2023年3月23日放送の『プレバト才能ランキング』は「俳句・手形足形アート」の査定でした。
今回はアート系で初の査定となったのが手形足形アートです。
手と足をハンコに見立ててのアートというのは想像できますけど、どんな感じになるんだろうと興味津々でした。
全員初挑戦となるメンバーを見れば、ジュニアさんが特待生かなと予想しながらみていました。
そして、俳句です。
ついに、とうとう梅沢さんがやりました!
その瞬間が見れて感無量です。
梅沢さんのやめる詐欺はやっぱり詐欺でした(笑)。
ちょっと前に辞めるのを撤回されてましたけどね。
今後どのような立ち位置になるのか、あらたな展開になるのか楽しみです。
俳句の査定ランキング
◆俳句のお題:「レトルト」
◆査定される人
- 菊池桃子
- 朝日奈央
- 河野純喜(JO1)
- 平野ノラ
永世名人 梅沢富美男
永世名人 千原ジュニア
名人3段 森口瑤子
◆俳句の先生 夏井いつき先生
最下位4位(才能なし)「朝日奈央」20点
大試験
レトルトカレーが
救助待ち
(十代の時初めてレトルトカレーを温めた時、熱すぎてどうやってレトルトカレーを救助するかと大苦戦した。レトルトカレーの気持ちも込めた、という句)
◆夏井先生の添削後
大試験近し
レトルト
湯に溺る
◆夏井先生の添削
冷静になりましょう。
「大試験」は進級や卒業を決める大事な試験のこと。
上五に「大試験」だとみんな試験会場を思い浮かべる。
そうしたらいきなり「レトルトカレー」。
試験会場で湯を沸かしているのか?
「救助待ち」という訳のわからない擬人化が出てくる。
せめて自宅にいるのがわかるように書く。
(添削後)私の力ではこれが精一杯です!
3位(才能なし)「平野ノラ」30点
春眠や
あちちと落とし
目が開く
(春の陽気でいっぱい眠った。食べるものがないけどレトルトがあった。眠気まなこでレトルト落として、熱いとなって目がやっと開く、という句)
◆夏井先生の添削後
春眠の眼よ
鍋に沸かす
湯よ
◆夏井先生の添削
「え?」と思った。
冷静に見ていくと、「春眠」は間違いなく寝ている。
寝てるのになぜか「あちち」と言っている。
寝てるのになぜか落とす。
最後に「目が開く」なので、よくある夢オチだと思ったら、完全に起きていた!
それなら点数もっと低くてもよかった。
あなたが書きたいことに言葉を寄せる。
2位(凡人)「菊池桃子」50点
春の風邪
レトルト粥に
夫の気持ち
(風邪をこじらせた時期に料理下手な夫がコンビニの袋にレトルト粥を買ってきてくれた。温めだったらできるという優しい気持ちを感じた、という句)
◆夏井先生の添削後
春の風邪
夫の買いくる
レトルト粥
◆夏井先生の添削
優しい旦那さんなんですね。
もったいないのが「夫の気持ち」の「気持ち」。改善の余地がある。
俳句は心情や気持ちをごちゃごちゃ書かずに、夫の動作を書くだけで気持ちが見える。
(添削後)最後物であるレトルト粥で終わる。
そこに夫の愛情が見えてくる。
(添削後)レトルトはレトルトでもう一句作りなさい。
1位(才能アリ)「河野純喜(JO1)」70点
レンジ置き場は空
早春の
一人暮らし
(3年前にJO1として東京に来た時一人暮らしを始めた。まだ電子レンジがなく、湯煎しながら一人暮らしを感じている。電子レンジがない悲しさを表現した、という句)
◆夏井先生の添削後
早春の独立
レンジ置き場は空
◆夏井先生の添削
前半がリアル。
なんでだろうと思うと一人暮らしを始めて、レンジが届いていない。
あるいは、高くて買えないということも想像できる。
悩ましいのは韻律が少々ガタついている。
五七五が溢れてしまっている。
ここが調整できるようになると、特待生にも手が届く。
この方は自分の体験をいい分量だけすくい取る才能はあると思う。
◆順位まとめ◆
1位(才能アリ)「河野純喜(JO1)」70点
2位(凡人)「菊池桃子」50点
3位(才能なし)「平野ノラ」30点
最下位4位(才能なし)「朝日奈央」20点
名人・特待生昇格試験
名人3段「森口瑤子」1ランク昇格⇒【名人4段】
白粥は三日目
春の風邪
飽きた
(風邪をひいて体調が悪く、レトルトの白粥ばかり。外は春で出かけたい。だるい体も白粥も飽きた。コロナにも掛けて悲しい気持ち、切ない気持ちを込めた、という句)
◆夏井先生の添削後
添削なし
◆昇格試験のポイント
語順を選んだ効果の是非←映像から心情へ
白粥のアップからというのは良い判断。強調している。
次の季語「春の風邪」が出てきて、そういう三日目とわかる。
「飽きた」と一言言っているが、いろんなものに飽きていることが言葉の奥に見える。
口語の効果をわかって使っている。
永世名人 千原ジュニアのお手本
◆50句までの現在の状況:23句(残り27句)
コロナ7日目
レトルト絞る
遅日
(コロナ感染した時のことを詠んだ。7日目で今日で最後のレトルト。明日から始まるぞ。「七」を「7」にしたくなった、という句)
◆夏井先生の添削後
コロナ七日目
レトルト絞り切る
遅日
◆掲載の判定⇒ボツ!
【ボツの理由】あと少しのリアルを!
「コロナ7日目」と「遅日」の取り合わせは良い。
数詞の問題がある。
ご本人が言うようにあえてというのもあるでしょうが、基本は「七」。
(添削後)絞り切るで力が入り、リアリティーも増す。
◆50句までの現在の状況:23句(残り27句)
【2023年】
- 3月の成績:0勝1敗(ボツ:3/23)
永世名人 梅沢富美男のお手本
◆50句までの現在の状況:49句(残り1句)
湯玉ふつふつ
春の厨の
砂時計
(私は料理が得意なのでレトルトはあまりやったことがない。今回お題があったので買って試してみた。湯玉がポコポコ出てきてとても楽しく面白い。つい砂時計を忘れてしまった、という句)
◆夏井先生の添削後
添削なし
◆掲載の判定⇒掲載決定!
【掲載決定の理由】おっちゃんらしい締めくくり
良い句ですね。
湯玉のアップから「ふつふつ」というオノマトペ。
そして「春」という大きな季語。
「厨」で台所なので、湯玉は鍋の中とわかる。
褒めないといけないのは着地。
あえて「砂時計」でごちゃごちゃ言わずに、置いただけで春という季節がキラキラし始める。
湯玉、厨、砂時計のガラスや砂粒にもキラキラと春が及ぶ。
料理好きなおっちゃんらしい「厨」と「砂時計」。
長かったけどホッとしました。
ホッとしたとしか言いようがない。
◆50句までの現在の状況:50句(残り0句)
苦節2年10ヵ月!!
【2021年】
- 1月の成績:2勝1敗(掲載:1/7・1/28、ボツ:1/21)
- 2月の成績:1勝1敗(掲載:2/4、ボツ:2/11)
- 3月の成績:1勝1敗(掲載:3/4、ボツ:3/18)
- 4月の成績:1勝3敗(掲載:4/29、ボツ:4/8、4/15、4/22)
- 5月の成績:1勝2敗(掲載:5/20、ボツ:5/6、5/13)
- 6月の成績:2勝1敗(掲載:6/17・6/24、ボツ:6/10)
- 7月の成績:2勝1敗(掲載:7/8・7/15、ボツ:7/1)
- 8月の成績:1勝3敗(掲載:8/19、ボツ:8/5、8/12、8/26)
- 10月の成績:0勝1敗(ボツ:10/28)
- 11月の成績:2勝1敗(掲載:11/4・11/18、ボツ:11/25)
- 12月の成績:1勝2敗(掲載:12/9、ボツ:12/2、12/16)
【2022年】
- 1月の成績:1勝0敗(掲載:1/6)
- 3月の成績:1勝1敗(掲載:3/24、ボツ:3/3)
- 4月の成績:1勝2敗(掲載:4/21、ボツ:4/14、4/28)
- 5月の成績:1勝3敗(掲載:5/4、ボツ:5/12、5/19、5/26)
- 6月の成績:1勝2敗(掲載:6/16、ボツ:6/2、6/9)
- 10月の成績:2勝0敗(掲載:10/6・10/27)
- 11月の成績:0勝2敗(ボツ:11/3、11/10)
- 12月の成績:1勝1敗(掲載:12/22、ボツ:12/1)
【2023年】
- 1月の成績:0勝1敗(ボツ:1/19)
- 2月の成績:0勝3敗(ボツ:2/9、2/16、2/23)
- 3月の成績:1勝0敗(掲載:3/23)
梅沢さんの句集は4月7日発売です!
本のタイトルは「句集 一人十色」でした。
Amazonでも予約開始してます。
◆◇◆ ◆◇◆
梅沢さんおめでとうございます!
長かったですよね。
永世名人までの長かったですし、句集完成までも長かったです。
東国原さんが出馬してからプレバトに出なくなっちゃいましたけど、下手すれば東国原さんに押されていたかもしれないほど足踏みがありましたよね。
それだけ名句を生み出すというのは大変なことなんだと思います。
『プレバト』は夏井先生がガチで審査をしているのがよくわかりますよね。
先生の「ホッとした」というのは本音だと思います。
早く句集を完成させてあげたいという気持ちと、下手な句は掲載させられないというプレッシャーとで大変なご苦労だったでしょう。
句集発売が割とすぐだったのは、最後の句さえ掲載できればいつでも発売できるようにスタンバイしていたんだと思います。
にゃん吉は買いますよ!
Amazonで予約して、楽しみに待っています。
手形足形アートの才能査定ランキング
◆査定される人
- 相島一之
- 朝日奈央
- 佐藤景瑚(JO1)
- 千原ジュニア
- 平野ノラ
◆手形足形アートの先生:小池丸先生(手形アーティスト)
◆採点ポイント 30点満点
- アイデア:10点
- 手形足形の使い方:10点
- 色の足し方:10点
最下位5位(才能なし)「平野ノラ」11点
◆作品タイトル「バブルのバトン」
◆採点ポイント
- アイデア:3点
- 手形足形の使い方:1点
- 色の足し方:7点
- 合計:11点
◆小池丸先生のお手本ありました。
◆小池丸先生の評価
パッと見は手形も足形も存在を消し去った作品。
1つ1つ指人形のように描かれているが、手形が主役でないと手形アートとは言えない。
4位(凡人)「佐藤景瑚(JO1)」18点
◆作品タイトル「ハマダカサゴ」
◆採点ポイント
- アイデア:8点
- 手形足形の使い方:6点
- 色の足し方:4点
- 合計:18点
◆小池丸先生のお手本ありました。
◆小池丸先生の評価
- 〇:迫力のある作品。
- ×:せっかくの手形足形アートだが、ミノカサゴの模様の部分に少し色を足しすぎてしまって、手形と足形の良いフォルムを台無しにしてしまっている。足形の境目もわからない。
3位(才能アリ)「相島一之」26点
◆作品タイトル「千里を走れ」
◆採点ポイント
- アイデア:9点
- 手形足形の使い方:7点
- 色の足し方:10点
- 合計:26点
◆小池丸先生のお手本ありました。
◆小池丸先生の評価
- 〇:足形のフォルムの生かし方がすごく上手。特に顔。土踏まずがあることでキリンに見える。
- ×:顔が大きくて寸足らずになっているのはもったいない。
2位(才能アリ)「千原ジュニア」29点⇒特待生昇格!
◆作品タイトル「あしあと」
◆採点ポイント
- アイデア:10点
- 手形足形の使い方:10点
- 色の足し方:9点
- 合計:29点
◆お手本なし
◆小池丸先生の評価
シンプルでコミカル。
手形足形アートは残す手形足形とちょい足し部分のバランスがすごく重要。
この作品は絶妙なバランスで、すごく評価できる。
蝶ネクタイを足の指で生かしたり、ステッキを持っていたりの細かいディテールによって、その先の背景まで想像できる。
◆◇◆ ◆◇◆
最初の部分でパンダかと思っていたので、チャップリンでビックリでした。
さすがアイデアマンのジュニアさんです。
てっきり1位だと思いました。
この手のアートでは強いですから。
でもしっかり特待生になるので、それでいいですね。
1位(才能アリ)「朝日奈央」30点⇒特待生昇格!
◆作品タイトル「懐かしいね」
◆採点ポイント
- アイデア:10点
- 手形足形の使い方:10点
- 色の足し方:10点
- 合計:30点
◆お手本なし
◆小池丸先生の評価
これぞ手形アート。
手形じゃないと出来ない作品。
シロップにしようと思った着眼点が素晴らしい。
指が下に垂れていることで、かき氷らしさが出ている。
◆順位まとめ◆
1位(才能アリ)「朝日奈央」30点⇒特待生昇格!
2位(才能アリ)「千原ジュニア」29点⇒特待生昇格!
3位(才能アリ)「相島一之」26点
4位(凡人)「佐藤景瑚(JO1)」18点
最下位5位(才能なし)「平野ノラ」11点
◆◇◆ ◆◇◆
さすがジュニアさん!
2位でしたが特待生に入り込みました。
朝日さんのかき氷がめちゃくちゃおいしそうだったんですよ。
これは食べ物の絵ではとても大事ですよね。
すごく素敵な絵でした。
ノラさんは今回で手形足形アートの趣旨がわかったと思いますので、次回の作品に期待したいです。
元々絵の才能がある方なのでリベンジさせてあげて欲しいですね。
この手のアートですと、しょこたんも良さげ。
しょこたん待ってます!
あと、大好きな辻元舞さんの参戦も待ってます!
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