2022年12月8日放送の『プレバト才能ランキング』は「俳句・水彩画」の査定でした。
今回は俳句も水彩画も名人・特待生の査定スペシャルでした。
俳句は名人3名でしたけど、水彩画は7名が参加。
特に水彩画女王の座を争っているおなじみの3名の昇格試験が見ものでした。
皆さんの絵も素晴らしかったです。
俳句の査定ランキング
◆俳句のお題：「たい焼き」
◆査定される人
- 名人10段 藤本敏史（FUJIWARA）
- 名人6段 立川志らく
- 名人2段 森口瑤子
◆俳句の先生 夏井いつき先生
名人・特待生昇格試験
名人2段「森口瑤子」現状維持
長ゼリフ終へ
差し入れの鯛焼
（本当に日々こういう生活を送っている。すごい緊張したシーンが終わって、差し入れのたい焼きを食べるぞ、という句）
◆夏井先生の添削後
長ゼリフ終へたり
差し入れは鯛焼
◆昇格試験のポイント
7・5・4の韻律の是非←？
「長ゼリフ」で役者・俳優とわかる。
「差し入れ」で楽屋・差し入れる人の思いというのがわかる。
悩ましいのは韻律。
1音足りない調べで持ってきている。
作者の意図はどこにあるのか？
これは短調の調べになっている。
上手くいかなかったけど、慰めとしてたい焼きを食べるという感じ。
流れを明るくした方がいい。
名人6段「立川志らく」現状維持
余命を知り
たい焼きを
腹から食う
（私の知人が「たい焼きを腹から食った」と入院中に教えてくれた。それからしばらく経って亡くなった。余命を知って、今までは尻尾から種てたのが、1回くらい腹からガブっと食べた。それが頭にあった、という句）
◆夏井先生の添削後
余命を知る
たい焼きを
腹から食らう
◆昇格試験のポイント
「知り」→「食う」の叙述の是非←キリッとしてない
これは面白いところを狙った。
たい焼きの句としては非常にオリジナリティー・リアリティーがある。
せっかくの題材を手に入れているので、あと一言キリッとさせるだけで良い句になる。
「知り」→「食う」の展開がダラダラ続く。
ここがもったいない。
永世名人への道
永世名人への道【星3】「藤本敏史（FUJIWARA）」1つ前進【星4】
買い食いの鯛焼
野球強豪校
（強豪校の野球部員が厳しい練習を終えた後、みんなでたい焼きを買い食いして和気あいあいしている、という句）
◆夏井先生の添削後
添削なし
◆昇格試験のポイント
「強豪校」の是非←？
部活帰りに買い食いの句は山ほどある。
「強豪校」と限定することで面白い効果がある。
強い野球部の子たちが、年相応のカワイイ表情で食べているというのも見えてくるが、この子たちが来る前に地元の弱小校の子らが買い食いしていて、「あいつらがきた」と隅に追いやられていく。
水彩画「名人・特待生一斉査定スペシャル」
◆テーマ：秋に描きたい風景
◆査定される人
- 名人8段 田中道子
- 名人7段 光宗薫
- 名人7段 辻元舞
- 名人初段 くっきー！（野性爆弾）
- 特待生3級 佐藤詩織
- 特待生4級 中野周平（蛙亭）
- 特待生5級 平美乃理
◆水彩画の先生 野村重存先生
特待生昇格試験
特待生5級「平美乃理」1ランク昇格!⇒【特待生4級】
◆お題：ぶどう狩り
◆作品名：みのりの秋
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◆先生のお手本あり！
◆野村先生の評価
描写力がすごい。
ぶどうは一粒一粒形が違う。
丸く膨らんでいる立体感がよく出ている。
ぶどう棚の枝も掴めそうな立体感が出ている。
影の形も微妙に変化している。これが枝を自然に見せるコツ。
構図が良い。
手前のぶどうで遠近感を強調。
人物がマンガっぽくって違和感を感じる。
特待生4級「中野周平（蛙亭）」3ランク昇格!⇒【特待生1級】
◆お題：図書館
水戸市立西部図書館
◆作品名：知識の海
◆先生のお手本あり！
◆野村先生の評価
かなりスゴい！
円形の書棚は内側から大外側まで段々と形って変わっていく。
それが全く不自然感がく描けている。
かなり素晴らしい。
水彩画絵の具の使い方が見事！
淡い色調ながらやや滲ませている。
それが水彩画の特徴がよく出ている。
よく描いたな。上手だわ！
特待生3級「佐藤詩織」1ランク昇格!⇒【特待生2級】
◆お題：竜頭ノ滝
栃木県日光市
◆作品名：秋幻想
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◆先生のお手本あり！
◆野村先生の評価
滝はとても良い。
上から下へ流れてくるから線で描きたくなるが、いろんな水しぶきの形状が実によく描けている。
滝を囲む色彩豊かな紅葉の描き分けが、とても綺麗で自然。
凄く気になるのは手前の岩。
いやにゴロゴロ目立つ。
名人初段「くっきー！（野性爆弾）」1ランク昇格!⇒【名人2段】
◆お題：動物園
羽村市動物公園（ヒノトントンZOO）
◆作品名：みーっけた
◆先生のお手本あり！
◆野村先生の評価
（一目見て大笑い）
構図が良い。
手前にレッサーパンダがドーンと迫力ある構図になっている。
奥にもう1匹いて、ここに誰かいる（浜ちゃん）。
ドラマ性がある。
これは大成功！
レッサーパンダがすごいカワイイ！すごい上手！
レッサーパンダちゃんカワイイ！
描きたくなる⇒ということでお手本。
葉っぱが上手。
全部違ったタッチで描き分ける。
いつも木に感心する。
名人7段「辻元舞」1ランク昇格!⇒【名人8段】
◆お題：インフィニティプール
大磯プリンスホテル
◆作品名：青に浸る
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◆お手本なし
◆野村先生の評価
色が綺麗。
プール、海、空のブルーの使い分け。
人がいるがいなくても3つがわかる。
この色使いはさすが！
これを見た瞬間、太陽の光が眩しかった。
どんどん上手になる。コワイね。
名人7段「光宗薫」2ランク昇格!⇒【名人9段】
◆お題：仙石原すすき草原
◆作品名：薄色の光
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◆お手本なし
◆野村先生の評価⇒ほのぼのとした新たな作風が素晴らしい
これ光宗さんの絵か。
えらい素敵な絵になった。
ススキの穂波が柔らかさに軸足を置いて描いている。
これは綺麗。こんな間近で見れるのは優越感。
実は人が上手。
ゆっくり歩く様が自然に描けている。
空が綺麗。
光の暖かさとほのぼのした雰囲気は、これまで光宗さんが描いてきた絵でトップ！
名人8段「田中道子」現状維持
◆お題：国営ひたち海浜公園のコキア
◆作品名：コキア
◆先生のお手本あり！
◆野村先生の評価⇒大きなミスが1つある！
描いたね、こりゃ。
コキア上手に描いている。
手前から遠くのコキアもちゃんと描き分けている。
人物の細かな動きも描き分けている。
パッと開いた瞬間に傾いていると思った。
曲がって見える。右下がりになっている。
モチーフにのめりこむと気がつかない。
8段の人がこの部分で気がつかなかったのは残念。
木も全部細かく描いてしまうと広がりがなくなる。
◆◇◆ ◆◇◆
田中さん、めっちゃ面白い(笑)。
昇格よりも成績がよくない時の方がすっごく面白い。
ご本人はすごく一生懸命に描かれているので、そういうのはよくないのかもしれませんけど、今や水彩画の「華」になっていると思います。
なにげにくっきーさんがお気に入りなんですね。
「くっきーさぁん（泣）」と何度か呼びかけてました。
くっきーさん優しいんだろうなと思います。
浜ちゃんのツッコミの絶妙ですし、田中さんいると盛り上がっている気がします。
そういえば、辻元さんはこの間の「井の中の蛙」とかいう番組で、カリスマステイリストさんに勝利してましたね。
絵も上手く、料理も上手で、本職も素晴らしいとはこれ如何に？w
応援してます！
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