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『プレバト!!』3月30日「春光戦 2023」フジモンまたもや優勝!炎帝戦の募集と金秋戦のシードも決定

2023年3月30日放送の『プレバト才能ランキング』を見ました。
今回は第6回「春の春光戦」の決戦です。

 

丸太アートと黒板アートの才能ランキングはこちらです。

『プレバト!!』3月30日「黒板アート・丸太アート」辻元舞が黒板アートで悲願の1位!光宗薫は丸太で1位! - 今日も暇です。

 

今回の「春光戦 2023」は見ごたえがありました。
久しぶりに永世名人が4人残ってましたからね。
いつもは誰かが下位に沈んでましたけど、今回は違いました。

 

また夏の炎帝戦の募集要項と、秋の金秋戦のシードも決定しました。

 

俳句「春光戦 2023」決勝ランキング

◆俳句のお題:「給与明細」


◆決勝参加者

  1. 永世名人 梅沢富美男
  2. 永世名人 村上健志(フルーツポンチ)
  3. 永世名人 千原ジュニア
  4. 永世名人 藤本敏史(FUJIWARA) ※金秋戦優勝&2月23日に永世名人に昇格 
  5. 特待生4級 春風亭昇吉(Aブロック1位)
  6. 名人4段 皆藤愛子(Bブロック1位)
  7. 特待生5級 勝村政信(Cブロック1位)
  8. 特待生4級 森迫永依(Cブロック2位)
  9. 名人10段 横尾渉(Kis-My-Ft2)(Aブロック2位)
  10. 名人6段 立川志らく(Cブロック3位)

 

各予選の俳句と結果はこちらです

『プレバト!!』3月23日「俳句・手形足形アート」梅沢ついに句集完成!ジュニアと朝日奈央は手形足形アートで特待生 - 今日も暇です。

 

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オマケ ジュニア・フジモン吉本時代の初任給

今回の給与明細にちなんで、番組出演者に初任給を聞いたそうです。

  • フルポン村上・フジモン・ジュニア・志らくの初任給:500円(実際には税金引かれて手取りは450円。)
  • フジモンは劇場の舞台1回分。当時18歳。
  • ジュニアは2ヵ月経っても合わせて手取りで900円だった。
  • 浜田の初任給も500円。
  • 梅沢の初任給は300円だった。当時15歳。⇒ご祝儀が他に貰えた。
  • ジャニーズは明細が送られてくる。
  • 横尾は税理士にそのまま渡しているので見ない。低かったら嫌なので見ない。

 

最下位10位「勝村政信」(特待生5級)

我が給与
 マックのバイトに
      負けた春

(高校を卒業して就職したが、初任給が本当に少なくて10万ちょっとだった。仲間と飲んだ時に、当時憧れのマックでバイトしていた子は時給400円だった。大変だねということで奢って帰宅。何気なく自分の給料を計算してみたら、時給300円ちょっとだった、という句)


◆夏井先生の添削後

マックのバイトに
 追いつきたし春の
      我が給与


◆夏井先生の添削

実体験なのだろうと思って読んだが、この考えた方に類想感がある。
テーマには完全に合致しているが、詩がない。
話を聞いて、「マック」は絶対にいる。
マックはあの頃の憧れのバイトの一つだった。
「我が給与」も必要。
直したところであまり変わりない。

 

9位「春風亭昇吉」(特待生4級)

職を辞したる
   尾崎放哉
      鳥曇

(俳人・尾崎放哉は何回も職を辞めさせられている。人は生きていくために働かなきゃいけないが、仕事やめたい、職場合わないということがある。集団に取り残されているような。尾崎放哉に重ね合わせて詠んだ句)


◆夏井先生の添削後

またも職
 辞せる放哉
     鳥曇


◆夏井先生の添削

作者が昇吉さんとわかったら、また知識でねじ込もうとしやがった(笑)。
発想自体は悪くない。
「放哉」だけでわかる。
人の名前を出す時は、もう一工夫あってもいい。

 

8位「立川志らく」(名人6段)

桜蘂降る
 陸自の戦車
    しづか

(給料明細の経験があまりない。給料もらって一番大変な人は誰か。自衛隊。災害の時など大変。明細と自衛隊の迷彩色がなんかあって。桜が散っている異動の戦車がしづか、という句)


◆夏井先生の添削後

戦車しづか
  桜蘂降る
    駐屯地


◆夏井先生の添削

テーマとの絡みにおいて損をしているが、作品の方向性としては面白いものを出してきた。
「桜蘂降る」という優しい季語に対比して「戦車」。
もったいないのが「陸自」とまとめてしまって損をした。
(添削後)これであれば今回上位3位以内に入った可能性を持った句。

 

 

 

7位「横尾渉(Kis-My-Ft2)」(名人10段)

春光の起業
 ゲーミングチェア
        届く

(起業に発想を飛ばした。ゲーミングチェアを使っている起業が増えてきた。それを取り合わせて使った句)


◆夏井先生の添削後

春光の起業
 ゲーミングチェア
        導入


◆夏井先生の添削

「春光の起業」と「ゲーミングチェア」の取り合わせはいい。
もったいないのは「届く」。
届くに違和感を感じるのは、自分のところに1台だけ届くという印象を与える。
起業らしさがある「導入」がいい。
大事な押さえの部分なのでもったいない。

 

6位「森迫永依」(特待生4級)

本採用
 朧夜の
  缶チューハイ

(バイトは最初試用期間がある。試用期間が終わった後の「本採用」を見て、嬉しくなって外で缶チューハイを買ってみた、という句)


◆夏井先生の添削後

本採用通知
   春夜の
    缶チューハイ


◆夏井先生の添削

やろうとしていることは良いと思う。
もったいないのが「朧夜」という季語。これが微妙。
「本採用」で喜んでいいのか読み手が迷ってしまう。
本採用の通知が来たとしっかり書いて押さえた方が得。
着々といろんなことを身につけてますから、この調子でやっていきましょう!

 

5位「千原ジュニア」(永世名人)

口座開設
 朱肉拭き取る
     夏近し

(15歳の時に吉本から「銀行口座作ってこい」と言われて、100円でハンコを買って人生で初めて口座を作った。その時にホンマに今からお笑いで飯食っていけんのかというすごい不安と、ここにギャラが振り込まれるのかと思った15歳の春を詠んだ句)


◆夏井先生の添削後

口座開設
 拭き取る朱肉
     夏近し


◆夏井先生の添削

中七がリアルでいい。
季語「夏近し」が作者自身が動かないと決めるのであればそれで良い。
「拭き取る」と「近し」で韻律がバタつく。
(添削後)こうすれば、朱肉の色や匂いで映像を持たせ、「夏近し」という映像を持たない季語に行く。
こうすれば季語も動かないと言い張れる。もったいなかった。

 

 

 

4位「村上健志(フルーツポンチ)」(永世名人)

保護シール
 剥がす手応え
     啄木忌

(石川啄木の生活苦・庶民の感じという雰囲気と、個人情報保護シールを剥がす時の何とも言えない感触が相性がいいと思って作った、という句)


◆夏井先生の添削後

保護シール
   剥がす
    啄木忌の明細


保護シール
   強し(こはし)
    啄木忌の明細


◆夏井先生の添削

兼題写真から保護シールに目をつけるのはいい。
難しい忌日の季語「啄木忌」に挑戦している。
チャレンジは決して失敗していない。
「手応え」は剥がす時の指先の感覚というのは、映像を見ていたので無条件に思うが、文字だけでは給料明細の手応えと読んでしまう人も結構いるはず。
そうなると金銭的に苦労した石川啄木に対する皮肉という読み方をされてしまう。それは作者の思いと離れてしまう。
(添削後)こうすると詩の純度は上がってくる。
でも良いところに目をつけたと思う。

 

3位「梅沢富美男」(永世名人)

鞦韆に
 退職の日の
    花束と

(「鞦韆」という季語を探すのに苦労した。給与明細をもらったことがないのでイメージが湧かない。私のような年齢になれば定年。ブランコに乗っているように毎日会社に行っていた。いつかは降りなきゃならない。それを私の気持ちとして詠ませてもらったという句)


◆夏井先生の添削後

退職の日の
   花束と 
    鞦韆に


◆夏井先生の添削

季語「鞦韆」はブランコのこと。
これと取り合わせたのはとても良い。
「花束と」の「と」が大事。
花束と一緒に今自分がぽつんとそこにいる。
「鞦韆に」の「に」の助詞が問題。
散文的・説明的な味わいになってしまう。
上五の「に」は要注意。
「に」以外にありえないかを吟味して、その上で使うか使わないかというタイプの助詞。
説明を聞いたら、「に」が大事だとわかった。
「に」の説明臭さを取り、余韻に変える。

 

2位「皆藤愛子」(名人4段)

ギャラ明細は二行
     療養の春

(数ヵ月休みを取った時に事務所から届いたギャラ明細が衝撃的だった。再放送分しかなかった、という句)


◆夏井先生の添削後

療養の春や
 ギャラ明細二行


◆夏井先生の添削

今のコロナ禍の時代を詠んだ句なのかとそういう風にも受け止めた。
細部が上手。
「ギャラ」で芸能系のお仕事というのが想像つく。
「明細は二行」で数詞にリアリティーがある。
季語「春」をもう少し主役に押し上げるのであれば、逆からいったほうがいい。
(添削後)こうしたら今日の勝負はまたちょっと動いたかもしれない。

 

1位「藤本敏史(FUJIWARA)」(永世名人)

給与手渡し
  春宵の
   喫煙所

(給与を手渡しで貰っていた時代。給与を貰ったら気持ちもウキウキ。みんなで喫煙所に集まってタバコ吸いながら飲みに行こうかなどと話している、という句)


◆夏井先生の添削後

添削なし


◆夏井先生の添削

季語「春宵」がこの位置にあり、主役としてしっかり立っている。
やっと給料日が来たというほのぼのとした談笑が聞こえてくる。
タバコの匂いもする。
直に受け取る充実感。
まさに懐がちょっと温かい。
今日飲みに行こうとまさに春の宵。
小さいところにちゃんと目をつけて、季語を主役に立てる。お見事。

 


◆「2023春光戦」順位◆

 

1位「藤本敏史(FUJIWARA)」(永世名人)
2位「皆藤愛子」(名人4段)
3位「梅沢富美男」(永世名人)
4位「村上健志(フルーツポンチ)」(永世名人)
5位「千原ジュニア」(永世名人)
6位「森迫永依」(特待生4級)
7位「横尾渉(Kis-My-Ft2)」(名人10段)
8位「立川志らく」(名人6段)
9位「春風亭昇吉」(特待生4級)
最下位10位「勝村政信」(特待生5級)

 

「炎帝戦 2023」のルール

炎帝戦のルールが決定

①参加資格:過去才能アリ経験者200人以上
②俳句の募集は今日から2ヵ月 優秀上位がスタジオに呼ばれる
③炎帝戦のお題:行きつけのお店

 

「金秋戦 2023」のシード

秋のタイトル戦「金秋戦 2023」のシード枠も決定。

 

2位の皆藤さんまでとなりました。
また永世名人のシード権もなくなり、みんな予選からになります。


◆◇◆ ◆◇◆


フジモンさん絶好調ですね!
いい俳句じゃないですか。
想像もしやすいですし、ノスタルジックさもありました。

 

にゃん吉は梅沢さん、ジュニアさん、村上さんの俳句が好きなので3人にはもっと頑張って欲しいですね。

 

森迫さんが連覇なるかという感じでしたけど、今回は残念ながら6位。
俳句でずっと上位ってなかなか難しいですよね。
でも若き才能でぐんぐん伸びて行って欲しいです。

 

東国原さんはもうプレバト復帰はないのでしょうか。
エッジの利いたあの俳句、また見たいんですけど。
また選挙に出るんですかね?


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