2022年3月3日放送の『プレバト才能ランキング』は「俳句」の査定のみでした。
そして、俳句のタイトル戦「春光戦」の予選の組み合わせも発表されました。
アート系の査定はお休みの回です。
梅沢さんが1ヵ月半ぶりの登場とのことですが、結構長い期間出てませんでしたよね。
劇団の公演があるので寂しいですけど仕方がないです。
テレビでは夏井先生vs梅沢さんのバトルが久しぶりに見れて楽しかった!
ある意味「プレバトの華」ですね(笑)。
春光戦の組み合わせが決定しました。
今回は浜ちゃん以外にもスタジオにいた出場者にも抽選させてました。
俳句の査定ランキング
◆俳句のお題:「おもちゃ屋さんの雛人形」
◆査定される人
- 朝日奈央
- 早見あかり
- HAN-KUN(湘南乃風)
- ユースケ(ダイアン)、
- 津田篤宏(ダイアン)
永世名人 梅沢富美男
名人7段 横尾渉(Kis-My-Ft2)
名人5段 立川志らく
◆俳句の先生 夏井いつき先生
最下位5位(才能なし)「朝日奈央」20点
雛祭る
見つめる先には
シルバニア
(部屋の中に小さな雛人形をを飾ってた。子どもながらに無機質な表情を見るのが怖い。怖さを紛らわすためにシルバニアを見てほっこり、という句)
◆夏井先生の添削後
雛の顔
怖くて雛を
見られない
◆夏井先生の添削
意味がよくわからないタイプの才能ナシ。
自分ではわかっているつもりでも、自分以外の人には伝わらない。
シルバニアを見てしまうという理由は、お雛様が怖い。
それもお顔が怖い。
(添削後)これがあなたが一番言いたいこと。
それを書けばいい!
もうシルバニアは捨てよう。
4位(才能なし)「津田篤宏(ダイアン)」30点
あと何度
行くなと思い
雛をだす
(娘がいる。毎年のように雛人形を出す。今は「パパ」って懐いてくれている。いつか嫁に行って雛人形を出すこともなくなる。まだ行くなと思いながら毎年雛人形を出している、という句)
◆夏井先生の添削後
雛をあと
何度飾れば
嫁に行く
◆夏井先生の添削
これは感情を書き過ぎて、いい気になるタイプの才能ナシ。
特に感情が強く出過ぎているのが中七。
「あと何度」と「雛をだす」をもうちょっと近づけると意味がわかりやすくなる。
「嫁に行く」と淡々と書く。
動詞がごちゃごちゃ入っているのが少しだけ整理できる。
直したところで凡人中の凡人。
(津田吠える)点数下げましょうか?
3位(凡人)「ユースケ(ダイアン)」40点
お雛様
見向きもせずに
ミニ四駆
(おもちゃ屋さんに行ったら雛人形が置いてあったのが、興味がないので雛人形には見向きもせず、すぐミニ四駆コーナーに行っていた、という句)
◆夏井先生の添削後
雛売り場
かけぬけ
ミニ四駆売り場
◆夏井先生の添削
場所がわからない。
読者は字面だけで読むのでそこに配慮がないといけない。
諸悪の根源は中七。
ここが説明になっている。俳句としては1番大きな問題点になる。
中七でどこにいるかが一発で書ける。
(添削後)直したところで普通の句。
2位(凡人)「HAN-KUN(湘南乃風)」50点
言えぬまま
飲み込む恋と
雛あられ
(子どもの頃にひな祭りでみんなで集まった時に、雛あられを好きな子から貰えてうれしいと思ったが、その子には好きな子がいてその子にも渡してた。別な子が好きだとわかって思いを言えないまま貰った雛あられを食べた、という句)
◆夏井先生の添削後
雛あられ
言えないままの
恋ひとつ
◆夏井先生の添削
「言えぬまま 飲み込む恋」は歌謡曲の詩のよう。
何か詩を作ろうという意思はしっかり見えるので、可能性のある凡人。
問題は「と」。
「飲み込む」は誤解を生みやすい。
子どもの頃の恋なのであれば、そのニュアンスも出す。
「恋ひとつ」で小さな恋がひとつ。
ひとつの恋が雛あられの1粒のような風合いになる。
このように言葉を操作できるようになったら、あなたは才能アリにいける可能性はある。
1位(才能アリ)「早見あかり」70点
ラスト公演
差し入れは
雛あられ
(ももクロの脱退ライブが4月。リハーサルを3月にやっていた。ラスト公演の差し入れに雛あられをもらった、という句)
◆夏井先生の添削後
添削なし
◆夏井先生の添削
それぞれの言葉がお互い邪魔しないように配慮されている。
そこを褒めないといけない。
「ラスト公演」で状況がわかる。
「差し入れ」で物や心情がわかる。
「雛あられ」で季語、物。
語順が良いのは言うまでもない。
「ラスト公演」のイメージに「雛あられ」が被さっていく。
作者を今見て、似合っている季語を選ばれているとあらためて思った。
◆順位まとめ◆
1位(才能アリ)「早見あかり」70点
2位(凡人)「HAN-KUN(湘南乃風)」50点
3位(凡人)「ユースケ(ダイアン)」40点
4位(才能なし)「津田篤宏(ダイアン)」30点
最下位5位(才能なし)「朝日奈央」20点
名人・特待生昇格試験
名人5段「立川志らく」現状維持
流し雛
目があったのよ、
本当よ
(流し雛を娘が見ていて、やっぱりちょっと切ない。「目があったのよ、本当よ」と親に言っている。「、」はわざといれている、という句)
◆夏井先生の添削後
流される雛と
目が合ったと
言い張る
◆昇格試験のポイント
読点(「、」)を使った会話の是非←会話よりも表情を!
書こうとしている光景は悪くない。
実際に雛流しに参加をすると本当に目が合ったような気がする。
ただ「、」とか会話にすることが、この句の内容にとってベストかどうかはもう一歩踏み込んで考えていい。
表情を書くことで会話が見えてくる。
「言い張る」だと「目が合った」人物が見えてくる。
小さな子供、大人、男性、女性の誰かが言い張っている。
限定しないことで一句の世界が広がる。
こういうのが俳句のちょっと得する書き方。
名人7段「横尾渉(Kis-My-Ft2)」1ランク昇格⇒【名人8段】
春夜のおもちゃ屋
プラレールの
やわやわ
(やわやわは列車を連結するときの減速を指示する掛け声。男三兄弟なのでひな祭りのことは一回忘れて、おもちゃ屋に目線。夜におもちゃ屋さんに行った時プラレールがゆっくり走ってた。それが列車が連結するときの「やわやわ」を使いたいということでこういう句にした)
◆夏井先生の添削後
添削なし
◆昇格試験のポイント
オノマトペ「やわやわ」の効果の是非←二重三重の工夫!
兼題写真から発想の展開がとても良い。
写真の外に何があるのかと考える。
もう1つ時間軸を動かしてみる。
夜になったらどうなっている?
こういう発想の仕方もある。
「夜」「屋」「や」「や」は名人ならではのテクニック。
プラレールを繋ぐ感触や模型の電車ゆっくり動く様子もやわやわ。
最終的に「やわやわ」は季語「春夜」の手触りに及ぶ。
面白い選択だった。
あとおっちゃんが言った「五七五を読みなさい」はとても正しいアドバイス。
五七五の基本をしっかりやっておくと、揺るがない足腰ができる。
そこだけはおっちゃんの言うことを信じても良い!
永世名人 富美男のお手本
◆50句までの現在の状況:41句(残り9句)
お歯黒の
かすかにのぞく
雛(ひいな)かな
(夏井先生が私を作ってくれたからこういう俳句が詠める。結婚すると昔の女性は歯を黒くした。お雛様もおちろん結婚している。当たり前だが気が付かなかった。お雛様を見たらお雛様もお歯黒しているという新しい発見があった、という句)
◆夏井先生の添削後
お歯黒の
かすかに雛の
笑まひけり
◆掲載の判定⇒ボツ!
【ボツの理由】また説明してる!
このおっちゃんに私は何回「説明するな」「映像にしろ」と散々言ってきて、まだやるか?
エラそうに喋りまくった。
夏井先生が作ってくれた、私こんなもの作ってねぇよ。
「のぞく」が説明。
何で覗いているのかはそこにあなたが映像を見たから。
(添削後)こうするとお雛様が笑っている。かすかにお歯黒が覗いている。
「かすか」が両方の意味を押さえる。
これやってたら「夏井先生のおかげ」と言ってもいい。
◆50句までの現在の状況:41句(残り9句)
【2021年】
- 1月の成績:2勝1敗(掲載:1/7・1/28、ボツ:1/21)
- 2月の成績:1勝1敗(掲載:2/4、ボツ:2/11)
- 3月の成績:1勝1敗(掲載:3/4、ボツ:3/18)
- 4月の成績:1勝3敗(掲載:4/29、ボツ:4/8、4/15、4/22)
- 5月の成績:1勝2敗(掲載:5/20、ボツ:5/6、5/13)
- 6月の成績:2勝1敗(掲載:6/17・6/24、ボツ:6/10)
- 7月の成績:2勝1敗(掲載:7/8・7/15、ボツ:7/1)
- 8月の成績:1勝3敗(掲載:8/19、ボツ:8/5、8/12、8/26)
- 10月の成績:0勝1敗(ボツ:10/28)
- 11月の成績:2勝1敗(掲載:11/4・11/18、ボツ:11/25)
- 12月の成績:1勝2敗(掲載:12/9、ボツ:12/2、12/16)
【2022年】
- 1月の成績::1勝0敗(掲載:1/6)
- 3月の成績::0勝1敗(ボツ:3/3)
「春光戦 2022」の予選組み合わせ抽選会
今回はABとCDのお題のどちらが詠みたいかの希望をとって、そこからAとB、CとDの抽選となりました。
決定した出場者
【予選Aブロック】
- 名人9段 千原ジュニア
- 特待生2級 馬場典子
- 特待生2級 パックン
- 特待生2級 松岡充
【予選Bブロック】
- 名人10段 藤本敏史(FUJIWARA)
- 名人6段 中田喜子
- 特待生3級 向井慧(パンサー)
- 特待生3級 筒井真理子
【予選Cブロック】
- 名人10段 村上健司(フルーツポンチ)
- 名人4段 千賀健永(Kis-My-Ft2)
- 名人2段 ミッツ・マングローブ
- 名人初段 岩永徹也
【予選Dブロック】
- 名人初段 森口瑤子
- 名人初段 皆藤愛子
- 特待生5級 春風亭昇吉
◆◇◆ ◆◇◆
Dブロックだけが1人少ないんですけど意図的になんでしょうか?
全部4人ずつでいいはずなんですけど、1人誰かを押し込むのでしょうか?
そこだけ気になりました。
それとDブロックの緩さがハンパないですね(笑)。
だからこその抽選なのでしょうけど。
ここで村上さんがDで3人だったらちょっとという感じはしますので、これでいいとは思います。
だけど、Cブロックが一番荒れそう。
なんといっても千賀さんがいますからね。
タイトル戦をかき乱す大ホームランを打ちますから!
しかしもう春光戦の時期なのがスゴい。
早いなぁ。
▽前回の冬麗戦もどうぞ▽
『プレバト!!』1月13日「冬麗戦 2022」東国原7回目のタイトル戦制覇!キスマイ千賀が惜しくも2位 - 今日も暇です。