今日も暇です。

テレビやドラマの感想などなど。。。

『プレバト!!』1月6日「俳句・消しゴムはんこ」夏井先生大絶賛の3時のヒロイン福田の俳句 くっきーの西田ひかるはゆりやん似

2022年1月6日放送の『プレバト才能ランキング』は「俳句・消しゴムはんこ」の査定でした。

 

新年1発目のプレバトです!
来週は冬麗戦ということで、その前の通常回になります。


今回は俳句で夏井先生絶賛の句が誕生しました。
素晴らしい句で状況が目に浮かび、心にズンと来ました。

 

俳句の査定ランキング

f:id:nukonyan131:20220106214530j:plain

 

◆俳句のお題:「カーテンを開けた瞬間」

 

◆査定される人

  • 大久保佳代子
  • 筧利夫
  • 渋谷凪咲(NMB48)
  • 福田麻貴(3時のヒロイン)

 

永世名人 梅沢富美男
名人7段 横尾渉(Kis-My-Ft2)
名人初段 森口瑤子

 

◆俳句の先生 夏井いつき先生

 

最下位4位(才能なし)「渋谷凪咲(NMB48)」35点

瞼をも
 突き抜け照らす
      冬の朝

(カーテンを開けた時に朝日が眩しいと目を閉じるが、それでも眩しい。それぐらい朝日って偉大だな、という句)


◆夏井先生の添削後

瞼貫く
 冬の朝日の
   眩しさよ


◆夏井先生の添削

「をも」が散文的。
「朝日」と書けば「照らす」はいらない。
「眩しい」なら書けばいい。
(添削後)こうすれば言いたいことは伝わる。
ただみんな眩しいのよ、朝は。

 

3位(凡人)「筧利夫」45点

東雲の
 空に挑みし
    初漁の

(東雲は夜明け直前の状態。初漁は新春の季語。初めての漁に挑んでいく漁師さんの気持ちを詠んだ句)


◆夏井先生の添削後

初漁や
 東雲の空
  はればれと


◆夏井先生の添削

一言で言ったら、季語「初漁」を説明しただけの句。
「挑みし」は作者としてはすごく工夫した、いい気になったところだと手に取るようにわかる。
「挑みし」はこれこそ言わない方がいい。
下五も「初漁の」で終わっており、この調べも損。
しっかりと詠嘆すべき。
(添削後)直したところで普通の句。

 

2位(凡人)「大久保佳代子」55点

日溜まりで
 辿る僅かな
    年賀状

(元旦の日の朝。年々年賀状が少なくなっていく。それを窓から入ってくる朝日の元で「この子と昔、学校に行ったな」と記憶を辿るワンシーン、という句)


◆夏井先生の添削後

日溜まりに
 広ぐ僅かな
    年賀状


◆夏井先生の添削

俳句は自分の心情をめんめんと説明するのではなく、映像を描くことで「この人は記憶を辿っている」と読み手に残しておいてあげる。
映像にするヒントとしては、年賀状を広げていく動作にしてみる。
(添削後)気持ちを書くんじゃなくて、映像を書く。
ここだけ気をつけたら、あなたは才能アリに行けます!

 

1位(才能アリ)「福田麻貴(3時のヒロイン)」75点

冬天よ
 母を泣かせて
    来る街か

(芸人になるためにお母さんを大阪に一人置いて上京した。上京後の生活が厳しくて、深夜にネタ見せして朝までネットカフェで仮眠。お母さんを置いてまで目指す夢なのか…。ふと寂しくなったという句)


◆夏井先生の添削後

添削なし


◆夏井先生の添削

久しぶりに本物の句が来たなとそんな感じです。
「冬天よ」の「よ」は詠嘆して呼びかける。
「母を泣かせて」でお母さんを悲しませる状況がある。
一体何かと思えば、泣かせてまで来る街であるのだろうか。
「来る街か」の「か」は自嘲もあり、深いため息もある。
「街」で都会であることも分かる。
決して温かくない都会、何1つ上手くいかない。
読み手の心の一気になだれ込んで来るような作品。
間違いなく来週の冬麗戦には出場してもらいたい。
素晴らしい!

 

 

◆順位まとめ◆

1位(才能アリ)「福田麻貴(3時のヒロイン)」75点
2位(凡人)「大久保佳代子」55点
3位(凡人)「筧利夫」45点
最下位4位(才能なし)「渋谷凪咲(NMB48)」35点

 

 

 

名人・特待生昇格試験

名人初段「森口瑤子」現状維持

昨夜(よべ)よりも
    痩せたる母や
       日向ぼこ

(母が亡くなる前にどんどん弱っていって、日向ぼっこを花と穏やかにしてるけど、たった数時間前の昨夜よりもやつれた気がするなぁといろんな思いがあった、という句)


◆夏井先生の添削後

昨夜(さくや)より
      痩せしか
       日向ぼこの母


◆昇格試験のポイント

「よりも」「たる」「や」の是非←句と思いにズレがあるのでは?


「よりも」ではなく「より」でいい。
一番の問題は「たる」。
これだと痩せている状況が完了している。
今お話を聞くと「痩せたような気がした」というのであれば、「痩せしか」がいい。
最後に「母」を残す。

 

名人7段「横尾渉(Kis-My-Ft2)」現状維持

凍空の
 窓をゴンドラ
    紅茶の香

(休日に窓を開けたらお掃除のお兄さんがゴンドラで降りてきて、それをゆっくり眺めている、という句)


◆夏井先生の添削後

窓を拭くゴンドラ
    凍空の紅茶


◆昇格試験のポイント

中七「窓をゴンドラ」の是非←もう少しだけはっきりと!

「凍空の窓を」の「を」の使い方が上手い。優雅な句。
問題はゴンドラ。
ゴンドラはいろいろある。
ヴェネツィア、飛行船、気球、観覧車、これらも全部ゴンドラ。
この句から可能性が低いのは窓を拭くお掃除のゴンドラ。
そこをちゃんと書くべき。
(添削後)窓を拭くゴンドラの凍空を眺めながら紅茶を飲んでいる光景。
もうちょっとだけ誠実に言葉を選んで詠むべきではないか。
名人7段ですから!


◆実は評価が2つあった⇒ヴェネツィアを詠んだ句であれば1ランク昇格だった!

 

 

 

永世名人 富美男のお手本

◆50句までの現在の状況:40句(残り10句)

縫い初めの
 楽屋朝日は
   母にさす

(うちのお袋が生きてた時、僕の女形の衣装は全部母親が縫ってくれていた。実に手が速かった。お客様からお着物の生地をいただく。すると母親がダーッと縫って明日にはもう間に合う。その時に朝日が母にかかっている。「ありがたい」と思った気持ちを詠んだ句)


◆夏井先生の添削後

添削なし


◆掲載の判定⇒掲載決定!

【掲載決定の理由】映像だけで思いを伝えている!


新年の季語が「縫い初め」。
この現場としてオリジナリティーとリアリティーとどちらもしっかりある。
楽屋で縫い初めをしているということは、舞台の衣装を縫っている。
あるいは手直しをしている。
朝日が出てくるので、夜なべの徹夜の仕事だったのかもしれない。
「朝日は」の「は」の強調もいい。
朝日が母に差す。
これは映像しか書いていないが、母への気持ちがこの奥にちゃんと詰まっている。
これが気持ちを言葉で書くのではなく、映像を描くことによってその奥にある心情を読み取ってもらう。
お母さんに堂々と差し上げても良い佳句だと思います。
素晴らしい!

 

◆50句までの現在の状況:41句(残り9句)

【2021年】

  • 1月の成績:2勝1敗(掲載:1/7・1/28、ボツ:1/21)
  • 2月の成績:1勝1敗(掲載:2/4、ボツ:2/11)
  • 3月の成績:1勝1敗(掲載:3/4、ボツ:3/18)
  • 4月の成績:1勝3敗(掲載:4/29、ボツ:4/8、4/15、4/22)
  • 5月の成績:1勝2敗(掲載:5/20、ボツ:5/6、5/13)
  • 6月の成績:2勝1敗(掲載:6/17・6/24、ボツ:6/10)
  • 7月の成績:2勝1敗(掲載:7/8・7/15、ボツ:7/1)
  • 8月の成績:1勝3敗(掲載:8/19、ボツ:8/5、8/12、8/26)
  • 10月の成績:0勝1敗(ボツ:10/28)
  • 11月の成績:2勝1敗(掲載:11/4・11/18、ボツ:11/25)
  • 12月の成績:1勝2敗(掲載:12/9、ボツ:12/2、12/16)

【2022年】

  • 1月の成績::1勝0敗(掲載:1/6)


◆◇◆ ◆◇◆


今回の俳句はお母さんがテーマが多かったですね。
その中でも福田さんの俳句は素晴らしかった。
夢が叶って良かった!
でも、大抵は夢が叶わないことが現実です。
どちらに置き換えてもグッとくる俳句でした。


梅沢さんもいい俳句でしたし、森口さんも視点は素敵でした。

 

 

 

消しゴムはんこの才能査定ランキング

◆テーマ:冬


◆査定される人

  • 大久保佳代子
  • 筧利夫
  • 渋谷凪咲(NMB48)
  • ゆめっち(3時のヒロイン)


特待生2級 くっきー!(野性爆弾)


◆消しゴムはんこの先生:田口奈津子先生


◆採点ポイント 30点満点

  • 彫り方:10点
  • 押すセンス:10点
  • デザイン:10点

 

最下位4位(才能なし)「渋谷凪咲(NMB48)」11点

◆作品タイトル「ぽかぽか猫先生」
秋元康先生へ


◆採点ポイント 

彫り方:5点
押すセンス:4点
デザイン:2点
合計:11点


◆田口先生のお手本ありました。


◆田口先生の評価

(コタツを見て)これってプリンですか?←実はくっきーがその前に同様の指摘をしており、浜ちゃんに「言うてるやん」とツッコまれる。さらに渋谷自身も「プリンみたい」と全員がプリン!
形の違いが全然表現できていない。
上の机はもう少し真っすぐな板で、布団の部分はもう少しフカっとしているはず。

 

3位(凡人)「ゆめっち(3時のヒロイン)」18点

◆作品タイトル「門松さんとかなでちゃん」
相方のかなでさんへ


◆採点ポイント 

彫り方:8点
押すセンス:6点
デザイン:4点
合計:18点


◆田口先生のお手本ありました。


◆田口先生の評価

非常にカラフル。
現実のダルマは赤いが、現実ではない色で、この方にしかできない表現。
そこは素晴らしい!
立体感が全体的にない。
色をいくつも使っているけど、影や丸みの表現ではない。べたっとしている。
門松を男性と捉えるのは難しい。

 

2位(才能アリ)「大久保佳代子」27点

◆作品タイトル「カナダへの手紙~パコ美を添えて~」
相方・光浦さんへ


◆採点ポイント 

彫り方:10点
押すセンス:9点
デザイン:8点
合計:27点


◆田口先生のお手本ありました。


◆田口先生の評価

雪は白く、消しゴムはんこでの表現がすごく難しい。
グレーの濃淡で雪を表現されているのがすごい。
ワンちゃんのところがすごくいい。
毛並みやはんこを分けて表現した模様とか、普段からワンちゃんをしっかり観察されていて、それを表現しようとしている。
愛情をすごく感じます。
ハガキに対して全部が綺麗に内側に入っているので、これをもう少しはみ出して押すともっと銀世界が広がっているのが伝わる。

 

1位(才能アリ)「筧利夫」28点

◆作品タイトル「おたより」
遠くに住む親戚へ


◆採点ポイント 

彫り方:9点
押すセンス:9点
デザイン:10点
合計:28点


◆ポストのみお手本あり


◆田口先生の評価

はんこの使い方のバリエーションが非常に多い。
おじいさんは1つのはんこ、おばあさんの方は髪の毛と顔を分けている。
構図がとても面白い。
全体的に包み込むような雰囲気になっている。
特待生を目指すには、ポストの白い線。
入れたくなるのはわかるが、色分けと影のみで立体感を出した方がいい。

 

◆順位まとめ◆

1位(才能アリ)「筧利夫」28点
2位(才能アリ)「大久保佳代子」27点
3位(凡人)「ゆめっち(3時のヒロイン)」18点
最下位4位(才能なし)「渋谷凪咲(NMB48)」11点

 

名人・特待生昇格試験

特待生2級「くっきー!(野性爆弾)」1ランク昇格!⇒【特待生1級】

◆作品タイトル「ときめいて」←浜ちゃんが見た瞬間「怒られるで。おっさんにしか見えへん」と指摘。
西田ひかるさんへ


◆田口先生のお手本ありました。


◆田口先生の評価

【査定理由】
奥行きの表現が秀逸!


(昇格後の浜ちゃんの一言「田口先生は西田ひかるを知ってるの?」


伊勢海老は甲羅の筋の入った感じとか今までになく、非常に細かく表現している。
伊勢海老の部分は細かい色で、甲羅の質感を出しているのに対して、奥の人物は顔の3分の1くらいが影。
表現の仕方を少し変えて、立体感を表現しているのが素晴らしい!
なかなかできることではない。


◆◇◆ ◆◇◆


「西田ひかるさん」でなければパーフェクトな感じでした。
西田さんというより、ゆりやんにそっくりだったけど(笑)。