2023年2月23日放送の『プレバト才能ランキング』は「俳句・ストーンアート」の査定でした。
ストーンアート久しぶりですね。
これはめちゃくちゃ大好きなので今回も楽しみだったのですが、辻元舞画伯が凄まじい作品を制作されました!
また俳句ではようやくフジモンさんが永世名人になりました。
長かったですよね。
後輩2人に先を越されてましたから。
あと大河ドラマ『鎌倉殿の13人』の山本千尋さんが登場して、中国武術の演舞を披露してくれました。
『SPY×FAMILY』のヨルさんのようでしたよ。
リアルヨルさん!
1週間以内でしたらTVerで見れますのでぜひご視聴ください。
俳句の査定ランキング
◆俳句のお題:「富士山」
◆査定される人
- 寺田心
- 山本千尋
- 新浜レオン
- きむ(インディアンス)
永世名人 梅沢富美男
永世名人 村上健志(フルーツポンチ)
名人10段 藤本敏史(FUJIWARA)
◆俳句の先生 夏井いつき先生
最下位4位(凡人)「新浜レオン」50点
春一番
富士のいただき
捕まえて
(小・中・高と野球をやっていた。冬を越えて春一番の砂嵐を浴びてトレーニングが始まる。歌い手になった今も変わらずその気持ち、という句)
◆夏井先生の添削後
頂を掴まん
春一番よ吹け
◆夏井先生の添削
基本型は勉強しているに違いないが、フワッとしている。
「いただき」は富士山のいただきではなく、ご自身の夢や志の象徴となると、ますますイメージになる。
富士を諦めて、何かの頂きを掴もうとしていると書くしかない。
3位(凡人)「きむ(インディアンス)」60点
風光る
車掌誘なう
窓の富士
(新幹線に乗っていて、「今日は天気が良いので富士山が見えます」とアナウンスをしてくれるが、車掌さんの声が嬉しそう。温かくなった気持ちを詠んだ句)
◆夏井先生の添削後
風光る
車窓よ富士の
アナウンス
◆夏井先生の添削
基本の型を勉強している。
「誘なう」が説明になっているのがもったいない。
俳句は映像を描く。
初めてでここまでできたら望みはいっぱいある。
2位(凡人)「寺田心」65点
山笑う
白髪の父と
観覧車
(久しぶりにお父さんと観覧車に乗って、お父さんも白髪が増えたけど、今も昔も春の山は楽しげだな、という句)
◆夏井先生の添削後
観覧車の
春よ白髪の
増えた父
◆夏井先生の添削
お父さんとの光景をほのぼのと詠んでいる。
少々減点したのは「白髪の父」。かなりのご年配かと思う。
「山笑う」という明るい季語だけでこの光景を表現できているか?
そこに不安が残る。
(添削後)中学2年でここまでできたら大したもんです。
1位(才能アリ)「山本千尋」70点
中華街の
少女の旋子(シュエンズ)
風光る
(私の中華街のイメージは小さい時に初めて中国武術の演舞を披露したこと。旋子(シュエンズ)という技があり、練習をして富士山のような日本一を目指し頑張る姿を想像した、という句)
◆夏井先生の添削後
技の名は旋子(ルビでシュエンズ)
風光る少女
◆夏井先生の添削
素材にオリジナリティーがある。
ちょっとだけ惜しいのは、ほとんどの人が「旋子(シュエンズ)」が何かわからない。
俳句は短いので、読み手に対してちょっとだけ親切に小さな情報を入れるだけで作品を理解してくれる人が増える。
(添削後)こうすると「風光る」は季語としての力を発揮しつつ、風光るかのような少女と一緒に表現してくれる。
あなた善児の後の殺し屋さん?
こんなカワイイ人だったんだ!
◆順位まとめ◆
1位(才能アリ)「山本千尋」70点
2位(凡人)「寺田心」65点
3位(凡人)「きむ(インディアンス)」60点
最下位4位(凡人)「新浜レオン」50点
◆◇◆ ◆◇◆
1位の夏井先生の添削の俳句を見て、なんだかじーんとしました。
少女が努力をして会得した技の重みと誇らしさが感じられたというのでしょうか。
さすが夏井先生!
永世名人への道
永世名人への道【星4】「藤本敏史(FUJIWARA)」1つ前進【星5】⇒永世名人!
春の山
ひつじに空の
名を与へ
(春の山にある牧場で羊の赤ちゃんが生まれて、パッと空を見たら綺麗だったので空の名前を付けた、という句)
◆夏井先生の添削後
添削なし
◆昇格試験のポイント
「空の名を与へ」の表現の是非←いろんな空が想像できる
中七・下五の「ひつじに空の名を与へ」に対して、季語「春の山」を置いたのが良い。
ほのぼのとして広がりもある。
「空ちゃん」と限定した場合、「名を与へ」という言い方はしない。
「空と名付けたり」ともう少し軽い言い方になる。
ジュニアさんとフジモンさんが思いのほか早く永世名人になったのは、梅沢さん・東国原さん・村上さんのいろんな失敗や成功したデータをジュニアさん・フジモンさんがちゃんと見て学んでいる。
前の2人(梅沢さん&村上さん)にも一応お礼ぐらい言ってもいいのかなと思います。
◆◇◆ ◆◇◆
フジモンさんおめでとうございます!
ようやくですよね。
名人10段から永世名人になったのはとても早かったですけど、それまでは長かったです。
だって、フルポン村上さんに抜かされましたから。
データ派のこちらの方がツイートされています。
藤本敏史さんは番組5人目の永世名人になられました。
— プロキオン (@K7RXpocll4iptZ3) 2023年2月23日
名人10段から査定回数は18回ですが、【225週】は最も時間がかかった苦労人です。
おめでとうございます🎉#プレバト #俳句
本当にその通りですよね。
後輩である村上さんが先に永世名人になったのは悔しかったと思うんですよ。
さらにジュニアさんにも抜かされて。
でもよかったです。
ご参考までにこちらのツイートもどうぞ。
<参考>現10段以上の6名
— プロキオン (@K7RXpocll4iptZ3) 2023年2月23日
①特待生になった順番
梅→藤→横→東→村→ジ
②名人になった順番
梅→藤→東→横→村→ジ
③10段になった順番
梅→東→藤→村→ジ→横
④永世名人になった順番
梅→東→村→ジ→藤→(横)
※フジモンさんは村上さんより10段までは先に到達しています。#プレバト #俳句
そういう意味では、フルポン村上さんがいかに抜群のセンスを持っているかということですよね。
お笑い芸人としてはロンハー見ているとそんなに興味はないのですが、俳句は素晴らしいと思っています。
ジュニアさんのYouTubeで村上さんとの俳句対談があったのですが、ジュニアさんもめちゃくちゃ褒めてましたっけ。
ジュニアさんはさすがに大喜利王で言葉の魔術師なだけあります。
夏井先生に「この男は信用ならない」と言われていたのが嘘のよう(笑)。
いよいよ永世名人が5人となりました。
華やかですね。
永世名人 梅沢富美男のお手本
◆50句までの現在の状況:49句(残り1句)
沸点の
富士に近づく
暮れの春
(富士山でお湯を沸かすとすぐ沸いちゃう。地上よりも沸きが早い。歳取ってくると我慢がきかなくてすぐにキレる。歳を取ったんだからそんなことではダメだぞ、という句)
◆夏井先生の添削後
沸点の
低き怒りや
老いの春
◆掲載の判定⇒ボツ!
【ボツの理由】詰め込みすぎ!
字面は一見カッコよく見える。
結局何が言いたいのかなと聞いていたが、富士山みたいに大らかな私になりたいということが入っているということですね。
おっちゃんは「沸点」が気に入っているんだから、それを書いた方がいい。
(添削後)これだとおっちゃんだとすぐわかる。
自分を真っ直ぐ見つめる勇気が大事。
ジジイはジジイなんです。
◆50句までの現在の状況:49句(残り1句)
【2021年】
- 1月の成績:2勝1敗(掲載:1/7・1/28、ボツ:1/21)
- 2月の成績:1勝1敗(掲載:2/4、ボツ:2/11)
- 3月の成績:1勝1敗(掲載:3/4、ボツ:3/18)
- 4月の成績:1勝3敗(掲載:4/29、ボツ:4/8、4/15、4/22)
- 5月の成績:1勝2敗(掲載:5/20、ボツ:5/6、5/13)
- 6月の成績:2勝1敗(掲載:6/17・6/24、ボツ:6/10)
- 7月の成績:2勝1敗(掲載:7/8・7/15、ボツ:7/1)
- 8月の成績:1勝3敗(掲載:8/19、ボツ:8/5、8/12、8/26)
- 10月の成績:0勝1敗(ボツ:10/28)
- 11月の成績:2勝1敗(掲載:11/4・11/18、ボツ:11/25)
- 12月の成績:1勝2敗(掲載:12/9、ボツ:12/2、12/16)
【2022年】
- 1月の成績:1勝0敗(掲載:1/6)
- 3月の成績:1勝1敗(掲載:3/24、ボツ:3/3)
- 4月の成績:1勝2敗(掲載:4/21、ボツ:4/14、4/28)
- 5月の成績:1勝3敗(掲載:5/4、ボツ:5/12、5/19、5/26)
- 6月の成績:1勝2敗(掲載:6/16、ボツ:6/2、6/9)
- 10月の成績:2勝0敗(掲載:10/6・10/27)
- 11月の成績:0勝2敗(ボツ:11/3、11/10)
- 12月の成績:1勝1敗(掲載:12/22、ボツ:12/1)
【2023年】
- 1月の成績:0勝1敗(ボツ:1/19)
- 2月の成績:0勝3敗(ボツ:2/9、2/16、2/23)
永世名人 フルポン村上のお手本
◆50句までの現在の状況:28句(残り22句)
富士山の
胴へふらここ
漕ぐ少女
(ふらここはブランコのことで春の季語。富士山が大きく見える公園でブランコを漕いでいる少女は富士山の胴体へ向かっている、という句)
◆夏井先生の添削後
富士山の
胴を蹴らんと
漕ぐぶらんこ
◆掲載の判定⇒ボツ!
【ボツの理由】胴と少女、どっちが優先?
最近富士山とブランコの句を折々見るが、胴へ向かってと言われたときにどういう距離で漕いでいるんだろうか?
元気に強く漕いでいるのかと思えば、「ふらここ」という優しい言い方で、それが「少女」となると途中からテイストが変わってくる。
「胴を蹴る」くらい強くいった方がいい。
◆50句までの現在の状況:28句(残り22句)
【2022年】
- 6月の成績:0勝1敗(ボツ:6/23)
- 7月の成績:1勝1敗(掲載:7/28、ボツ:7/14)
- 8月の成績:1勝0敗(掲載:8/18)
- 10月の成績:1勝0敗(掲載:10/6)
- 12月の成績:2勝1敗(掲載:12/15・12/22、ボツ:12/1)
【2023年】
- 2月の成績:1勝1敗(掲載:2/2、ボツ:2/23)
ストーンアートの才能査定ランキング
◆査定される人
- 小沢真珠
- 加藤諒
- 加藤史帆(日向坂46)
- 田渕章裕(インディアンス)
特待生5級 辻元舞
◆ストーンアートの先生:栗屋近先生(ストーンアーティスト)
◆採点ポイント 30点満点
- アイデア:10点
- 描写力:10点
- 石選び:10点
最下位4位(才能なし)「加藤諒」10点
◆作品タイトル「初枝さんが見てるから」
祖母の指をモチーフ
◆採点ポイント
- アイデア:5点
- 描写力:2点
- 石選び:3点
- 合計:10点
◆栗屋先生のお手本ありました。
◆栗屋先生の評価
- ×:残念なのは指を主役に出来ていない。描きたいものを全部入れ込んでしまっていて、指の強さが出てこない。
3位(凡人)「小沢真珠」17点
◆作品タイトル「かぴばらのおやこ」
◆採点ポイント
- アイデア:8点
- 描写力:5点
- 石選び:4点
- 合計:17点
◆栗屋先生のお手本ありました。
◆栗屋先生の評価
- 〇:ほっこりした感じ。目が起きてるかわからないくらい親しみやすい表情がある。そこは良く掴んでいる。
- ×:平べったい石を無理やり寝かせて描くのは少しもったいない。横から見ればカピバラに見えるが、正面から見るとカピバラに見えにくい。
2位(才能アリ)「加藤史帆(日向坂46)」27点
◆作品タイトル「愛と感謝のストーン~佐々木久美~」
佐々木久美をモチーフ
◆採点ポイント
- アイデア:9点
- 描写力:10点
- 石選び:8点
- 合計:27点
◆栗屋先生のお手本ありました。
◆栗屋先生の評価
なかなかの大作。ストレートに顔を描きたいというのが伝わる。
女性を描く時にはもっと可愛らしく描くが、ほうれい線は描かない。
目が生き生きとしている。
人を描く作品の中では今までで一番良い。
1位(才能アリ)「田渕章裕(インディアンス)」30点⇒特待生昇格!
◆作品タイトル「ハクトウワシ」
◆採点ポイント
- アイデア:10点
- 描写力:10点
- 石選び:10点
- 合計:30点
◆栗屋先生のお手本ありました。
◆栗屋先生の評価
素晴らしいですね。
石選びが満点。
「こんな石があったのか」と血湧き肉躍るような感動がある。
ハクトウワシの特徴をわかっている。
目・鼻・くちばしの位置が完璧で、センスが良い。
この方は特待生でいいでしょう!
◆順位まとめ◆
1位(才能アリ)「田渕章裕(インディアンス)」30点⇒特待生昇格!
2位(才能アリ)「加藤史帆(日向坂46)」27点
3位(凡人)「小沢真珠」17点
最下位4位(才能なし)「加藤諒」10点
特待生昇格試験
特待生5級「辻元舞」2ランク昇格⇒【特待生3級】
◆作品タイトル「2大スター」
恐竜ティラノサウルスとブラキオサウルスの肉
◆お手本なし
◆栗屋先生の評価
ストーリー性を感じる作品。
表裏のデザインが完全に違う世界を成立させている。
よくここまで緻密に描く。
質感まで伝わる細かい描写力。
肉の断面を割れた石に描くのは難しく、センスがいるところ。
辻元さんの場合は一切省略しない。
その凄みがある。
◆◇◆ ◆◇◆
辻元さんの作品はインスタでご覧になれますけど、凄くないですか?
動画も撮ってくれてますので、表から裏へ流れも見れます。
これがテレビの画面に映し出された時、「スゴッ!!」と思わず声が出たほど驚きました。
それだけ素晴らしいということです。
2ランクところか4ランクでもいいくらいに思いましたけど、他者とあまりにも離れちゃうとバランスが悪いんでしょうね。
そのあたりはよく考えられていると感じます。
次の作品も楽しみです。
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