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『プレバト!!』1月12日「冬麗戦 2023」1位と2位は段位なしの下剋上!森迫永依&本上まなみの快挙

2023年1月12日放送の『プレバト才能ランキング』を見ました。
新年一発目のプレバトは3時間SP。
俳句は「冬の冬麗戦 2023」、「スプレーアート」、「古着リメイク」の才能ランキングがありました


ここでは、第6回「冬の冬麗戦 2023」です。

 

「古着のリメイク」と「スプレーアート」の才能ランキングはこちらです。

『プレバト!!』1月12日「スプレーアート・古着リメイク」スプレーアートで光宗vsHG&アイデアのジュニア 古着はえなこvs武尊 - 今日も暇です。

 

今回の「冬麗戦」は前年の「冬の冬麗戦 2022」のように特殊なルールでの大会となります。


「昨年詠まれた全330句の中から夏井いつき先生が選んだ年間優秀句15人によるグランドチャンピオン大会」とのこと。
もはや冬麗戦は1年間のグランドチャンピオン大会にしたということですね。

 

俳句「冬麗戦」ランキング

 

◆俳句の予選のお題:ラッキー

 

◆冬麗戦参加者

  1. 永世名人 梅沢富美男
  2. 永世名人 村上健志(フルーツポンチ)
  3. 名人10段 藤本敏史(FUJIWARA)
  4. 名人10段 千原ジュニア
  5. 名人10段 横尾渉(Kis-My-Ft2)
  6. 名人8段 千賀健永(Kis-My-Ft2)
  7. 名人7段 中田喜子
  8. 名人6段 立川志らく
  9. 名人2段 森口瑤子
  10. 特待生4級 犬山紙子
  11. 段位なし 高橋克実
  12. 段位なし 本上まなみ
  13. 段位なし 伊集院光
  14. 段位なし 森迫永依
  15. 段位なし 二階堂高嗣(Kis-My-Ft2)

 

◆俳句の先生 夏井いつき先生

 

観覧者の予想

1位 フルポン村上:8票
2位 梅沢富美男:7票
3位 中田嘉子:4票
4位 フジモン:3票
5位 森口瑤子:2票

 

 

 

11位~15位のランキング

最下位15位「立川志らく」(名人6段)

闇動く
 幸せが動く
     梟


◆夏井先生の評価

ご本人は梟が動くと幸せが動く、という意味で書いたという気持ちはわかる。
いきなり「闇動く」で始まるので、幸せが動いて不幸が来る、という印象になってしまうのが本当に損。
語順って怖いですね!

 

最下位14位「二階堂高嗣(Kis-My-Ft2)」(段位なし)

ダイヤモンドダスト
 ファンが持つライト


◆夏井先生の評価

二階堂さん、35回目ですね(笑)。
「ダイヤモンドダスト」みたいだなという比喩の句。
比喩にすると、季語としての鮮度が落ちる。
テーマ「ラッキー」というよりは、テーマ「感謝」という感じ。

 

13位「伊集院光」(段位なし)

夢のあと
 はぐれ牛すじ
    おでん鍋


◆夏井先生の添削後

牛すじの外れて
   おでん鍋の底


◆夏井先生の評価

これはご本人が「夢のあと」を書きたかったと思う。
芭蕉の「兵どもが夢のあと」という。
知識を入れたために、全体が窮屈になってしまった。
(添削後)これぐらいにすれば言いたいことは書ける。

 

12位「高橋克実」(段位なし)

3ミリのジンクス
  冬晴れのい球児

 

◆夏井先生の評価

これは「3ミリ」の意味が非常にわかりにくい。
サッカーW杯があって、「三苫の1ミリ」があったのでラインをはずれるとかの3ミリかなと思った。
坊主頭の髪の長さの3ミリなのであれば、それがわかるように「3ミリに刈って」などとまとめ直さないとわかりにくい。

 

11位「中田喜子」(名人7段)

吉兆の輝き
 一村をめざす


◆夏井先生の添削後

吉兆の輝き
 産地の村めざす


◆夏井先生の評価

「一村」は旅行や故郷に帰るのかと思ったら、産地の村のことだった。
だとすれば、「産地の村めざす」にすればすぐに良くなる句。

 

最下位10位「村上健志(フルーツポンチ)」(永世名人)

雪晴や
 チャームに託す
      運選ぶ

(ペンダントなどのチャームは幸運をモチーフにしていることが多い。チャームに運を託すという言い方がいいかな、という句)


◆夏井先生の添削後

雪晴や
 金運のチャーム
     きらきら


◆夏井先生の添削

「雪晴」と「チャーム」の取り合わせは良い。
問題点は語り方。
「託す」「選ぶ」が散文的。
どんな運なのかをもうちょっと明確に書いてもいい。

 

9位「梅沢富美男」(永世名人)

夕の膳
 二つの「ん」のつく
       冬至かな

(冬至ににんじんなどの「ん」が二つつく食べ物を食べると幸運が訪れると言われている。ご膳にそれが乗っていて、今日はその日なんだ、という句)


◆夏井先生の添削後

「ん」のつくもの二つ
     冬至の夕の膳


◆夏井先生の添削

一見謎かけのように見えるが、読み進めると冬至の南瓜だとわかる。
すごいことを書いたつもりかもしれないが、スーパーに行くと冬至のポップが結構貼ってある。
これは冬至の風習を俳句にしてみた。
謎かけにしたいのであれば、語順が間違っている。

 

8位「横尾渉(Kis-My-Ft2)」(名人10段)

初旅は海へ
   黄色の
    京急来

(京急線にイエローハッピートレインがある。これに乗れたり見れたりすると運が上がると言われている。初旅に乗れたので今年は運がいい、という句)


◆夏井先生の添削後

京急は黄色だ
  初旅は海へ


イエローハッピートレイン
        初旅は海へ


◆夏井先生の添削

前半のフレーズがとても良い。
悩ましいのは後半の「黄色の京急来」の部分。
淡々と書かれていて、前半とのアンバランスがある。
京急の黄色がどれだけラッキーなのかという認知度の問題。
小さなヒントを投げる。

 

 

 

7位「犬山紙子」(特待生4級)

一月の銀座で
  おそろいの
      遅刻

(私のラッキーは何かと思った時、遅刻して相手を待たせちゃうという時に、同じだけ相手も遅刻と来た時にラッキーと思う。しかも同じ時間感覚の人なんだ、という句)


◆夏井先生の添削後

一月の銀座
 お互い様の遅刻


◆夏井先生の添削

テーマ・ラッキーに対してのエピソードは悪くない。
問題点は2つ。
「銀座で」の「で」が散文的。
なくてもいい。
もう1つはおそろいの遅刻はどういうニュアンスなのか。
説明の一緒の時間に遅刻という意味が伝わらない。
(浜田が「お互いがいい」と指摘)素晴らしい。
お互いって書くだけで同じくらい遅刻したことになる。

 

6位「千原ジュニア」(名人10段)

焼鳥や
 嗚呼隣席に
   郷ひろみ

(体験談です。美味しい焼鳥に行って横見たら、郷ひろみさんがいた。お会計されたら悪いと思って、店から出たあとに挨拶をした。その後お会計しようとしたら「郷さんからいただいています」と言われた。わざわざ電話で付けておいてと言ってくれた。今までの焼き鳥で一番美味しかった、という句)


◆夏井先生の添削後

添削なし


◆夏井先生の添削

これはこれで面白かった。
楽しませていただいた。
語順もいい。
奥行きや詩的な部分では損はしている。
俳諧はおかしみ・滑稽という意味。
滑稽としてはこれはこれで一句。
どこ直すのはない。
これはこれ。

 

5位「藤本敏史(FUJIWARA)」(名人10段)

四時限目休講
 小春のキネマ

(大学行ってないが、4時限目が急になくなることがある。休みになったから映画に行く、という句)


◆夏井先生の添削後

四時限目休講
 小春日のキネマ


◆夏井先生の添削

大学あるある。
「四時限目休講」と硬い言葉を放り込んでおいて、時候の季語「小春」に続く。
この季語がささやかなラッキー感を醸し出している。
「キネマ」は映画マニアのような大学生で、1人で見に行ってそう。
音数の問題は、「小春日」にするといい。

 

4位「森口瑤子」(名人2段)

マフラーにきら
 失くしたはずのピアス

(ピアスをよく失くす。ふとマフラー見るとなにか光っている。失くしたと諦めていたピアス、、という句)


◆夏井先生の添削後

マフラーのフリンジ
     あらここに
        ピアス


◆夏井先生の添削

現実的な意味で一番ラッキー度が高い句。
俳句の世界では結構「失くしたはずのピアス(イヤリング)」というのはある。
同じようなフレーズはよく見る。
既視感がある。
これに森口さんらしさを入れる。

 

3位「千賀健永(Kis-My-Ft2)」(名人8段)

冬ぬくし
 粘板岩に
   貝の跡

(季語「冬ぬくし」は冬の中でも暖かい日。ほんのりしたラッキーがある。粘板岩は化石発掘体験でハンマーで叩いて化石を発掘する、名古屋のロケのVTRを見て、これはラッキーだなと思った、という句)


◆夏井先生の添削後

添削なし


◆夏井先生の添削

作品としてはキチンとできている。
季語「冬ぬくし」はテーマのラッキーと重なってくる。
化石を見つけてラッキー。
いいと思う。

 

2位「本上まなみ」(段位なし)

雪虫の
 第一発見者は
      次男

(雪虫を見かけると雪が降るというのを友人に聞いたことがある。この冬、雪虫を発見したのは息子。小さい子の方が自然を見分ける力に優れている、という句)


◆夏井先生の添削後

添削なし


◆夏井先生の添削

次男がいい。
リアリティーがある。
「第一発見者」という硬い言葉の使い方も良い。
親の優しい視線もある。
テーマのラッキーとは、雪虫を見つけたことを家族みんなで喜び合える家族の感性が素敵。
幸せを形にしたような一家。

 

1位「森迫永依」(段位なし)

初富士は青し
 ケサランパサラン来

(私にとってのラッキーは何だろう。真っ先に浮かんだのはケサランパサランというもの。それを小さい頃から見つけて「ラッキ」と思った。ありがたい物があったら映える、という句)


◆夏井先生の添削後

添削なし


◆夏井先生の添削

新年の感慨のようなものを色の青に託した。
初富士の空の青さ、雪の青白さ、新年の空気の青さ。
いろんな青のイメージの濃淡を前半に描く。
「ケサランパサラン」と「初富士」を取り合わせる勇気というか個性というか、これはなかなか出来ない。
一体誰だろうと期待していた。
あなただったのね!

 

◆「2023 冬麗戦」順位◆

1位「森迫永依」(段位なし)
2位「本上まなみ」(段位なし)
3位「千賀健永(Kis-My-Ft2)」(名人8段)
4位「森口瑤子」(名人2段)
5位「藤本敏史(FUJIWARA)」(名人10段
6位「千原ジュニア」(名人10段)
7位「犬山紙子」(特待生4級)
8位「横尾渉(Kis-My-Ft2)」(名人10段)
9位「梅沢富美男」(永世名人)
最下位10位「村上健志(フルーツポンチ)」(永世名人)

 


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