2022年4月28日放送の『プレバト才能ランキング』は「俳句・バナナアート」の査定でした。
ぼる塾の田辺さんの俳句の学びと成長が著しいですが、今回もさらにアップ。
夏井先生も期待されてました。
田辺さんが俳句の特待生になったら、スイーツだけじゃなく俳句もって感じになりますね。
そして、夏井先生から破門されたままの勝村政信さんがまたもや夏井先生に怒られる回でもあります。
プレバトは長いのでいろいろドラマがありますね。
見かけなくなった方もたまには復活されるといいのですが。
俳句の査定ランキング
◆俳句のお題:「ゴールデンウィーク」
◆査定される人
- 勝村政信
- 高橋真麻
- 中川翔子
- 田辺智加(ぼる塾)
永世名人 梅沢富美男
名人8段 横尾渉(Kis-My-Ft2)
名人6段 中田喜子
◆俳句の先生 夏井いつき先生
最下位4位(才能なし)「勝村政信」25点
飛び石の
蛙声(あせい)静まる
靴の音
(ゴールデンウイークは飛び石連休っていうんで、子どもの頃神社があって裏に小さい池に飛び石があった。蛙の声が聞こえて、子どもたちが普段いない時間に飛び石を飛んでいると蛙の音が静まっていた、という句)
◆夏井先生の添削後
飛び石を
ゆけば蛙の
声やみぬ
◆夏井先生の添削
お前だったのか。
これを読んだ瞬間に松尾芭蕉の「古池や蛙飛び込む水の音」を下敷きにして、なんとつまらない句を作ったのかと。
本歌取り(古歌の俳句・趣向などを取り入れて作歌すること)という技法はあるが、元の芭蕉の句をこんな使い方をしたら、芭蕉が化けて出ると思うよ、あんたの枕元に。
普通に書けば言いたいことは言える。
(添削後)こうやって整えたところで非常に凡人の句。
俳句ちゃんと作ってなかったでしょ?
私この間、この人のお芝居を見に行ったんですよ。
お芝居上手いな、俳句も頑張ってくれてるんだろうなと今回期待していた。
おっちゃん(梅沢)見て見なさいよ。
舞台しながら俳句もちゃんとやって、俳句の筋肉落としてないでしょ?
しばらくあんた、おっちゃんの弟子になんなさい。
3位(才能なし)「中川翔子」35点
尾を張って
猫も眺める
鯉のぼり
(猫は嬉しい時に尻尾をピンと立てる、鯉のぼりも風が気持ちいい晴れてる日は尾が伸びているので、青空がイメージできたらいいな、という句)
◆夏井先生の添削後
尾を立てる猫よ
鯉のぼりは
風に
◆夏井先生の添削
猫が魚の形をした鯉のぼりを物欲しそうに見ているという発想の句は、掃いて捨てても湧いてくる。
なんで才能ナシかと言えば、「張って」が本当につまらない工夫。
「尾を立てる」と素直に書いた方が良い。
2位(凡人)「高橋真麻」55点
抱きしめた
子の髪ふわり
菖蒲の香
(自分も小さい時にこどもの日に菖蒲湯に入っていた。娘を菖蒲湯に入れる。いつもは普通のシャンプーの香りだが、この日限りは抱きしめると髪の毛から菖蒲の香りがする、という句)
◆夏井先生の添削後
抱きしめる
子に菖蒲湯の
香のほのか
◆夏井先生の添削
抱きしめた子どもの髪から何かの匂いがする。
こういう発想の句はありがちだが、俳句としては出来ている。
今話を聞いたら、菖蒲湯。それを書いた方が絶対良い。
臨場感のある句になる。
(添削後)才能ありまでもうちょっと。
1位(才能アリ)「田辺智加(ぼる塾)」70点
亀鳴くや
お辞儀が深い
グラウンド
(春ののどかなお昼の頃ジャニーズさんのチャリティーの野球運動会を観に行った。そこで14歳のKAT-TUN亀梨さんを見た。めちゃくちゃ1人お辞儀が深かった。そこで私は亀梨くんに恋をした。その時の様子を詠ってみた。亀梨くんの「亀」にも季語にかけている、という句)
◆夏井先生の添削後
亀鳴くや
お辞儀の深き
グラウンド
亀鳴くや
一礼深き
グラウンド
◆夏井先生の添削
季語「亀鳴く」で春の夕暮れ時。
「お辞儀が深い」で人物。
最後に「グラウンド」。
スポーツの練習が終わった後、グラウンドに向かって深々と一礼をする人物を思った。
上を目指すのであれば、もうちょっと直す。
「や」は文語なので、「深き」にすると文体の統一ができる。
こうするとちょっと大人っぽい感じになる。
「お辞儀」を「一礼」とも言う。
こうするとまさに礼儀正しく深々とという感じになる。
勉強して着実に伸びている実感はある。
あとはこれが確実なものになってから、特待生にゆっくり押し出したい。
もうちょっとだけ頑張りましょう!
◆順位まとめ◆
1位(才能アリ)「田辺智加(ぼる塾)」70点
2位(凡人)「高橋真麻」55点
3位(才能なし)「中川翔子」35点
最下位4位(才能なし)「勝村政信」25点
名人・特待生昇格試験
名人6段「中田喜子」現状維持
竹割つて
垂直線の
こどもの日
(竹を割ったかのように、子どもが真っ直ぐ育って欲しいという句。夏井先生のYouTubeで促音便を話されていてそれを意識して作ったという句)
◆夏井先生の添削後
竹を割る
垂直線や
こどもの日
◆昇格試験のポイント
「割って~の」という叙述の是非←勢いが足りない
いいところから。
上五中七の竹を割った時の真っ直ぐな感じを「垂直線」という硬い響きの言葉でやろうとしている。
季語「こどもの日」の真っ直ぐに育っていくイメージで、2つのイメージがちょうど良い関係で取り合わせられている。
骨格部分はとても良い。
「割つて」の促音便を勉強したのはすごく偉かったが、ただこの場合は違う。
「竹を割る」は垂直線を切りだしていくような作業。
真っ直ぐ育って欲しい、伸びて欲しいという思いが「や」によって、こどもの日と合わさる。
勢いができると季語「こどもの日」が活きてくる。
本当にもったいない。
名人8段「横尾渉(Kis-My-Ft2)」1ランク昇格⇒【名人9段】
函嶺の
スイッチバック
朝燕
(箱根に行った時の話。函嶺は箱根山の別称。スイッチバックは箱根登山鉄道の運転形態。電車に乗りながら燕が飛んでいていいな、という句)
◆夏井先生の添削後
添削なし
◆昇格試験のポイント
季語「朝燕」の効果の是非←気持ちの良い一句!
箱根を「函嶺」と別の言い方をする。
硬い響きが非常に涼やかで良い。
この一句に似合っている。
季語「燕」に「朝」という時間を入れて5音作った。
朝の爽快な気持ちのいい、朝で冷たい、山の空気も冷たい。
その冷たさ気持ちよさが「函嶺」の響きと付かず離れず。
俳句では付かず離れずの取り合わせがとても大事。
「スイッチバック」のジグザグな動き、燕の動きも鋭角。
そこらへんも付かず離れず。
おっちゃんがいつも言ってますが、五七五は堂々としていて気持ちが良い。
まっすぐ進みましょうね。
永世名人 梅沢富美男のお手本
◆50句までの現在の状況:43句(残り7句)
暁光や
桜隠しの
五稜郭
(北海道はゴールデンウイークあたりに桜が満開。季節がちょっと寒くなる。朝起きて桜の花を見ると雪が積もっている。五稜郭のところでそれが見れた。なかなかいいもんだな、という句)
◆夏井先生の添削後
桜隠しや
暁の
五稜郭
◆掲載の判定⇒ボツ!
【ボツの理由】型の選択ミス
上五に季語ではない言葉「暁光」に「や」で強調、中七下五に季語を含んだ12音。
この型は言葉の質量のバランスがとても取りにくくて難しい型。
それに果敢に挑んでいるのはさすが永世名人。
そこは褒めたい。
「暁光」という硬い言葉、「五稜郭」というずっしりとした地名の間に、「桜隠し」という非常に柔らかでたおやかで繊細な季語が沈んでしまう。
これは型の選択ミス。
この型ではなく、句またがりの型を使うべき。
(添削後)もう謙虚に学んで、さっさと卒業しよう!
◆50句までの現在の状況:43句(残り7句)
【2021年】
- 1月の成績:2勝1敗(掲載:1/7・1/28、ボツ:1/21)
- 2月の成績:1勝1敗(掲載:2/4、ボツ:2/11)
- 3月の成績:1勝1敗(掲載:3/4、ボツ:3/18)
- 4月の成績:1勝3敗(掲載:4/29、ボツ:4/8、4/15、4/22)
- 5月の成績:1勝2敗(掲載:5/20、ボツ:5/6、5/13)
- 6月の成績:2勝1敗(掲載:6/17・6/24、ボツ:6/10)
- 7月の成績:2勝1敗(掲載:7/8・7/15、ボツ:7/1)
- 8月の成績:1勝3敗(掲載:8/19、ボツ:8/5、8/12、8/26)
- 10月の成績:0勝1敗(ボツ:10/28)
- 11月の成績:2勝1敗(掲載:11/4・11/18、ボツ:11/25)
- 12月の成績:1勝2敗(掲載:12/9、ボツ:12/2、12/16)
【2022年】
- 1月の成績::1勝0敗(掲載:1/6)
- 3月の成績::1勝1敗(掲載:3/24、ボツ:3/3)
- 4月の成績::1勝2敗(掲載:4/21、ボツ:4/14、4/28)
バナナアートの才能査定ランキング
◆査定される人
- 高橋真麻
- 横尾渉(Kis-My-Ft2)
- きりやはるか(ぼる塾)
- あんり(ぼる塾)
特待生4級 中川翔子
◆バナナアートの先生:エンドケイプ先生
◆採点ポイント 30点満点
- バナナの使い方:10点
- オリジナリティー:10点
- デザイン:10点
最下位4位(才能なし)「きりやはるか(ぼる塾)」11点
◆作品タイトル「あんりのお鼻」
浜田雅功へ。(浜田さんはあんりの顔が大好きすぎるので、あんりの顔をお届けしたい。)
◆採点ポイント
- バナナの使い方:6点
- オリジナリティー:3点
- デザイン:2点
- 合計:11点
◆お手本あり
◆エンドケイプ先生の評価
送る相手への想いが伝わらない。
残念なのはあんりさんを彫っただけ。
せっかく浜田さんにプレゼントしたいというコンセプトがあるので、もっとサプライズがあってもよかったのでは?
「浜田さんがより食べたくなるあんりさん」という想いが伝わるバナナを生かす工夫があればよかった。
3位(凡人)「横尾渉(Kis-My-Ft2)」19点
◆作品タイトル「昇り龍」
◆採点ポイント
- バナナの使い方:9点
- オリジナリティー:4点
- デザイン:6点
- 合計:19点
◆お手本あり
◆エンドケイプ先生の評価
バナナのフォルムを生かして龍に見立てて昇り龍というのは素晴らしい。
切って立体的にした細かな芸当もさすが。
龍の特徴である長さが描かれていない。
若干芋虫的なフォルムになっているのがもったいない。
2位(凡人)「あんり(ぼる塾)」21点
◆作品タイトル「パパありがとう」
◆採点ポイント
- バナナの使い方:9点
- オリジナリティー:7点
- デザイン:5点
- 合計:21点
◆お手本あり
◆エンドケイプ先生の評価
お父さんにプレゼントしたい気持ちが良く伝わる。
シンプルな線だが個性豊かな絵。
頭を切ることで髪型をバッチリ表現している。
残念なのはお父さんの特徴である剃り込みをバナナで表現する工夫が欲しかった。
1位(才能アリ)「高橋真麻」27点
◆作品タイトル「隅田川花火大会2022」
父へ。
◆採点ポイント
- バナナの使い方:10点
- オリジナリティー:8点
- デザイン:9点
- 合計:27点
◆お手本あり
◆エンドケイプ先生の評価
全部が生き生きとダイナミックに表現されている。
下側の隅田川が先端も利用しており、すごく物語性を感じる作品。
感動した。
花火の陰影もしっかり出ていている。
直すところは一切ないが、こういうスカイツリーを遠景ではなく足元から眺めた構図で彫ってみた。
◆順位まとめ◆
1位(才能アリ)「高橋真麻」27点
2位(凡人)「あんり(ぼる塾)」21点
3位(凡人)「横尾渉(Kis-My-Ft2)」19点
最下位4位(才能なし)「きりやはるか(ぼる塾)」11点
名人・特待生昇格試験
特待生4級「中川翔子」1ランク昇格!⇒【特待生3級】
◆作品タイトル「私の夢 深海と宇宙のW到達」
自分自身へ。
プレバト
— 20周年の中川翔子🪐 (@shoko55mmts) 2022年4月28日
バナナアート🍌
昇格しましたやったー❤️ pic.twitter.com/8TblXqOpRw
◆お手本あり
◆エンドケイプ先生の評価
宇宙と深海の黒さ。
黒さは未知数な部分やミステリアスな部分があるが、それがしっかり彫れているので世界観が表れている。
構図が素晴らしい。
リュウグウノツカイとその後ろに木星と土星。
深海と惑星がシンクロしていて、中川さんの夢と野望がぎっしり詰まっている。
中川さんの夢、応援してますので頑張ってください。
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