2024年11月7日放送の『プレバト才能ランキング』は「俳句・バナナアート」の査定でした。
バナナアートは久しぶりの査定です。
俳句は歌い手の特集でした。
才能ナシが3人という散々な結末に。
俳句の査定ランキング
◆俳句のお題:「大観衆」
◆査定される人
- 水森かおり
- 清春
- 黒沢薫(ゴスペラーズ)
- MINMI
- 山口智充
永世名人 村上健志(フルーツポンチ)
永世名人 横尾渉(Kis-My-Ft2)
◆俳句の先生 夏井いつき先生
最下位5位(才能なし)「水森かおり」25点
ペンライト
振れども散らぬ
照紅葉
(皆さんペンライトを振ってその光が綺麗。キラキラ光を浴びている紅葉に例えた句)
◆夏井先生の添削後
ペンライトのごと
夜を照らさるる
紅葉
◆夏井先生の添削
私たちは兼題写真を見ているので、ペンライトを大観衆が振っていると勝手に思ってますが、この俳句を見ると大観衆とは書いていない。
誰かがなぜかペンライトを振っている。
振ってるけど「紅葉散らねー」となる。
季語をたとえに使うと鮮度が落ちる。
4位(才能なし)「山口智充」30点
ゆれすすき
いつかはフェスと
夢見る日
(いつかは大観衆の前でフェスに出たいという男の素敵な俳句。すすきを観客に見立てた)
◆夏井先生の添削後
いつか我が歌を
大観衆へ秋
◆夏井先生の添削
いろいろと問題のある句。
フェスをやりたいのか、推しのフェスに金を貯めて行きたいのかぼわっとしている。
私は年取って二度とチャンスがないと言いたい句なのかと思った。
3位(才能なし)「黒沢薫(ゴスペラーズ)」35点
秋風や
歓び舞台へ
運びゆく
(舞台上の気持ち。フェスは大観衆の声が風によって遠ざかったり近づいたりする。秋風が笑顔まで舞台に運んでくれるという句)
◆夏井先生の添削後
歓びを舞台へ
金風の歌を
◆夏井先生の添削
「運び行く」はなくていい。
歌詞を書く方は聴き心地の良い言葉をふわっと書いて何か良い気持ちで終わらせる傾向がある。
何の舞台か丁寧に書ける。
「秋」ではなく豊かな声を思わせる季語にしよう。
2位(凡人)「MINMI」60点
万人の
歌声ひとつ
名残の月
(去年の秋にフェスを開催。平和を歌った満月の曲で月の明かりとみんなが照らしてくれたライトで1つになった瞬間を詠んだ句)
◆夏井先生の添削後
万人の
歌はひとつに
月のぼる
◆夏井先生の添削
「歌声ひとつ」だと1人の声がひとつかもと捉えられる。
中七な極力7音にするのが定石なので、「声」をやめて「歌はひとつに」にする。
もう1つ惜しいのは季語「名残の月」。
1ヵ月遅れの満月。
ちょっと寂しげな表情がある。
1位(才能アリ)「清春」70点
良夜なり
フロアを包む
アルペジオ
(僕の場合コンサートは室内が多い。秋っぽい感じでアルペジオは和音を分散して寂しげな感じがするという句)
◆夏井先生の添削後
添削なし
◆夏井先生の添削
季語「良夜」がいい。
中秋の満月のことをいうこともある。
「なり」と言い切ったところも気持ちいい。
ホール全体を良夜が包んでいるイメージで読んだ。
「アルペジオ」で月光が降り注いでくるようなイメージも伝わる。
映像や音をしっかり描写している。
俳句は描写であることをこの人は知っている方。
◆順位まとめ◆
1位(才能アリ)「清春」70点
2位(凡人)「MINMI」60点
3位(才能なし)「黒沢薫(ゴスペラーズ)」35点
4位(才能なし)「山口智充」30点
最下位5位(才能なし)「水森かおり」25点
◆◇◆ ◆◇◆
まさかの才能ナシの嵐でした。
しかも何でもこなすぐっさんが才能ナシとは。
清春さんの「アルペジオ」がいいですよね。
音が聞こえてくるようでした。
永世名人 横尾渉(Kis-My-Ft2)のお手本
◆50句までの現在の状況:27句(残り23句)
星月夜
六万人の
大合唱
(ライブに来たお客さんが一緒に歌って盛り上がっているという句)
◆夏井先生の添削後
添削なし
◆掲載の判定⇒掲載決定!
【掲載決定の理由】数から伝わる豊かな情景!
季語「星月夜」から始まって6万人の大合唱で、野外フェスのような場所と映像が浮かんでくる。
「六万人」は数だけではなく、広さの映像でもある。
空には星空、地上はペンライトの光。
上も下も星で満たされている。
シンプルだが全部表現した上で季語を立てている。
◆50句までの現在の状況:28句(残り22句)
【2023年】
- 8月の成績:1勝0敗(掲載:8/31)
- 11月の成績:1勝0敗(掲載:11/9)
【2024年】
- 4月の成績:1勝0敗(掲載:4/4)
- 5月の成績:1勝0敗(掲載:5/16)
- 炎帝戦予選
- 炎帝戦決勝
- 小中学生対抗戦
- 11月の成績:1勝0敗(掲載:11/7)
永世名人 フルポン村上のお手本
◆50句までの現在の状況:38句(残り12句)
靴音に
ライブの余韻
月の坂
(ライブを観終わった後の光景。興奮状態だったり、帰り道の歩調にも余韻が残るのではないかという句)
◆夏井先生の添削後
靴音に
余韻ライブの
果てて月
◆掲載の判定⇒ボツ!
【ボツの理由】初見の違和感!
言いたいこともわかるし、ライブの後に発想を飛ばしているのはいい。
語順が散文。
これが小さな違和感。
「ライブの余韻のある月の坂です」になってしまう。
◆50句までの現在の状況:38句(残り12句)
【2023年】
- 3月の成績:0勝1敗(ボツ:3/23)
- 4月の成績:0勝1敗(ボツ:4/23)
- 5月の成績:1勝1敗(掲載:5/25、ボツ:5/18)
- 6月の成績:1勝0敗(掲載:6/29)
- 8月の成績:1勝0敗(掲載:8/10)
- 9月の成績:1勝0敗(掲載:9/21)
- 11月の成績:1勝1敗(掲載:11/2、ボツ:11/30)
- 12月の成績:0勝1敗(ボツ:12/14)
【2024年】
- 2月の成績:1勝0敗(掲載:2/8)
- 3月の成績:1勝0敗(掲載:3/7)
- 6月の成績:0勝1敗(ボツ:6/20)
- 7月の成績:1勝0敗(掲載:7/25)
- 8月の成績:1勝0敗(掲載:8/22)
- 9月の成績:0勝1敗(ボツ:9/5)
- 10月の成績:1勝0敗(掲載:10/31)
- 11月の成績:0勝1敗(ボツ:11/7)
◆◇◆ ◆◇◆
ジュニアさんや横尾さんには続々追加され、村上さんはそういうのが一切なし。
それだけダメな句なのでしょうけど、長いですよね。
ジュニアさんに越されちゃいましたし。
そういえば、村上さんがタイトル戦で2勝した後に賞金が出ましたよね(笑)。
めちゃくちゃ運がない俳人なのでしょう。
横尾さんは今でこそ絶好調ですけど、かつては1年半昇格なしが続いていた不運の時代がありました。
ジュニアさんも特待生昇格を夏井先生がずっと渋っていたという経緯もありますし、昔はけちょんけちょんに言われてましたよね。
村上さんは最初絶好調だった分、今学びの時期なのでしょう。
プレバト見ているだけでも浮き沈みというか、バイオリズムがみれて面白いです。
バナナアートの才能査定ランキング
◆査定される人
- 水森かおり
- 伊藤歩
- 栗原恵
- 大園玲(櫻坂46)
- アタック西本(ジェラードン)
◆バナナアートの先生:エンドケイプ先生
◆採点ポイント 30点満点
- バナナの使い方:10点
- オリジナリティー:10点
- デザイン:10点
最下位5位(凡人)「アタック西本(ジェラードン)」21点
◆作品タイトル「バナナに閉じ込められたハリソン・フォード」
相方・海野裕二へ
◆採点ポイント
- バナナの使い方:6点
- オリジナリティー:7点
- デザイン:8点
- 合計:21点
◆お手本あり
◆エンドケイプ先生の評価
- 〇:個人的には大好き。裏にはお尻も描いている。
- ×:バナナアートは見る人すべてに伝わることが重要。伝わりにくいデザイン。
4位(凡人)「水森かおり」23点
◆作品タイトル「この紋所が目に入らぬか」
里見浩太朗へ
◆採点ポイント
- バナナの使い方:8点
- オリジナリティー:6点
- デザイン:9点
- 合計:23点
◆お手本あり
◆エンドケイプ先生の評価
- 〇:皮を一方通行で彫っており、繊維の質感を表現している。
- ×:とうもろこしの粒の大きさはバラバラのはず。画一するとモノグラム調に見えてしまう。
3位(才能アリ)「伊藤歩」26点
◆作品タイトル「ハマゴリラ」
浜田雅功へ
◆採点ポイント
- バナナの使い方:10点
- オリジナリティー:8点
- デザイン:8点
- 合計:26点
◆お手本あり
◆エンドケイプ先生の評価
- 〇:顔が浜田さんに似ていてかわいい。足に動きをつけるアイデアがいい。
- ×:バナナをもっと食べている動きのある絵にできる。
2位(才能アリ)「大園玲(櫻坂46)」28点
◆作品タイトル「櫻坂46のカメラマンさんへ」
山﨑天(櫻坂46)へ
◆採点ポイント
- バナナの使い方:10点
- オリジナリティー:8点
- デザイン:10点
- 合計:28点
◆お手本あり
◆エンドケイプ先生の評価
- 〇:バナナは円柱ではなく多角形で、そのバナナの形を生かした使い方。カメラの立体感を見事に表現。感動するレベル。
- ×:ストーリー性を加えてもいい。
1位(才能アリ)「栗原恵」30点⇒特待生昇格!
◆作品タイトル「クジラ」
友人の息子へ
◆採点ポイント
- バナナの使い方:10点
- オリジナリティー:10点
- デザイン:10点
- 合計:30点
◆お手本あり
◆エンドケイプ先生の評価
- 〇:感動するレベルで素晴らしい。360度楽しめるバナナの使い方。コバンザメの躍動感がいい。特待生でいい。
- ×:悪いところはないがクジラは横に描きがち。あえて縦に使うのもあり。
◆順位まとめ◆
1位(才能アリ)「栗原恵」30点⇒特待生昇格!
2位(才能アリ)「大園玲(櫻坂46)」28点
3位(才能アリ)「伊藤歩」26点
4位(凡人)「水森かおり」23点
最下位5位(凡人)「アタック西本(ジェラードン)」21点
「才能ナシ」がいない回でした。
特待生の査定もなかったです。
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