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『プレバト!!』7月22日 第5回「夏の炎帝戦」特待生ではない犬山紙子が出場で大大波乱!

2021年7月22日放送の『プレバト才能ランキング』は俳句のタイトル戦でした。
第5回「夏の炎帝戦」決戦です。

 

今回の炎帝戦はいつもタイトル戦とは違って、「才能アリ」獲得経験者全員がエントリーできるという新ルールで戦います。
今までの才能アリは224人!
応募式で60人がエントリー。
夏井先生が厳選し、優秀上位10名が炎帝戦に出場します。


珍しい人が登場するのかどうかも含めて楽しみな大会でした。
そして、出場メンバーにまさかの特待生でもない犬山紙子さんが登場!
波乱の幕開けです。


そしてなんとキスマイから3人!

 

 

俳句「炎帝戦」ランキング

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◆俳句の予選のお題:Tシャツ


◆決勝参加者

  • 永世名人 梅沢富美男
  • 永世名人 東国原英夫
  • 名人10段 藤本敏史(FUJIWARA)
  • 名人10段 村上健志(フルーツポンチ)
  • 名人6段 横尾渉(Kis-My-Ft2)
  • 名人6段 千原ジュニア
  • 名人2段 千賀健永(Kis-My-Ft2)
  • 名人2段 ミッツ・マングローブ
  • 特待生1級 北山宏光(Kis-My-Ft2)
  • 才能アリ1回 犬山紙子

 

◆俳句の先生 夏井いつき先生

 

 

 

11位~20位のランキング

20位「筒井真理子」(特待生3級)

なで肩の
 詐欺師のシャツの
      白きこと

 

19位「三遊亭円楽」(名人初段)

白シャツを
 干すハンガーの
     骨も痩せ

 

18位「小倉優子」(段位なし)

ガレージに
 チョークののび太
       夏の蝶

 

17位「的場浩司」(段位なし)

殺陣終えて
 息荒く脱ぐ
  汗のシャツ

 

16位「パックン」(特待生2級)

ランマーに
 ティーシャツかける
      レモネード

 

15位「松岡充」(特待生1級)

Tシャツを
 買うシャツの列
     汗みどろ

 

14位「立川志らく」(名人3段)

白シャツに染み込む
    あの日の長崎

 

13位「森口瑤子」(特待生1級)

日焼けして
 上腕二頭筋
     強し(こわし)

 

12位「春風亭昇吉」(特待生5級)

海の風
 火薬の尽きた
    花火蹴る

 

11位「中田喜子」(名人5段)

掛け違ふ釦
 思春期の白シャツ

 

ゲスト 岩永徹也(特待生1級)の俳句

バーチャルの
 装備に課金す
     裸の子

【凡人評価】

 

ゲスト パンサー向井(特待生5級)の俳句

風死せり
 喪服の下の
  エアリズム


【凡人評価】

 

最下位10位「千原ジュニア」(名人6段)

白シャツは
 何より白く
    退院す

(20歳の時に急性肝炎で死にかけた。黄だんがすごい。黄だんはシャツにも付く。夏頃に退院できるという時に、新品の白シャツを着た。病室は白いが、何よりも白い白シャツを着て退院するぞ、という句)←「かなり自信あった」と落胆するジュニア。


◆夏井先生の添削後

白シャツの
  全き白や
    退院す


白シャツの
  白はこの白
     退院す


◆夏井先生の添削

季語「白シャツ」のハツラツとした印象から、「退院」に飛ぶ発想はとても良い。
実体験が基調。
そういう手応えもある。
「何より」がわかるんだけど、ちょっと掴みにくい。

 

 

9位「藤本敏史(FUJIWARA)」(名人10段)

夏暁の
 おなら逞し
  ロンパース

(うちの長女が赤ちゃんの時、夜泣きがひどかった。夏の朝早くに泣いて起こされてヘトヘト。オムツ替えてる時に、大きめなオナラをする。ヘトヘトだったがクスっと笑って元気に育っているなと思った、という句)


◆夏井先生の添削後

おなら逞し
   夏暁の
    ロンパース


◆夏井先生の添削

かわいいオナラを書きたいという親心はものすごく共感する。
全体詠みとおすと惜しいところが一か所。
それは語順。
「おなら」からいったほうがこの句の場合は面白い。
俗っぽい流れから最後の「ロンパース」で赤ちゃんだったと思う。
ささやかなドンデン返しがあるとロンパースが効いてくる。
(フジモンが添削後に「オレの方が良くない?」と不満)「俺の方が良くない?」と思っているから9位なんです。

 

 

8位「横尾渉(Kis-My-Ft2)」(名人6段)

星空の
 渋谷白シャツ
      CEO

(ニュースとかを見ると渋谷の社長が輝いて見えて、活躍しているということを俳句にした)


◆夏井先生の添削後

添削なし

 

◆夏井先生の添削

これはとてもオシャレな取り合わせになっている。
韻の踏み方がオシャレ。「渋谷」「白シャツ」「CEO」
韻を踏むとリズムが生まれる。
それぞれ単語で畳みかけていく。
1番悩むのが「星空」。ご本人もここにいきつくのにいろいろやってみたのでは。
全体を見ると夜を持ってくることで、夜が渋谷白シャツCEOと響き合う。大人なオシャレな感じ。

 

 

 

7位「北山宏光(Kis-My-Ft2)」(特待生3級)

花栗や
 肌に張り付く
   ツアーロゴ

(ライブを半野外でこの期間やらせてもらった。外からの花栗の匂いがずっとしている。そこでリハーサルと本番をした。汗を使わずにジメジメした感じを出した。夏のツアーロゴが汗によって張り付く。自分の実体験、という句)


◆夏井先生の添削後

ツアーロゴ
 張り付く花栗の
       真昼


◆夏井先生の添削

季語「花栗」とこの人は生々しくこの季語と出会ってるんだなと思う。
そうやって季語体験を体に入れていくのは大事。
最後「ツアーロゴ」でTシャツだとわかる。
ロゴのところが妙に肌にベタベタ張り付く。
汗と書かずに汗と感じる。
言葉の経済効率がすごくいい。
北山さんだとわかったので、ベスト3への伝授をする。

 

 

6位「梅沢富美男」(永世名人)

若夏や
 Tシャツという
     戦闘服

(私たちの時代はTシャツ1枚でお店に入れなかった。TシャツとGパンだとあなたが来るようなお店じゃないですよ、と。私たちは夏にそれしか着るものがなかった。どこに行ってもそれで戦っていた。その気持ちを込めた、という句)


◆夏井先生の添削後

若夏や
 Tシャツ一枚の
      闘い


◆夏井先生の添削

「○○という戦闘服」や「○○という勝負服」という言い方もないことはない。
そこのところに多少の類想感は少し匂う。
「若夏」という沖縄をイメージさせる季語があり、「Tシャツ」。
また「戦闘服」があるので、別の思いが出る。
話を聞くと若い時に話。
それであれば、「戦闘」をばらした方が、おっちゃんの言いたいことに近づくかもしれない。
「という」を削って具体的に言うことでだいぶ変わる。

  

 

5位「ミッツ・マングローブ」(名人2段)

白靴の
 老女冷ゆ
  生鮮売り場

(寒がりなのでTシャツ1枚で出掛けることがない。スーパーマーケットが寒い。ちょっと薄着のおばあちゃんが「寒いわ寒いわ」と言いながら野菜を選んでいた光景、という句)


◆夏井先生の添削後

添削なし


◆夏井先生の添削

びっくりするような句。
非常に良い工夫が凝らされている。
季語「白靴」は夏のオシャレという季語。
しゃれた感じでいくのかと思えば、いきなり「老女」。そして「冷ゆ」。
なんで老女が冷えているのか。
最後に「生鮮売り場」。
一句にリアリティーがある。
私のお友達がよくスーパーにいるがオシャレしてお友達に会うため。
そこに老女の現実がある。

 

 

4位「千賀健永(Kis-My-Ft2)」(名人4段)

光るシャツ
 ひるぎの森を
   行くカヌー

(沖縄に旅行に行った時にカヌーに乗った。ひるぎの森があって、天気もよく、Tシャツに反射する光。その思い出を句にした)


◆夏井先生の添削後

シャツ光らせ
 ひるぎの森を
   行くカヌー


◆夏井先生の添削

真っ白なTシャツを気持ち良く表現している。
Tシャツの持っている躍動感を「カヌー」という季語で表現。
入り方も印象的。
「光るシャツ」って何だろうと思うと、「ひるぎの森」。
しかも韻を踏んでいる。
今日はキスマイの3人、みんな韻を踏んだ。
自分がカヌーに乗っているという風に表現する場合をちょっとやってみます。
(添削後)こうすればあなたの気持ちに近づくかもしれません。

 

 

 

3位「村上健志(フルーツポンチ)」(名人10段)

まだマシな
 Tシャツを貸す
     夜の雷

(人がやってきたときにTシャツを貸すことがある。貸そうと思うんだけど、しわくちゃだったり、洗ってなかったり。その中で一番マシな方を貸す。その子に貸すよと渡した時に、外がピカっと光る。一瞬の沈黙。雷の音。2人は何を思う?埋めるのは皆さんの想像力、という句)


◆夏井先生の添削後

添削なし


◆夏井先生の添削

上五と中七に非常にリアリティーがある。
「まだマシな」とサラッと言えるのが自信がないと言えない。
「貸す」という動詞の選択がうまい。
この段階で2人の人物がいる。
「夜の雷」で、びしょ濡れでこの人物の部屋にやってきたのではないか、と読んだ。
こういうタイプの句は下五で評価が分かれる。
ここが弱いと指摘されることがある。
ここから物語が動き出す起点になる。これで評価が分かれる。

 

2位「東国原英夫」(永世名人)

Tシャツの
 干され西日の
     消防署

(消防署の2階にTシャツが干されていた。消防署員のTシャツ。ちょっと汚れている。それが激務で生命・財産を守らなければならない。西日が「ご苦労様」または賞賛するように照らすという情景を詠んだ句)


◆夏井先生の添削後

添削なし


◆夏井先生の添削

これもホントにいい句だと思う。
「Tシャツの干され」は鉄板の類想フレーズ。
この句の強みはその類想を共感という土台にすえる。
それをわかってやっているのが見える。
前半は家庭の日常だと思う。
それが「消防署」という過酷な労働の現場であるとわかった時のハッとする感動がストレートに伝わってくる。
「西日」という季語が干してあるTシャツに照りはっている映像が浮かず。
しっかりと季語が主役。
完璧です!

 

 

1位「犬山紙子」(段位なし)

日盛りや
 母の二の腕は
      静謐

(20代の頃、母の介護をずっとしていた。炎天下で暑いと思いながら実家のドアを開けて、Tシャツで寝ている母のシャツの下から覗く腕がひんやり。外の世界と全く違うすごく安らかな感じがした。それを思い出した、という句)


◆夏井先生の添削後

添削なし


◆夏井先生の添削

これは大変驚いた作品。
季語「日盛り」で「や」で5音。
残りは12音だが破調の調べ。
この句はTシャツという言葉を使っていないが、「母の二の腕は」確かにTシャツから出ていて、ひんやり白く見えてくる。
ここがよくたくらんだ、見事だなと思う。
「母」の年齢をどのくらいに想像するかで読みが変わってくる。
最初は年配の母があきらめが入った安らぎかと思った。
読んでいくうちに、ちょっと子どもを突き放しているかのような母の冷たい表情、静けさなどの母かもしれない。
読めば読むほどこの句の奥行きが深くなる。
この一句で短編が書けるんじゃないかという気すらする。
作者誰だろうと思ったら唖然。ビックリ!
ただ俳句って短いので、振ってみたら当たったというのは絶対ある!
ご自身も大した句じゃないと思って出されたのではないかなと思う。
うっかりホームランだとしたら、とんでもなく飛んだ見事なホームランだと思う。


◆「タイトル戦を制したので特待生は?」という浜ちゃんに対しての夏井先生

私ちょっと疑り深い気持ちを持っているので、あと1回だけ見せてくれない?

 


◆「2021炎帝戦」順位◆

優勝「犬山紙子」(段位なし)
2位「東国原英夫」(永世名人)
3位「村上健志(フルーツポンチ)」(名人10段)
4位「千賀健永(Kis-My-Ft2)」(名人4段)
5位「ミッツ・マングローブ」(名人2段)
6位「梅沢富美男」(永世名人)
7位「北山宏光(Kis-My-Ft2)」(特待生3級)
8位「横尾渉(Kis-My-Ft2)」(名人6段)
9位「藤本敏史(FUJIWARA)」(名人10段)
最下位10位「千原ジュニア」(名人6段)


◆◇◆ ◆◇◆


すごい大波乱でした!
そういえば、キスマイの千賀さんが三振時々ホームランってよく言われてましたけど、今回の犬山紙子さんがそのパターンということですね。


昔はジュニアさんもけちょんけちょんに言われて、「信じらない」と夏井先生に言われていましたが、今や名人の上常連!
犬山さんもそのうちあがってくるのでしょう。
面白かったです。

 

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