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『プレバト!!』6月4日「俳句・いけばな」春風亭昇吉が最速特待生!? 梅沢がとうとう初掲載!

2020年6月4日放送の『プレバト才能ランキング』は、「俳句・いけばな」の査定でした。

 


梅沢さんは3回連続で俳句本掲載にならず、ボツ連続ですが今回はいよいよ初掲載の俳句が登場!


そして、俳句では珍しく春風亭昇吉さんがスピード昇格となるかというのも見どころでした。

個人的にはミルクボーイさんが気になりました。

 

 

 

俳句の査定ランキング

◆俳句のお題:「紙袋」


◆査定される人
春風亭昇吉さん、松丸亮吾さん宮田俊哉さん(Kis-My-Ft2)、内海崇さん(ミルクボーイ)


永世名人 梅沢富美男さん


◆俳句の先生 夏井いつき先生

 

最下位5位(凡人)「宮田俊哉(Kis-My-Ft2)」55点

荷物持ち
 汗ばむ僕と
  浮かれし母

(兼題写真の紙袋を見た時、女性物のブランドやデパートの紙袋がある。誰かと買い物に行ったのかなと思った時に、子どもの頃お母さんと買い物に行ったことを思い出した。男の子なので荷物を持つとお母さんに言った。お母さんは喜んでるけど、無理して汗かきながら荷物を運んだという思い出の句)


◆夏井先生の添削後

買い物や
 浮かるる母と
     汗の僕


◆夏井先生の添削

全体を読むと微笑ましい光景を書こうとしているし、悪いとは思わない。
問題がいくつかある。
「荷物持ち」から始まるのが説明的。
「浮かれし母」の「し」の助詞は本来は過去の意味になる。この1音に問題がある。
季語の「汗」が主役になるべきもの。これをもう少しクローズアップしてくれたら良い。
小さな惜しいところが重なって減点。
(添削後)「汗の僕」で季語が生きてくる。
コツコツ勉強よ。


◆◇◆ ◆◇◆


久しぶりの登場の宮田さん。
キスマイの皆さんの楽屋では半分くらい俳句の話題の時があるそうです。
玉森さんと藤ヶ谷さん以外の全員が関わってますもんね。

 

 

 

4位(凡人)「髙田万由子」60点

夏野菜
 摘みし
  紙袋の重さ

(実体験。家庭菜園をしている。トマト・ナス・キュウリが獲れて、紙袋がいっぱいになって重たいなと思いながら、嬉しい気持ちを詠んだ句)


◆夏井先生の添削後

夏野菜
 もぎて
  紙袋の重さ


夏野菜
 いっぱい
  紙袋ずっしり


◆夏井先生の添削

素直な実感を書いているのはとても好感が持てる。
夏野菜と紙袋の完食も読み手に伝わる。
素直さが良い。
もったいないのが「摘みし」という動詞の選択。
摘むというのは指先で摘まみ取る、挟み取るという感覚の動詞。
ナス・キュウリ・トマトであればもぐがいい。
「もぐ」だと「重さ」と繋がる。
あえて摘むにしたのだろうが、やはり「もぐ」がいい。
「摘みし」の「し」も過去を表す助詞なので、鮮度を落としてしまう。
簡単な言葉で表現することもできる。

 

 

3位(才能アリ)「内海崇(ミルクボーイ)」70点

夏の旅
 荷棚にぎわう
      紙袋

(夏に電車で旅行して、帰りにお年寄りの方がワイワイいいながら帰っている時。お土産が荷棚の上にいっぱい置いてある。荷棚も賑わっている、という句)


◆夏井先生の添削後

夏の旅
 荷棚ぎっしり
      紙袋


夏の旅
 荷棚揃いの
     紙袋


◆夏井先生の添削

「夏の旅」という季語の使い方が安易だという先生もいる。
推奨はしないが読んでいった時、正直に夏の旅のウキウキ感が一句の中に出ている。
そう思うと「にぎわう」というベタな表現も許したくなる。
決して上手な作りではないが、自分の実感を素直に表現しているという素朴な実感はある。
「にぎわう」を別な表現もできる。
ちょっと勉強すると良くなると思う。

 

◆◇◆ ◆◇◆


内海さん、先日ご結婚されたという報告がありましたけど、この収録の時点ではまだ婚約止まり。
でも、浜ちゃんのムチャぶりで奥様へ一言がありました。
「奥さん!一緒にプレバト観ようね!」と声を掛けてましたけど、本当に「奥様」になられましたね。
浜ちゃんは知ってたのかな?どうかな??

 

 

 

2位(才能アリ)「松丸亮吾」71点

炎天下
 取手ちぎれて
     母の影

(実体験。炎天下の紙袋で重めの荷物を持ってて、汗で取手がちぎれて落ちた。紙袋の落ちた影が人の形に見えた。生前の母が買い物をして僕みたいに落としてたのかなとよぎった。母のことを思い出したという句)


◆夏井先生の添削後

取っ手ちぎれる
     炎天に
      母の影


◆夏井先生の添削

あなたは絶対センスがあります!
技術的には完成品とは言いにくい。
「母」ものは発想がベタになりがち。
炎天の季語の中に母の影を見たかのようから実感が伝わってきた。
「取手ちぎれて」は「取手」で紙袋とわかるかと思うが、「ちぎれて」という動詞で補強している。作者の工夫として評価できる。
語順が損している。
取手のアップからいった方がずっと印象的。
「取手」だと地名の「とりで」と読む人もいるので、「取っ手」がいい。

 

◆◇◆ ◆◇◆


前回まさかの凡人査定で「65点」だった松丸さん。
お兄様のDAIGOさんに「65点」とあだ名されたそうです(笑)。
無事才能アリでよかったですね。

 

1位(才能アリ)「春風亭昇吉」75点⇒特待生昇格

万緑に
 提げて遺品の
      紙袋

(映像としてはオッサンがただ紙袋を持っているだけ。紙袋の中にはアルバムとか遺品が入っている。季節感としては光と生命に満ちていて、おじさんとの対比。それだけ。人は死んでも心の中に生き続けてる気持ちを「万緑」という季語に託した句)


◆夏井先生の添削後

添削なし


◆夏井先生の添削

これは本当に上手い!
俳句の骨法が分かっている人の句。
「万緑」は見渡す限りの青葉。映像もあるが生命力のイメージもある。
「提げて」は人物の存在も匂ってくる。
上手いのは「遺品」と「万緑」の対比。抗いようがない生と死の対比がある。
「遺品」と「紙袋」。なんで遺品を紙袋に入れているのか。
ここの小さな謎からドラマが始まるような印象がある。
もう1つ褒めたいのが「万緑に」の「に」。
(昇吉さんは「や」にしようか悩んだ)その悩んだ場所も正しい。
「に」か「や」か絶対悩む。
「や」だと万緑を強調して、中七・下五で1フレーズ。
「に」は空間の中に位置を示す。
生命エネルギー溢れる万緑の中に、ポツンといるという感じになる。
「に」を置くことによる全体の構造が、万緑という季語の命のイメージを前に押し出す。
これだけのことができりゃあなた…、おっちゃん危なくないか?大丈夫か、これ。

 

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◆順位まとめ◆

1位(才能アリ)「春風亭昇吉」75点⇒特待生昇格
2位(才能アリ)「松丸亮吾」71点
3位(才能アリ)「内海崇(ミルクボーイ)」70点
4位(凡人)「髙田万由子」60点
最下位5位(凡人)「宮田俊哉(Kis-My-Ft2)」55点

 


◆◇◆ ◆◇◆


昇吉さんの俳句は本当にスゴイですね。

しかもここのところ見た事がない「75点」という点数。高い!
志らくさんをとっとと抜いていく馬力を感じるので、そこも面白そうです。
昇吉さんはご自身のことを志らく師匠(落語)、光ちゃん(東大)、岩永さん(IQ148以上)を足してドッキングさせたと豪語してました(笑)。
ビッグマウスぶりも面白いです。


そういえば、光ちゃん出ないかなぁ。


2回目で特待生って光ちゃん以来ですよね。確か。。。

 

 

 

永世名人 富美男のお手本

◆50句までの現在の状況:18句(残り32句)

桐の花
 いつかは来ない
       紙袋

(桐は成長が早い木。切っても伸びて成長する。それが紙袋と一緒。紙袋は溜まる。なぜ溜まるかと言うと「いつか使う」と思っても、なかなか使わない、という句)


◆夏井先生の添削後

添削なし 

 

◆掲載の判定⇒掲載決定!

【掲載決定の理由】意外な展開の味わい


なぜ人は紙袋を置いておくのか。
いつか使う、いつか使うと誰でも思うことをサラっと書けるか。
「桐の花」からの展開が意外。
「桐の花 いつかは来ない」で高尚なことを言い出すのか、ロマンティックな方向に行くのか。
中七で期待させる。
いきなり下五で「紙袋」という非常に俗な物が出てくる。
いつかは来ないは紙袋を使う時ですよ、という俗なオチにいく。
作者が十分狙ってきてる。
この狙いをこの句の場合は尊重すべき。
「いつか」にカギカッコをつけてわかりやすくすることもできるが、意味がわかりやすくなる分謎の分量が減る。
いろいろ考えてこの形を取ったのであろうと、心を寄せて理解した!


◆50句までの現在の状況:19句(残り31句)


◆◇◆ ◆◇◆


四回目の挑戦でようやく一句掲載です!
小さいファンのお嬢さんから手作りの御守りメダルを握りしめる梅沢さん。いい人なんだなぁと思いました。


梅沢さん、CDを出したそうで、夏井先生が帯を書いてくださったとか。
「帯私書くよ」とおっしゃったそうですが、番組では「敵に塩を送ってしまった」と嘆くのはさすが夏井先生!
キャラを守ってます。


なんかこの間のアメトークを見てるので、夏井先生のこういうツンデレなところにロバート秋山さんが憧れているんだろうなぁと思ってしまいます(笑)。

 

いけばなの査定ランキング

◆今回のテーマ:あじさい

さらに自らが花を選んで生ける。生ける器は自由に選択。


◆査定される人
高島礼子さん、松丸亮吾さん、しずちゃん(南海キャンディーズ)、駒場孝さん(ミルクボーイ)


特待生2級 梅沢富美男さん


◆いけばなの先生:假屋崎省吾先生

 

最下位4位(才能なし)「松丸亮吾」

◆作品名『雨足』


◆手直しあり


◆假屋崎先生の評価

(最初に見た時の感想)頭の良い人の頭でっかちな感じ。
いくつもマイナス点がある。
アジサイが正三角形になっている。いけばなの鉄則は不等辺三角形。
オンシジウムが裏。
リョウブも裏向き。
裏・裏・正三角形。方程式のまんま生けた作品。
直せばそこそこ見栄えのする作品になる。
(手直し後)これぐらいしてくれると凡人くらいにはなれる。

 

3位(凡人)「しずちゃん(南海キャンディーズ)」

◆作品名『3』


◆手直しあり


◆假屋崎先生の評価

(最初に見た時の感想)入れたら良いわけじゃない。
アジサイは外ではこういう咲き方をする。
いけばなは自然のままにするというのは違う。
アジサイが窮屈。窮屈だとカビが生える。
風が通って隙間があるような感じでいけるのがいけばな。
足元がスカスカ

 

2位(才能アリ)「駒場孝(ミルクボーイ)」

◆作品名『ミルクボーイ』


◆手直しあり


◆假屋崎先生の評価

センスがある。
アジサイはボリュームがある。
オオクラレルカを1本ピンを挿して変化を付けている。
これは大した才能。
オンシジウム、アジサイと花ごとに分離したのが残念。

 

 

 

1位(才能アリ)「高島礼子」

◆作品名『花言葉』


◆手直しなし


◆假屋崎先生の評価

アジサイがとても歌っている。
品格がある。
脇役の選び方が見事。
引き立て役のギボウシの葉っぱが1本シュッと清涼感を表している。
マイナスは全くなし。手直しもなしの100点満点!

 

◆順位まとめ◆

1位(才能アリ)「高島礼子」
2位(才能アリ)「駒場孝(ミルクボーイ)」
3位(凡人)「しずちゃん(南海キャンディーズ)」
最下位4位(才能なし)「松丸亮吾」

 


◆◇◆ ◆◇◆


しずちゃん残念だったなぁ。
でも美意識の感覚は絵で養われているはずなので、学んでいけばチャンスはあるのかも。
高島礼子さんはサバサバ系の女優さんだから、ガサツになるのかなと思いましたが、さすが女優さん!
すごく素敵ないけばなでした。
ミルクボーイの駒場さんもM-1をイメージして作られてましたけど、とても美しかったです。

 

特待生昇格試験

特待生2級「梅沢富美男」1ランク昇格⇒【特待生1級】

◆作品名『梅雨の花』


◆假屋崎先生の評価

【昇格理由】空間の作り方が見事!


テレビだと正面のカットだが、横から見ても立体感がこんなにある。
器の水で清涼感を演出している。
リョウブの枝で変化を付けている。
自宅のあちこちで研鑽を積んでたと思う。


◆◇◆ ◆◇◆


梅沢さんのいけばな、すごく久しぶりに見ました。
ここのところいけばな王子ばかりでしたし。
紫吹淳さんでさえ影が薄い(笑)。
プレバトの偏りがここにもアリ。

 

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