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『プレバト!!』12月5日「俳句・色鉛筆」千賀の悲願!フルポン村上と森口瑤子の俳句と初の色鉛筆で一気に特待生続出!

2019年12月5日放送の『プレバト才能ランキング』は、「俳句・色鉛筆」の査定でした。

 

 

俳句はミスコンスペシャルだったそうです。
ここで土屋さんを出して大丈夫?(笑)。
浜ちゃんもあまりツッコめてなかったw
下手にツッコんでも、大やけどするだけですもんね。さすが浜ちゃん!

 

俳句は波乱がありました!
査定内容が見どころ満載の回でした。

 

今回初の才能査定となるのが「色鉛筆」です。
『プレバト』は美術系に力が入ってます。
音楽系は演奏をしないとダメですから、美術系だと番組にしやすいからでしょう。
実際に知らない美術系の分野を知ることが出来るのも楽しいです。
課題に挑むメンバーは水彩画の才能溢れる精鋭の方々!どんな才能が出てくるのか楽しみ♪
個人的にはしずちゃんに出て欲しかったなぁ。


ところで、見本で見せてもらえた色鉛筆の作品が凄すぎて、唖然呆然でした…。
「写真ではありません」のテロップないと写真だと思うよ、アレ!
これは期待しちゃいます♪

 

俳句の査定ランキング

◆俳句のお題:「洋服の試着」


◆査定される人
森口瑤子さん、西川史子さん、金子恵美さん、本田朋子さん、土屋炎伽さん


特待生1級 千賀健永さん(Kis-My-Ft2)
名人10段 村上健志さん(フルーツポンチ)


◆俳句の先生 夏井いつき先生

 

最下位5位(才能なし)「本田朋子」35点

試し着て
 鏡に聳える
    雪山よ

(洋服屋に行くと店員に勧められると押しに弱いため、持って来る洋服を次々試着する。鏡の前が服の山になる。それが雪山のようだ、という句)


◆夏井先生の添削後

鏡に聳ゆ
 試着せし
  コートの山よ


◆夏井先生の添削

確認します。「鏡に聳える雪山よ」は比喩なのですね?
これが比喩ではなく、本当に試着室の対面に窓があって、その向こう側に雪山が見えて、試着室を開閉すると鏡に映る雪山が見える。これであれば5点プラスだった。
このまんま35点です!
問題は、「鏡に聳える雪山よ」が比喩だと読者には伝わらない。
比喩だとわからせるのは、たった17音ではとてつもなく難しい。
それは諦めましょう。
山はコートなのであれば、「コート」は冬の季語なので、季語を変えればあなたの言いたいことは、このまんまの言葉を使って伝えられる。
「鏡に聳える」のセンスは悪くない、松山の子!
「鏡に聳ゆ」と言い切る。
ここから「試着」と現実に行く。
思い切って上五を字余りにすれば、ギリギリ表現できる。

 

 

4位(凡人)「金子恵美」57点⇒52点となり3位から転落!

小春日和や
 夫(つま)も鏡に
       試着室

(普段洋服を買いに行く時にはいつも夫と一緒に行く。試着室の前で着て見せて、それ似合っているとかダメだとか夫が判断と評価をして決める。鏡のように夫がなっている、という句)


◆夏井先生の添削後

夫(つま)という鏡
       小春の
        試着室


◆夏井先生の添削

確認します。これは夫が鏡みたいという比喩でいいんですね?(そうだという金子)
そういう表現であれば、5点は減点です!
問題は中七「夫も鏡に」。
「夫も鏡に」となると「映る」という文脈になる。夫も鏡に映っている試着室となる。あなたが試着室で自分の姿を見ていると、夫がのぞき込んできて見ているという映像しか書けていない。
夫自身が鏡のように存在しているというのであれば、「夫という鏡」にする。
このように着地してくれたら、むしろ点数はグンと上がった。


◆ここがポイント!

映像を正確に伝える:作者のイメージが読者にちゃんと伝えることが上達の第1歩。

 

 

 

3位(凡人)「西川史子」55点⇒金子が4位に転落になり3位に浮上

貴方には
 もうあきました
      衣替え


(この秋に再婚しようと思った人と別れた。これで一歩進んでいこうという気持ちを込めた。余分なところも1個もない。先生はわからない。恋から遠ざかっているので。私にはこれ以上の句はないと思って詠んだ。「秋」と「飽き」がかかっている、という句)


◆夏井先生の添削後

貴方には
 もうあきました
      秋の蝶


貴方には
 もうあきました
      秋のバラ


◆夏井先生の添削

良いところから抑えましょう。良いところはある!
「貴方にはもうあきました」と話し言葉を率直に書いている。俳句は格調高いものを一句にしないといけないと思い込んでいる人がいる。これでいい!
率直すぎるくらい率直!
問題なのは「衣替え」。「秋」と「飽き」がかかっていると言ってが、「衣替え」は俳句の世界では夏の季語になる。「秋」と「飽き」をやろうとしたことは理解できるが、基本的に季語の認識が間違っている。
「飽き」を「秋」にかけるなら、率直に季語にも「秋」という季節を書くべき。韻は音で出るから、韻を踏む。
「秋の」にする。その後2音で、「貴方にはもうあきました」のニュアンスを表現できる。
たとえば「秋の蝶」。あなたには飽きたので次に行くという意味。
「秋のバラ」ではトゲのある女という意味を持たせる。
ちなみに、恋の感じは年齢関係ございませんので!!

 

 

 

2位(凡人)「土屋炎伽」67点

新しき
 コートの朝の
    羽のごと

(何度も試着を重ねて自分のコートを決めた。この冬はこのコートで頑張ろう。朝ワクワクした新鮮な気持ちを表現した、という句)


◆夏井先生の添削後

新しき
 コートの朝を
    羽のごと


◆夏井先生の添削

この句はとても感覚が良い人の句。
「新しきコートの朝」という言葉が良い!この言葉、表現が非常にみずみずしい。
これが羽のようだというのが素直だと思う。
問題なのは1点。1音だけ。
「コートの朝の」の「の」!これがちょっと曖昧になる。
2つの曖昧さを生み出している。
1つは朝が羽のように生まれる、と取れる。
もう1つは、私が羽のように歩き出すとも取れる。
「の」ではない助詞でどちらかを明確にすることができる。
朝が羽のように生まれるであれば、「は」。
私が羽のように歩き出すであれば、「を」。
このように、助詞だけで意味が確定する。
こうすればマイナス3点をクリアできる。
この人は感覚がいいので、ちょっとお勉強すると伸びると思う。

 

◆◇◆ ◆◇◆


浜ちゃんが「コートの朝の」の「の」を当ててました。
さらに、夏井先生はそれを浜ちゃんではなく、10段の名人村上さんが指摘すべきとおっしゃってました(笑)。
浜ちゃん、たまに当たりますよね~。
それが面白い。
そして、村上さんは「は」と「を」の助詞をきちんと当ててました!さすが10段!!
ここはめちゃくちゃカッコよかったです!

 

1位(才能アリ)「森口瑤子」72点⇒特待生昇格!

ブティックの
  鏡うそつき
    落葉蹴る

(試着室の鏡はすごくキレイに映る。今回この服凄く似合うわと思って、そのまま着て帰るとガラスの映る自分を見ると「あれ?試着室で見たよりポッチャリしてない?」というのがよくある。落葉を蹴散らしながら「鏡、嘘つきめ」と思いながら帰った、という句)

 

◆夏井先生の添削後

添削なし!


◆夏井先生の添削

これはとても面白いですね。
ブティックの鏡に向かって「うそつき」と言っている罵り具合が良い!
俳句のメカニズムをわかっている。これだけで伝わると、この人は理解している。
季語の「落葉」を「蹴る」。「散る」では強烈さとバランスが取れない。
能動的に自分の方から蹴る。「うそつき」と「蹴る」のバランスが取れる。
そういうのがこの人は全部分かっている。お見事です!
(3回連続で才能あり)もうこの人は特待生になっても大丈夫!

 

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◆順位まとめ◆
1位(才能アリ)「森口瑤子」72点⇒特待生昇格!
2位(凡人)「土屋炎伽」67点
3位(凡人)「西川史子」55点⇒金子が4位に転落になり3位に浮上
4位(凡人)「金子恵美」57点⇒52点となり3位から転落!
最下位5位(才能なし)「本田朋子」35点

 

◆◇◆ ◆◇◆

綺麗な女優さんの特待生が誕生しました!
とてもいい、面白い俳句でしたもんね。
これからも感性を生かした俳句を楽しみにしています。

 

 

 

特待生昇格試験

特待生1級「千賀健永(Kis-My-Ft2)」1ランク昇格!⇒【名人初段】

黒革の匂い
 雪の滑走路

(買ったばかりの黒革の手袋と滑走路が見えているというのをそのまま詠んだ。近いものと遠いものと匂いを1句に収めた、という句)


◆夏井先生の添削後

添削なし


◆昇格試験のポイント
中七「一音の字足らずの是非」←考え抜いたと信じる


この1音の字足らずを意図を持ってやったに違いないと信じます!
「黒革の匂い」は8音。
「匂い」なので名詞の止めになる。ここで切りたかったんだと判断ができる。
「雪の滑走路」で大きな光景になる。こちらも8音。
1音足して、五・七・五の調べにできる。
たとえば、「黒革の匂える雪の滑走路」で繋がっていく。
そうすると、「黒革の匂い」のカットのキレがなくなる。
他にも助詞を入れるとどこかが弱まる。
考えた末の字足らずを選んだんだと、信じる!


◆◇◆ ◆◇◆


今日はホームランの日だった千賀さん。
考え抜いたというよりは、本能で「コレ」を思ったんじゃないかなと思ってます。
その本能がバッチリハマるとホームラン。
感性の人だと思ってますので、その感性を大事にホームランバッターでいて欲しいかな。
名人昇格が嬉しそうで何より!

 

 

永世名人への道

永世名人への道【星1】「村上健志(フルーツポンチ)」 ⇒1つ前進【星2】

代役の
 衣装合わせや
  虎落笛(もがりぶえ)

(「虎落笛」は冬の季語。木とかに当たって風がヒューヒュー音を立てる季語。舞台かなんかで本来出るはずの人が何かしらの理由で降板。急遽代役が衣装合わせをしている。不安もあるがちょっとチャンスかもと思っている。それを取り合わせるのが「虎落笛」はやっぱりいいかな、という句)


◆夏井先生の添削後

添削なし


◆昇格試験のポイント
中七「虎落笛の効果の是非」←これぞつかず離れず!


これはかなり情報量が入ったフレーズをコンパクトにしている。見事だと思う。
「代役」という言葉だけで病気、不祥事を思う。
「衣装合わせ」という現場をきっちり書いている。慌ただしい時間との戦いを始めているのがわかる。
問題はこの後にどんな季語を使うのか。
俳句は季語と残りのフレーズの距離感が大事。
あまりにも分かりやすいのはベタつきと嫌われる。
離れすぎると意味がわからない。
俳句の距離感はつかず離れず。
「虎落笛」の持つ、不安、厳しさ、緊迫感を一挙に表現する。
「代役の衣装合わせや」と「虎落笛」のつかず離れずの関係の計算がキッチリできている。
さすが10段でございました!

 

 

 

色鉛筆の査定ランキング

◆査定される人
土屋アンナさん、馬場典子さん、小倉久寛さん、辻元舞さん、千賀健永さん(Kis-My-Ft2)


◆色鉛筆の先生 三上詩絵先生


◆採点

  • 色使い:10点
  • 正確な描写:10点
  • 明暗:10点
  • 合計:30点満点

 

 

最下位5位(凡人)「土屋アンナ」23点

◆お題:一輪挿しのバラ
評価のポイント:花びらの赤を色えんぴつでどう描くか


◆採点

  • 色使い:7点
  • 正確な描写:8点
  • 明暗:8点
  • 合計:23点


◆先生のお手本ありました


◆三上先生の評価
バラの花びらと葉の形は正確。
花瓶を一生懸命描かれていたためか、バラで疲れてしまったのか、メインのバラの色が薄い。

 

 

4位(凡人)「千賀健永(Kis-My-Ft2)」24点

◆お題:アイスレモンティー
評価のポイント:ガラスと氷の透明感が表現できているか


◆採点

  • 色使い:7点
  • 正確な描写:10点
  • 明暗:7点
  • 合計:24点


◆先生のお手本ありました


◆三上先生の評価
グラスが左右対称に描かれている。
フチが丁寧なので、ガラスの厚みがわかる。デッサン力がある。
肝心なレモンティーに色ムラがある。美味しそうに見えない。汚れた感じがする。

 

 

3位(才能アリ)「小倉久寛」28点⇒特待生昇格!

◆お題:猫
評価のポイント:毛並みと目の輝き


◆採点

  • 色使い:10点
  • 正確な描写:8点
  • 明暗:10点
  • 合計:28点


◆先生のお手本なし


◆三上先生の評価
気のフサフサ感がとてもキレイ。
1本1本描いていて、毛並みの表現が秀逸。1本1本描くことでフワフワ感が出る。

 

 

2位(才能アリ)(才能アリ)「馬場典子」29点⇒特待生昇格!

◆お題:スプーンとフォーク
評価のポイント:色えんぴつの魅力が詰まった題材。


◆採点

  • 色使い:10点
  • 正確な描写:10点
  • 明暗:9点
  • 合計:29点


◆先生のお手本ありました
光輝くスプーンを描いてます。


◆三上先生の評価
塗り方が本当にキレイ。
1番暗いところに黒を使いがちだが、藍色を使ってグレーを足しているが、それが金属感を出している。
1つ残念なのはスプーンとフォークの置く場所が失敗。もっと光を取り込むべき。

 

1位(才能アリ)「辻元舞」30点⇒特待生昇格!

◆お題:チーズケーキ(ベリーソースがけ)
評価のポイント:色えんぴつの魅力が詰まった題材。


◆採点

  • 色使い:10点
  • 正確な描写:10点
  • 明暗:10点
  • 合計:30点


◆先生のお手本なし


◆三上先生の評価
とても美味しそうに描けている。
チーズケーキのスポンジの焼き目の部分がスゴイ。
ケーキの断面に掛かるソースの気泡もちゃんと描いている。
ケーキの厚みを出すために、細く影を入れている。

 

 

◆順位まとめ◆
1位(才能アリ)「辻元舞」30点⇒特待生昇格!
2位(才能アリ)(才能アリ)「馬場典子」29点⇒特待生昇格!
3位(才能アリ)「小倉久寛」28点⇒特待生昇格!
4位(凡人)「千賀健永(Kis-My-Ft2)」24点
最下位5位(凡人)「土屋アンナ」23点


◆◇◆ ◆◇◆


なんと一気に特待生3人です!(笑)
でも、元々水彩画で活躍されてますからね。
デッサン力が違ってました。
すごく面白かったので、色鉛筆はまたやりそうです!


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