歳、メガネ、おじさん芸人。
そのおじさん2人のシンデレラストーリーで、コンビ結成までの軌跡を振り返っています。
ちょっと黄金列伝っぽい感じでした。
冒頭では、2020年のM-1前までは「こがけん」で検索すると「小型犬ではありませんか?」と表示されていたと言ってました。
それがこがけんで一発検索!
見れてよかった!
▽目次です▽
- おいでやす小田の振り返り①
- おいでやす小田の振り返り②
- こがけんの振り返り①
- こがけんの振り返り②
- レイザーラモンRGから見たこがけん
- おいでやすこが誕生!
- レイザーラモンRGと見取り図の話
- おいでやすこがの奥様のメッセージ
おいでやす小田の振り返り①
- おいでやす小田はダウンタウンに憧れ、大学を3年で中退⇒NSCに入学。
- 同期はピン芸人豊作世代。友近、ムーディ勝山、三浦マイルド、とにかく明るい安村、ガリガリガリクソン
- 20代前半は年表を自分で作る⇒20代前半で冠番組、27歳で大阪から上京、豪邸の間取り、そんなことを自作していた。
- モンスターエンジン西森とコンビを組んでいた。「蛇腹」というコンビ名。
- 小田の元相方、モンスターエンジン西森の話:だいぶ気持ち悪かった。見た目が変だった。パンタロンに下駄を履き、70年代の吉田拓郎みたいな長髪。当時はずっとイジっていた。
- 小田はイジりにツッコまず、無視していたという。「松本人志になれると思っていたので、この天才をなにイジってんねん」と思っていたという小田。
- 蛇腹の評判は上々だったが、結成1年半で解散。
- 解散を言い出したのは小田。その理由:初めて自分より面白い人と思ったのが西森。評価が高かったのは西森の手腕のおかげ。
- それが嫌だったという。嫉妬というよりも売れたとしても、自分がどれほどのものかわからない。自分がどのくらいかを知りたかった。
- その後、小田は土瓶を結成。ネタも小田が作成。
- 1番長いコンビで4年半続いたが、何も上手くいかなかった。劇場のオーディションも月1程度しか受からない。やってないのと一緒。
- 土瓶の相方は吉本新喜劇の奥重敦史。
- この時にやった「小田の靴下を伸ばす」ネタが大声ツッコミの原型だったのではないか、と奥重は語る。これが唯一ウケたネタ。
- 奥重はめちゃくちゃウケてたのに、その後やらなかった。⇒小田としてはふざけてやっているだけ。プロの場でやることではないという認識だった。
- 唯一ウケたネタを封印したためか、4年半で解散。
- その後2回組んだ小田は、その相手と上手くいかなかった。ネタ合わせをドタキャンされることも。相手が悪いのではなく、「僕って魅力ないんやな」と小田は感じた。
- 人のせいにばかりしてきた小田は、誰かと組むのは一生やめようと決意。
- 30歳でピン芸人へ転向。
おいでやす小田の振り返り②
- 芸歴10年の小田には後輩が台頭。劇場のオーディションのMCもかまいたちや天竺鼠などの後輩が担当。
- オーディションでスベる小田は、かつての大声ネタを思い出す。
- そこでそれをやることに!「今更何してんの?」と言われてもいい。
- 大声ネタで笑いが起こる。「1人で笑いを取ったのはめっちゃ嬉しかった」という小田。
- 周りからはなんでもっと早くやらなかったのかと言われたという。
- 大声ネタ解禁により、劇場のレギュラーメンバーにも選出。
- 関西の朝の情報番組で初レギュラーを獲得。2012年6月4日が初登場。
- 『R-1ぐらんぷり』には2010~15年まで毎年準決勝進出。
- 2016年に初のR-1決勝へ。しかし同じブロックにはハリウッドザコシショウが!ザコシが尋常じゃない大ウケで初優勝。
- 2017年の決勝では、アキラ100%が大ウケで優勝。
- その後も優勝には恵まれず。辞めようとは何度も思った。1人でやっているため、すぐ辞めれる。
- 2016年のR-1で優勝できなかったら辞めると奥様にも言っていた。奥様は「やりたいこと出来ているだけ幸せ」だと支え続ける。
- 小田のネタが面白いと鶴瓶や斎藤工から言われる。⇒それなのにブレイクできない小田。
- 2020年R-1ぐらんぷりの決勝での一般の票も小田は0ポイントに。⇒一般ウケするには何かが足りなかった。
- 小田曰く「人気はずっとない」
- 2012年に好きな芸人ランキングと一緒に嫌いな芸人ランキングがあった。1位はななまがり森下、2位小田、3位ななまがり初瀬。
- 裸とか白塗りとかなにか大道芸的なことをやろうかと模索したこともある。
こがけんの振り返り①
- こがけんは福岡の進学校・偏差値70の明善高校へ。→慶応義塾大学→一流企業へ就職という予定のエリート人生だった。
- 就職で受けた企業は大手ばかり。博報堂、電通、味の素など。
- 三次面接まで進んだ会社もあったが、友人からお笑いをやらないかと誘われる。⇒その友人とコンビ、マスターピースを結成!
- 親に芸人になることを言っていない芸人が、親に報告するドキュメンタリーがあった。⇒親に知られたくないので断ったこがけん。
- ここでこがけんはこの企画を断るヤツは結局続かないだろうとなり、解散して辞めた。わずか4ヵ月で引退。
- 結局就職したこがけん。和食居酒屋「都夏(つげ)」で板前になり、5年間修行。「手に職をつけたかった」
- 都夏の元上司・片岡さんの話:真面目にやっていた。包丁使いとかすごく上手くなった。センスはあると思う。
- 板前修業の時は、板前の仕事はもちろん1番下っ端の仕事もしないといけない。ベッドで寝た事がないほど忙しかった。
- 5年経ってこがけんは「食べる方が好き」と気づく。⇒芸人に戻りたくなった。29歳。
- 不安はあった。現在結婚した奥様と付き合っていてそのことを告白。辞めておいた方がいいと言われたらやめるつもりだったが、「やった方がいい。芸人の方が向いてると思う」と言ってくれた。
- 当時の奥様の心境:板前時代は寝る間も惜しんで必死に取り組んでいました。そのがんばりもずっと見ていました。けれど限界を感じて挫折して、これからどう生きようか悩んでそうやって出した答えが「もう1度お笑いをやりたい」。本人が決めた道なのだからと思い、いけいけ、やれやれとしか思いませんでした。
- こがけんは2008年にワンドロップというコンビを結成。当時はコントがメイン。
- こがけんは千原ジュニアの料理番でもあり、なにかあればジュニアの家で料理を作っていた。⇒こがけんの大恩人!
- みんなでカラオケに行くと、洋楽を原曲に忠実に歌っていたら、ジュニアが面白いと言ってくれた。⇒これがキッカケでジュニア推薦で松本人志の番組に出演決定!
- コンビで歌ネタをするも、相方は歌ネタはやりたくなかったらしい。それを後日こがけんが知る。⇒それでコンビ解散!
こがけんの振り返り②
- ピン芸人後も仕事のメインはビル清掃のアルバイト。
- 芸人の収入は年収10万円ちょっと。テレビにも呼ばれず全く売れてなかった。
- 15年つきあった彼女と2016年に結婚。
- こがは歌に特化して自分の得意なところでやっていて、これで売れないならしょうがない。とにかく引っ掛かるまで続けるしかないと思っていた。
- こがけんの奥様:出会った時からいつも想像の中の見えないお客さんに向かって、部屋の中で歌って踊っているような人でした。こんなに面白い人には出会ったことがない。何らかの形で必ず世に出る人だと思っていました。
レイザーラモンRGから見たこがけん
- レイザーラモンRGの話:超難しいことしてる。サザエさんのメロディに全く違う洋楽っぽいメロディつけるとか。あいつ慶應出身だから英語もちゃんとしてるので、ちゃんと英語の歌詞つけて歌って入れてる。音程もちゃんと安定させて、歌詞も入れて歌っていて、スゲェことしてるのになってずっと思っていた。テクニカルすぎて、それが伝わってないという気はずっとしていた。もったいない!
- 2019年R-1に初めて決勝進出するも、敗退。「こんだけのもの作ったのに突き抜けないですね」とこがけんが言ったいたが、こがけんの笑いを好きな人たちがもうすぐ現れるから、そのままでいいんだよって気持ちでいたというRG。
- こがけんは大きな声を出してもあんまり通らない。抜けのいい大声でツッコめるのはやっぱりいい。
おいでやすこが誕生!
- 面白いのに何かが足りない小田とこがけん。
- 小田にとってのこがけんは、東西に分かれていたので舞台も違う後輩のピン芸人という認識。
- こがけんも小田は関西でやっていたというが、全然知らなかった。「R-1でしか出てこない人」
- 接点が全くない2人が出会ったのは、2019年の大宮の劇場。
- ピン芸人にツッコミ芸人がツッコむという企画があった。「大宮ツッコミNo.1選手権 第1回グランドチャンピオン大会」
- 劇場収容人数が141人に対して、当日は15~20人の入りだった。
- このイベントにボケ側にこがけん、ツッコミ側に小田がいた。
- 誰が誰にツッコむかはくじ引き抽選。小田が引いたくじには「こがけん」の名前が!2人で初めて舞台に。
- この時スゴイウケたという小田、ネタの相性がものすごく良いと感じたという。
- この日の夜のことを小田の奥様はよく覚えているとのこと。大ウケして楽しそうだった。
- 小田は2019年のM-1に誰とユニットを組もうか悩んでいると、奥様が「こが君と出たら?」と提案。⇒おいでやすこが誕生!
- 2020年M-1準優勝をし、想像以上の大ブレイク!
- 地味な小田にポップな歌ネタのこが。こがけんの歌ネタをわかりやすくする大きなツッコミの小田。⇒足りない部分を補い、得意な部分が掛け算に!
レイザーラモンRGと見取り図の話
- レイザーラモンRGの話:芸人に相当夢を見せたと思う。おいでやすこがは。ピン芸人2人がユニットを組んで、すごいウケて、メディアに引っ張りだこ。芸人に本当に夢見せてくれた2人なんで、苦労して面白くてずっとネタ作り続けてきたやつには「こんな夢が待っているぞ」ともっと見せて欲しい。芸人をの「諦めなくてよかった」を1番体現している2人なので。おいでやすこがの躍進はかなりのお笑い革命だと僕は思っている。
- 見取り図・盛山:ユニットでM-1決勝行っただけでもすごいのに、準優勝している。これからのお笑いの生態系が変わっていく。「実際キングコングコントもルール変わった」⇒ユニットも可に変更。
おいでやすこがの奥様のメッセージ
◆こがけんの奥様より
・奥様は芸人こがけんをどう思われていたか?
起用で要領が良い、恵まれたタイプのように見えますが、側で見ているとすごく不器用でストイックで苦労も多い。
でもみんながキラキラと笑顔になれるエンターテインメントな瞬間をひたすら夢見ている。
今の彼は努力の賜物です。
・ブレイクしているご主人へメッセージ
今を楽しんで!
◆おいでやす小田の奥様より
・奥様は芸人おいでやす小田をどう思われていたか?
私が一貫してお答えしていることは、初めて見た時から「世に出れる」と思ったということ。
理由は売れてなくても、売れているかのような自信に満ち溢れていたから。
よちゃんは「楽しかった」「楽しい」という仕事では、常に結果を残してきていて、私は必ず今日のライブが楽しかったかどうか尋ねます。
自分らしくやれる時がよちゃんが輝く時だと思っています。
・ブレイクしているご主人へメッセージ
洗濯の洗剤、粉のやつ嫌!
溶けへんから液体に変えて!お願い!
予想外のボケにスタジオ騒然。
「スベり妻」の異名まで誕生。
◆◇◆ ◆◇◆
前回の見取り図を見損ねてしまったのが悔やまれます。
今回は無事視聴することができました。
売れていない芸人さんがブレイクしていくという話はいいですね。
おいでやすこがといい、錦鯉といい、芸人に勇気を与えたコンビでしょう。
その一方で、夢破れて次のステージ行くことも決してカッコ悪いことではないですし、それも潔くていいと思います。
どちらの人生でも振り返った時に、楽しい人生だったなと思えるのが1番いいですよね。
RGさんと奥様のお話が感動でした。
「僕なんかのイベントにずっと来てくれたのはこがけんだけなんですよ、マジで」というRGさん。
すごく可愛がっているんだなと感じました。
これからも先輩・後輩仲良く!
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