2022年12月1日放送の『プレバト才能ランキング』は「俳句・消しゴムはんこ」の査定でした。
今回の消しゴムは凄かったです。
ジュニアさんが傑作を生み出しました。
俳句では、那須川天心さんが面白俳句で挑戦。
なんとダジャレを投入!
俳句の査定ランキング
◆俳句のお題:「カラオケ」
◆査定される人
- 徳光和夫
- 山口もえ
- 那須川天心
- 村上佳菜子
永世名人 梅沢富美男
永世名人 村上健志(フルーツポンチ)
名人10段 千原ジュニア
◆俳句の先生 夏井いつき先生
最下位4位(才能なし)「那須川天心」35点
ひと晩で
忘れるからOK
年の暮れ
(忘年会などでひと晩で忘れちゃいましょう。「からOK」を「カラオケ」に使った。カラオケを入れようと思った、という句)
◆夏井先生の添削後
添削不能
◆夏井先生の添削
読んだ時に、「ひと晩で忘れるからOK」って何なんだろうと思った。
これは作者に聞いてみないと添削ができない。
「からOK」が「カラオケ」。
よくもこんなことをやったもんだ!
あなたが表現したいことはこんなダラダラ書かなくても簡単に表現できる。
これは「忘年会」で終わる。
添削しようにも材料がない。
これは季語1個あれば済んだ句。
3位(凡人)「徳光和夫」60点
指先に
沈む夕陽や
ママの冬
(宮崎キャンプに毎年行く。そこのスナックのママを思い出した。ママが得意とした歌が「再会」。その3番の歌詞と同じ経験をママはしている。受刑者を待っている、という句)
◆夏井先生の添削後
「再会」を絶唱
ママの冬夕焼
◆夏井先生の添削
この「ママ」がスナックのママであるということをわかるようにしないと、作者の伝えたいことが伝わたない。
年配のママが夕陽見て座っている。
曲名を書いた方がスナックのママだとわかる。
2位(凡人)「山口もえ」62点
初雪や
この恋届け
歌にのせ
(初雪でワクワクドキドキする時に、歌詞で自分の想いを届ける、という句)
◆夏井先生の添削後
初雪に
歌うよ
この恋よ届け
◆夏井先生の添削
基本形をちゃんとお勉強している。
季語「初雪」の取り合わせもよく、「初」が初々しい。
問題は何か。
最後の「歌にのせ」が何かの歌詞にありそう。
(添削後)慣れていったらすぐにできるようになる。
1位(才能アリ)「村上佳菜子」70点
忘年会
1人のために
ラブソングを
(社内恋愛を想像。冬とカラオケを考えると忘年会。たくさんいる中で1人のためにラブソングを歌うのは素敵、という句)
◆夏井先生の添削後
忘年会
一人のために
ラブソングを
◆夏井先生の添削
評価が分かれるのは「ラブソングを」の「を」をあえて入れるかどうか。
「1人のためのラブソング」で成り立つが、1人の人のためにラブソングを歌いたい、と気持ちを「を」で強調している。
これは作者の意図を尊重すべき。
俳句では漢数字の方がいい。
(前回最下位だった)これが俳句の面白いところですから、これからも一緒に頑張っていきましょう。
◆順位まとめ◆
1位(才能アリ)「村上佳菜子」70点
2位(凡人)「山口もえ」62点
3位(凡人)「徳光和夫」60点
最下位4位(才能なし)「那須川天心」35点
◆◇◆ ◆◇◆
那須川さんのダジャレ俳句面白かったです。
ジュニアさんにめちゃくちゃいじられてました。
しかもジュニアさんは「金的攻撃はダメ」とたとえも秀逸でした。
永世名人への道
永世名人への道【星2】「千原ジュニア」1ランク昇格【星3】
カラオケの
二番の途中
コート脱ぐ
(カラオケに行かないのでカラオケを好きな人を想像。入ってすぐ曲を入れる人がいる。入れてそのまま熱唱。2番の途中でコートを脱ぐというのが出てきた、という句)
◆夏井先生の添削後
添削なし
◆昇格試験のポイント
中七「二番の途中」の是非←名人らしいリアリティー
とても強いリアリティーがある。
人物の表情まで見える。
室内なのに、季語「コート」が主役になっている。
永世名人 フルポン村上のお手本
◆50句までの現在の状況:25句(残り25句)
暖房や
(間奏約30秒)
(1番と2番の間に間奏があるが、モニターに「間奏約30秒」と出てくる。その時間に暖房の温かさを意識する、という句)
◆夏井先生の添削後
暖房が熱い
(間奏30秒)
◆掲載の判定⇒ボツ!
【ボツの理由】真面目さで損している
この発想が非常に面白い。
こうきたか!
カラオケと書かないで、カラオケを思わせるのにいろんな方法があるが、「(間奏約30秒)」を持ってきたのがアイデア。
何が真面目すぎるのがもったいないかと言えば、「約」。
村上さんは真面目に一生懸命誠実に俳句を作る人なので、事実に誠実に書くべきと判断。
文芸上で、小さなウソをつくことで、作品として力を持ち出すというのは実際にある。
俳句の上でフィクションはOK。
「約」がないだけで、季語に情報を添えられる。
(添削後)「暑い」ではなく「熱い」はカラオケ熱唱で熱くなったという照れを含めている。
俳句としての面白みがある。
◆50句までの現在の状況:25句(残り25句)
- 6月の成績:0勝1敗(ボツ:6/23)
- 7月の成績:1勝1敗(掲載:7/28、ボツ:7/14)
- 8月の成績:1勝0敗(掲載:8/18)
- 10月の成績:1勝0敗(掲載:10/6)
- 12月の成績:0勝1敗(ボツ:12/1)
◆◇◆ ◆◇◆
この村上さんの俳句は惜しかったですね。
すごくいいアイデアなだけに句集に残らないのが残念です。
永世名人 梅沢富美男のお手本
◆50句までの現在の状況:48句(残り2句)
榾の宿
主十八番の
夢芝居
(榾は囲炉裏にくべる薪などのこと。私たちの世代の十八番は「夢芝居」、という句)
◆夏井先生の添削後
榾くべて
主十八番は
「夢芝居」
榾くべて
主十八番といふを
唸り出す
◆掲載の判定⇒ボツ!
【ボツの理由】画角が緩い
「十八番の夢芝居」の人物が見えてきた方がいい。
「榾の宿」の「宿」を大きくするよりも、くべている手元、人物が見えるように微調整した方が絶対に得。
若い人で榾がわからなくても「くべる」で木か何かに違いないと思う。
申し訳ないけど「夢芝居」さえ諦めてくれたら、もっと飄々とした良い句になる。
(添削後)ご本人は「夢芝居」を捨てるって言わないですからね。
◆50句までの現在の状況:48句(残り2句)
【2021年】
- 1月の成績:2勝1敗(掲載:1/7・1/28、ボツ:1/21)
- 2月の成績:1勝1敗(掲載:2/4、ボツ:2/11)
- 3月の成績:1勝1敗(掲載:3/4、ボツ:3/18)
- 4月の成績:1勝3敗(掲載:4/29、ボツ:4/8、4/15、4/22)
- 5月の成績:1勝2敗(掲載:5/20、ボツ:5/6、5/13)
- 6月の成績:2勝1敗(掲載:6/17・6/24、ボツ:6/10)
- 7月の成績:2勝1敗(掲載:7/8・7/15、ボツ:7/1)
- 8月の成績:1勝3敗(掲載:8/19、ボツ:8/5、8/12、8/26)
- 10月の成績:0勝1敗(ボツ:10/28)
- 11月の成績:2勝1敗(掲載:11/4・11/18、ボツ:11/25)
- 12月の成績:1勝2敗(掲載:12/9、ボツ:12/2、12/16)
【2022年】
- 1月の成績:1勝0敗(掲載:1/6)
- 3月の成績:1勝1敗(掲載:3/24、ボツ:3/3)
- 4月の成績:1勝2敗(掲載:4/21、ボツ:4/14、4/28)
- 5月の成績:1勝3敗(掲載:5/4、ボツ:5/12、5/19、5/26)
- 6月の成績:1勝2敗(掲載:6/16、ボツ:6/2、6/9)
- 10月の成績:2勝0敗(掲載:10/6・10/27)
- 11月の成績:0勝4敗(ボツ:11/3、11/10、11/17、11/24)
- 12月の成績:0勝1敗(ボツ:12/1)
◆◇◆ ◆◇◆
梅沢の口癖「冗談ポパイのほうれん草」をもじって、ジュニアさんが「冗談富美男のズッキーニ」と言ってました(笑)。
さすがジュニアさん!
消しゴムはんこの才能査定ランキング
◆査定される人
- 山口もえ
- 那須川天心
- 村上佳菜子
- 箭内夢菜
名人6段 千原ジュニア
◆消しゴムはんこの先生:田口奈津子先生
◆採点ポイント 30点満点
- 彫り方:10点
- 押し方:10点
- デザイン:10点
最下位4位(才能なし)「村上佳菜子」14点
◆作品タイトル「冬とフィギュアスケートの美」
ファンの皆さんへ。
◆採点ポイント
- 彫り方:5点
- 押し方:5点
- デザイン:4点
- 合計:14点
◆田口先生のお手本ありました。
◆田口先生の評価
全体的に動きが感じられない。
雪の結晶に変化を付けるといい。
(作者判明)村上佳菜子さんなんですね。
これってフィギュアスケートなんですね。
3位(凡人)「箭内夢菜」20点
◆作品タイトル「いっぺぇカニ食わしてやっから」
家族へ。
◆採点ポイント
- 彫り方:8点
- 押し方:7点
- デザイン:5点
- 合計:20点
◆田口先生のお手本ありました。
◆田口先生の評価
細かいところまで気を配っている。
砂利の色がいつくもあったり、水の泡だけじゃなくて魚がいて楽しい作品。
平面的に見えてしまう。
カニの背景が何もないので、カニの方まで砂利を敷き詰める。
テーマは冬なのに、砂とヒトデで赤と青のコントラストは夏を連想させる。
2位(凡人)「那須川天心」21点
◆作品タイトル「主役だけど粗品」
霜降り明星・粗品へ
◆採点ポイント
- 彫り方:8点
- 押し方:7点
- デザイン:6点
- 合計:21点
◆田口先生のお手本ありました。
◆田口先生の評価
粗品さんですよね。
似てると思います。
灰色に黒の粒でコンニャクに見立てている。
アイデアがとても面白い。
おでんなのはわかるが、茶色の四角はおそらくちくわ。
もうちょっとちくわらしさを出して欲しい。⇒実は「ごぼう巻き」だった。
1位(才能アリ)「山口もえ」27点
◆作品タイトル「ちょっとメタボな雪だるまと三日月」
安めぐみへ。
◆採点ポイント
- 彫り方:8点
- 押し方:10点
- デザイン:9点
- 合計:27点
◆お手本なし
◆田口先生の評価
1番すごいと思ったのは雪だるまのはんこを押してないのに、雪だるまが出ている。
グラデーションがとても綺麗。
一方向からではなく、月から放射状のグラデーションになっていて素晴らしい。
◆順位まとめ◆
1位(才能アリ)「山口もえ」27点
2位(凡人)「那須川天心」21点
3位(凡人)「箭内夢菜」20点
最下位4位(才能なし)「村上佳菜子」14点
名人・特待生昇格試験
名人6段「千原ジュニア」2ランク昇格!⇒【名人8段】
◆作品タイトル「ピース」
◆お手本なし
◆田口先生の評価
1ピースないですね…(特大1ピースを受け取り)なるほど!
特大ピースにジュニアさんの素晴らしさが出ている。
これが小さくてジグゾーパスルにハマっていると、それはそれで完成した作品だが、1ピースだけ大きくしてここにサンタクロースがいるので、クリスマスというテーマがドンとくる。
グラデーションも綺麗で、端から端までムラがない。
完璧じゃないでしょうか。
◆◇◆ ◆◇◆
ジュニアさんの作品の作る過程と出来上がりを見て、これは1ランクじゃないと確信したら、見事2ランク昇格でした。
すごくわかります!
それぐらい凄かったです。
特にあの特大ピースが素敵すぎました。
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①『プレバト!!』11月3日「俳句・消しゴムはんこ」しずちゃん&武井壮が消しゴムはんこで傑作!読書家ラランド・ニシダの俳句 - 今日も暇です。
②『プレバト!!』5月26日「俳句・消しゴムはんこ」ついにジュニアが名人10段に!小池美波が消しゴムはんこで一発特待生 - 今日も暇です。