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『プレバト!!』10月29日「金秋戦 予選A&B」意外だったが納得の俳句で決勝進出!名人キスマイ横尾とジュニアは?

2020年10月29日放送の『プレバト才能ランキング』を見ました。
俳句の「秋の金秋戦」でした。第4回目になります。
今回は、予選のみです。

 

今回のタイトル戦では、予選のブロックを4つに分けて、各ブロックの1位通過者と全ブロックの2位の中から1番良い句を詠んだ1名が決勝にコマを進めることができるというルールになりました。
前回の「炎帝戦」からこの仕様に変更です。


今回はAブロックとBブロックの戦いになります。
顔ぶれはほとんど変わらないですね。


このブロックの予想はジュニアさん、皆藤愛子さんです。

 

予選C&Dはこちらです

『プレバト!!』11月5日「金秋戦 予選C&D」決勝進出者決定!フルポン村上vs千賀でまさに大波乱! - 今日も暇です。

 

決勝戦に進めるメンバーが決定しました!(2020年11月5日)

 

決勝戦はこちらです

『プレバト!!』11月12日 第4回「金秋戦」決勝 千原ジュニアが初の快挙!敗者復活からの初優勝 - 今日も暇です。

 

第4回金秋戦の決勝戦が行われました。(2020年11月12日)

 

俳句「金秋戦」の予選ランキング 

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◆俳句の予選のお題:ピアノ


◆俳句の先生 夏井いつき先生


◆「金秋戦」出場権獲得

  1. 藤本敏史(FUJIWARA)(名人10段)
  2. 立川志らく(名人3段)
  3. 三遊亭円楽(特待生1級)
  4. 梅沢富美男(永世名人)

前回のタイトル戦で上位4名がシード権獲得 

 

◆出場者

【予選Aブロック】

  1. 名人2段 千原ジュニア
  2. 特待生3級 森口瑤子
  3. 特待生4級 北山宏光(Kis-My-Ft2)
  4. 特待生5級 向井慧(パンサー)

【予選Bブロック】

  1. 名人6段 横尾渉(Kis-My-Ft2)
  2. 特待生2級 皆藤愛子
  3. 特待生2級 岩永徹也
  4. 特待生5級 篠田麻里子

 

 

 

俳句「金秋戦」の予選Aランキング

最下位4位「向井慧(パンサー)」(特待生5級)

秋日和
 猫眠るため
  在るピアノ

(ピアノを想像したときに実家にピアノがあった。姉が弾くために買ったピアノ。姉が弾かないようになってずっとカバーがかかったまんまになっている。うちで飼っていた猫が飛び乗って、ずっと居座る。誰も弾かずに猫が眠るためだけにあるピアノだったな、という句)


◆夏井先生の添削後

猫眠る
 ためのピアノよ
     秋の日よ


◆夏井先生の添削

説明っぽいイメージの句。
それを引っ張っている単語が「在る」。これは書かなくていい。
「ピアノよ」くらいでいい。
そして、「秋日和」を最後に持ってくる。
「秋日和」よりも日差しが入ってくる方がいい。
「よ」で韻を踏む。

 

3位「北山宏光(Kis-My-Ft2)」(特待生4級)

五指跳ねる
 英雄ポロネーズ
      弾く秋

(小さい頃「英雄ポロネーズ」の練習をしていた。その練習が楽しく感じていた。コンクールに出た思い出を重ねて、という句)


◆夏井先生の添削後

五指跳ねる
    秋や
     英雄ポロネーズ


◆夏井先生の添削

「英雄ポロネーズ」という9音の長い言葉の塊を果敢に詠みこんだ姿勢はいい。
「五指跳ねる」も曲のイメージに描写が表れている。
もったいないのは、「弾く秋」の「弾く」。これはいらない。
弾いてるのがわかる。
語順で損している。リズムが上手くいっていない。
(添削後)これだとリズムが出る。
これをやっていたら1位を争っていた。

 

 

2位「千原ジュニア」(名人2段)

鍵盤図
 弾く兄の背や
     秋の暮

(小さい頃せいじはピアノを弾きたかった。でもピアノは買ってもらえなかったので、教科書の鍵盤図を弾いていた。その背中を見てめちゃくちゃ切なくなった。、という句)


◆夏井先生の添削後

鍵盤図
 弾く兄の背に
     秋の暮


◆夏井先生の添削

いい場面を書いている。
鍵盤図がいい。リアルで健気。切なさも伝わる。
何がダメかといえば、「背や」の「や」。
気持ちが入るのはわかるが「に」にするといい。
そうすると季語「秋の暮」が生きる。

 

 

1位「森口瑤子」(特待生3級)

ちゑさんの
 被爆ピアノや
    秋はきぬ

(「おかあさんの被爆ピアノ」という映画に出演した。その時にはじめて被爆ピアノというのを知った。原爆のことに心をはせたときに、主のいなくなった被爆ピアノにも秋が来て、冬が来て、それが75年も繰り返していたんだなぁ、という句)

 

◆夏井先生の添削後

添削なし


◆夏井先生の添削

これは心に染み入る一句。
「ちゑさん」はこういう名前の方という読み方で十分。
「ゑ」に時代を見せてくれる。
「被爆ピアノ」のこの言葉だけで語るものがものすごくたくさんある。
「ちゑさんの被爆ピアノ」なので、かつてちゑさんが愛用していたピアノが原爆で…という複雑なことが全部この中に入る。
「や」は被爆ピアノを強調している。
これで必要なことは言わずに、残りは全部季語に託す。
「秋はきぬ」は暦の上で8月の頭に秋がやってくる。広島、長崎の8月はまさに「秋はきぬ」。
きっちりと見事に素晴らしい作品!

 

 

金秋戦【Aブロック】予選ランキング

◆「2020 金秋戦」【Aブロック】予選順位◆

1位「森口瑤子」(特待生3級)
2位「千原ジュニア」(名人2段)←補欠
3位「北山宏光(Kis-My-Ft2)」(特待生4級)
最下位4位「向井慧(パンサー)」(特待生5級)

※赤字が予選通過

 

 

 

 

俳句「金秋戦」の予選Bランキング

最下位4位「皆藤愛子」(特待生2級)

秋渇き
 ピアノに映る
     二重顎

(食欲の秋、かつ芸術の秋。食欲が止まらなくて、久しぶりにピアノの前に座ったら自分の二重顎の姿がきれいに映っていた、という句)


◆夏井先生の添削後

二重顎
 映せる秋の
  ピアノ嗚呼


◆夏井先生の添削

「秋渇き」はマニアックな季語。
夏は食欲がなくなって夏痩せしてしまうが、秋になって食欲が戻ってくる。ばくばく食べちゃうというのが「秋渇き」。
この季語の挑戦したいという意欲は認めたい。
語順が違う。
「二重顎」が最初。
また「秋渇き」と「二重顎」の因果関係がもったいない。季語は「秋」だけで勝負したらずっと面白くなる。
最後は声をあげる「嗚呼」。
こうすると「二重顎」に対して「あ~あ」という思いと、ピアノを弾きながら発声練習に入っている「嗚呼」。
これぐらいやると「二重顎」が滑稽だけで終わらない。
ここまでやれたら勝負できた。

 

 

3位「篠田麻里子」(特待生5級)

秋の夜
 「黒鍵のエチュード」に
           挑む

(ピアノをやっていた。「黒鍵のエチュード」は右手がすごく動く難しい曲。これを弾きたくて一生懸命練習した記憶があった。この時期にどこかでこれを頑張っている子がいるんじゃないかなという思い出の句)


◆夏井先生の添削後

「黒鍵のエチュード」
       秋の夜を
          挑む


◆夏井先生の添削

「秋の夜」と「黒鍵のエチュード」がしっとりとした響き合いを生んでいる。ここがいい。
「黒鍵のエチュード」で9音ある。構成が難しかったと思う。
「黒鍵の」で5音、これを上五に持ってくる。
「秋の夜を」の「を」はその時間と空間を、という意味になる。
ここらへんがわかるようになると勝負ができる。

 

 

2位「岩永徹也」(特待生2級)

色のなき風や
   ボカロの
   ラブソング

(「色なき風」は秋の季語。華やかさや艶っぽさがないらしい。作曲している時に使うボーカロイドでラブソングを作るが機械が歌ってくれる。鍵盤に歌詞を送信すると機械の声で再生される。機械の声なので色っぽさや切なさが人が歌うよりも感じられない。それを「色なき風」に取り合わせてみた、という句)


◆夏井先生の添削後

添削なし

(参考)

色なき風や
  ボカロの
  ラブソング


◆夏井先生の添削

「ボカロ」とやらがわからず調べてみた。
「ボーカロイド」が省略されているのが「ボカロ」。省略の良し悪しは意見が分かれるが、周りの若い子たちに聞いたら普通に使っている。
この略語は許容していいと判断。
「色なき風」は古い季語。秋のイメージカラーは「白」。
「色なき風」とちゃんと言って欲しいと思う。
「色なき風」にしてもあまり違和感がないんじゃないかと思う。
新しいものと古いものを合体させる意気込み、挑戦を認めたい。

 

 

1位「横尾渉(Kis-My-Ft2)」(名人6段)

休暇明
 アルトのビブラート
         太し

(合唱コンクールに発想を飛ばした。夏休み前はソプラノで歌っていたが、夏休み明けて声変わりをしてアルトになってしまった。それを練習している、という句)


◆夏井先生の添削後

添削なし


◆夏井先生の添削

これはコンパクトにうまく言葉を選んできた。
俳句は17音なので、いろいろ入れても伝わらない。
一点に絞ることで、休暇をどんな風に過ごしたのかな、と思いがいく。
「アルトのビブラート」はよかった。
合唱部かなと思った。
夏休みの間、一生懸命に練習した成果として、太い豊かな声が出ているのかなと読んだ。
声変わりの可能性もある。
1番大事なのは最後の3音を悩まれたのではないか。
「太し」を持ってくることで、アルトの声の質・大きさ・豊かさが見えてくる。
3音の大事な勝負・着地を見事に決められるようになった。
そこを褒めたいというか、「上手になってきたな」と嬉しく思う。

 

 

金秋戦【Bブロック】予選ランキング

◆「2020 金秋戦」【Bブロック】予選順位◆

1位「横尾渉(Kis-My-Ft2)」(名人6段)
2位「岩永徹也」(特待生2級)←補欠
3位「篠田麻里子」(特待生5級)
最下位4位「皆藤愛子」(特待生2級)

※赤字が予選通過


◆◇◆ ◆◇◆


予想当たらず(笑)。
でもジュニアさんはしっかり2位確保ですから、決勝に行ける可能性はまだまだあります。


皆藤さんは今一歩でしたね。
いつもの皆藤さんらしくなかったので、やはりタイトル戦の緊張感は別ってことなのかもしれません。


今回8名の俳句でダントツによかったのは、森口さん!
グッと心に響く句でした。

 

予選C&Dはこちらです

『プレバト!!』11月5日「金秋戦 予選C&D」決勝進出者決定!フルポン村上vs千賀でまさに大波乱! - 今日も暇です。

 

決勝戦はこちらです

『プレバト!!』11月12日 第4回「金秋戦」決勝 千原ジュニアが初の快挙!敗者復活からの初優勝 - 今日も暇です。


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