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『プレバト!!』まとめ 2019年2月7日 「俳句・消しゴムはんこ」ついに中田喜子が女性初名人!?くっきーがいきなり特待生!

2019年2月7日放送の『プレバト才能ランキング』で、「俳句・消しゴムはんこ」の査定でした。

 

俳句は久しぶりにフジモンさんが登場。
永世名人へ一歩前進なるのかどうか。
また中田喜子さんが初の女性名人になれるのか?3回とも現状維持が続いてます。


そして、「消しゴムはんこ」では、アーティスティックなくっきーさんが登場。
特待生に期待が掛かります。 

 


◆俳句のお題:「梅と公衆電話」

 

◆査定される人
熊谷真実さん、三山ひろしさん、丘みどりさん、馬場典子さん、武井壮さん

 

名人10段 藤本敏史さん(FUJIWARA)
特待生1級 中田喜子さん


◆俳句の先生 夏井いつき先生

 

俳句の査定ランキング

最下位5位(才能なし)「丘みどり」35点

梅の香を
 漂流電話で
    天(そら)の母

(漂流ポストという震災で亡くなった人への手紙を預かるポスト。それを漂流電話と言葉を作って詠んだ句)


◆夏井先生の添削後

漂流電話
 あらば母へと
    梅の香を


◆夏井先生の添削

漂流電話というのがあったとしたらが言いたのであれば、それを言わないとわからない。「漂流電話」で亡くなっていることは想像できるため、「天に」はいらない。
心根は悪くない。足りないのは言葉だけ。

 

4位(凡人)「熊谷真実」60点

母想う
 受話器の先の
     梅の花


(今公衆電話で話すことはないが、受話器といえば公衆電話か家の電話しかない。公衆電話を受話器に置き換えた。電話しようかなと思ったら、梅の花が咲いていた。故郷の梅の花も綺麗だろうと思い出しながら、お母さんに電話をしようと思う、という句)


◆夏井先生の添削後

母よ母よ
 受話器の先の
     梅の花


望郷や
 受話器の先の
     梅の花


◆夏井先生の添削

母を詠むことが悪いことではない。母想う気持ちを詠みたかったらいくらでも詠めばいい。ただ「想う」とストレートに言うのが下手くそ。中七下五の表現には工夫がある。「受話器の先の」はなんだろうと思うと、「梅の花」というのがいい。「想う」がいらない。どうしても母と言いたいのであれば、「母よ母よ」とストレートによびかけてもいい。光景を変えるのであれば、「望郷や」と強調してみる。「郷」に場所のイメージが出てくる。


◆ここがポイント!

想うは要注意

 

3位(凡人)「三山ひろし」65点

10円の
 望郷流す
   春の雷

(上京後の気持ち。電話ボックスの中には故郷がある。10円払えば故郷があるんですけど、お金を入れて電話しようと声を聞こうとしたその時に、春の嵐、春の雷、雨が望郷の念を流してくれる。お前もそんな事じゃいかんよ、もうちょっと頑張れよ、という望郷の一句)


◆夏井先生の添削後

10円の望郷
 受話器置く
     春雷


◆夏井先生の添削

「10円の望郷」がいい。詩心がある。俳句は漢数字が多いがあえてやっているのがいい。1点目の問題が「流す」、何を流すのかが曖昧。季語「春の雷」の考えに問題がある。夏の雷ほど激しさがない。「春の雷」で喝を入れるのであれば、「激し」ぐらい言わないとわからない。若い世代は公衆電話が通じなくなっているので、それを書く必要がある。
詩心があるので、俳句をもうちょっとだけ勉強しましょう。

 

◆ここがポイント!

季語が持つ意味

 

2位(才能アリ)「武井壮」70点

戦陣の
 交わるごとき
     梅二色

(公衆電話の中にいる気持ちで。外の白い梅と紅い梅がちょっとずつ交じり始めて、季節も変わり始めて。昔の戦の陣が交わって戦い始めたような景色だなぁと思う気持ちを詠んだ句)


◆夏井先生の添削後

戦陣のごとし
   白梅追い
      紅梅


◆夏井先生の添削

梅の花の遅速、「戦陣」という比喩で表している。発想にオリジナリティがある。いきなり「戦陣」から始まるところもある種の意外性がある。最後に梅がちゃんと比喩の対象として出て来る。語順もいい。
ここから上にいくためのアドバイスは、上五中七が全部比喩として使われている。最後の「梅二色」よりは「紅梅」「白梅」とした方がいろとしての印象が読む人の脳にポンポンと出る。「紅梅」「白梅」を入れるにはどこかを削る必要があり、「交わる」を削る。
「白梅追い」「紅梅」とすると、白と紅がちゃんと早い遅い、後から紅が押し寄せてくる。字の印象はやはり強い。


◆ここがポイント!

映像を鮮明に。

 

1位(才能アリ)「馬場典子」73点

大槌の
 風の電話や
    梅一輪

(最近街で電話ボックスをみない。兼題の写真を見て一番に思い出したのが岩手県大槌町に「風の電話」という電話線の繋がっていない電話ボックスがある。いろんなことを自由に話せる、語りかけられる電話がある。その電話ボックスが頭から離れなくなって詠んだ句)

 

◆夏井先生の添削後

添削なし


◆夏井先生の添削

今回驚いた。1位と最下位の言いたいことがかなり似ている。思いは一緒なのに言葉選びで、これだけ伝わるものと伝わらないものになる見本のような回。「大槌」という地名で震災を思い浮かべる人がたくさんいる。「風の電話」ときたら、あの思いのこもったあの電話だとわかる。上五中七だけで、作者の伝えたい思いはまっすぐに伝わる。「風の電話」を設置した人の思い、ここを訪れる人の祈り、作者自身の伝えたいこと、全部が入ってくる。「梅一輪」がいい。梅がやっと咲いた、まだまだ一輪だけど心をいやす春の訪れと呼びかける優しい終わり方。
「梅一輪」と決まった形の置き方ではあるが、「大槌」「風の電話」と取り合わさることで、新しい気持ちの伝え方になっている。

 

 

◆順位まとめ◆
1位(才能アリ)「馬場典子」73点
2位(才能アリ)「武井壮」70点
3位(凡人)「三山ひろし」65点
4位(凡人)「熊谷真実」60点
最下位5位(才能なし)「丘みどり」35点

 

 

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特待生昇格試験

特待生1級「中田喜子 1ランク昇格!⇒【名人初段】

梅東風や
 受話器の底に
    母国あり

(中国から日本へ留学しに来た子どもが、久しぶりに家に電話をしている、という句)


◆夏井先生の添削後

添削なし


◆昇格試験のポイント
「母国あり」の語順←意志のある選択

作家としての確固たる意志を持って、言葉をそれぞれ選んでいるのがよくわかる。王道の型。基本中の基本の型をしっかり押さえている。「受話器の底に」「ある母国」だと思った。その方が据わりがいい。ただ暗いイメージになる。受話器の向こうに母国があるけれど、なかなか帰れないというイメージになる。「母国あり」にしているのは季語の「梅東風」。この季語と取り合わせると、空気が変わる。母国から吹いてくる東の風が今この日本の梅を咲かせてくれるんだ、と読み手は確実に辿り着く。その先に中国からの留学生かも、と私も読んだ。
思い通りのところに全部引っ張ってくる、お見事でした!

 

 

永世名人への道

永世名人への道「藤本敏史(FUJIWARA)」現状維持

村営バス
 逃して不意に
     探梅行

(「探梅行」は早咲きの梅を探すという季語。田舎のバスは本数が少ない。乗ろうと思っていたバスを乗り遅れてしまって、次まで時間があるな、じゃあちょっと歩こうかなと思って歩いているうちに、道すがらいつの間にか梅を探している自分がいた、という句)


◆夏井先生の添削後

村営バス
 逃してくてく
     探梅行

 

◆昇格試験のポイント
「不意に」←ゆるい

面白い季語を調べている。「村営バス」という設定がいい。もったいないのが「不意に」。その上の「て」もいらないので4音空く。なんとでもできる。1人でバスを待っていたら「1人の」、5人なら「五人の」、歩き出したなら「てくてく」。4音で自分らしさやその時の状況を生々しく書ける。
「不意に」で出来た気になっているのが、ゆるい。
(フジモンが今年1発目の収録だと文句を言うと)不吉なスタートでしたね。


今年の俳句を占う意味でも正月休みを返上して頑張ったというフジモンさん。
浜ちゃんが「現状維持」を「1ランク降格!」とわざと言って笑わせてました。浜ちゃんの「気持ち的にね」は最高でした。

 

 

消しゴムはんこの才能査定ランキング

◆今回のテーマ:「冬」


◆査定される人
三山ひろしさん、光浦靖子さん、武井壮さん、くっきーさん(野性爆弾)


特待生5級 馬場典子さん


◆消しゴムはんこの先生:田口奈津子先生

 

最下位4位(才能なし)「武井壮」15点

◆作品タイトル「極氷」
紀平梨花選手へ


◆田口先生の評価
すごく好き。世界観がいい。査定としてはすごくもったいない。
夜空の部分が星を表現をしたかったのかと思うが、単なる色ムラになっている。色ムラは作品の質を落とすので注意。


◆田口先生のお手本ありました。
凄いの一言です!

 

3位(才能アリ)「光浦靖子」26点

◆作品タイトル「奴さん」
椿鬼奴さんへ。


◆田口先生の評価
色がいっぱいなので目に飛び込んでくる。彫り方がいい。手間をかけている。丁寧な輪郭の堀と隈取まで表現できているが、凧なのに飛んでいる感じが出ていないのが残念。


◆田口先生のお手本ありました。
尻尾をつけてして飛んでいる感を表現!
背景に富士山が入っていることに、くっきーさんが「セコイな」とボソッと言ってました(笑)。

 

2位(才能アリ)「三山ひろし」27点

◆作品タイトル「師匠に温もりを」
師匠である作曲家の中村典正さんと歌手の松前ひろ子さんへ。


◆田口先生の評価
すごく綺麗。丁寧さも出ている。おでんの同じ具材を2つ並べるのが消しゴムはんこならではの工夫を感じられる。おでんに立体感が出ている。

 

◆田口先生のお手本ありました。
湯気も加えてより美味しそうなおでんでした。

 

1位(才能アリ)「くっきー(野性爆弾)」29点

◆作品タイトル「シャコ夢中」
実家の家族へ。


◆田口先生の評価

大胆な構図にビックリ!大正解。メインのシャコに動きを付けて、躍動感とインパクトあるデザインにしたところが高評価。
シャコの色と影の部分が重なっていたり、手がちゃんと脚をつまんでいるように見える。すごく緻密に作られていて、綺麗に出来ている。
今まで見てきた中でずば抜けて独創性があるので、特待生でいい。


初参戦で特待生へ昇格です!さすがはアーティステックなくっきーさん!


◆お手本なし!

 

◆順位まとめ◆
1位(才能アリ)「くっきー(野性爆弾)」29点
2位(才能アリ)「三山ひろし」27点
3位(才能アリ)「光浦靖子」26点
最下位4位(才能なし)「武井壮」15点

 

特待生5級「馬場典子」1ランク昇格!⇒【特待生4級】

◆作品タイトル「よく学びよく遊べ」
甥っ子へ。


◆田口先生の評価
デザインが素晴らしい。画面を大胆に斜めに切っていてダイナミックさを感じる。高低差がついているので、奥行きがあり勢いよく滑っている迫力ある作品に仕上がっている。
馬場さんは26種類のはんこを掘っていたので、先生は8種類でまとめた方がいいとアドバイス。
はんこの数が少なければ押す時失敗することも少なくなり、よりイメージに作ることができる。

 

 

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