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『プレバト!!』2020年3月12日「春光戦 予選B」夏井先生がキスマイの作詞!横尾vs千賀vs決勝率8割のジュニアは本選?

2020年3月12日放送の『プレバト才能ランキング』を見ました。
俳句の「春の春光戦 」でした。
今回は、予選Bブロックです。

 


今回はキスマイ対決も兼ねたBブロックです。


順当に決勝に上がれそうなジュニアさん、中田さんも登場。
一応予選のブロックは事前のクジ引きで決まったそうです。


名人と特待生での枠は決めていたんでしょうね。
そうじゃないと片方にだけ名人が偏るということもありますから。


しかし、上手に分けられたなぁという感じはします(笑)。

 

あと夏井先生がキスマイで作詞をされたそうですよ。
『プレバト!!』がご縁ですね。

 

 

俳句「春光戦」の予選ランキング

◆俳句の予選のお題:絆創膏 

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◆俳句の先生 夏井いつき先生


◆「春光戦」出場権獲得

前回「冬麗戦」のベスト4

優勝「横尾渉渉(Kis-My-Ft2)」(名人4段)
2位「東国原英夫」(名人10段)
3位「村上健志(フルーツポンチ)」(名人10段)
4位「梅沢富美男」(名人10段)

 

◆出場者

【予選Bブロック】

  • 名人4段 中田喜子
  • 名人初段 千原ジュニア
  • 名人初段 千賀健永(Kis-My-Ft2)
  • 特待生1級 三遊亭円楽
  • 特待生1級 松岡充
  • 特待生5級 北山宏光(Kis-My-Ft2)
  • 特待生5級 馬場典子

 

 

 

最下位7位「馬場典子」(特待生5級)

逃げる春の鱚
  残る指の傷

(昨年釣りをした。素人なので魚はすぐ逃げる。釣り針に引っ掛かって指は傷だらけ。「逃げる」「残る」、「鱚」と「傷」で対比させ、魚の勢いや私の心拍数を表現した、という句)


◆夏井先生の添削後

ひるがえる春の鱚
   のこる針の傷


◆夏井先生の添削

この発想は評価している。
あの絆創膏だけの兼題から、釣りを思い浮かべ、そこで作った傷を思い浮かべる。
ただ難しいことに挑戦しすぎ!
「鱚」は夏の季語。「春の鱚」で春を表現している。季重なり。ただの鱚と「春の鱚」の違いが欲しい。不足している。
「指の傷」と言われた時に釣りかもしれないけど、料理しようとして出来たとか魚が逃げたとか、別な傷かもしれない。
「針の傷」だったらわかる。
「逃げる」だけでは春の光、鱚の若々しい動きが足りていない。
「ひるがえる」だとひらっとする光の感じが表現できる。
ここで、「春」と「針」にリズムが生まれる。
着々と学んでいる。

 

 

6位「三遊亭円楽」(特待生1級)

明くる朝
 接木に孫の
    絆創膏

(接木は春の季語。人生も子へ孫へという接木。そんな思いで見ていると孫が絆創膏を貼っている。孫の絆創膏なので、イチゴ柄やキャラクターものの絆創膏。春の朝のほのぼのとして風景を詠んだ句)


◆夏井先生の添削後

接木には
 アンパンマンの
      絆創膏


◆夏井先生の添削

発想としてはよかった。
子供が絆創膏をあっちこっちに貼るという句はいくらでもあるが、接木に貼るという行為がいい。
「接木」は春の季語。優しさ、育っていく、再生されていくイメージ。
絆創膏と接木のアップだけでも十分やれる。
絆創膏を描写するだけで17音はできる。
子どもだとわからせるには、イチゴやキャラクターでできる。


◆ココがポイント

子どもだと分からせる描写:絆創膏の映像を具体的に描くことで、孫と書かなくてもその存在を想像させることができる。

 

 

 

5位「北山宏光(Kis-My-Ft2)」(特待生5級)

入学式
 絆創膏に
  母のがんばれ

(絆創膏にお母さんのメッセージが書いてあったりする。入学式には知らない人がいて、朝泣いちゃう子がいる。その子に傷があるのかないのかわからないけど、お母さんのメッセージが書いてある絆創膏で落ち着く、という句)


◆夏井先生の添削後

絆創膏に
 「がんばれ」の文字
        入学式


◆夏井先生の添削

エピソードがいい。
絆創膏に字が書いてあるというのは良いと思う。
母と限定することが俳句では損得が微妙。
母と書かないで、「がんばれ」を映像でアップしておくだけで、誰がかいたんだろう、と想像が広がる。
「絆創膏」のアップから始めるべき。
(添削後)最後にアップから光景が広がっていく。
(浜ちゃんが横尾さんが「母はいらない」と言っていた)やっぱり名人の人たちはどこが引っ掛かるのか瞬時にわかる。
だから名人!


◆◇◆ ◆◇◆


北山さんは「横尾さん褒めて終わった!横尾さん褒めて終わったよ!」とツッコんでました。
北山さん、上手い(笑)。


横尾さんがしっかり指摘していたことを、浜ちゃんがちゃんと救ってました。
さりげないけど、こういうところが浜ちゃん司会の良さですね。
北山さん、決勝戦に行けなくて残念。

 

 

4位「松岡充」(特待生1級)

春の星
 ギターケースに
      絆創膏

(春の夜に路上ライブをしている男の子がいた。ギターケースにファッションかわからないけど、絆創膏がステッカーと共に貼られている。春の星とアマチュアミュージシャンの夢に繋げて詠んだ句)


◆夏井先生の添削後

添削なし


◆夏井先生の添削

ちゃんと出来ている良い句。
「春の星」という青春性も感じる季語を置いて、「ギターケース」と「絆創膏」という物だけがある。
歌っている若者を思い浮かべる。「春の星」だから。
「絆創膏」が出てくると若者の挫折、再び立ち上がる力も象徴してくる。
今回4位以上はどれが決勝進出してもおかしくなかった。

 

 

 

3位「千賀健永(Kis-My-Ft2)」(名人初段)

稽古場の
 靴ずれ血豆
    春の雨

(15年前。キスマイができた頃。初めてローラースケートを履いた時、2週間後本番だった。死ぬ気で練習しないと間に合わない。その時にいっぱい足に血豆ができた。その時に春の雨。春の雨には暖かさ、達成感がある。そんなことを思い出して作った。「靴ずれ血豆春の雨」というリズムも大事にした、という句)


◆夏井先生の添削後

添削なし


◆夏井先生の添削

実体験なんですね。
読み手にちゃんと伝わる。
詠み始めた時、お相撲さんの稽古場だと思った。
「靴ずれ」で土俵じゃないとわかる。
「血豆」でダンスとかの稽古場に違いない。光景が見えてくる。
テンポで臨場感が生まれる。
窓の外の「春の雨」がやわらかく静かに降っている。その少しひんやりとした感じも傷を癒す感触があった・
やっぱり実体験は強い。
下手なことを考えてはいけません!


◆◇◆ ◆◇◆


キスマイのニューアルバムに夏井先生の作詞した曲が収録されているそうです!
もはやプレバトからの師弟関係ですね。
「TO-y2」というアルバムの「王国の蝶」という横尾さんと千賀さんのユニットの曲だそうです。
俳句名人デュエットなんですね。


千賀さんが『プレバト』のオープニング曲になったらいいなと言うと、浜ちゃんが「そんなの関係おまへん」とバッサリ!(笑)
でもエンディングになるかもしれませんね。
夏井先生作詞ですから。

 

 

2位「中田喜子」(名人4段)

テーピングの足
     春泥を
      撥ね上ぐ

(マラソンランナーがテーピングをしながら、力強さを詠んだ句)


◆夏井先生の添削後

テーピングの
   足春泥を
    撥ね上げる


◆夏井先生の添削

すごく工夫している。
足元に焦点を絞った。思い切りがいい。
テーピングをしているということで、何かそこに不安、故障上がりなどの影も見える。
全部足すと17音。
17音に入れるためにどこを工夫をしたか。「上ぐ」。文語の形にして整えた。
文語にすることで逆に現場の勢いが微量、削がれた。
口語で真っすぐ行って、1音ぐらいの字余りを気にしない方が生々しかったかもしれない。
「上げる」と口語にすると、その場面がありありと浮かんでくる人が微量増えてくる。


◆ココがポイント

口語の勢い:「撥ね上ぐ」⇒「撥ね上げる」蹴り上げる勢いが増す。文語か口語か。どちらの文体が表現したい内容に似合うかを考えることも大事。

 

 

 

1位「千原ジュニア」(名人初段)

顔面骨折
 カニューレの接ぐ
       春の朝

(20年ぐらい前にバイク事故で死にかけた。顔面骨折して15時間の手術をやった。気管を切開して呼吸器「カニューレ」をつけた。それをつけて人工呼吸器で呼吸をして、手術を終えて目が覚めたら病室。朝無事目覚めることができて、手術が無事終わった。生かされたと思った、という句)


◆夏井先生の添削後

添削なし


◆夏井先生の添削

びっくりしました。こんな句が出てくるとは。
「カニューレ」を知らなかった。医療の何かというのは想像できるが、調べてみてなるほどと思った。
頭の「顔面骨折」。字余りで漢字4つでぶつけてきた。字余りにも迫力がある。これだけで状況が否応なく痛々しくわかる。
「接ぐ」の動詞をよく見つけてきた。これが見つかるかでこの句の出来が上下した。
「接ぐ」と淡々と言い切ったところが良い。
季語「春の朝」は再生への希望のような象徴、イメージになる。
こんな痛い目したら良い句ができるんだ!

 

 

 

春光戦【Bブロック】予選ランキング

◆「2020 春光戦」【Bブロック】予選順位◆

1位「千原ジュニア」(名人初段)
2位「中田喜子」(名人4段)
3位「千賀健永(Kis-My-Ft2)」(名人初段)
4位「松岡充」(特待生1級)
5位「北山宏光(Kis-My-Ft2)」(特待生5級)
6位「三遊亭円楽」(特待生1級)
最下位7位「馬場典子」(特待生5級)

※青字が予選通過

 

 

◆◇◆ ◆◇◆


決勝戦はちょうど1ヵ月後の4月9日の3時間SPだそうです。
長い!
早く見たいです。


昨年の春のプレバトSPでは、マジックとか楽器とかありましたっけ。
あれ面白かったなぁ。


▽前年の春光戦の記事もどうぞ▽

『プレバト!!』2019年4月4日「2019春光戦」初参戦の鈴木光は?俳句と水彩画の優勝は誰? - 今日も暇です。


▽春光戦・予選Aブロックの記事もどうぞ▽

『プレバト!!』2020年2月27日「春光戦 予選」鈴木光は本選に行ける?決勝進出は誰? - 今日も暇です。