2018年8月30日放送の『プレバト才能ランキング』のまとめで、「俳句・水彩画」の査定でした。
東国原英夫さんが永世名人の道に挑戦でした」。
今回はジャニーズの皆さんが出ていないんですね。
水彩画ではしずちゃんが名人かかってます!
足踏みが続いてますけど、水彩画での初名人が誕生するか、という回でした。
東国原さんは盗作疑惑後の通常回になりますが、精神が安定しているのかも見ものです!
俳句の査定ランキング
◆俳句のお題:夏休みの終わり
◆査定される人
渡辺えりさん、加藤一二三さん、西川貴教さん、武井壮さん、白鳥久美子さん(たんぽぽ)
永世名人への道 東国原英夫さん
名人5段 村上健志さん(フルーツポンチ)
◆俳句の先生 夏井いつき先生
最下位5位(才能なし)「加藤一二三」37点
江ノ電に
夏のりて見る
海景色
(江ノ電に乗ったことがあって、夏だから海景色も一際いいなぁという感じで詠んだ句)
◆夏井先生の添削後
江ノ電の
夏よ対局
なき日々よ
◆夏井先生の添削
あまりにもいらない言葉が多い句。「のりて」「海景色」「見る」はいらない。残るのは「江ノ電」「夏」だけ。作者がわかったので、こういう句に出来るというのをやってみる。
4位(凡人)「西川貴教」50点
近江富士
鮎の友釣り
里帰り
(海の景色。おじいちゃんの時には鮎の友釣りが出来たが、環境が変わってしまったという憂う気持ちを込めて、地元でイベントを毎年9月に…(笑))←告知は浜ちゃんに遮られてましたw
◆夏井先生の添削後
近江富士
過ぎ鮎釣りの
川を過ぎ
◆夏井先生の添削
「近江富士」「鮎」の取り合わせはいい。名詞でブツブツと三段切れになっている。あえて切れを作らないことも大事。
◆ここがポイント!
内容に合わせた切れ
3位(才能アリ)「武井壮」70点
夏逝くや
離郷の尾灯
連なりて
(夏も終わりに近づいて故郷から帰る道すがらテールランプが連なって、夏の終わりをしんみりと感じる、という句)
◆夏井先生の添削後
行く夏や
離郷のテール
ランプの列
◆夏井先生の添削
安定感があって、手堅い作り方をしている。中七の言葉選びが上手い。「逝」「離」のイメージが近いので勿体ない。「連なりて」は説明っぽい。
◆ここがポイント!
イメージが近い言葉に注意
2位(才能アリ)「白鳥久美子(たんぽぽ)」70点
発車ベル
秋風めくる
参考書
(夏休みの終わりというと、受験生の時を思い出した。夏休みが終わると本気で「もう時間がないな」と焦っていた気持ちを思い出した句)
◆夏井先生の添削後
参考書
手に秋風の
発車ベル
◆夏井先生の添削
2位と3位は同じ70点だが、「発車ベル」「秋」「参考書」の3つの言葉がそれぞれいい距離でとりあわせられているということ。これが微量で2位にしてもいいかなと判断した。ほんの小さなオリジナリティをどこで確保するか、というのは俳句ではとても大きな問題になる。
「めくる」はポエムっぽい。手元から始めるといい。
1位(才能アリ)「渡辺えり」71点
生きる人も死んだ人も
宿題かかえ
走る江ノ電
(お盆も終わって、夏休みも終わって、遊んで帰ってきた子供たちは一夜漬けで宿題をやったりする。戦争で亡くなった人、いろんな思いで亡くなった人もまだ平和は遠い。いろんな宿題を抱えて亡くなった人も江ノ電に乗っているかもしれない。生きている人も亡くなった人も境がないように見える夕方の空気、それが夏の終わりの感覚という句)
◆夏井先生の添削後
添削なし
◆夏井先生の添削
自由律俳句、五七五ではない、季語もない、これがなぜ難しいか。内容に合うリズムを探さないといけない。季語の代わる詩の核をゼロから作らないといけない。これを読むと詩の核はしっかりある。評価せざるを得ない。どこにも夕暮れという言葉はないが、夕暮れの光景が浮かんできた。
こういう句はそんなに好きではありませんが、才能があるものは「ある」とはっきり言わないといけない。
今まで渡辺さんの句については、「俳句ではなくあなたの舞台で勝手にやってください」とずっと言ってきましたが、これが舞台になるんなら、金払って観に行きます!
◆順位まとめ◆
1位(才能アリ)「渡辺えり」71点
2位(才能アリ)「白鳥久美子(たんぽぽ)」70点
3位(才能アリ)「武井壮」70点
4位(凡人)「西川貴教」50点
最下位5位(才能なし)「加藤一二三」37点
特待生昇格試験
名人5段「村上健志」1ランク昇格⇒【名人6段】
八月の
海を置き去る
バイクかな
(季語の世界では「八月」は秋、八月が持っている夏のイメージとか、夏の名残惜しさは「八月」にある。八月の海をバイクが関係なく置き去っていく。夏の「あ~もう本当に終わってしまうんだな」いう感じを重ねた句)
◆夏井先生の添削後
添削なし
◆昇格試験のポイント
「置き去る」と「かな」の関係←「かな」を理解している
「かな」は単なる詠嘆ではなく、判断の揺らぎを相手に託すというニュアンスがあり、それが表現出来ている。
名人の風格が立ち上ってきた。
◆ここがポイント!
八月という季語
永世名人への道「東国原英夫」⇒1つ前進!
草茂る
洞窟のこと
他言せず
(少年の頃、うっそうと茂る草むらの中に洞窟を見つけたが誰にも言わなかった。洞窟に何があったのか、何が起こったのかを読者に想像してもらう。「他言せず」は強い口調を出したかった。「草茂る」「洞窟」は平凡なので、どう処理するかが問題だった。散文的だけどチャレンジした)
◆夏井先生の添削後
添削なし
◆昇格試験のポイント
中七「こと」←あえて語らないということを表現出来ている
洞窟で何か事件が起こったことはわかる。
夏草の茂みを見るたびに、あの日のことがありありと蘇る。
力のある作品。
水彩画の査定ランキング
◆査定される人
渡辺えりさん、岩永徹也さん、小倉久寛さん、川村エミコさん(たんぽぽ)
特待生1級 しずちゃん(南海キャンディーズ)
◆水彩画の先生 野村重存先生
最下位4位(才能ナシ)「渡辺えり」10点
◆作品タイトル「ザ・スズナリ」
ザ・スズナリ(下北沢の劇場)
◆野村先生の評価
心に浮かんだ風景(心象風景)はいいが、絵に描くので、何が描かれているのか見る人に伝わることが大事。
◆野村先生のお手本ありました。
心象風景バージョンとリアル風景バージョンの2種類も描いてくれてます!
3位(凡人)「川村エミコ(たんぽぽ)」19点
◆作品タイトル「緑の中でウエディング」
八芳園(港区白金台)
◆野村先生の評価
木や森や葉っぱは良く描けている。石灯籠が曲がって見えて、倒れそうに見えるのは不自然。
◆野村先生のお手本ありました。
凄すぎました!花嫁さんも綺麗!!
2位(才能アリ)「岩永徹也」25点
◆作品タイトル「不思議の国のベニス」
ラ・ヴィータ(目黒区自由が丘)
◆野村先生の評価
ちゃんと自然に建っているのはいい。
◆野村先生のお手本ありました。
凄すぎます!
1位(才能アリ)「小倉久寛」30点⇒特待生昇格!
◆作品タイトル「世田谷に向かって走れ」
路面電車・世田谷線(世田谷区)
◆野村先生の評価
絵の具使いが上手、電車の光・影も自然な感じ。素晴らしい!ぜひ特待生に!欠点なんかない。満点でした!
◆お手本なし!
◆順位まとめ◆
1位(才能アリ)「小倉久寛」30点⇒特待生昇格!
2位(才能アリ)「岩永徹也」25点
3位(凡人)「川村エミコ(たんぽぽ)」19点
最下位4位(才能ナシ)「渡辺えり」10点
特待生1級「しずちゃん」1ランク昇格!⇒【名人初段】
◆お題「朝比奈切通し」
◆作品タイトル「続く道」
◆野村先生の評価
緑の表現が見事!これは格段の進歩。色の変化もよく出ている。
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