2024年12月5日放送の『プレバト才能ランキング』は「俳句・一筆書きアート」の査定でした。
今回のアート系は一筆書きでした。
一筆書きアートと言えば、辻元舞さんがAGFか何かのギフトのデザインを一筆書きアートでされてました。
まだ出演されないのでしょうか。
ハラミちゃんがまたすごいアートを繰り広げてました。
俳句は雲泥の差が激しい回でした。
俳句の査定ランキング
◆俳句のお題:「銭湯」
◆査定される人
- 西岡德馬
- 池田鉄洋
- 松本利夫(EXILE)
- 村重杏奈
- 藤田憲右(トータルテンボス)
名人10段 中田喜子
特待生5級 蓮見翔(ダウ90000)
◆俳句の先生 夏井いつき先生
最下位5位(才能なし)「藤田憲右(トータルテンボス)」5点
体育の日
ビリになっても
せんとうだ
(銭湯行くのは楽しいこと。競争で1位でもビリでもせんとう(先頭)でゴールという句)
◆夏井先生の添削後
ビリもまた良し
体育の日の銭湯
◆夏井先生の添削
あなた本気で来てるの?
ただのダジャレ。
自分が満足しているだけ。
こういうのは二度と持ってきてはいけません。
4位(才能なし)「村重杏奈」10点
湯冷めして
おばにおこられ
こたつみかん
(おばあちゃんの話。銭湯上がりに走り回って湯冷めして、こたつの中でみかんしか食べれないという句)
◆夏井先生の添削後
銭湯や
湯冷めするなと
おばあちゃん
◆夏井先生の添削
季語は主役。
この句には「湯冷め」「こたつ」「みかん」という3つの主役が舞台にいるので、そのお芝居はぐちゃぐちゃになる。
季語を1つにする。
(添削後)こうしたところで普通の句。
3位(凡人)「松本利夫(EXILE)」40点
凍る朝
湯の中にあり
人の知恵
(考え事は夜することが多い。朝風呂に入った時にぼーっとする時間ができるので、アイデアが浮かんだり想像力が増すという句)
◆夏井先生の添削後
湯に入れば
人の知恵湧く
冬の朝
◆夏井先生の添削
聞いてみないと作者の意図が分からないタイプの句。
575の調べがぶつぶつと調べが切れる三段切れになっている。
(添削後)俳句のいろはを覚えるとすぐに上手になる。
2位(凡人)「池田鉄洋」60点
壁越しの
ドライヤーの音
君待つ冬
(下積み時代に彼女と同棲。銭湯に一緒に行った。ロビーで待っていると彼女がなかなか出てこない。壁越しにドライヤーの音が聞こえて「まだかな」と彼女を待っていたという句)
◆夏井先生の添削後
君を待つ冬
かべ越しの
ドライヤー
◆夏井先生の添削
目の付け所はいい。
実体験は一番リアリティーがある。
あの写真を見ていない人が文字面だけを読むのが俳句。
「壁越し」だと怪しい隣人?
1位(才能アリ)「西岡德馬」70点
雷鳴に
女湯の声
くぐもりて
(銭湯で女湯の方の声が気になる。そこで雷がなったら「キャー」と聞こえるが銭湯の中では共鳴しちゃうので何を言っているのだろう。僕と一緒に来た彼女を案じているという句)
◆夏井先生の添削後
雷鳴や
女湯の声
くぐもりて
◆夏井先生の添削
「くぐもりて」という下五の描写で映像が立ち上がってくる。
下五の言い方・描写で表現している。
これは褒めるべき。
惜しかったのは「雷鳴に」の「に」。
これが散文になる。
「や」にする。
◆順位まとめ◆
1位(才能アリ)「西岡德馬」70点
2位(凡人)「池田鉄洋」60点
3位(凡人)「松本利夫(EXILE)」40点
4位(才能なし)「村重杏奈」10点
最下位5位(才能なし)「藤田憲右(トータルテンボス)」5点
名人・特待生昇格試験
特待生5級「蓮見翔(ダウ90000)」1ランク昇格⇒【特待生4級】
5巻がない
除夜のコインランドリー
(大みそかになって洗濯物も溜まってたからコインランドリーまで行く。漫画が置いてあって読んでいると5巻が抜けている。結構時間が経ったんだなという句)
◆夏井先生の添削後
添削なし
◆昇格試験のポイント
上五を「5巻がない」とした効果の是非←数字のリアリティー
この句のいいところは破調の調べに対して、「5巻がない」という普通の言い方と句の内容がとても合致している。
偶然ではなく狙ってやってきている。
数字は漢数字で書くのが定石だが、5巻を探しているという映像感を5の書き方で表現している。
大みそかに一人でコインランドリー。
いろんなことを想像させる。
これが俳句の力。
永世名人への道
永世名人への道【星1】「中田喜子」1つ前身【星2】
「蛍の光」
掛け湯忙しき
湯屋柚子湯
(東京温泉という浴場が出来た。ゆっくり柚子湯に浸かっていたら、閉店間際に「蛍の光」が流れてきたので急いで風呂をあがるという句)
◆夏井先生の添削後
添削なし
◆昇格試験のポイント
17音に盛った情報量の効果の是非←調べの力
「蛍の光」の曲はおしまいの合図。
情報は多いが調べの力をうまく使ってぎゅっと凝縮させた。
こういうのはなかなか出来る技ではない。
中田さんの俳句いいですよね。
夏井先生が指摘したように確かに情報量は多かったのでしょうけど、違和感を感じなかったというのがすべてだと思いました。
蓮見さんの句は読んだ瞬間に昇格すると思いました。
次回も楽しみです。
一筆書きアートの才能査定ランキング
◆査定される人
- 池田鉄洋
- 小倉優子
- 村重杏奈
- 大村朋宏(トータルテンボス)
特待生5級 ハラミちゃん
◆一筆書きアートの先生:YUIHALF先生(ひとふでがきイラストレーター)
◆採点ポイント 30点満点
- 線の運び方:10点
- 描写力:10点
- アイデア:10点
最下位4位(才能ナシ)「村重杏奈」12点
◆作品タイトル「パフェ」
◆採点ポイント
- 線の運び方:3点
- 描写力:5点
- アイデア:4点
- 合計:12点
◆お手本あり。
◆YUIHALF先生の評価
- ×:フルーツが物足りない。グラスの中がスカスカでもったいなかった。スプーンに見えなかった。
3位(才能アリ)「小倉優子」25点
◆作品タイトル「ピザ」
◆採点ポイント
- 線の運び方:9点
- 描写力:8点
- アイデア:8点
- 合計:25点
◆お手本あり。
◆YUIHALF先生の評価
- 〇:線に動きがある。線がバラバラで全体的なバランスが良い。
- ×:具材の形をわかるように描くとより美味しそうに表現できた。
2位(才能アリ)「池田鉄洋」27点
◆作品タイトル「スキー」
◆採点ポイント
- 線の運び方:9点
- 描写力:8点
- アイデア:10点
- 合計:27点
◆お手本あり。
◆YUIHALF先生の評価
- 〇:リフトに乗っている2人が楽しそうでストーリー性を感じる。細かい部分が良く描けている。
- ×:リフトに乗っている足、スキーの板をもう少し描き込んでいたら良かった。
1位(才能アリ)「大村朋宏(トータルテンボス)」30点⇒特待生昇格!
◆作品タイトル「マイク」
◆採点ポイント
- 線の運び方:10点
- 描写力:10点
- アイデア:10点
- 合計:30点
◆お手本なし
◆YUIHALF先生の評価
顔の表情、シルエット、マイクの形、どれもきれいに描けている。
特に眉毛や口に動きがあるのでどんな表情で喋っているのか伝わってよかった。
◆順位まとめ◆
1位(才能アリ)「大村朋宏(トータルテンボス)」30点⇒特待生昇格!
2位(才能アリ)「池田鉄洋」27点
3位(才能アリ)「小倉優子」25点
最下位4位(才能ナシ)「村重杏奈」12点
特待生昇格試験
特待生5級「ハラミちゃん」2ランク昇格!⇒【特待生3級】
◆作品:京都の風景
◆お手本あり
◆YUIHALF先生の評価
奥行を感じる構図が素晴らしかった。
着物の柄や帯も描かれている。
首から上が映っていないが歩いている姿が認識できる。
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