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『プレバト!!』12月9日「俳句・色鉛筆」梅沢会心の俳句 おいでやすこがのコンビの明暗

2021年12月9日放送の『プレバト才能ランキング』は「俳句・色鉛筆」の査定でした。

 

色鉛筆ではくっきーさんがまたまた浜ちゃんイジリをしてくれました。
俳句では、名人&特待生が大活躍の回。
梅沢さんがとても「らしい」素敵な俳句を詠まれました。

 

俳句の査定ランキング

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◆俳句のお題:「冬の信号待ち」

 

◆査定される人

  • ウルフアロン
  • 島崎遥香
  • YOU
  • こがけん(おいでやすこが)

永世名人 梅沢富美男
名人10段 藤本敏史(FUJIWARA)
特待生2級 皆藤愛子


◆俳句の先生 夏井いつき先生

 

最下位4位(才能なし)「島崎遥香」30点

交差点
 視線ぶつかり
    頬カイロ

(高校生で初デートの待ち合わせ。交差点の反対側に相手がいる。青信号になる前に見つけて、目が合って頬が温かくなった、という句)


◆夏井先生の添削後

交差点
 君の視線と
  ぶつかる冬


◆夏井先生の添削

「頬カイロ」って何?、とキョトンとしてしまう。
お話を聞かないとどう直していいか分からない。
恋のイメージなのであれば、「頬カイロ」と言っている場合じゃない。
「頬カイロ」が比喩になるので、「カイロ」が季語としての力を発揮していない。
別の季語を入れて、思い描いた人物も描き込む。
(添削後)冷たい木枯らしの交差点で、君の視線とぶつかり、頬に温かいものが生まれる。
もう1回イチからやろうぜ!

 

 

3位(凡人)「ウルフアロン」40点

信号待ち
 見えぬ相手に
     息白し

(柔道家として、立ち止まっていると打ち込みとかしたくなっちゃう。信号待ちの時に対戦相手を想像しながら足払い、という句)


◆夏井先生の添削後

試合近し
 信号待ちの
     息白し


◆夏井先生の添削

作者が柔道家だったりボクサーだったりの情報があれば、この中七は許容できる。
俳句は17音だけがすべて。
「見えぬ相手に」ではハッと止まってしまう。
特殊な能力の霊が見える人かな、とそっちにどうしてもいってしまう。
あなたの様子を想像してもらう。
情報を入れて、読者に寄り添う。
(添削後)こうすればアスリートを読者は想像する。
いっぱい実体験をお持ちですから、俳句はどんどん出来ると思う。

 

 

2位(才能アリ)「YOU」70点

口ずさむ
 歌もかじかむ
     赤信号

(ヘッドフォンで音楽を聴いていて一緒に歌っているが、歌も口から出た途端に凍っていく感じで、唇もかじかんでいる、という句)


◆夏井先生の添削後

口ずさむ
 歌のかじかむ
     赤信号


◆夏井先生の添削

これは実感をとても素直に書いている句。
「かじかむ」が冬の季語。
1点だけ惜しい。
「歌も」の「も」が散文的。
「かじかむ」があれば、読み手は想像できる。

 

1位(才能アリ)「こがけん(おいでやすこが)」72点

朝ロケの
 信号待ちに
  脱ぐコート

(朝ロケで信号を渡った先でロケが始まる。コートを脱いで、今から仕事を始めるという決意の気持ちが乗っかるといいなと思って詠んだ句)


◆夏井先生の添削後

添削なし


◆夏井先生の添削

コンパクトな言葉で状況を描写出来ている。
「朝ロケ」で時間と状況が分かる。
中七「信号待ちに」で場面と人物も出てくる。
「脱ぐ」という動作に、「コート」という季語。
それぞれの言葉がきちんと置かれている。
冬の季語「コート」が出てきた瞬間に、冒頭の「朝」が効く。
「朝」「ロケ」「コート」で読者は想像ができる。
これは大したもの!

 

 


◆順位まとめ◆

1位(才能アリ)「こがけん(おいでやすこが)」72点
2位(才能アリ)「YOU」70点
3位(凡人)「ウルフアロン」40点
最下位4位(才能なし)「島崎遥香」30点


◆◇◆ ◆◇◆


こがけんさん、さすがですね。
料理は上手いし、俳句も上手い。
小田さんとのコンビバランスもいい感じになってます。
次回の俳句も楽しみです。

 

 

 

名人・特待生昇格試験

特待生2級「皆藤愛子」1ランク降格⇒【特待生1級】

オリオンと
 重機の湯気と
      土煙

(冬の寒い日に交差点で工事をしていて、ちょっと白んでいて騒がしい中、空を見たらオリオン座が見えた、という句)


◆夏井先生の添削後

添削なし


◆昇格試験のポイント

助詞「と」「の」「と」を選択した是非←助詞で映像化ができている!


言葉の選び方・語順もよく考えている。
最初の「と」は、前の「オリオン」と後ろの「重機」を並列に並べる。
冬の季語「オリオン」は自然物、「重機」は人工物で対比が出来ている。
「の」は「重機」の属性、何から立ち上がる湯気かを説明。
最後の「と」は白い気体の「湯気」と土色の粒子である「土煙」を並列にする。
この対比もしっかり効いている。
助詞を使ってちゃんと映像化ができている。
選んだ助詞をどう機能させるかわかってらっしゃる。
もう名人は見えてきた。

 

 

永世名人への道

永世名人への道【星1】「藤本敏史(FUJIWARA)」1ランク昇格【星2】

陸橋を
 渡れば熱を
  持つマスク

(兼題の荷物を持った女性を題材にした。向こうに渡りたいけど近くに横断歩道がない。パッとみたら歩道橋がある。荷物を持ってるから上がって降りるだけで息が荒くなってマスクが熱を持つ、という句)


◆夏井先生の添削後

添削なし


◆昇格試験のポイント

「熱を持つ」の表現の是非←マスクの2つのリアリティー


冬の季語「マスク」がどういう状況にあるか。
コロナのせいでマスクを1年中着け続けている。
もう冬の季語ではなくなるのか、というのが今の世の中。
「コロナ禍のマスク」「冬の季語のマスク」の両方から読めることを褒めたい。
さすが名人!

 

永世名人 富美男のお手本

◆50句までの現在の状況:39句(残り11句)

冬ざれや
 交差点蹴る
    明け烏

(朝方信号にカラスがいる。信号が変わると飛んで行く。「明け烏」は色っぽい言葉。一夜の恋をした男女が朝別れていく。「お吉物語」のお吉さんが着ている衣装の模様も明け烏。芸者さんでは色っぽいけど演技が悪いという意味もある。そういう色っぽい言葉を知っている、という句)


◆夏井先生の添削後

 

◆掲載の判定⇒掲載決定!

【掲載決定の理由】時間や情景が鮮明!


これは「冬ざれ」という映像を持たない時候の季語から始まる。
見渡す限り冬の景色。
「や」で詠嘆だが、まだ映像はない。
なんとなく寂しい、寒い、荒れているという感じ。
場所の「交差点」がやっと映像で出てくる。
「蹴る」で人だと想像するが、「明け烏」が出てくる。
「蹴る」はカラスの描写になる。
アスファルトを蹴る爪の音が聞こえてくる。
「明け」で「冬ざれ」の季語がクローズアップされる。
まだ暗い朝の冬ざれである…。
さすがですね、おっちゃんこういうのは上手いもんだ。


◆50句までの現在の状況:40句(残り10句)

  • 1月の成績:2勝1敗(掲載:1/7・1/28、ボツ:1/21)
  • 2月の成績:1勝1敗(掲載:2/4、ボツ:2/11)
  • 3月の成績:1勝1敗(掲載:3/4、ボツ:3/18)
  • 4月の成績:1勝3敗(掲載:4/29、ボツ:4/8、4/15、4/22)
  • 5月の成績:1勝2敗(掲載:5/20、ボツ:5/6、5/13)
  • 6月の成績:2勝1敗(掲載:6/17・6/24、ボツ:6/10)
  • 7月の成績:2勝1敗(掲載:7/8・7/15、ボツ:7/1)
  • 8月の成績:1勝3敗(掲載:8/19、ボツ:8/5、8/12、8/26)
  • 10月の成績:0勝1敗(ボツ:10/28)
  • 11月の成績:2勝1敗(掲載:11/4・11/18、ボツ:11/25)
  • 12月の成績:1勝1敗(掲載:12/9、ボツ:12/2)


◆◇◆ ◆◇◆


梅沢さんらしい俳句で見事栄西決定!
残り10句でカウントダウンが見えてきましたね。
2022年中には句集が完成できそうで、俄然楽しみになってきました。


フジモンさんも皆藤さんの俳句も良かったです。
皆藤さん、確か体調を崩されてましたよね。
元気なお姿を見れてホッとしました。

 

 

 

色鉛筆の査定ランキング

◆査定される人

  • ウルフアロン
  • 竹内由恵
  • YOU
  • おいでやす小田(おいでやすこが)

名人初段 くっきー!(野性爆弾)


◆色鉛筆の先生 三上詩絵先生


◆採点

  • 色選び:10点
  • 塗り方:10点
  • 明暗:10点
  • 合計:30点満点

 

最下位4位(才能なし)「おいでやす小田(おいでやすこが)」11点

◆お題:餃子


◆採点

色選び:5点
塗り方:3点
明暗:3点
合計:11点

◆先生のお手本ありました


◆三上先生の評価

餃子の手作り感が出ている。
それぞれの形が違う。
ただ美味しそうには見えない。
餃子の中の餡がこんな鮮やかな緑には見えない。
先入観で色を塗らない。

 

3位(凡人)「YOU」16点

◆お題:とっくり


◆採点

色選び:8点
塗り方:3点
明暗:5点
合計:16点

◆先生のお手本ありました


◆三上先生の評価

風合いを感じる。
とっくりの独特な色が出てる。
とても雰囲気のある絵。
陶器の厚みや質感がもう一つ分かりにくい。
輪郭をぼやっと描いている。
パッと見た時に、凹みなのか模様なのかわからない。
凹んでいるところは影になり、周りは光るはず。

 

 

2位(才能アリ)「ウルフ アロン」25点

◆お題:バスケットボール


◆採点

色選び:9点
塗り方:7点
明暗:9点
合計:25点


◆先生のお手本ありました


◆三上先生の評価

バスケットボールの特徴をよく捉えている。
広い面積を塗るのは大変。
ムラになりがちだが、とても丁寧に塗っている。
ラインも真っすぐな線じゃなく、球体に沿うような曲線。
それをちゃんと描いているのは上手。
惜しかったのは、ボールの真下に影がないのが不自然。

 

 

1位(才能アリ)「竹内由恵」28点

◆お題:鈴


◆採点

色選び:9点
塗り方:10点
明暗:9点
合計:28点


◆先生のお手本なし


◆三上先生の評価

凄く丁寧に描いている。
金色の鈴を見て、金色の色鉛筆を使わないで黄色・黄土色・茶・黒だけで表現したのはとても良かった。
金色を使うとちょっと黒っぽく見える。
絵としては、金色を使わない方が良い仕上がりになる。
紐と鈴の繋がっている金具にもちゃんと陰影をつけている。
すごいお上手です。

 

 

◆順位まとめ◆

1位(才能アリ)「竹内由恵」28点
2位(才能アリ)「ウルフ アロン」25点
3位(凡人)「YOU」16点
最下位4位(才能なし)「おいでやす小田(おいでやすこが)」11点

 

名人・特待生昇格試験

名人初段「くっきー!(野性爆弾)」1ランク昇格⇒【名人2段】

◆お題:おでん


◆三上先生の評価

評価のポイント:

(見た瞬間)怖い(笑)。
細かいところまで質感の違いを描いている。
大根の染みた色合い、巾着の中の形もわかる。
一目でタコ。立体的にボコボコ見える。
全ての食材が描き分けられている。
テーブルもすごい。
木の木目は鉛筆をかなり細く削って、ソフトに描いている。
テクニックですね。
圧倒されています。

 

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