『相棒19』第12話「欺し合い」の感想です。
前回のお正月SPも本日視聴したのですが、こちらを先に更新します。
相棒のタイトルは視聴後に感想を書くために公式サイトで確認するのですが、今回は「欺し合い」だったんですね。納得!
このタイトルを知ってみるのと、みないのとでは驚きは違ったかもしれません。
私としては、今回のお話はめちゃくちゃ面白かったです。
監督は橋本一さん、脚本は徳永富彦さんでした。
さすが徳永さん!
▽目次です▽
特殊詐欺がテーマだが中身は詐欺師同士の戦いだった
先入観なく視聴したのと予告を見ないでの視聴でしたので、角田課長が詐欺られたところから始まることすらわかりませんでした。
そのため、ドラマの流れを素直に受け止めるという感じで観たのですが、これがよかったのかもしれません。
- 角田課長が特殊詐欺に引っ掛かる。
- 右京さんがそれを確かめるために詐欺師に連絡を試みる。
- 冠城さんが角田課長の息子になりすまし、詐欺グループに潜入。
- 右京さんは冠城さんからの少ないヒントから突き止めていく。
- 犯人の携帯を調べるのに青木くんに連絡を取ると、誘拐が起きていた。
- その中で伝説の詐欺師Zの存在を知る。
- 探っていくとZが伝説になったのは、伝説の詐欺師Xを出し抜いたという事実が判明。
- 緊張感のある特殊詐欺グループのアジトでは、緊迫感があるものの鈴木が癒し的な存在に。
- 右京さん、角田課長、捜一トリオで特殊詐欺グループに接触。
- アジトを突き止め逮捕!
- 伝説の詐欺師Zの正体が判明。
- 誘拐事件が解決(!?)
- さらに伝説の詐欺師Xも判明。
ざっとあげましたけど、これだけの要素が1時間に詰め込まれてました。
しかも無理やりな感じはなく、スムーズにストーリーが進んでいきます。
視聴後考えると、マギーさん演じる鈴木はいかにもですし、少年もなるほどと思うのですが、流れるようなスピーディーな展開ではそのまま引き込まれていきました。
何も先入観なしで視聴する方が楽しみは倍になるってことですね。
お正月SPも予告を見ておらず、岸谷五朗さんが出演するのも忘れていて途中で出てきて思い出しましたけど、これもネットニュースだけで予告の内容も覚えてなかったので、すごく引かれていきました。
今回の内容の本質の部分は伝説の詐欺師同士の戦いだったということです。
決着はついたかに見えましたが、終止符を打ったのは我らが右京さん!
鈴木は勝てたことに満足を得たでしょうけど、それを打ち砕いたのは見抜いた右京さんです。
鈴木はめちゃくちゃ悔しいでしょう。
しかし、天才的な頭脳を持っているだろう佐藤くんでしたが、悪に染まるのはよろしくない。
右京さんたちに向かって、少年だから重刑にはならないと高をくくっていたので、腹正しくなりました。
なんで少年があんなところに捕まっていたのか不思議だったのですが、なるほどと思った次第。
マギーさんが出演したのは嬉しかったですし、さすがに上手かったですが、若杉栄一で出て欲しかった。
そうなると亀山さんが必要か。。。
右京さんの機転と冠城さんが大活躍の回
今回の相棒は小ネタというか、コミカルな部分も楽しかったです。
冠城さんがお金を無くした角田課長を気の毒に思って、オープニングとエンディングでお弁当の差し入れをしてあげるとこ。
優しいなぁと思いました。
イケメンで女性だけではなく男性にも優しいって。
そして吹き出しそうになったのが、角田課長の息子役になったこと(笑)。
角田課長は何歳の設定で、冠城さんは何歳の設定なのでしょう?
思わず計算しそうになりました。
右京さんが「僕は課長の息子に見えません」と言ったので、てっきり青木くんの出番かと思ったら、まさかの冠城さん!
イケメンでカッコいいですけど、角田課長と親子に見えます?
弟ならわかりますけど。
…と思ったら、ガタイのいいあんちゃん風を上手に演じてました。
意外とよかった。
料理も上手い!
右京さんに詐欺を装って電話をする際も、しっかりと要点が伝わるように話すところは頭の良さを痛感。
右京さんは当然その答えがわかるところもいい。
なんだかんだといい相棒関係が築けてます。
佐藤を逃がそうと隠していた1万円を渡すところにも、冠城さんのかっこよさを垣間見ました。
しかも優しい。
右京さんにとっては今回のような事件はたやすそうではありましたが、それでも根気よく調べているんですよね。
その部分は省かれてますけど(笑)。
少ない情報からいろんな可能性を見出す右京さんの頭脳は、相変わらずフル回転。
そして、まさかの結末というか真相を突き止めたところもお見事でした。
まさか誘拐とZが繋がっていて、さらにXの陰謀にも繋がっているとは。
このオチの爽快さと角田課長のほんわかぶりとで、楽しい幕引きだったと思います。
今回の相棒
上記でも触れましたけど、みんながギスギスしていない平和な回だったのがよかったです。
捜一メンバーとしてすっかり溶け込んだ出雲さんもいいですし、青木くんは可愛げのある対応だったし。
青木くんの嫌味もこのくらいだと許容範囲だと思うんですよね。
ひねくれ過ぎて、拗れ過ぎるのも度が過ぎるとウザイキャラになっちゃうので、このくらいがちょうどいいです。
そういえば、前回も青木くんの描かれ方は良かった気がします。
しかし角田課長は専門なのに騙されちゃうとは。
本当に人がいいんだろうなぁ。
とても面白かったのでもう1度視聴しようと思います。
こういう相棒の回もいいですよね。
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