2019年4月4日放送の『プレバト才能ランキング』のまとめです。
俳句は春のタイトル戦、風景画もコンクールがありました!
俳句は「2019春光戦」で、風景画は「春の水彩画コンクール2019」です。
俳句の目玉というか注目は、なんといっても飛ぶ鳥を落とす勢いの鈴木光さん!
めちゃくちゃ順調にステップアップしてきての、初のタイトル戦!
優勝は難しくても、いいところに行くのではないのか、もしかしたら優勝もあり得るのかも、という期待がものすごくありました。
風景画は久しぶりにしずちゃんも登場でのコンクール。
俳句も風景画もどちらが優勝するんでしょうか?
俳句「春光戦」の予選ランキング
◆俳句の予選のお題:春の鮮魚店
◆俳句の先生 夏井いつき先生
最下位8位「ミッツ・マングローブ」(特待生3級)
起き出でて
浅瀬へ店(たな)へ
乗込鯛(のっこみだい)
(乗込鯛は冬眠から起き出すと、沖から浅瀬に出てくる。それが活きがいいので、浅瀬から一気に鮮魚店の台の上に勢いよくのっかる、という句)
◆夏井先生の添削後
乗込鯛
跳ねて華やぐ
店先よ
◆ここがポイント!
季語を説明しない
7位「大和田獏」(特待生5級)
恋猫よ
魚屋さんも
素通りか
(この季節の猫は恋に夢中。食欲も無くすほど恋に夢中になる。そんな猫が大好きな魚屋の前も素通りという情景を思わずツッコミたくなる。そんな句)
◆夏井先生の添削後
魚屋を
素通り
恋猫の恋路
◆ここがポイント!
想像を掻き立てる語順
6位「三遊亭円楽」(特待生1級)
これ頂戴
鰆の値札
舐める猫
(猫と魚屋はベタだからわざとやった。お客さんかなと思ったら値札見ている。それが猫だった。魚を欲しがっていた、という句)
◆夏井先生の添削後
上目遣いに
鰆の値札
舐める猫
◆ここがポイント
映像化
5位「岩永徹也」(特待生3級)
春ぼこり
固定電話の
指の跡
(鮮魚店に行ったことがなかったので実際に行ってみた。大きな固定電話が目についた。ちょっと埃が被っていた。繁盛していないのかな、と表面の指の跡を見て思った、という句)
◆夏井先生の添削後
魚屋の
電話機
春埃の指跡
◆ここがポイント
字余りにしても必要な要素
4位「立川志らく」(特待生4級)
ジョンレノンを
聴く魚屋
目借時
(魚屋のお父さんがイマジンを聴いていた。平和な歌だから、目借時はウトウトする。春の魚がビッシリ並んでいて実に平和だ、という句)
◆夏井先生の添削後
ジョンレノン
聴く魚屋の
目借時
3位「千賀健永(Kis-My-Ft2)」(特待生1級)
ぽこぽこと
酒に口割る
蛤ら
(メンバーの藤ヶ谷と蛤の酒蒸し鍋を食べに行った。ライブの打ち上げで行ったので、蛤の酒蒸しを使った俳句を作りたいと思った。刑事ドラマを見て、犯人のグループの一人が僕が犯人です、と言ったら、他の人も僕も犯人、僕も犯人って言っていくっていうのを見た。だから最後蛤「ら」にした、という句)
◆夏井先生の添削後
添削なし
2位「千原ジュニア」(特待生3級)
壺焼きの
壺傾きて
ジュッと鳴る
(サザエの壺焼きが大好きでよく頼む。七輪で焼くと勝手に傾いて醤油がジュッと鳴り、美味しい匂いが広がる、という句)
◆夏井先生の添削後
添削なし
◆ここがポイント
お題の写真から実体験を探す
1位「鈴木光」(特待生4級)
昼網や
明石メバルの
ピチカート
(明石の昼市を詠んだ。朝釣り上げられた魚が昼市にずらっと並んでいて、明石は黒メバルが有名で、釣りたてなのでまだ尾がピチピチしている。その跳ね方の感じがヴァイオリンの弦をはじくピチカートという奏法と重なった、という句)
◆夏井先生の添削後
添削なし
◆「2019春光戦」予選順位◆
1位「鈴木光」(特待生4級)
2位「千原ジュニア」(特待生3級)
3位「千賀健永(Kis-My-Ft2)」(特待生1級))
4位「立川志らく」(特待生4級)
5位「岩永徹也」(特待生3級)
6位「三遊亭円楽」(特待生1級)
7位「大和田獏」(特待生5級)
最下位8位「ミッツ・マングローブ」(特待生3級)
※青字が予選通過
俳句「春光戦」の決勝ランキング
◆俳句の決勝のお題:コーヒー
◆決勝参加者
梅沢富美男さん、東国原英夫さん、藤本敏史さん(FUJIWARA)、村上健志さん(フルーツポンチ)、横尾渉さん(Kis-My-Ft2)、中田喜子さん、鈴木光さん、千原ジュニアさん、千賀健永さん(Kis-My-Ft2)
◆俳句の先生 夏井いつき先生
◆決勝に行けなかった特待生で「誰が1位になるか」を予想してました
▽
- 三遊亭円楽さん:鈴木光さん
- 立川志らくさん:鈴木光さん
- 岩永徹也さん:鈴木光さん
- 大和田獏:鈴木光さん
- ミッツ・マングローブさん:トミザワさん(笑)(アナウンサーさんが梅沢さんを間違えてました)
予選落ちで夏井先生が褒めた一句 ミッツ・マングローブ
沈黙の
春尽く
角砂糖ひとつ
◆夏井先生のコメント:決勝だったら2~3位を争っていた
最下位9位「千賀健永さん(Kis-My-Ft2)」(特待生1級)
カフェ色の
濁流を吐く
春の山
(昔家族に岐阜の中津川に連れて行って貰っていた。嵐の次の日に行ったら、川が濁流になっていた。健やかな山なのに、濁流が出てるというところが印象的。それとコーヒー色をかけた、という句)
◆夏井先生の添削後
春山が
吐く濁流の
珈琲色
8位「中田喜子」(名人初段)
焙煎香ふんぷん
春陰を飛ばす
(コーヒー豆販売店で焙煎をしている。その香りはとても良い香りだが、強くもある。春の曇り空をいい香りで飛ばすかも、という句)
◆夏井先生の添削後
焙煎の
香の立ち
春陰を飛ばす
◆ここがポイント
言葉のバランスを考える
7位「藤本敏史(FUJIWARA)」(名人10段)
卒業の
コーヒー少し
酸っぱくて
(大学生が卒業式を終えて、家に帰ってきて落ち着いていると、一気に現実が押し寄せる。将来の希望や不安が押し寄せてきて、いつも飲んでいるコーヒーがちょっと酸っぱく感じた、という句)
◆夏井先生の添削後
卒業の
コーヒー酸っぱくて
笑う
◆ここがポイント
3音をおろさかにしない
6位「千原ジュニア」(特待生3級)
ふらここを
待つ我が子見つ
飲むコーヒー
(歳時記を見てたら、季語のふらここを見つけた。これはブランコのこと。「ふらここ」を絶対使いたい。子どもを公園に連れて行った。乗っている兄ちゃんを待っている我が子を見ながらコーヒーを飲む、という句)
◆夏井先生の添削後
ふらここを
待つ吾子見つつ
飲むコーヒー
5位「鈴木光」(特待生4級)
馬の仔の
立ちて十勝の
缶コーヒー
(酪農家の視点で一句。仔馬の出産に立ち会う気持ちで書いてみた。生まれてきて立つまでは容態などに気を付けないといけないが、仔馬がようやく立って、安心して十勝の平野で缶コーヒーを飲める、という句)
◆夏井先生の添削後
馬の仔の
立ちて未明の
缶コーヒー
馬の仔の
立ちて獣医の
缶コーヒー
4位「梅沢富美男」(名人10段)
鷹鳩と化す
カフェオレの
白き髭
(怖ろしい鷹のような獰猛な鳥がおとなしく優しくなった。そういう春を表現する季語。カフェオレを飲むと白い泡がつく、という句)
◆夏井先生の添削後
添削なし
3位「横尾渉(Kis-My-Ft2)」(名人3段)
リハ室の
コーヒー苦し
八重桜
(コーヒーの苦みを感じた時に、ジュニア時代のリハーサルの辛さを思い出した。八重桜は普通の桜より開花が遅い。キスマイもデビューが遅かったことをリンクさせた。遅くてもキレイな花は咲くんだ、という句)
◆夏井先生の添削後
添削なし
2位「東国原英夫」(名人10段)
缶コーヒー
啓蟄の
つちくれに置く
(外で仕事をしてて缶コーヒー飲んで、啓蟄の土がもっこりしたところに置いた時に、春の訪れを感じた。缶コーヒーを飲んだ時のホッとした気持ちと春の訪れをつちくれに託した、という句)
◆夏井先生の添削後
添削なし
1位「村上健志(フルーツポンチ)」(名人8段)
サイフォンに
潰れる炎
花の雨
(サイフォンのアルコールランプの火が丸の形に潰れていく。火は危なっかしいものだが、ずっと見てられる不思議な力がある。ビジュアルとしても美しいけど、サイフォンコーヒーの音が特徴的。最後にお湯が上がってゴボッ。その音のセットとして、外では桜に雨。コーヒーが好きなので恩返しで作った、という句)
◆夏井先生の添削後
添削なし
◆「2019春光戦」順位◆
優勝 「村上健志(フルーツポンチ)」(名人8段)
2位「東国原英夫」(名人10段)
3位「横尾渉(Kis-My-Ft2)」(名人3段)
4位「梅沢富美男」(名人10段)
5位「鈴木光」(特待生4級)
6位「千原ジュニア」(特待生3級)
7位「藤本敏史(FUJIWARA)」(名人10段)
8位「中田喜子」(名人初段)
最下位9位「千賀健永さん(Kis-My-Ft2)」(特待生1級)
「春の水彩画コンクール2019」ランキング
◆参戦者
しずちゃん(南海キャンディーズ)、土屋アンナ、鈴木砂羽、田中道子、千賀健永(Kis-My-Ft2)、小倉久寛、白石糸
◆水彩画の先生 野村重存先生
◆お題は野村先生が選んだ風景を「くじ引き」で決定
◆採点:①切り取り方 30点、②正しい描写 30点、③明暗 30点、④特別加点(課題点)10点、⑤合計 100点。
最下位7位「白石糸」(特待生5級)69点
◆採点:①切り取り方 27点、②正しい描写 18点、③明暗 23点、④特別加点 1点、⑤合計 69点
◆テーマ:大勢の人がいる風景「東京浅草 花やしき」
◆作品名:笑顔、集まる花やしき
アトラクションをたくさんいれて、花やしきの狭い空間を表現した。
◆先生のお手本ありました
◆野村先生の評価
〇:可愛い絵。下町の小さな遊園地の雰囲気がすごく良く出ている。
×:人の形が単純すぎる。
6位「田中道子」(特待生3級)78点
◆採点:①切り取り方 26点、②正しい描写 25点、③明暗 18点、④特別加点 9点、⑤合計 78点
◆テーマ:静かな水面「東京都葛飾区 水元公園」
◆作品名:水面
色味が少ない。ベンチの色でコントラストを出している。
◆先生のお手本ありました
◆野村先生の評価
〇:水は上手。映り込みのゆらぎ、鴨の波紋も自然。
×:影は単なる黒ではない。
5位「千賀健永(Kis-My-Ft2)」(特待生4級)81点
◆採点:①切り取り方 24点、②正しい描写 23点、③明暗 25点、④特別加点 9点、⑤合計 81点
◆テーマ:ひとつの色である造形物「東京都西多摩郡 鹿野大仏」
◆作品名:浜大仏
1番重要視したのは、大仏の立体感。浜田さんの顔。神々しさが浜田さんにピッタリ。
◆先生のお手本ありました
◆野村先生の評価
〇:上手。迫力がある。単色の大仏の立体感を見事に表現。
×:枯れ葉を描くのは難度が高い。
4位「土屋アンナ」(特待生2級)86点
◆採点:①切り取り方 28点、②正しい描写 27点、③明暗 25点、④特別加点 6点、⑤合計 86点
◆テーマ:薄暗い室内「東京六本木 バー」
◆作品名:俺達の溜まり場
ビン1本1本細かく描いた。雰囲気の良いバーでした。
◆先生のお手本ありました
◆野村先生の評価
〇:人がいなくても人の気配を感じる。椅子とかカウンターも良い。椅子の材質感も伝わる。ボトルなどが丁寧に描かれている。さすが特待生。
×:夜の雰囲気に見えない。
3位「小倉久寛」(特待生5級)88点
◆採点:①切り取り方 26点、②正しい描写 27点、③明暗 27点、④特別加点 8点、⑤合計 88点
◆テーマ:植物ごとの緑の描き分け「東京都板橋区 熱帯環境植物館」
◆作品名:東京ジャングル
田舎育ちなので、描いているうちに懐かしくなった。
◆先生のお手本なし
◆野村先生の評価
〇:これはすごい。葉っぱの形が単調じゃない。描き分ける力がある。遠近がしっかりしており、しかも芸術点が高い。
2位「しずちゃん(南海キャンディーズ)」(名人初段)90点
◆採点:①切り取り方 29点、②正しい描写 26点、③明暗 29点、④特別加点 6点、⑤合計 90点
◆テーマ:水が流れ落ちる滝「東京都西多摩郡檜原村 払沢の滝」
◆作品名:静かに激しく
くっきりでもぼやかしすぎてもダメ。それが難しかった。
◆先生のお手本ありました
◆野村先生の評価
〇:岩が良い。筆のタッチが微妙に違う。岩の立体感がいい。水の流れもいい。全体の形の捉え方が自然。完成度が高い。
×:岩と滝のコントラスト。
1位「鈴木砂羽」(特待生3級)95点
◆採点:①切り取り方 29点、②正しい描写 29点、③明暗 27点、④特別加点 10点、⑤合計 95点
◆テーマ:動く動物の描写「パソナ 大手町牧場」
◆作品名:都会のふれあい
動物だけだと面白味がなかったので、人物を入れて、都会だとわかる景色をいれた。
◆先生のお手本なし
◆野村先生の評価
〇:光の様子がよくわかる。アルパカの毛並みもよく描けている。手に伝わる触覚も分かる。人の表情が優しくて良い。
×:影は単なる黒ではない。
◆「春の水彩画コンクール2019」順位◆
1位「鈴木砂羽」(特待生3級)95点
2位「しずちゃん(南海キャンディーズ)」(名人初段)90点
3位「小倉久寛」(特待生5級)88点
4位「土屋アンナ」(特待生2級)86点
5位「千賀健永(Kis-My-Ft2)」(特待生4級)81点
6位「田中道子」(特待生3級)78点
最下位7位「白石糸」(特待生5級)69点
今回のプレバトの感想記事もあります。
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