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『プレバト!!』7月7日「俳句・水彩画」水彩画の昇格SPで光宗・辻元・田中のトップ3に注目!コンクール並みの出来栄え

2022年7月7日放送の『プレバト才能ランキング』は「俳句・水彩画」の査定でした。

 

今回は俳句も水彩画も名人・特待生の査定スペシャルでした。
こういう回がないと名人や特待生の昇格になかなか動きが出ないですもんね。


水彩画はまたもやスゴい作品連発でした!
美術系は見どころがありますよね。
たくさんジャンルがあるので、ジャンプアップもスゴいです。

俳句の昇格試験

 

◆俳句のお題:「七夕」

 

◆査定される人

  • 名人10段 千原ジュニア
  • 名人6段 中田喜子
  • 名人初段 森口瑤子

 

◆俳句の先生 夏井いつき先生

 

 

 

名人・特待生昇格試験

名人初段「森口瑤子」現状維持

屑かごにある
 七夕竹の死骸

(娘が学校で七夕飾りを家に持って帰ってきて、屑かごに捨ててあった。それをパッと見た時にキラキラな短冊をつけているのに、笹がチリチリに乾いて生命力が全くなく死んじゃってるみたい、という句)


◆夏井先生の添削後

屑かごにある
  七夕かざり
    乾きをり


◆昇格試験のポイント

「屑かごにある」の是非←小さいの?大きいの?


目の付け所はさすが。
飾られている七夕竹ではなく、捨てられている七夕竹。
良い意味で裏切っている。
問題は「屑かごにある」と「死骸」のバランス。
屑かごに捨てられているので小さい七夕飾りかと思うが、死骸という比喩がやたら大袈裟になる。
小さいのか大きいのかどちらかに決めて欲しいという技術的な話。

 

名人6段「中田喜子」現状維持

またござれ
 七夕さんの
   人の和よ

(「またござれ」は「また来てください」という仙台の方言。お店におなじみさんが毎年やってきて、口コミで広げてくれる。おとなしめの句をあえて作ってみた、という句)


◆夏井先生の添削後

またござれ
 七夕さんの
   この町へ


またござれ
 七夕さんの
  みちのくへ


◆昇格試験のポイント

下五「人の和よ」の着地の是非←余計な一言


「またござれ」という方言の呼びかけから始まる。
これで空気感が出来る。
もったいないのは単語1つ。
「人の和」の「和」。
読み手が人の和なんだろうなという楽しみを取ってしまっている。
そこの着地の問題。
読者が感じるところは置いておいてあげる。
これも作品の配慮。

 

永世名人への道

永世名人への道【星1】「千原ジュニア」1ランク昇格【星2】

病室の
 七夕竹に
   一礼す

(身内が長期間入院していた時に見舞いに行った。看護師さんは忙しい中、短冊に専門的な願い事が書かれていた。それを見てありがとうございますという思いを詠んだ句)


◆夏井先生の添削後

添削なし


◆昇格試験のポイント

上五「病室の」の是非←書かない勇気


非常に印象的な作品。
あえて述べない書かない勇気を持った一句。
病院とぼんやりと捉えないで病室と丁寧に書いた。
病室だと個人になる。
その部屋の誰かの願い。
「一礼す」で誰が一礼しているのか、読み手は様々なドラマを読み取る。
これが10段の句なのです。


◆◇◆ ◆◇◆


ジュニアさんスゴいですよね。
全然現状維持も降格のないのが本当にスゴい。
出演回数も多い上、とんとん拍子で駆けあがっているので、東国原さんよりも最短で永世名人になりそうです。
本当に夏井先生に「この男は信用していない」と言われ続けたのがウソのよう(笑)。
しかも全然ダメ出しをされないので、永世名人になった後、句集を出すに当たってすぐに本が出せるレベルになるのかも。
実際はそうではないんでしょうけど、それぐらいの勢いを感じます。

 

 

 

水彩画「名人・特待生一斉査定スペシャル」

◆テーマ:関東の絶景観光地

 

◆査定される人

  • 名人5段 光宗薫
  • 名人5段 田中道子
  • 名人4段 辻元舞
  • 特待生5級 佐藤詩織
  • 特待生5級 坂東龍汰
  • 特待生5級 中村嶺亜(7 MEN 侍)
  • 特待生5級 中野周平(蛙亭)

 

◆水彩画の先生 野村重存先生

 

特待生昇格試験

特待生5級「佐藤詩織」2ランク昇格!⇒【特待生3級】

◆お題:東京湾最大の無人島 ラピュタの島


◆作品名:壮大な緑


◆先生のお手本あり!


◆野村先生の評価多彩なテクニック


第一印象はすごい自然で綺麗。
緑のバリエーションが手前の遠くの緑の濃淡の差もついている。
いろんなタッチで描き分けられている。
壁の苔むしたようなガサガサした手触りをいろんなタッチで描いている。
ただ塗っているんじゃない。
竹のしなり具合が分度器を当てたような丸さになっていて、ここがもう少し自然に描けたらよかった。

 

特待生5級「坂東龍汰」現状維持

◆お題:千葉県銚子市 屏風ヶ浦


◆作品名:大地の歴史と散歩

 
 
 
 
 
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◆先生のお手本あり!


◆野村先生の評価違和感が2つ


すごく完成度は高いし良い絵。
独特の崖の形も特徴をよく捉えている。
ただ影のないところがある。(右手前の草むら)
そこが遠近感が出しきれていない。
崖の輪郭の単調さがある。
自然物だからもうちょっと乱れている。

 

特待生5級「中村嶺亜(7 MEN 侍)」4ランク昇格!⇒【特待生1級】

◆お題:埼玉県春日部市 首都圏外郭放水路


◆作品名:旗鼓堂堂(きこどうどう)


◆先生のお手本なし!


◆野村先生の評価明暗が今回も見事


こりゃ「7明暗侍」やったね。
空間の明暗が自然。
地下空間の天井の影の色が絶妙。
写真で撮ったらただ黒く映るが、そこを絵の具で描くなら綺麗な色を見せなきゃいけない。
それが見事に出来ている。
水の映り込みの描き方が上手。
水の深さまで感じる。これは見事!
まだ2回目でしょ?
辻元さんの最初の絵は細かかったけど、あそこほどの(中村のこと)画力はなかった。
怖いわ!

 

特待生5級「中野周平(蛙亭)1ランク昇格!⇒【特待生4級】

◆お題:埼玉県秩父郡 寺坂棚田


◆作品名:雄大な自然と棚田


◆先生のお手本あり!


◆野村先生の評価のどかな作風がバッチリ


構図もいいし、細かく描き込まずに自然な空気感で描けている。
僕はこの絵は大好きです。
山ががっつり描きがちだが、空と近い色調で山を描いている。
棚田というのがこの観光地の1つの特徴だから、森よりも棚田が目立って欲しかった。

 

 

 

名人昇格試験

名人4段「辻元舞」3ランク昇格!⇒【名人7段】

◆お題:東京都奥多摩 日原鍾乳洞


◆作品名:静寂の光

 
 
 
 
 
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◆先生のお手本なし!


◆野村先生の評価計算された光の描写が完璧


本当の日原鍾乳洞より綺麗。
洞窟空間の現実感は完璧。
ライトアップもあえて派手な色を使わずに、洞窟を踏まえてのライトの色。
色によっては洞窟の岩が見えなくなる。
独特な鍾乳洞の岩の質感がとても良く出ている。
コンクリートの質感と見事に違いが描かれている。
ますます腕に磨きをかけた。
よくここまで描いたな。
日原鍾乳洞、買い取るんじゃないですか?

 

名人5段「田中道子」3ランク昇格!⇒【名人8段】

◆お題:神奈川県川崎市 工場地帯の夜景


◆作品名:夜の工場地帯


◆先生のお手本なし!


◆野村先生の評価


構図が良い。
真ん中にプラントの本体、いっぱい散りばめられた光、煙突から立ち上がる煙や炎。
これが周辺の雰囲気を醸し出している。
2つの構図を合体させたのは大成功。
工場街の夜景はどこを切り取れば良いかわからないし、切り取っても絵になるかわからない。
この人は絵作りが抜群。
プラントの形状とそこに当たる光の迫力がよく描き分けられている。
ただ上手じゃない。
それを超えている。

 

名人5段「光宗薫」2ランク昇格!⇒【名人7段】

◆お題:群馬県沼田市 吹割の滝


◆作品名:自然美

 
 
 
 
 
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◆先生のお手本なし!


◆野村先生の評価自然描写のレベルアップが予想以上!


相当気合が入ったね。
滝の迫力が出てる。
水の厚み、圧力、冷たさ、流れの迫力、見事に描き作られている。
滝は写真より水に見える。
滝を感じて水を作って描いている。
今まで彼女が苦手としていた森の描写を克服した。
間違いなく上達してます。

 

◆◇◆ ◆◇◆


田中さんすごいですね!
絵も迫力がありました。


いつも応援している辻元さんと光宗さんは仲良く7段に(笑)。


今回の絵の中では、中村嶺亜さんの絵が凄かったです。

 

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