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『プレバト!!』2019年4月25日 「俳句・いけばな」梅沢は前進?俳句査定に波乱!いけばな史上最高傑作

2019年4月25日放送の『プレバト才能ランキング』のまとめです。「俳句・いけばな」の査定でした。
俳句では、またまた波乱の査定がありました。

 

梅沢さんは前進して、永世名人に王手をかけるのか?
それとも現状維持なのか。


いけばなでも最高傑作が誕生。
トークも楽しくめちゃくちゃ面白かった回です!

 

 

俳句の査定ランキング

◆俳句のお題:「ゴールデンウイーク」

 

◆査定される人
高橋惠子さん、森公美子さん、松尾諭さん、柳ゆり菜さん、川島明さん(麒麟)


名人3段 横尾渉さん(Kis-My-Ft2)
名人10段 梅沢富美男さん


◆俳句の先生 夏井いつき先生

 

 

最下位5位(才能なし)「森公美子」25点

友の手も
 泥にまみれし
      鏡棚

(宮城県はゴールデンウィークに田植えが始まる。普通の田んぼだと耕運機が入る。棚田だと友達を呼んでみんなで田植えをする。「鏡棚」って雲とか映って綺麗な棚田を詠んだ句)


◆夏井先生の添削後

友の手も
 泥や鏡のごと
     早苗田


◆夏井先生の添削

「鏡棚」でそれをわかれというのは、無理。「友の手も泥」と言ったら、もうまみれているでしょ?
「鏡」が比喩とわかるようにしないといけない。
それと季語がない。田植えの光景が描けていると自分で思うなら、「棚田」で終わってもいい。
「棚田」を諦めて、「早苗田」という季語を入れるか。「早苗田」を選ぶのであれば、季語が入ってあなたの言いたいことは言える。

 

4位(凡人)「松尾諭」40点⇒(才能なし35点)へ降格

再出陣
 暦見て待つ
    五月雛

(昨年男の子が生まれた。実家から五月人形が送ってこられた。僕が子どもの時に使っていたやつ。それをゴールデンウィークぐらいに出す。五月人形がカレンダーを見て、今か今かと40年の時を経た「再出陣」を待っている、という句)

 

◆夏井先生の添削後

我が五月人形を
  子に飾る日よ

 


◆夏井先生の添削

確認するが、「あなたが使っていた人形が息子のために再出陣?」。
そうなのであれば、あなたの思い出の五月人形が「再出陣」で再び使われる、なんてどこにも書いてない。
それを言いたいのであれば、「才能ナシ」です!
「息子が生まれて飾る」ということを書かなければ。それと五月人形が自分のものと書く。子どもに飾るんでしょ?
これぐらいか書かないと、息子にも五月人形にも申し訳が立たないでしょう!


◆ここがポイント!

言いたいことを正確に描写

 

 

3位(凡人)「高橋惠子」50点

渋滞も
 楽しきひととき
      桜もち

(渋滞で家族がイライラしている時に、桜もちを食べたら和やかになった、という句)


◆夏井先生の添削後

渋滞も
 楽し桜もちも
     美味し


◆夏井先生の添削

「渋滞」「桜もち」の取り合わせはいい。
「渋滞も楽し」で時間は言えてしまうので「ひととき」はいらない。
「渋滞も」の「も」が悩ましい。これを活かして「桜もち」を主役にする。「楽し」「美味し」で響き合わせることができる。「も」もアクセントになる。

 

◆ここがポイント!

助詞「も」の使い方

 

 

2位(凡人)「川島明(麒麟)」67点

誰かのアラーム
  国旗を揺らす
     木の芽風

(ゴールデンウィークに家にいると、遠くの家の目覚ましがずっと鳴っている。その家族は旅行に行っているから止められない。遠くで鳴っているのを5月の風が運んでいる。祝日が多いので国旗を揺らしている風と音のイメージを詠んだ句)

 


◆夏井先生の添削後

誰かのアラーム
   旗日の旗へ
     木の芽風

 


◆夏井先生の添削

確かめます。この国旗は祝日の時に立てるやつですね?
お話を聞いたら「才能アリ」になるかもしれないと思ったが、「凡人」のままです。
面白い句だったので、67点をつけた。
気に入ったところは、誰かのアラームが鳴ってて、いきなり「国旗」が出てきて風が揺らしている。最初は家族かと思ったが、いろんな色彩豊かな国旗かもしれない。オリンピック村とか大使館とか。そうなると「木の芽風」が明るくて、未来がある感じがした。でも祝日の普通の旗だった。
「アラーム」「国旗」「木の芽風」という取り合わせがいいと感じているということは、この人は才能アリが目の前。

 

◆査定後の川島さんの一言「最近のプレバトは、作品のあと面接があるんですか?
浜ちゃんが、「いやずっとあるよ」と笑いながら答えてました。最高。

 

1位(才能アリ)「柳ゆり菜」70点

いつ直す
 スーツのほつれ
      春眠し

(ゴールデンウィーク中にやるべきことを後回しにして、ゆったりと連休を謳歌する様子と、連休明けの仕事始まりの憂鬱感を詠んだ句)

 

◆夏井先生の添削後

いつ直す
 スーツのほつれ
      目借時


いつ直す
 スーツのほつれ
      春闌けて


◆夏井先生の添削

基本の型を勉強して、それに言葉を入れようとしている。地道なところもいい。
「春眠し」にささやかな因果関係が臭う。直さないといけないのに眠い、眠いから直せないと出ているのがちょっともったいない。
最後の季語の置き方で、光景は変わっていく。「眠い」を取り上げると、「目借時」という面白い季語もある。春を強調するのであれば、「春闌けて」(はるたけて)。気だるいような空気も出てくる。
歳時記をめくって自分のニュアンスに合う季語がないか、探してみたらいい。

 

 

◆順位まとめ◆
1位(才能アリ)「柳ゆり菜」70点
2位(凡人)「川島明(麒麟)」67点
3位(凡人)「高橋惠子」50点
4位(凡人)「松尾諭」40点⇒(才能なし35点)へ降格
最下位5位(才能なし)「森公美子」25点

 

 

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rawpixelによるPixabayからの画像

  

 

特待生昇格試験

名人3段「横尾渉(Kis-My-Ft2)」現状維持

10日間
 おろすの忘れ
      春眠

(今はおろせる所があるけど、銀行が休みになってしまってお金が引き出せない。じゃあどうしようかな。寝るしかないと考えているようなおっちょこちょいな感じの句)


◆夏井先生の添削後

現金おろすの
   忘れ春眠
     十日間

 

◆昇格試験のポイント
中七「おろすの忘れ」←肝心なことを書け


語順にも少々問題がある。「10日間おろすの忘れ」はなんだろう。おろすものを率直に書く。「現金」と書く。
こうすれば、10日間という時間が読み手の心にドスンとくる。「私もそれに近いことやったことある」と共感も生まれる。


◆査定後の横尾さんの一言二階堂高嗣がやりそうなことをやってしまったなという…。反省ですね」
浜ちゃん、「いやいやいや」とさすがに二階堂さんを庇ってました(笑)。

 

 

永世名人への道

永世名人への道【3つ前進】「梅沢富美男」⇒1つ後退!【2つ前進】

手放せぬ
 ティッシュの甘く
       養花天

(うちのマネージャーはゴールデンウィークなのにまだ花粉症。濡れているティッシュは舐めると甘いんですって。「養花天」はお花がいっぱいさいているけど曇っている、という句)


◆夏井先生の添削後

保湿ティッシュ
  甘くあまやか
      養花天

 

◆昇格試験のポイント
上五「手放せぬ」←必要な情報を入れよ


人の句にはいろいろ言うのに、自分の句の大事な情報を悠々と落としている。もうどうしようもない。
普通のティッシュと保湿ティッシュの違いに気づいているのがいい。「養花天」の季語もいい。取り合わせがいい。
ところが、「手放せぬ」はいらない。
普通のティッシュではなく、保湿ティッシュであることを書かないとダメ。「甘く」のリアリティーが人に伝わらない。
「甘くあまやか」とわざと重ねる。
肌触りから「養花天」の方に、甘いのは保湿ティッシュだけど、読んでいくと「養花天」にもほのかなあまやかさがあるような気がしてくる。
(ごちゃごちゃ言う梅沢さんに)だいたいマネージャーさんのおかげでできたような句ですからね!

 

 

いけばなの査定ランキング


◆今回のテーマ:チューリップ
生ける器は自由に選択


◆査定される人
高橋惠子さん、森公美子さん、松尾諭さん、柳ゆり菜さん


◆いけばなの先生:假屋崎省吾先生

 

最下位4位(凡人)「柳ゆり菜」

◆作品名『春の夜の海』


◆手直しあり


◆假屋崎先生の評価

チューリップが窮屈。器との一体感がない。謎の葉っぱの巻き。
チューリップは高低差をつけると華やかになる。


◆査定前いけばなが登場した時
浜ちゃんが「これ酷い!みんながやった後、ゴミ箱入ってたやつ?怖い怖い」とツッコんでましたけど、本当に唖然とするほど寂しくてちんまりしてました。お腹がよじれるほど笑わせてもらいました(笑)。
前回1位だったのに。

 

3位(凡人)「松尾諭」

◆作品名『春の花火』
初めてなので、とりあえずツツジを挿してみた。主役はチューリップなので、チューリップも挿してみた。


◆手直しあり


◆假屋崎先生の評価

ツツジが突っ立ちすぎている。チューリップもくっつき過ぎ。窮屈。
1番はツツジがよくない。


◆いけばなの鉄則

傾けて変化をつける

 

 

2位(凡人)「高橋惠子」

◆作品名『春のつどい』
春はいろんな花が咲く。その花たちがみんな集まっているという感じ。


◆手直しあり


◆假屋崎先生の評価

こんなにどっさり剣山にさしている。
本当は引き算したいけど、もっと足してみる。ツツジを足す。


◆いけばなの鉄則

上下のバランスを整える

 

 

1位(才能アリ)「森公美子」

◆作品名『チューリップ・ワンダーランド』
チューリップが足下にし、縦の広がりを出した。


◆手直しあり


◆假屋崎先生の評価
チューリップの可憐さがある。
100点満点ではない。ラナンキュラスをもう1本足す。チューリップを少し前面に出す。どこから見ても不等辺三角形。
才能はすごくある。

 

 

◆順位まとめ◆
1位(才能アリ)「森公美子」
2位(凡人)「高橋惠子」
3位(凡人)「松尾諭」
最下位4位(凡人)「柳ゆり菜」

 

 

 

名人2段「紫吹淳」1ランク昇格⇒【名人3段】

◆作品名『令和』
チューリップの葉を曲線にしてみた。ツツジを大胆に生ける。


◆假屋崎先生の評価
ツツジの枝が大胆で豪快。チューリップがほどよく入っている。色彩も優雅。よくぞここまで生けていただけた。
いけばな史上最高傑作!
100点満点文句なし!

 


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