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『プレバト!!』12月15日「俳句・絵手紙」久しぶりの絵手紙で葉加瀬太郎が特待生!俳句ではジュニアがとんとん拍子

2022年12月15日放送の『プレバト才能ランキング』は「俳句・絵手紙」の査定でした。

 

絵手紙の査定はすごく久しぶりですよね。
確認したらちょうど1年ぶりでした。

 

俳句は梅沢さんの句集完成まであと2句なのですが、今回も先週に引き続きお休みになってます。
年内の放送は来週で終わりのような気もするのですが、年を跨ぐ形になっちゃったんでしょうか。
それとも年内は29日も放送があるのかな?

 

俳句の査定ランキング

 

◆俳句のお題:「観光バス」

 

◆査定される人

  • 勝村政信
  • 森迫永依
  • 鈴木絢音(乃木坂46)
  • 畠中悠(オズワルド)


永世名人 村上健志(フルーツポンチ)

名人10段 千原ジュニア

特待生2級 篠田麻里子


◆俳句の先生 夏井いつき先生

 

 

 

最下位4位(才能なし)「畠中悠(オズワルド)」35点

寒窓に
 浮く子どもの絵
    帰路のバス

(観光バスは行きの時はテンションが高い。子どもが窓に落書きをしたのが、帰りの寂しい感じのバスの中で曇りガラスに浮かんでくる切ない感じを詠んだ句)


◆夏井先生の添削後

窓に子の落書き
 冬の帰路のバス


◆夏井先生の添削

意味はわかるが、小さな違和感が重なっている句。
「寒窓」は中国の漢詩の一節で、季語として認知されているかといえばそこが弱い。
ネットで調べて「いい感じ」と軽い気持ちで使った感がある。

 

3位(才能なし)「鈴木絢音(乃木坂46)」36点

音もない
 銀世界の
   停留所
 
(生まれ故郷が秋田なので自分の経験を元に書いた。雪が一面に降っていて、行き交う人もなくて音のない、そこにポツンとある停留所、という句)


◆夏井先生の添削後

ふるさとや
 ポツンと雪の
     停留所


失恋や
 ポツンと雪の
     停留所


◆夏井先生の添削

書きたいことはちゃんと分かる。
もったいないところの1つは、「銀世界」。
季語ではないので、これは季語としては力が弱い。
今おっしゃった「ポツンと」と季語「雪」がいい。
「ポツンと雪」だけで静かなので、「音もない」は必要ない。
俳句は書かなくていいことは書かない。
あなたは辞書が好きで言葉をよく知っているので、型・季語の知識を入れるとできる。

 

2位(才能アリ)「勝村政信」70点

雪道に
 LINEスタンプ
    バスの跡

(長野に遊びに行った時に、サービスエリアで雪が残ってて、下を見ると雪の轍が残っていた。はっきり轍ができていたり、溶けてうすくなっていたり。なんとなく顔の表情に見えてきて、旅人たちの思い出がスタンプされているようなことを思った、という句)


◆夏井先生の添削後

雪道の
 LINEスタンプ
    バスの跡


◆夏井先生の添削

読んでみてそこにあるのは雪道のタイヤ跡だけだが、それをLINEスタンプみたいだと思えるのが楽しい発想。
悩ましいのは下五「バスの跡」を許容するかどうか。
なんのタイヤの跡でもいいかといえば、そうではない。
LINEスタンプなのであれば、バスにみんなが乗ってワイワイしているという空気が必要。
LINEスタンプの伏線として「バス」が必要だと結論。
「雪道に」を「雪道の」にすると、バスを書きたくなるという問題も薄くなってくる。

 

1位(才能アリ)「森迫永依」72点

冬晴の小樽
 ことりっぷの
     折り目

(観光バスの思い出で色濃く残っているのが中3の北海道の修学旅行。その時のワクワク感が思い出に残っていて、空もすごく快晴で、小樽の街並みと空のコントラストが綺麗だった、という句)


◆夏井先生の添削後

添削なし


◆夏井先生の添削

前回の失敗から見事に調整して学んできている。
ビックリします。
季語「冬晴」、地名「小樽」、固有名詞「ことりっぷ」。
ことりっぷは20~30代の女性が利用するガイドブックとわかり、固有名詞の使い方も見事。
「折り目」の着地で映像を作る。

 

 

◆順位まとめ◆

1位(才能アリ)「森迫永依」72点
2位(才能アリ)「勝村政信」70点
3位(才能なし)「鈴木絢音(乃木坂46)」36点
最下位4位(才能なし)「畠中悠(オズワルド)」35点

 

 

 

名人・特待生昇格試験

特待生2級「篠田麻里子」現状維持

ズワイガニ
  無音の宴
     50分

(カニの食べ放題に行った旅行で、山ほどあるズワイガニをみんなが無言で食べている様子がすごく面白かった。食べ放題を使うんじゃなくて、50分で表現した、という句)


◆夏井先生の添削後

ずわい蟹
 食む音のみの
      50分


◆昇格試験のポイント

「無音の宴」の是非←臨場感が足りない


最後の「50分」と具体的な時間を入れたのが良い。
リアリティーがしっかりある。
もったいないのは2つある。
季語「ズワイガニ」は、生き物・植物の季語。
特別な意味がない限りには、カタカナは使わない。
もう1つは「無音の宴」。
無音と言いたい気持ちはわかるが、現実的には何かの音はしている。
食べている音はしている。
「宴」も使いたくなる気持ちはわかるが、その言葉に甘えない。
中七のリアリティーをしっかり持ってくると、季語「ずわい蟹」がより立ってくる。

 

永世名人への道

永世名人への道【星3】「千原ジュニア」1つ前進【星4】

バス見えて
  バス停の
   毛布を畳む

(田舎の町の屋根のついたバス停にきれいに畳まれた毛布があった。バスが見えて、次の人のために毛布をきれいに畳む、という句)


◆夏井先生の添削後

添削なし


◆昇格試験のポイント

「見えて」から「畳む」の叙述の是非←本来失敗するやり方なんだけどね…


北国・雪国になると毛布も置いてあるバス停があるんだろうなというのがちゃんと見えてくる。
「見えて」から「畳む」にすると、どうしても散文的・説明的になる。
だいたい失敗するので、俳句ではこういう書き方を嫌う。
この場合は、作中の人物の動作がちゃんと映像になっている。
さらに、この人の細やかな動作も想像できる。
ジュニアさんの句は真面目で地味なんですけど、滋味があるというか心情の豊かさがある。
そういう意味では真骨頂。

 

永世名人 フルポン村上のお手本

◆50句までの現在の状況:25句(残り25句)

補助席に
 場札と蜜柑
   バスの旅

(バスで貸切だったりすると中でワイワイ遊んでいる様子、トランプで遊ぶ時がある。補助席を机代わりにしてそこにトランプの場札を出していく。そこにみかんもある、という句)


◆夏井先生の添削後

添削なし

 

◆掲載の判定⇒掲載決定!

【掲載決定の理由】「場札」が効果的


読んだ瞬間に場面はありありと分かる。
「補助席」なのでバスに違いない。
最後の「バスの旅」を良しとするか否か。
最初の「補助席」でバスだとわかるが、中七の賑やかさのようなものを補填することで、バスの旅だと念押しをしておく働きとして、決してマイナスにはなっていない。
説明ではトランプと出てきたが、「場札」でいろんなカードゲームが出てくる。
トランプやUNOだと若者。
花札だとおじさん。
「蜜柑」をこの位置に置いてちゃんと主役にできる。
ここら辺が地味なんだけど、確かな技。

 


◆50句までの現在の状況:26句(残り24句)

  • 6月の成績:0勝1敗(ボツ:6/23)
  • 7月の成績:1勝1敗(掲載:7/28、ボツ:7/14)
  • 8月の成績:1勝0敗(掲載:8/18)
  • 10月の成績:1勝0敗(掲載:10/6)
  • 12月の成績:1勝1敗(掲載:12/15、ボツ:12/1)

 

 

 

絵手紙の査定ランキング

◆絵手紙のお題:「年賀状」


◆査定される人

  • 葉加瀬太郎
  • 森迫永依
  • 五十嵐亮太
  • 伊藤俊介(オズワルド)


特待生4級 千原ジュニア


◆絵手紙の先生 花城祐子先生


◆採点

  • 絵の味わい:10点
  • バランス:10点
  • メッセージの工夫:10点
  • 合計:30点

 

最下位4位(才能なし)「伊藤俊介(オズワルド)」14点

◆作品タイトル「おさむは何年?」

  • 題材:カメ
  • 送り先:ザ・ぼんち・おさむ師匠へ。


◆採点

  • 絵の味わい:2点
  • バランス:4点
  • メッセージの工夫:8点
  • 合計:14点


◆お手本あり


◆花城先生の評価

墨の線ににじみが出たのが残念。
水平線じゃないですけど、うるさい線が無い方がいい。
海の中を重ねれば、海の中の色と区別がはっきりした。

 

3位(凡人)「森迫永依」20点

◆作品タイトル「跳んでいくよ」

  • 題材:うさぎ
  • 送り先:上海にいる祖父母


◆採点

  • 絵の味わい:8点
  • バランス:6点
  • メッセージの工夫:6点
  • 合計:20点

 

◆お手本あり


◆花城先生の評価

パッとみて動きが見える。
跳んでいくっていう言葉通りに、絵とメッセージの両方がマッチした気持ちのいい賀状です。
後ろ脚が前脚に比べると伸びやかさがない。
後ろ脚ももっと伸びやかに描けば、もっと躍動感が出る。

 

2位(才能アリ)「五十嵐亮太」28点

◆作品タイトル「今年もみんなで」

  • 題材:ワイン
  • 送り先:東京ヤクルトスワローズのチーム全体へ(優勝祝い)


◆採点

  • 絵の味わい:10点
  • バランス:8点
  • メッセージの工夫:10点
  • 合計:28点


◆お手本あり


◆花城先生の評価

ボトルの陰影からワインの1枚の完成された絵
ワインの樽から想像して、みんなで乾杯の時をいっぱい持ちたいという願いが伝わってくる。
言葉が絵に掛かりそうなので、字をちょっと絵から離して書くと絵が引き立つ。

 

1位(才能アリ)「葉加瀬太郎」30点⇒特待生昇格!

◆作品タイトル「今年も釣るで。」

  • 題材:鯛
  • 送り先:全国の釣り仲間へ


◆採点

  • 絵の味わい:10点
  • バランス:10点
  • メッセージの工夫:10点
  • 合計:30点

 

◆お手本なし


◆花城先生の評価

活き活きさを感じる。
躍っている様子、釣り上げた瞬間が想像できる。
鯛の色をよくまとめている。
釣り上げる瞬間をよくみていて、観察されている。
特待生で良いと思う。

 

◆順位まとめ◆

1位(才能アリ)「葉加瀬太郎」30点⇒特待生昇格!
2位(才能アリ)「五十嵐亮太」28点
3位(凡人)「森迫永依」20点
最下位4位(才能なし)「伊藤俊介(オズワルド)」14点

 

特待生昇格試験

特待生4級「千原ジュニア」1ランク昇格!⇒【特待生3級】

◆作品タイトル「叩かれても叩かれても」

  • 題材:だるま落とし
  • 送り先:TKO木下へ


◆花城先生の評価

だるまの顔が良い。
一番描きたかったのはだるまさんなので、それを大きくして全体は入れない。
その部分を切り取ったことが成功している。
だるま落としを見た瞬間に、この人だったらこの言葉をやろうと、題材と言葉が合っている。
直観力のある良い絵手紙。

 

 

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