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『プレバト!!』12月12日「俳句・絵手紙」梅沢が夏井先生に叱られる!くっきーの絵手紙

2019年12月12日放送の『プレバト才能ランキング』は、「俳句・絵手紙」の査定でした。

 

 

今回は珍しく芸人さんもジャニーズも出ない回となりました。
なんかの番宣なのかなという感じがしましたけど、東北と九州出身者とのこと。
東北なら東北、九州なら九州で5人でもいい気がしますけど。


前回独特な世界観があった秋吉久美子さんの俳句が楽しみでした。


今回は特待生は参加せず永世名人2人が登場。
これも楽しみ!

 

 

俳句の査定ランキング

◆俳句のお題:「羽田空港からのモノレール」

 

◆査定される人
秋吉久美子さん、陣内孝則さん、大友康平さん、浅香唯さん、芦名星さん

 

名人10段 東国原英夫さん
名人10段 梅沢富美男さん


◆俳句の先生 夏井いつき先生

 

 

最下位5位(才能なし)「陣内孝則」35点

ビル集い
 踊る師走の
  スクリーン

(東京の師走って忙しない。都会の喧騒とかをビルの窓に映している。窓をスクリーンに見立てて詠んだ、という句)


◆夏井先生の添削後

空は師走
 スクリーンめく
     ビルの窓


◆夏井先生の添削

確認します。「これはあのアドがスクリーンみたいだなっていうこと?」←はい(陣内)
「ビルが集まってアニメのような映像を作りたかったわけではない?」←そういうことも含めて…(陣内)
何が問題なのかというと、「集い」「踊る」という擬人化でコケている。ここは擬人化している場合ではない。
ちゃんと映像だともっていかないといけない。
スクリーンみたいなビルの窓なのであれば、それを書くだけ。これで映像を確保できる。
「師走」は時候の季語。少し映像を足す。
最後「窓」に着地すると、この窓に師走の空・雲が動いて映る。
こうすると俳句の映像になっていく。

 

 

4位(凡人)「芦名星」60点

思い出の
 東京タワーに
     雪光る

(初めて父親に東京タワーに連れて行ってもらった時、グラスに似顔絵を描いてくれる方がいて、それがすごく嬉しかった。その思い出の東京タワーにその時のように雪が降っている、という句)


◆夏井先生の添削後

父と来た
 東京タワー
     雪ひかる

 

◆夏井先生の添削

言いたいことはきちんと伝わる句。
「雪光る」はいい。雪の粒が見えるような光を印象深く捉えたと思う。
もったいないのが、梅沢さんが指摘した通り「思い出の」。
読み手はどんな思い出なのか、誰と行ったのか、そういうヒントが書かれていない。ちょっともどかしい。
お父さんと一緒に行ったのであれば、それを書けばいい。
中七は極力字余りにしない。「東京タワー」でカットを切る。
「光る」はひらがなで「ひかる」にするとかわいい。
これだと順位もシュッとあがる。

 

 

3位(凡人)「浅香唯」65点

冬日和
 凛と車窓に
    電波塔

(実際モノレールに乗って東京タワーを見た時に、「わー!こんな大きい建物あるっちゃ!」とすごく圧倒された。東京に染められずに私という人物で、こんな凛とした東京タワーみたいになりたいという想いがあった。それをモノレールの中から見た想いを詠った、という句)


◆夏井先生の添削後

冬晴や
 車窓に凛と
    電波塔


◆夏井先生の添削

兼題の写真をきちんと忠実に描こうとしている姿勢の素直さが良い。
「車窓に電波塔」で映像化も出来ている。
勉強なさったんだなというのが読んですぐわかる。
問題点は東国原さんが指摘していた部分。「凛と」は凡人が使いたがる。
「冬日和」がちょっとだけ損している。穏やかに晴れた冬の日のこと。穏やかと凛とではイメージがそぐわない。
季語を変える。
東国原さんが指摘していたとおり、「凛と」と「車窓に」を逆にする。

 

 

2位(凡人)「秋吉久美子」68点

オレンジの
 東京タワーの
     雪温し

(東京タワーって昔はオレンジ一色だった。六本木を寒い心で歩いていても、どんな人にも心を温めてくれるのが東京タワー、という句)


◆夏井先生の添削後

オレンジ色の
  東京タワー
     雪温し


◆夏井先生の添削

良いところは下五の「雪温し」という感じ方が良い。
雪は本来冷たいもの。冷たいことを前提にして俳句を作ろうとする。
「東京タワー」と「雪温し」が一句の中にあると、東京タワーに降る雪を心理的に比較して感じている。
その奥行きが「雪温し」だけで言える。これはとても良い。
もったいないのが「オレンジの」。
上五は字余りしても大丈夫。「オレンジ色の」とすればいい。
「東京タワーの」の「の」がいらない。こうすればカットが切れる。
こうすると調べもしっとりする。

 

◆◇◆ ◆◇◆

浜ちゃんが「オレンジ色の」の「色」を当ててました。
夏井先生に誰だかわからないけど、正解と言われて、浜ちゃんが思わず舌を出して照れてました。
浜ちゃん、俳句の知識は積み重なっていますよね。
実際俳句を詠んだら、「あれれ?」のような気がしますので詠まなくていいと思います(笑)。

 

1位(才能アリ)「大友康平」70点

空恋し
 ビルの谷間に
    第九鳴る

(昔詩人が「東京には空がない」と言った。ビルがたくさんあって空が見えなくて。東京の空を見た時に故郷の広い空を思い出して、12月はいろんな意味で切なくなったりするが、大みそかに第九が鳴ってもう1回またリセットして、来年から頑張ろうとみんなの心に光が降り注ぐのかなと詠んだ、という句)


◆夏井先生の添削後

空恋し
 ビルの谷間に
    鳴る第九


◆夏井先生の添削

これはなかなかチャレンジだった。
「空恋し」で高村光太郎の「智恵子抄」の詩を思い浮かべる。
「東京には空がない」という詩の言葉を思い浮かべると、ちょっと陳腐な言い方だけど「ビルの谷間に」と続く。「空恋し」で故郷の空を恋しがっている、詩の空間が膨らんでいる。「ビルの谷間に」はあえて都会を陳腐に書いたのかな、と読めた。
「第九」は季語にはなっていない。しかし年末の新しい季節の気分が生まれている。
そういう時代に私たちは生きている。
「鳴る第九」で最後に第九が沸き上がってくるようなやり方もある。
季語ではないものを新しい季語として提案する。そういうチャレンジ賞もひっくるめて、今日はこれを1位に押した。

 

 

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◆順位まとめ◆
1位(才能アリ)「大友康平」70点
2位(凡人)「秋吉久美子」68点
3位(凡人)「浅香唯」65点
4位(凡人)「芦名星」60点
最下位5位(才能なし)「陣内孝則」35点


◆◇◆ ◆◇◆


期待の秋吉さんが2位の凡人査定でした。
大友さんは陣内さんの俳句を見て、これは歌詞だと指摘してました。
よく勉強されているなぁと思いました。
大友さんの俳句、第九がいいいですよね。
年末=第九、本当にそうなってきました。

 

 

永世名人への道

永世名人への道【星1】「東国原英夫」⇒1つ前進【星2】

オッケーグーグル
  冬銀河にのせて

(チャレンジの句。「オッケーグーグル」独りで都会、冬銀河に乗せてくれないか。田舎の方で見ていた冬銀河。空を見上げて乗せてくれないかな、という句)


◆夏井先生の添削後

添削なし


◆昇格試験のポイント
「冬銀河にのせて」のお願いの是非←取り合わせがはまった!


まあやってくれたなという感じがする。
「オッケーグーグル」は8音ある長い言葉。
17音の8文字を使ってしまうと、どんな季語と取り合わせるのか。この取り合わせの勝負が大半を占める。
グーグルに本当に頼んでやってくれるものを持ってきてもしょうがない。
「オッケーグーグル ストーブつけて」では話にならない。取扱説明書の一文になる。
「冬銀河」は今の段階ではオッケーグーグルは聞いてくれないけれども、イメージとして未来を予見したり、作者の気持ちを代弁したりという選択の季語になる。
難しい。よく「冬銀河」持ってきたなと思う。
「冬銀河にのせて」という口調がかわいい。このおっちゃんの口から出ると思うとまたかわいい。
楽しませていただきました。

 

 

永世名人への道【星3】「梅沢富美男」1つ後退! 【星2】

笹鳴の
 庭後にして
   帰京せり

(「笹鳴」は冬の季語。まだ小さくて鳴けない。今度帰ってくるまでには鳴いてくれるだろうか。父母を残して東京に帰ってくるけれど、大丈夫かな。上野駅では井沢八郎の歌が流れ涙したもの。哀愁漂うこの俳句にケチなんかつけてみやがれ!)


◆夏井先生の添削後

帰京せり
 笹鳴の庭
  ふぼの庭


◆昇格試験のポイント
中七「後にして」の是非←いちいち説明するな!


一体いつになったら「説明するな」という私の言っている意味が分かるんですか!
「笹鳴の」から始まって言いたことは伝わる。そこは平場の人とは違う。
「後にして」は完全に説明の言葉。
こんなことを言わなくても一発でわかるようにできる。それをやらないから怒っている!
「帰京せり」を上五にする。「せり」で完了している。
帰京した東京の自宅の庭が「笹鳴きの庭?」となってしまう。帰京する前の故郷の庭だとわかる映像を5音で置く。
父母のことを書けばいい。ひらがなで書くと優しい。
こうするとこのリフレインが故郷を思う調べになる。

 

◆◇◆ ◆◇◆


東国原さんがようやく初の星2つに前進しました。1年半かかったそう。そんなになるんですね。
梅沢さんは無念の後退。
そのうちフルポン村上さんがスルスルっと星5つに行きそうです。
この番組は梅沢さんがガーガー言うから面白いんですよね。

 

 

絵手紙の査定ランキング

◆絵手紙のお題:「今年お世話になった人への感謝」


◆査定される人
秋吉久美子さん、大友康平さん、浅香唯さん、水谷果穂さん


特待生3級 くっきー!(野性爆弾)


◆絵手紙の先生 花城祐子先生


◆採点

  • 絵の味わい:10点
  • バランス:10点
  • メッセージの工夫:10点
  • 合計:30点

 

最下位4位(凡人)「浅香唯」20点

◆作品タイトル「幸せゆずる」
母へ(柚子と「幸せゆずる」のメッセージ)


◆採点

  • 絵の味わい:8点
  • バランス:6点
  • メッセージの工夫:6点
  • 合計:20点


◆お手本あり。
メッセージも「幸せゆず合い」に変更


◆花城先生の評価
枝の先にも木があるという構図なのに、半分の実が置かれるとアンバラス。
半分よりは実がある方が枝の繋がりができた。
メッセ―ジが「譲り合う」というのであれば、それを外してはいけないフレーズ。

 

3位(凡人)「水谷果穂」22点

◆作品タイトル「いつでも噛むよ」
福原遥さんへ(獅子舞と「いつでも噛むよ」のメッセージ)


◆採点

  • 絵の味わい:9点
  • バランス:6点
  • メッセージの工夫:7点
  • 合計:22点


◆お手本あり。


◆花城先生の評価
「噛むよ」という動作が入っているので、口の下に言葉を入れた方がよい。
絵とメッセージのレイアウトが大事。

 

 

2位(才能アリ)「秋吉久美子」26点

◆作品タイトル「東風吹かば初春楽しい1年に」
徳光和夫さんへ。(梅一輪と「東風吹かば初春楽しい1年に」のメッセージ)


◆採点

  • 絵の味わい:10点
  • バランス:7点
  • メッセージの工夫:9点
  • 合計:26点


◆お手本なし


◆花城先生の評価

かすれた墨を使った筆使いがいい。
古木の梅の枝ぶりがよく出ている。
五色で塗られた梅を引き立てている。
残念なのは言葉がちょっと多すぎる。「初春」は抜いていい。
メッセージは詰め込み過ぎない。

 

1位(才能アリ)「大友康平」27点

◆作品タイトル「何が出るかな」
西田敏行さんへ。(瓢箪と「何が出るかな」のメッセージ)


◆採点

  • 絵の味わい:8点
  • バランス:10点
  • メッセージの工夫:9点
  • 合計:27点


◆お手本なし


◆花城先生の評価

期待感が受け取った側にある。
構図の面白さがいい。瓢箪を斜めにして口を下にしたことによって、本当にここから何か出てきそう。すごく工夫されている。
リアル感がある。

 

◆順位まとめ◆
1位(才能アリ)「大友康平」27点
2位(才能アリ)「秋吉久美子」26点
3位(凡人)「水谷果穂」22点
最下位4位(凡人)「浅香唯」20点


◆◇◆ ◆◇◆


大友康平さんが俳句も絵手紙も2冠でした。
お見事です!
詩的なものから絵も上手なんですね。
大友さんを見るとりんごちゃんを思い出します(笑)。

 

特待生昇格試験

特待生5級「くっきー!(野性爆弾)」現状維持

◆作品タイトル「直噛」
ケンドーコバヤシさんへ。(カニと「直噛(ちょくがみ)」のメッセージ)


◆お手本なし!


◆花城先生の評価

実物をよく見ている。細かくスケッチされて、ものすごくリアルなカニに見える。
今回も真似できないくっきーさんの作品。
カニが主役なのでもっと大きくした方がよかった。
ハガキを縦に使っているが、横にしてカニの横広がりの大きさが出たと思う。こじんまりとした印象。


◆◇◆ ◆◇◆


確かに!
くっきーさんの絵の迫力が足りないと思ったらそういうことか。
でもどんな分野でもくっきーワールド炸裂させながらも、みんな高評価というのがスゴイですよね。
なにげに浜ちゃんに「くーちゃん」と呼ばれているくっきーさん。松ちゃんも「くーちゃん」だし。
ダウンタウンにも愛されているよね。
次回も楽しみ。
水彩画デビューはまだかな?

 


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