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『プレバト!!』5月16日「特待生昇格スペシャル」フルポン村上は10段!? ABC-Z河合は特待生!?

2019年5月16日放送の『プレバト才能ランキング』のまとめです。
今回は「特待生昇格スペシャル」です。

 

過去に優秀な成績を収めた特待生候補の7人が競いましたが、そのうち上位2名が特待生昇格でした。
ジャニーズではキスマイさん以外から特待生が出るのか?


さらに、フルポン村上さんが、念願の名人10段へ行けるのかが気になるところです。
ロンハーの村上さんとは別人ですからね(笑)。
俳句のイメージとロンハーのイメージが違い過ぎ。


梅沢さんは前回後退してしまったので、前進できるのかも気になります。

 

3時間SPの「ザ・1か月」の査定ランキングはこちらです。

 ▶『プレバト!!』5月16日「ザ・1か月」宮尾俊太郎と松井咲子が最高!かまいたち濱家も凄かった! - 今日も暇です。

 

俳句の査定ランキング

◆俳句のお題:「学校の蛇口」


◆査定される人
徳光和夫さん、筒井真理子さん、星野真里さん、馬場典子さん、皆藤愛子さん、河合郁人さん(A.B.C-Z)、藤井隆さん


特待生2級 千原ジュニアさん
名人9段 村上健志さん(フルーツポンチ)
名人10段 梅沢富美男さん


◆俳句の先生 夏井いつき先生

 

最下位7位(凡人)「徳光和夫」50点

夏練や
 蛇口で冷やす
    股間かな

(高校の野球部に半年間だけ入った。1年生は必ずキャッチャーだった。そこでショートバウンドを食らう。ファウルチップが股間に当たる。これが非常に痛くて泣き叫んだ。数人が私を担いでくれて、蛇口の下にズボンを脱がして、直接水を当てた。蛇口で思い出すのは股間。)


◆夏井先生の添削後

ファウルチップの
    股間蛇口に
      冷やす夏


◆夏井先生の添削

発想は面白い。
やり方が失敗している。野球とはっきり特定できない。やりようによっては野球だとわかる。
「股間」から始める。股間の前に言葉をくっつけることで、野球だと一発でわかる。「ファウルチップ」と書くだけ。
こうすると、夏という大きな季語がクローズアップされて、夏の記憶としてあなたの股間が蘇る。

 

6位(凡人)「星野真里」55点

チャイム待て
  爪入る砂と
     水遊び

娘が毎日爪に砂を詰めて帰ってくる。砂場でたくさん遊んでいる。チャイムが鳴って教室に帰らないといけない。子どもたちが手を洗っているが、手を洗うのも子どもたちにとっては遊びの時間になっている。休み時間を歌った句。)


◆夏井先生の添削後

チャイムよ待って
    爪入る砂と
       水遊び


◆夏井先生の添削

この句の一番大きなポイントは、「チャイム待て」。これだと強く命令している感じになる。
字余りで良いので、可愛いらしく命令ではなくするのに「チャイムよ待って」がいい。こうすれば、可愛いさとチャイムにお願いしている感じになる。


◆ここがポイント!
情景を伝える

  

5位(凡人)「藤井隆」63点

ひねる手を
 待ってる蛇口の
      夏休み

(写真が寂しいそうに見えた。夏休みになって仕事がなくなった蛇口を詠んだ句)


◆夏井先生の添削後

ひねる手を
  待ってる
   夏休みの蛇口


◆夏井先生の添削

工夫はちゃんとある。子どもたちがいないんじゃなく、「ひねる手を待ってる」と擬人化で表現した。
もったいないのは、一句に擬人化を2つ入るとくどい。
ある部分をひっくり返すだけで、擬人化から映像化にできる。
「夏休みの蛇口」とする。「蛇口の夏休み」は蛇口が夏休みしている擬人化だが、「夏休みの蛇口」は映像になる。


◆浜ちゃんが指摘!

夏井先生が「ある部分をひっくり返す」と言った時、浜ちゃんが「夏休みと蛇口をひっくり返したらええやん」とボソッとアナウンサーに話します。
時々クリーンヒットを放つ浜ちゃんでした!

 

 

4位(凡人)「馬場典子」65点

1000本ノック
  浴びし日の
    レモン水

(部活を思い出した。夏休みにはちみつ漬けのレモンで疲労回復。夏休みだけ特別な感じがした。季語の中から「レモン水」を選び、1000本ノックというと部活の大変さや楽しさを共有しやすいかと思った、という句)


◆夏井先生の添削後

1000本ノック
  浴びし日のあり
      レモン水


◆夏井先生の添削

漢数字がいいが、本人の表現なので「1000」でもいい。
問題は、「浴びし日の」の「し」」。「浴びし日のレモン水」と続く。こうなると、「レモン水」はかつての記憶に終わってしまう。季語「レモン水」が過去の一場面になってしまう。
季語の鮮度が落ちてしまう。思い出だけを思い出しているとなってしまう。
「あり」を付け加えて、「浴びし日の」を切る。そうすれば、季語の鮮度が確保される。


◆ここがポイント!
季語の鮮度を保つ

 

3位(凡人)「筒井真理子」68点

蛇口より
 ぬるりと河童
     滴れり

(芥川龍之介の「河童」を思い出した。水道管を抜けて河童が来る。「滴れり」という季語を使って、濡れた河童が滴れ、という句)


◆夏井先生の添削後

添削なし


◆夏井先生の添削

非常に微妙な句。出てきた字面は面白い。
無季の句だったら、拍手喝采だった。「滴れり」はとても美しい季語。こういう使い方をすると、季語に申し訳が立たない。
無季と言えば、「2点プラス(特待生)」だった。

 

 

2位(才能アリ)「皆藤愛子」72点⇒特待生昇格!

ががんぼの
 ゆくえ目で追う
    女子トイレ

(ががんぼがすごく嫌い。学校の女子トイレによくいた。見つけると出来るだけ距離を置いて、場所を確認して、ということを思い出した句)


◆夏井先生の添削後

添削なし!


◆夏井先生の添削

面白い虫ががんぼを見つけ出したのが、リアルだった。そこは強く強く褒めましょう。
残りの描写も考えられている。「ゆくえ」が「ががんぼ」で生きてくる。「目で追う」で怖がっていることがわかる。「女子トイレ」というのもいい。女の子が怖がっている様、この後数人の女子が騒ぎ出す様が、この後に見せてくれる場面、映像を想像すると面白い。
それぞれの言葉が必要な型で必要な場所に置かれている。
これが特待生になるための大事な条件!

 

1位(才能アリ)「河合郁人(A.B.C-Z)」73点⇒特待生昇格!

百本ノック
 蛇口に映る
    夏の空

(小学生の時に少年野球に入っていた。100本ノックして疲れた時、休憩中に蛇口に映る青空。青空が蛇口に映るのを見て疲れが取れる、という句)


◆夏井先生の添削後

添削なし!


◆夏井先生の添削

読んだだけで、映像が次々浮かんでくる句。シンプルだが、再生される映像が確か。
「百本ノック」で野球部とわかる。厳しい練習をしているのもわかる。
評価を考えるところは「に映る」。あえて書くか書かないかの判断が難しい。この場合「蛇口に映る」となると、かなり蛇口に近いところに顔をもっていって、蛇口の金属の表面を見ているのがわかる。この句の場合は、夏の空の映像を再生させる。
これはよく判断をした。

  

 

◆順位まとめ◆

1位(才能アリ)「河合郁人(A.B.C-Z)」73点⇒特待生昇格!
2位(才能アリ)「皆藤愛子」72点⇒特待生昇格!
3位(凡人)「筒井真理子」68点
4位(凡人)「馬場典子」65点
5位(凡人)「藤井隆」63点
6位(凡人)「星野真里」55点
最下位7位(凡人)「徳光和夫」50点

 

 

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特待生昇格試験

特待生2級「千原ジュニア」 現状維持

すり傷を
 蛇口の流す
    夏の空

(そのままの句。そんな思い出があったようなことを詠んだ句)


◆夏井先生の添削後

すり傷の
 砂を蛇口に
    流す夏


◆昇格試験のポイント

中七「蛇口の流す」←助詞を正確を選べ!


直球勝負の発想で、それ自体は悪くない。「すり傷を」で皮膚の映像が見える。読み手はこのまま読み広げてくれる。
悩ましいのは「蛇口の」の「の」。蛇口が流すと言いたかったのだろう。正確に言うと、蛇口という場所「に」置いて、水「で」流す。蛇口という場所「に」流す。
特待生らしい重みを持たせるのも大事。何かもう一押しあってもいいんじゃないか。
すり傷の砂を流したり、血を流したり、具体的につめると映像が変わってくる。たとえば砂にする。そうすると、過去にそういうことがあったよ、今その夏だよという感じになる。
複雑な感情が入ると重みがつく。

 

 

名人9段「村上健志(フルーツポンチ)」 1ランク昇格!⇒【名人10段】

記念樹の
 若葉へホース
   伸ばしけり

(卒業生から寄贈されたのかな。記念樹があるじゃないですか。学校に。そこに向かってホースを伸ばす。伸ばすという動作も清々しい。ホースがどんどん伸びていく、張っていく様。今回初めて「けり」を使っちゃいました、という句)


◆夏井先生の添削後

添削なし


◆昇格試験のポイント

助詞「へ」の是非←助詞「へ」によって描かれる映像

「記念樹」の持っている情報量は案外多い。卒業の記念樹を思い出した。
迷うのは「へ」。
記念樹に向かってホースを一生懸命伸ばしている。振り返るとかなり伸ばしてきているという状況。さらに伸ばしていく。それが「へ」「けり」の叙述で、作者が描きたい映像動作でちゃんと言えている。
これが判断できるなら、10段になっていいと思いますよ。

 

 

永世名人への道

永世名人への道【2つ前進】「梅沢富美男」⇒1つ前進!【3つ前進】

緑青のカラン
 石けんネット
    揺れて夏

(私が上がった福島第二小学校は歴史が古い。100年くらい続いていて、まだ残っている。蛇口を見ると、青緑の錆がついている。寒い時期は誰も使わない。ふと見たら、ぶら下がっている石けんのネットが揺れている。誰か使ったんだ。そろそろ夏だな、という句)


◆夏井先生の添削後

添削なし


◆昇格試験のポイント

字余り「緑青のカラン」の是非←見事なカメラワーク


「緑青のカラン」から始めようと思う、組み立てが見事。
上五を字余りにしないで、同じ光景を描くなら「手洗い場」でも伝わる。「手洗い場」ではぼんやりと全体になる。「緑青のカラン」だと、かなりアップの映像から始まる。
アップでカランを描いて、次に下にぶら下がっているであろう石けんネットに焦点が移る。カメラワークをよく考えている。
しかも、石けんネットがぶら下がっているのではなく、揺れている。
さっきまで手を洗っていた、あるいは風が吹いているとか、水のしぶきで揺れたあとかもしれない。「揺れて」の効果は、地味に大事。
最後は「夏」の名詞止めでパシッと終わる。
さすがだなと思いました!
今日は褒めます!


◆◇◆ ◆◇◆


村上さん、凄い!
名人10段おめでとうございます!
今、俳句の「ゾーン」に入っているそうなので、名句がゾクゾク出来上がりそうですよ。
村上さんの俳句が大好きと言っていた、鈴木光さんも喜んでいるのかな?


河合さんもキスマイに近づきましたね。
二階堂さんが可哀想ですけど、愛すべき存在なので、ゆっくり頑張って欲しいです。


梅沢さん、フジモンさん、東国原さんに村上さんが加わり、名人10段四天王となりました。
永世名人に真っ先になるのは誰なのでしょうか?


ロンハーでまたフルボッコに遭うのでしょうか(笑)。キャラの落差が激しい、村上さんでした。

 
「プレバト!!ザ・1か月」の記事はこちらです▽

『プレバト!!』5月16日「ザ・1か月」宮尾俊太郎と松井咲子が最高!かまいたち濱家も凄かった! - 今日も暇です。