2022年12月22日放送の『プレバト才能ランキング』は、「俳句・丸シールアート」の査定でした。
丸シールアート、めちゃくちゃ久しぶりですね!
前回は1年以上前です。
久しぶりなので楽しみです。
そして梅沢さん!
いよいよあと1句に迫った直前のラスト2句目です。
本当に番組卒業なのかなぁ?
俳句の査定ランキング
◆俳句のお題:「イルミネーション」
◆査定される人
- アンミカ
- 酒井美紀
- 秋元真夏(乃木坂46)
- 村田秀亮(とろサーモン)
永世名人 梅沢富美男
名人10段 村上健志(フルーツポンチ)
特待生3級 北山宏光(Kis-My-Ft2)
◆俳句の先生 夏井いつき先生
最下位4位(凡人)「アンミカ」55点
iPhoneの
光に胸が
Ring a Ding Dong
(私は韓国の出身だが、韓国では初雪が降るとパートナーと電話をし合う。国の電話がパンクするくらい。Ring a Ding Dongはクリスマスのベルの音で2人の思い出の曲。それを季語風にした、という句)
◆夏井先生の添削後
iPhoneの
光よ雪よ
Ring a Ding Dong
◆夏井先生の添削
アルファベットがいっぱい入ってキラキラしていて、オシャレな気分は表現できている。
問題は季語が入っていない。
「Ring a Ding Dong」で季節の気分は感じるけど、これで季語の働きをできるかというとちょっと無理かな。
あなたの素直に書く姿勢はすごく大事。
3位(凡人)「酒井美紀」57点
静寂に
響く
ダイヤモンドダスト
(イルミネーションが光ってて雪が降っている。ダイヤモンドダストが季語。あまりにも静寂で音がしそうな素敵な場所、という句)
◆夏井先生の添削後
静寂に
響けり
ダイヤモンドダスト
◆夏井先生の添削
季語「ダイヤモンドダスト」は長い。9音もある。
頭の5音だけ確保するだけでも定型感、5・7・5の感じが匂ってくる。
ここまで来たら先が見えてきた。
2位(凡人)「村田秀亮(とろサーモン)」67点
街騒に
凍てし手の振る
誘導棒
(20代の時アルバイトで交通整理をしていた。今日は人通りが多く、にこやかな人が多いなと思ったらクリスマスだった。そんな日に自分はアルバイトをしているというセンチは気持ちを詠んだ句)
◆夏井先生の添削後
街騒や
凍つる手に振る
誘導棒
◆夏井先生の添削
この句は自分の体験をここまで丁寧に書けるのは大したもの。
助詞と助動詞の選択の部分だけ。
「街騒に」の「に」が説明的になるので、ここは切り離す「や」がいい。
「手の」の「の」は「に」。
「凍てし」の「し」は過去に意味になる。
今にしないと、季語の鮮度が落ちる。
(添削後)これにしていたら、今日はこれが1位だった。
1位(才能アリ)「秋元真夏(乃木坂46)」70点
独りきり
煌めく街が
冬の棘
(何の気なしにイルミネーションを見に行った時に、カップルで街がにぎわっていた。孤独と寒さが棘となって突き刺さってる。キラキラ光るたびに寂しさとして降りかかってくる、という句)
◆夏井先生の添削後
一人ゆく
煌めく街は
冬の棘
傷心や
煌めく街は
冬の棘
◆夏井先生の添削
詩の濃度も「冬の棘」で上手く表現した。
もったいないのは上五「独りきり」。
これが言い過ぎている。
あなたやれますから、特待生目指してこういうのも覚えておいて。
◆順位まとめ◆
1位(才能アリ)「秋元真夏(乃木坂46)」70点
2位(凡人)「村田秀亮(とろサーモン)」67点
3位(凡人)「酒井美紀」57点
最下位4位(凡人)「アンミカ」55点
名人・特待生昇格試験
特待生3級「北山宏光(Kis-My-Ft2)」1ランク昇格⇒【特待生2級】
ルミナリエ
咥えて外す
黒手套
(ルミナリエはイルミネーションだったり場所だったりする。黒い手袋を咥えて外す動作をする時は、スマホでイルミネーション撮ったり。黒手袋をすることで背伸びをしている、という句)
◆夏井先生の添削後
添削なし
◆昇格試験のポイント
季語「黒手套」を下五に置く型を選んだ是非←前回の失敗をちゃんと修正してきた!
「ルミナリエ」は季語とは関係のない言葉。
中七下五でワンフレーズで、季語を含んでいる。
これは難しい型。
それをちゃんとやってきている。
「ルミナリエ」で広い光景、光の感じ、季節の感じも伝わる。
カットが切り替わって、口元のアップ。
そして季語が出てくる。
焦点の絞り方も大したもの。
永世名人 梅沢富美男のお手本
◆50句までの現在の状況:48句(残り2句)
冬木立
シャンパン色に
さざめきぬ
(シャンパンの泡が立ち上がっている。それが風がサーっと吹いてイルミネーションの葉っぱまでフワーっと飛んでいく淡い感じがした、という句)
◆夏井先生の添削後
添削なし
◆掲載の判定⇒掲載決定!
【掲載決定の理由】おっちゃんらしくなくオシャレ!
どこにもイルミネーションとは書かれていないので、季語「冬木立」で冬の美しい光とか風をシャンパン色と表現したに違いないと読む人がいる。
そうすると、「冬木立」「シャンパン色」は詩としていい。
「さざめきぬ」というのも光と風の表現だと思うと美しい。
これはこれで掲載しても問題はない。
おっちゃんらしくないオシャレな句。
◆50句までの現在の状況:49句(残り1句)
【2021年】
- 1月の成績:2勝1敗(掲載:1/7・1/28、ボツ:1/21)
- 2月の成績:1勝1敗(掲載:2/4、ボツ:2/11)
- 3月の成績:1勝1敗(掲載:3/4、ボツ:3/18)
- 4月の成績:1勝3敗(掲載:4/29、ボツ:4/8、4/15、4/22)
- 5月の成績:1勝2敗(掲載:5/20、ボツ:5/6、5/13)
- 6月の成績:2勝1敗(掲載:6/17・6/24、ボツ:6/10)
- 7月の成績:2勝1敗(掲載:7/8・7/15、ボツ:7/1)
- 8月の成績:1勝3敗(掲載:8/19、ボツ:8/5、8/12、8/26)
- 10月の成績:0勝1敗(ボツ:10/28)
- 11月の成績:2勝1敗(掲載:11/4・11/18、ボツ:11/25)
- 12月の成績:1勝2敗(掲載:12/9、ボツ:12/2、12/16)
【2022年】
- 1月の成績:1勝0敗(掲載:1/6)
- 3月の成績:1勝1敗(掲載:3/24、ボツ:3/3)
- 4月の成績:1勝2敗(掲載:4/21、ボツ:4/14、4/28)
- 5月の成績:1勝3敗(掲載:5/4、ボツ:5/12、5/19、5/26)
- 6月の成績:1勝2敗(掲載:6/16、ボツ:6/2、6/9)
- 10月の成績:2勝0敗(掲載:10/6・10/27)
- 11月の成績:0勝4敗(ボツ:11/3、11/10、11/17、11/24)
- 12月の成績:1勝1敗(掲載:12/22、ボツ:12/1)
永世名人 フルポン村上のお手本
◆50句までの現在の状況:26句(残り24句)
垂直に
シャンパンの泡
クリスマス
(クリスマスという季語にはいろんな意味が入っている。僕はシャンパンを選んだ。シャンパンの中に泡が垂直に立っていく様がすごくいい。、という句)
◆夏井先生の添削後
添削なし
◆掲載の判定⇒掲載決定!
【掲載決定の理由】「近い」と思わせないテクニック
「近い」というのは、季語「クリスマス」と「シャンパン」を取り合わせるのが近いかどうか。
それを薄めるのが「垂直に」。
立っている、直立しているものと瞬時に思ってしまう。
そこで「シャンパン」「泡」でそういうことなのかとわかる。
そういう小さな小技はこの人の得意技。
シャンパンの中の泡は小さな発見。
それを大事にしてあげるべき。
◆50句までの現在の状況:27句(残り23句)
- 6月の成績:0勝1敗(ボツ:6/23)
- 7月の成績:1勝1敗(掲載:7/28、ボツ:7/14)
- 8月の成績:1勝0敗(掲載:8/18)
- 10月の成績:1勝0敗(掲載:10/6)
- 12月の成績:2勝1敗(掲載:12/15・12/22、ボツ:12/1)
丸シールアートの査定ランキング
◆丸シールアートのお題:「夜景」
◆査定される人
- 酒井美紀
- ハラミちゃん
- 黒崎レイナ
- 久保田かずのぶ(とろサーモン)
特待生5級 辻元舞
◆丸シールアートの先生 大村雪乃先生
◆採点
- 構図:10点
- シールの選び方:10点
- 夜景の表現:10点
- 合計:30点
最下位4位(才能なし)「酒井美紀」15点
◆作品タイトル「新しい世界への入口」
題材:東京駅
◆採点
- 構図:6点
- シールの選び方:6点
- 夜景の表現:3点
- 合計:15点
◆お手本あり
◆大村先生の評価
東京駅がかなり平面的すぎて、塗っているという感じになっている。
ちょっと大雑把すぎる。
3位(才能アリ)「黒崎レイナ」25点
◆作品タイトル「青の記憶」
題材:永代橋
◆採点
- 構図:9点
- シールの選び方:8点
- 夜景の表現:8点
- 合計:25点
◆お手本あり
◆大村先生の評価
ビル同士の遠近感をちゃんと表現している。
ビルの光に使っているシールだが、建物の色がちょっと少ない。
初心者の人は正面から描くが、陰影が付きにくい。
2位(才能アリ)「久保田かずのぶ(とろサーモン)」29点
◆作品タイトル「東京を見て月が泣いている」
題材:東京タワー
◆採点
- 構図:9点
- シールの選び方:10点
- 夜景の表現:10点
- 合計:29点
◆お手本なし
◆大村先生の評価
センスある。
本物の東京タワーのシルエットではないが、ご本人が見た感性で描かれている。
めちゃくちゃカッコいい。
黄色・赤・白だけではなく、水色やピンクなどいろんな色で東京タワーを表現している。
その人のオリジナリティーが見える。
(月からの涙の意味がわからず)これなんですかね?
1位(才能アリ)「ハラミちゃん」30点⇒特待生昇格!
◆作品タイトル「新たな世界」
題材:大阪・通天閣
◆採点
- 構図:10点
- シールの選び方:10点
- 夜景の表現:10点
- 合計:30点
◆お手本なし
◆大村先生の評価
(一目見て)おお!これはすごい。
これはめちゃくちゃ上手いですね。
特待生で行けると思う。
新世界の通天閣のシールの貼り方はめっちゃ上手い。
メリハリのある貼り方をしている。
雑踏感がありつつも、そこに統一感もある。
満遍なく水色を使っている。
非常に計算されている貼り方。
完璧。
私が敗北を感じます。
◆順位まとめ◆
1位(才能アリ)「ハラミちゃん」点⇒特待生昇格!
2位(才能アリ)「久保田かずのぶ(とろサーモン)」29点
3位(才能アリ)「黒崎レイナ」25点
最下位4位(才能なし)「酒井美紀」15点
丸シールアート特待生昇格試験
特待生5級「辻元舞」1ランク昇格⇒【特待生4級】
◆作品タイトル「キラキラな思い出」
お題:人物
◆大村先生の評価
シルエットと捉えて人を再現しているのが非常に面白い。
ツリーの中にある大きいシールは半透明の緑を使って、ピンボケを表現している。
すごい物語性を感じる。
家族のような2人がそこを見て歩いている。
表情を感じさせる。
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