2024年10月3日放送の『プレバト才能ランキング』は秋の3時間SPでした。
ここでは「金秋戦2024」です。
「色鉛筆コンクール2024」と「大漁旗アートコンクール2024」の結果はこちらです。
▶『プレバト!!』10月12日「秋の色鉛筆コンクール2024&大漁旗コンクール」田中道子がついに初優勝! 光宗薫は大漁旗で復活の女王! - 今日も暇です。
2024年もあと3ヵ月となり、秋の俳句のタイトル戦がやってきました。
2024年もあと3ヵ月となり、秋の俳句のタイトル戦がやってきました。
今回はどういう結果になるのかと思いきや、永世名人がことごとくなぎ倒されていきました。
アート系で全然違いますよね。
さすが俳句のタイトル戦です。
そこの面白さも醍醐味。
- 俳句「金秋戦 2024」の決勝ランキング
- 最下位10位「森口瑤子」(名人8段)
- 9位「梅沢富美男」(特別永世名人)
- 8位「千原ジュニア」(永世名人)
- 7位「森迫永依」(特待生1級)
- 6位「立川志らく」(名人7段)
- 5位「横尾渉(Kis-My-Ft2)」(永世名人)
- 4位「藤本敏史(FUJIWARA)」(永世名人)
- 3位「村上健志(フルーツポンチ)」(永世名人)
- 2位「千賀健永(Kis-My-Ft2)」(名人9段)
- 1位「的場浩司」(特待生3級)
- 2024年金秋戦 決勝戦ランキング
俳句「金秋戦 2024」の決勝ランキング
◆俳句のお題:「自分で撮った写真」
◆決勝参加者
- 特別永世名人 梅沢富美男
- 永世名人 千原ジュニア
- 永世名人 村上健志(フルーツポンチ)
- 永世名人 横尾渉(Kis-My-Ft2)
- 永世名人 藤本敏史(FUJIWARA)
- 名人9段 千賀健永(Kis-My-Ft2)
- 名人8段 森口瑤子
- 名人7段 立川志らく
- 特待生1級 森迫永依
- 特待生3級 的場浩司
「金秋戦 2024」の予選結果です
①『プレバト!!』9月12日「金秋戦2024」予選A&Bの決勝2名が決定!今回は3ブロックから5名が決勝進出 - 今日も暇です。
②『プレバト!!』9月19日「金秋戦2024」予選Cで決勝進出5名が決定!ガラスアートは初査定で特待生! - 今日も暇です。
◆俳句の先生 夏井いつき先生
最下位10位「森口瑤子」(名人8段)
◆行き止まりの路地の写真
方向音痴ぐるぐる
ぐるぐる秋思
(方向音痴で昔はロケ現場に行くのが大変だった。とにかく迷って連絡のしようもない。孤独になって寂しい物思いになったという句)
◆夏井先生の添削後
行く方を失い
ぐるぐるぐるぐる
秋思
◆夏井先生の添削
意図はわかる。
その意図が分かり過ぎて損をした。
(添削後)行く方向を失い、心を晴らす方法を失っているとなる。
これで少し詩の方向に舵取りができる。
9位「梅沢富美男」(特別永世名人)
◆劇場の写真
芝居小屋
奈落の闇を
虫時雨
(昔の芝居小屋は奈落の底は土間。土間から虫の声が聞こえてくる。寂しいなという句)
◆夏井先生の添削後
芝居果てし
奈落の土間や
虫の闇
◆夏井先生の添削
「奈落」とくれば「闇」はいらない。
「芝居小屋」は今まさに芝居をしているので、終わってるとはっきり押さえた方が得。
8位「千原ジュニア」(永世名人)
◆白川郷の写真
稲穂波
合掌屋根を
登りけり
(風が吹いて稲穂がめちゃくちゃ綺麗だった。屋根を登っていってる感じという句)
◆夏井先生の添削後
合掌の
屋根を登らむ
稲穂波
◆夏井先生の添削
言いたいことは想像できる。
ただ書き方で損をしている。
合掌造りの屋根のアップから引いていく。
「けり」ではなく「らむ」くらいがいい。
7位「森迫永依」(特待生1級)
◆インドネシア・カリマンタン島の写真
待宵のジャングル
細切れのラジオ
(大きな島で2泊3日で半島をまわる水上ボートで生活する旅だった。夜はエンジンを切って真っ暗な中、ジャングルをぼーっと見てたら、ラジオの電波が入ったり入らなかったりという句)
◆夏井先生の添削後
待宵のジャングル
瀕死なるラジオ
待宵のジャングル
盗品のラジオ
◆夏井先生の添削
この句はちょっとした工夫で3位がとれる句。
「ジャングル」で「ラジオ」であれば電波が届きにくい因果関係がわかる。
(添削後)これをちゃんとやってくれたら村上さんは4位に行ってました。
6位「立川志らく」(名人7段)
◆夕焼けの写真
師が逝き
ひぐらし
号泣しております
(訃報は予期してなかった。涙も出なかった。弱々しいひぐらしの声が号泣しているように聞こえた。大勢のお弟子さんやファンの悲しみに聞こえた。師匠に対してなので敬語にしたという句)
◆夏井先生の添削後
しづかなる号泣
ひぐらしに逝きぬ
◆夏井先生の添削
ひぐらしは静かにカナカナと鳴く。
その鳴き方に対して「号泣」が強引なのではないか。
あえて師匠とは書かない。
5位「横尾渉(Kis-My-Ft2)」(永世名人)
◆スカジャンの写真(藤ヶ谷と一緒に浜田に買ったスカジャン)
外苑はさやか
孤食のカチョエペペ
(1人で外食。パスタを食べに行った。1人だと味もしっかりわかる。「カチョエペペ」はお店の基準にもなるのでそれを食べたという句)
◆夏井先生の添削後
外苑はさやか
一人のカチョエペペ
◆夏井先生の添削
季語「さやか」と「カチョエペペ」の響き合いは面白い。
評価が分かれるのは「孤食」。
これが面白いと思う人は評価が高くなり、それは無理がある・楽しそうじゃないとなると評価が下がる。
「孤食」にこだわったとすれば、順位はそこにとどまってしまう。
4位「藤本敏史(FUJIWARA)」(永世名人)
◆八百屋の写真
銀杏の実
剥き終へ自由に
なる十指
(子どもの頃に母親に銀杏の殻剥きを手伝わされた。当時ファミコンが発売されたばかりだったので遊びたくて遊びたくて。剥いて解放されて「さあ遊ぶぞ」という句)
◆夏井先生の添削後
銀杏の実
剥き終へ自由
なる十指
◆夏井先生の添削
「銀杏の実」としたのは好意的に解釈している。
「自由なる」にした方が臨場感が高くなる。
(みんなが言うとおり)「銀杏を」にしておきましょうか?
3位「村上健志(フルーツポンチ)」(永世名人)
◆ベビーサークルの写真
長き夜や
絵本の丸き
角を拭く
(子どもは0歳で0歳用の絵本を買った。角が丸くなっている。子どもは絵本を舐めちゃうのでヨダレを夜に拭いているという句)
◆夏井先生の添削後
添削なし
◆夏井先生の添削
「絵本の丸き角を拭く」だけであれば幼稚園・保育所で先生たちが拭いている可能性もあるが、季語「長き夜」で家庭の風景。
3位になってしまったのは、「長き夜」と「絵本」の取り合わせが多少「あるある」。
絵本を拭いているというのはとても工夫している。
2位「千賀健永(Kis-My-Ft2)」(名人9段)
◆宮古島の星空の写真
灯台の周期
星月夜の無辺
(「星月夜」はゴッホの絵からとった。宇宙のように広く綺麗。あえて「無辺」とつけてチャレンジしたという句)
◆夏井先生の添削後
灯台の周期
星月夜の深閑
◆夏井先生の添削
追記の句。
「灯台の~」「星月夜の~」この型はばっちり出来てる。
人工的な光の灯台は一定のリズムで光を放つ。
「星月夜」は宇宙とつながる広大な自然。
何億光年の光を放つ。
対比もいい。
損をしたのは「無辺」。
深く静かな「深閑」がある。
広さではない方向に持っていった方が良かった。
1位「的場浩司」(特待生3級)
◆島根県・隠岐諸島の写真
三日月や
真朱の隠岐に
藍の波
(この景色を見た時に美しいと思った。夕暮れを赤で表現したくなかった。隠岐の美しさが三日月、真朱、藍という三色で伝わるかなという句)
◆夏井先生の添削後
添削なし
◆夏井先生の添削
「なんと美しい三日月か」と詠嘆。
「真朱」はややくすんだ朱色。
隠岐はかつては流刑の場所。
「真朱」「藍」という伝統的な色。
美意識が言葉に入っていて、破綻せずに言葉だけでスケッチできる。
2024年金秋戦 決勝戦ランキング
◆「金秋戦 2024」順位◆
1位「的場浩司」(特待生3級)
2位「千賀健永(Kis-My-Ft2)」(名人9段)
3位「村上健志(フルーツポンチ)」(永世名人)
4位「藤本敏史(FUJIWARA)」(永世名人)
5位「横尾渉(Kis-My-Ft2)」(永世名人)
6位「立川志らく」(名人7段)
7位「森迫永依」(特待生1級)
8位「千原ジュニア」(永世名人)
9位「梅沢富美男」(特別永世名人)
最下位10位「森口瑤子」(名人8段)
※特にシードは発表されず
◆◇◆ ◆◇◆
的場さんは優勝して看板になりたいという夢がありましたが、こんなに早く達成できるとは!
本当におめでとうございます!
いつも印象に残る俳句を詠まれるので、今後のプレバトでの活躍も楽しみになってきました。
永世名人はかろうじて村上さんが3位でしたけど、
真ん中らへんに固まってましたね。
タイトル戦を楽しむには波乱がたくさんで面白かったと思います。
アート系と違って、割と誰にでもチャンスがあるのが俳句のタイトル戦です。
次回の冬麗戦も楽しみです。
冬麗戦はまた16人の大所帯になるのでしょうか。
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