2023年3月16日放送の『プレバト才能ランキング』を見ました。
俳句は「春の春光戦 2023」の予選B＆Cブロックでしたので、俳句だけでした。
抽選結果の回です
▶『プレバト!!』2月16日「俳句」特待生昇格が俳句で3名も！「春光戦2023」予選組み合わせ決定！ - 今日も暇です。
いよいよ春光戦の決勝戦に行く10名が決まります。
シード権で4名がすでに決定、前回Aブロック1位が決まり、5名まで決定済みです。
今回は残りの5名が決まりました。
- 俳句「春光戦 2022」の予選【Bブロック】【Cブロック】
- 俳句「春光戦 2023」の予選Bランキング
- 春光戦2023【Bブロック】予選ランキング順位
- 俳句「春光戦 2023」の予選Cランキング
- 春光戦2023【Cブロック】予選ランキング順位
- 「春光戦2023」決勝進出
俳句「春光戦 2022」の予選【Bブロック】【Cブロック】
◆俳句の先生 夏井いつき先生
◆今回の評価のポイント
◆予選のルール
最下位はその場で終わり。
2位～4位は決勝に行ける可能性が残る。
◆本選シード権獲得者
- 永世名人 梅沢富美男
- 永世名人 フルポン村上
- 永世名人 千原ジュニア
- 永世名人 フジモン ※金秋戦優勝＆2月23日に永世名人に昇格
◆出場者
【予選Bブロック】
- 名人8段 千賀健永（Kis-My-Ft2）
- 名人7段 中田嘉子
- 名人4段 皆藤愛子
- 特待生5級 的場浩司
- 特待生5級 本上まなみ
【予選Cブロック】
- 名人6段 立川志らく
- 特待生2級 馬場典子
- 特待生4級 森迫永依
- 特待生5級 こがけん
- 特待生5級 勝村政信
にゃん吉のBブロックとCブロックの予想
個人の予想はこうです。
- Bブロック⇒1位は皆藤愛子さん、2位は千賀健永さん。5位は的場浩司さん。
- Cブロック⇒1位は森迫永依さん、2位は立川志らくさん。5位は勝村政信さん。
なんだかんだといつも強いイメージの皆藤さんを1位にしました。
Cブロックは志らくさんと迷いましたが、ニューヒロイン的な森迫を1位に。
俳句「春光戦 2023」の予選Bランキング
◆俳句の予選のお題：引っ越し
最下位5位「的場浩司」（特待生5級）
校舎裏
抱きし犬の目
春の月
（小学生の時に拾った犬を持ち帰ったら、親に「犬返してこい」と言われた。学校に犬と隠れ、犬と一緒に暮らそうと引っ越しに近いと思って詠んだ句）
◆夏井先生の添削後
抱く犬の目よ
春月の校舎裏
◆夏井先生の添削
テーマの引っ越しからプチ家出に持っていったのはチャレンジ。
素材も悪くない。
ただカメラワークでかなり損をしている。
抱いている犬から入るべき。
（添削後）こうしていれば今回のチャレンジ、かなりいいところまでいったと思う。
4位「中田嘉子」（名人7段）
春泥を
引越し女房
おお跨ぎ
（「引越し女房」は嫁入りの荷物と同時に来る嫁のこと。この奥さんがたくましくぬかるみをまたいで引っ越しをしている様子、という句）
◆夏井先生の添削後
引越し女房
ほら春泥を
おお跨ぎ
◆夏井先生の添削
庶民的でおかしみもあってチャレンジは良い。
他の人とは全く違う目の付け所。
もったいないのは「春泥」と「おお跨ぎ」を離して人物を入れたこと。
字余りで「ほら」を入れても良い。
3位「本上まなみ」（特待生5級）
新しき庭
あたらしき泥の春
（引っ越してきた新しい家の庭を見ていたら、春の日差しに照らされて地面が温もっている。この様子にいろんなものがこれから芽吹いてきて豊かに茂っていくんだろうなというワクワクの気持ちを込めた、という句）
◆夏井先生の添削後
新しき庭
赴任地は
泥の春
新しき庭
脱サラは
泥の春
◆夏井先生の添削
作品としてはそつなく出来ている。
しかも心遣いも効いている。
「新しき」を最初は漢字で、中七はひらがな。
リフレインを生かして、表記にも気を使っている。
春の泥にせず「泥の春」としたのは春に軸足を移している。
悩ましいのは順位をつける時に、具体性・独自性を出せる余白がある。
何かやられるとしたら中七。
ここに具体性を入れる。
2位「千賀健永（Kis-My-Ft2）」（名人8段）
木の芽冷え
青いジャバラで
家具包む
（ジャバラは引っ越しで使う青い包み。元々住んでいた家との別れの寂しさを表現した、という句）
◆夏井先生の添削後
木の芽冷え
青いジャバラで
包む家具
◆夏井先生の添削
季語「木の芽冷え」を選んでいるのは寂しさや不安に軸足をおきたいという意図どおり。
「冷え」と「青」も響きあう。
下五を「包む家具」とすれば、物が最後に映像として残る。
そうすると、「木の芽冷え」の季語がより生きる。
惜しかったよね。
1位「皆藤愛子」（名人4段）
春日向
カーテンの到着は
明日
（新居にカーテンが間に合わなくて、それはそれでその時だけの景色が見れるからいいかな、という句）
◆夏井先生の添削後
添削なし
◆夏井先生の添削
引っ越しという言葉を使わずに、中七下五で引っ越しと気づく、あるある。
季語が主役に立っている。
季語もテーマもしっかり描けた。
やっと皆藤さんらしい句が戻ってきた。
春光戦2023【Bブロック】予選ランキング順位
◆「春光戦2023」【Bブロック】予選順位◆
1位「皆藤愛子」（名人4段）
2位「千賀健永（Kis-My-Ft2）」（名人8段）
3位「本上まなみ」（特待生5級）
4位「中田嘉子」（名人7段）
最下位5位「的場浩司」（特待生5級）
※赤字が予選通過で、青字が予選敗退。
◆◇◆ ◆◇◆
予想は上記のとおりでしたけど、個人的には本上まなみさんの句が楽しみでした。
今回は惜しかったですね。
中田さんもダメでした。
皆藤さんがなんだかんだと強いと思います。
俳句「春光戦 2023」の予選Cランキング
◆俳句の予選のお題：入学式
最下位5位「こがけん」（特待生5級）
入学や
書いては消して
わが名前
（小学1年の自分を振り返って、入学の時にプリントに名前を書く。それまでの自分の実力が試される。1番いい漢字になるように書いては消してを繰り返した、という句）
◆夏井先生の添削後
一年生
おなまえ書いて
消して書く
◆夏井先生の添削
季語「入学」を使うときには、小・中・高・大なのかをわかるように表現するのが基本。
そうなると中七下五がちょっと中途半端。
「わが名前」なので小さい子かと思えば、「書いては消して」なのでどういうことだろうとなる。
小学1年生ならそう書いた方が良い。
（添削後）こういう細かいことを詰めるのを覚えると力はつく。
4位「馬場典子」（特待生2級）
一年生
さいしょのともだち
だん子虫
（小学校の入学の記憶が花壇の前でだんご虫をじっと見ている自分。新しい学校楽しみだけど不安もあって、だんご虫を見ている時が落ち着いた、という句）
◆夏井先生の添削後
入学の朝
ともだちは
だん子虫
入学は三日目
ともだちは
だん子虫
◆夏井先生の添削
俳句としてひとまず書こうとしていることは書けている。
だんご虫が友達の句はある。
子どもたちはだんご虫が好き。
「さいしょの」が少し説明くさい。
（添削後）こうするとオリジナリティー・リアリティーが少し乗る。
3位「立川志らく」（名人6段）
弟子入りの日
墨色の八重桜よ
（私だけではなく弟子入りする人は心は晴れやか。それを八重桜が応援してくれている。私は不安が多いから記憶の中ではモノクロ、という句）
◆夏井先生の添削後
弟子入りの日よ
墨色の八重桜
◆夏井先生の添削
テーマの入学式から自分の弟子入りの日、そこに持ってきた。
オリジナリティー・リアリティーがある。
弟子入りの不安な気持ちを「墨色」という匂わせ方も悪くない。
五七五の韻律に近づけるだけで調べが気持ちよくなる。
（添削後）着地が「八重桜」の名詞で切れ、季語がバーッと広がる。
2位「森迫永依」（特待生4級）
新歓を
断る理由
春眠し
（入学式のあと、先輩から新入生歓迎会に誘われるが、人見知りで行きたくない。どうやって断ろうか考えて、天気のせいにしちゃえ、という句）
◆夏井先生の添削後
添削なし
◆夏井先生の添削
テーマの入学式から新歓を引っ張ってきている。
「新歓」で大学入学とわかる。
最後の季語「春眠し」だが、季語によっては理由を説明してしまう可能性もある。
「春眠し」は理由になっているようでなっていないため、説明臭がスッと消えている。
この辺のさじ加減がわかってるのが面憎い。
お顔を見て、やっぱりこの人はうまいなぁと思った。
1位「勝村政信」（特待生5級）
亡き妻と
入学前夜の
ハイボール
（僕の後輩の話。何年か前に奥様を病気で亡くされた。幼稚園の息子が小学校入学。その前の日に遺影を前に、奥様の好きだったハイボールを飲んだ、という句）
◆夏井先生の添削後
添削なし
◆夏井先生の添削
これは読んだときに、ご家族の物語が立ち上がってくる。
男手ひとつで育てた子どもの入学前夜。
この句の場合はどの年齢でも浮かぶ。
奥行き・幅も書けている。
この人は誰だろうと思ったら、あんただったのか！
アゴが外れそうになってる。
春光戦2023【Cブロック】予選ランキング順位
◆「春光戦2023」【Cブロック】予選順位◆
1位「勝村政信」（特待生5級）
2位「森迫永依」（特待生4級）
3位「立川志らく」（名人6段）
4位「馬場典子」（特待生2級）
最下位5位「こがけん」（特待生5級）
※赤字が予選通過で、青字が予選敗退。
◆◇◆ ◆◇◆
これは圧倒的な1位という句を勝村さんが詠みましたね。
てっきりまた最下位かと思ってましたけど、素晴らしい句でした。
勝村さんが説明するときに思わず「泣きそうになる」と涙目になられたのも印象的で、こちらもホロリ。
森迫さんも志らくさんもよかったと思います。
「春光戦2023」決勝進出
◆敗者復活3名決定
- 森迫永依（特待生4級）：Cブロック
- 横尾渉（Kis-My-Ft2）（名人10段）：Aブロック
- 立川志らく（名人6段）：Cブロック
◆「春光戦2023」出場者10名
- 永世名人 梅沢富美男
- 永世名人 フルポン村上
- 永世名人 千原ジュニア
- 永世名人 フジモン ※金秋戦優勝＆2月23日に永世名人に昇格
- 特待生4級 春風亭昇吉（Aブロック1位）
- 名人4段 皆藤愛子（Bブロック1位）
- 特待生5級 勝村政信（Cブロック1位）
- 特待生4級 森迫永依（Cブロック2位）
- 名人10段 横尾渉（Kis-My-Ft2）（Aブロック2位）
- 名人6段 立川志らく（Cブロック3位）
◆◇◆ ◆◇◆
森迫さん強い！
絶対残ると思ってました。
新たなヒロインですもんね。
春光戦の決勝が楽しみです。
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