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『プレバト!!』2月17日「俳句・バナナアート」夏井先生が褒める!キスマイ二階堂が才能アリ! バナナアートは不作の回

2022年2月17日放送の『プレバト才能ランキング』は「俳句・バナナアート」の査定でした。

 

俳句は久しぶりに永世名人の東国原さんが登場です。
才能アリ3回の相田翔子さんと才能なし13回のキスマイ二階堂さんの戦いが熱かった!


その二階堂さんがまたもやダメかと思いきや…な回です。
今まで30回俳句に参戦して、才能アリはわずか3回とのこと。


そしてバナナアートは珍しく凡作多しで、先生が甘く採点してという回でもありました。

 

俳句の査定ランキング

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◆俳句のお題:「宅配便」

 


◆査定される人

  • 相田翔子
  • みちょぱ
  • 二階堂高嗣(Kis-My-Ft2)
  • あんり(ぼる塾)


永世名人 東国原英夫
名人9段 千原ジュニア
特待生2級 篠田麻里子


◆俳句の先生 夏井いつき先生

 

 

 

最下位4位(才能なし)「相田翔子」50点

早春の朝
 寝間着恥ぢらひ
    捺すはんこ

(いつも自分の光景を書いた。割と急いで寝間着のままの慌ただしい雰囲気を面白みはないがわかりやすいように詠んだ、という句)


◆夏井先生の添削後

(添削例)
早春の朝や
  寝間着で
   捺す判子


(添削後)
早春の朝や
  寝間着のままで
       受領印


◆夏井先生の添削

これも実感を素直に書いているというのは本当に良い。
ただ俳句として一番損なのは「恥ぢらひ」と書いてしまったこと。
これは書かない方が読みが膨らむ。
恥じらってるかもしれないし、ズボラかもしれないと想像できる。
(添削中)あの写真を見ているので宅配便だとわかるが、写真を外すと「離婚の決心がついた」というのもあり得る。
受領印だとわかりやすい。
そういうところまで俳句は表現できる。

 

3位(凡人)「みちょぱ」55点

インターホン
  残る寒さで
    背を屈め

(インターホンで宅配便が来て玄関を開けると「寒っ」ってなると背を丸める。その現象ってみんな「あるある」だなと思った、という句)


◆夏井先生の添削後

(添削例)
インターホン
  残る寒さに
    屈める背


(添削決定)
インターホンに
   応え余寒に
     屈める背


◆夏井先生の添削

書き方が散文。
「寒さで」の「で」や「屈め」が損をしている。
(添削後)こうすれば散文の調べが薄くなる。
上を目指すのであれば、あと1つの要素を入れたらカッコよくなる
インターホンには押す側と応える側の内と外がある。
自分が内側にいることをちょっとした工夫で入れられる。
(添削後)こうすれば自分は内側にいる。

 

2位(凡人)「あんり(ぼる塾)」67点

風光る劇場
 ファンから
    似顔絵

(私たちは劇場に差し入れやお手紙が宅配便で届く。マネージャーが持って来て、田辺とはるかの2人にしか届かない。私の無い。ビックリする。時々ファンの方から似顔絵がたまに届く。それが宝物でしょうがない、という句)


◆夏井先生の添削後

ファンからの
    似顔絵
     風光る劇場


◆夏井先生の添削

発想も悪いわけじゃない。
自分の思いを素直に書いている。
そこはいい。
この内容に対して「風光る」という季語を選んだという選択も良い。
惜しいのは構造の問題。
俳句って普通一行に書く。
「風光る」で切れて「劇場ファンから似顔絵」というフレーズなのか、「風光る劇場」で切れて「ファンから似顔絵」というフレーズの破調なのか。
この語順だとわかりにくい。
これは「ファン」から始めるべき。
(添削後)これであれば今日はこれが1位だった。

 

1位(才能アリ)「二階堂高嗣(Kis-My-Ft2)」70点

春の虹
 10周年の
   腕時計

(買い物に発想を飛ばした。去年キスマイは10周年だった。その記念にいろいろ時計を見てたら世界に10本しかない8本目が買えた。裏にナンバリングが刻印され、「08/10」となる。8月10日もなる。キスマイのデビューは8月10日。すごい運命的な時計に出会ったということで思いついた句)


◆夏井先生の添削後

添削なし


◆夏井先生の添削

きっちりと型に入れてきた。
「10周年」というこの部分だけで何の10周年かはわからないが、何かの記念で10年間続けて来てるというのがしっかりと分かる。
その後に「腕時計」という物が出てくる。
記念の物に違いない。
季語「春の虹」は淡い消える虹になるが、残りで希望めいたもの、頑張って来た思いがあるため、夏の明るい綺麗な虹に向かってという意味を込めて取り合わせたのかなとも読める。
きっちりと型に入れたら、型の力と季語の力でちゃんと俳句にしてくれる。
これの何が嬉しいってあんただったのが…。
ビックリする。
よく頑張った!

 

 

◆順位まとめ◆

1位(才能アリ)「二階堂高嗣(Kis-My-Ft2)」70点
2位(凡人)「あんり(ぼる塾)」67点
3位(凡人)「みちょぱ」55点
最下位4位(才能なし)「相田翔子」50点

 

 

名人・特待生昇格試験

特待生2級「篠田麻里子」現状維持

祖母のもの
 日付指定の
  春ショール

(私の誕生日が3月。祖母が亡くなった翌年に日時指定でおばあちゃんの大事にしていた春ショールが届いた。様々な想いが宅配便と共に届いたのを詠んだ、という句)


◆夏井先生の添削後

今日届く
 祖母の形見の
    春ショール


◆昇格試験のポイント

中七「日付指定の」の是非←本当に大切な情報ですか?


盛り込む優先順位がある。
俳句は17音しかない。
重要な情報から入れていく。
今お話を聞いてなんでそれを入れないのかなと思ったのが、おばあちゃんの形見。
これはしっかり書いた方が得。
それと「祖母のもの」と「春ショール」が離れている。
これはやっぱり損。
「日付指定の」も入れたい。
お誕生日に合わせてという特別感がある。
誕生日は長いので、ちょっとした工夫で特別感を出す。

 

名人9段「千原ジュニア」現状維持

不登校児に
    届く
     卒業証書

(僕中学行ってなかったんで、卒業式の日に卒業証書が届く。いよいよどこかに出ていかないといけないぞと。「卒業証書」という春の季語を僕が感じた風になんとか詠んだ句)


◆夏井先生の添削後

不登校児宛に
 卒業証書の筒


◆昇格試験のポイント

中七「に届く」の是非←素っ気なさすぎる


あまりにも事務的に言葉が並んでいる。
そんな感じがあって詩としての手触りのようなものが、もうちょっとだけあればなととても残念に思う。
(添削後)筒が届いて「(卒業証書が)今この手にある」。
リアリティーが少しだけ出る。


◆◇◆ ◆◇◆


ジュニアさん惜しかった!
ただジュニアさんご自身も「なんかあっさりしているなとは思った」と話してましたから、物足りなさも感じていた様子。
平場から特待生くらいであればいいのでしょうけど、名人10段となれば永世名人ですからね。
ちょっと厳しくなるのは仕方がないです。
次回に期待!

 

永世名人 東国原英夫のお手本

◆50句までの現在の状況:32句(残り18句)

インターホンに
  春光の顔半分

(インターホンのピンポンが鳴った。画像を見たら顔半分しか映っていない。今の時期マスクをしているのでマスクの顔半分ではなく、マスクの前の経験。顔のアップで顔半分。そこに春光が。「宅配便だよな?」と思いながらもざわざわする。怪しい者じゃないか、という句)


◆夏井先生の添削後

顔半分
 占め春光の
  インタホン


◆掲載の判定⇒ボツ!

【ボツの理由】季語本来の意味を再確認!


季語「春光」の元々の意味は春の風景や風光などの春らしい光景を表していた。
この字面から「春の光」と思って俳句を作る人が増えてきてる。
歳時記にも「春の光としても使う」と解説に載る時代になっている。
ただ元々の意味をおさえた上で春の光も見せるとやっていただくと永世名人らしい句になる。
マイクの今でも読めるとなっているが、春の光で顔半分が見えないというのが作者が一番言いたいところ。
それをちゃんと書いた方が「春光」という季語も活きてくる。
(添削後)こうすると東さんの思い描いている光景が17音として映像化はされる。

 

◆50句までの現在の状況:32句(残り18句)

  • 7月の成績:1勝0敗(掲載:7/15)
  • 8月の成績:1勝0敗(掲載:8/12)
  • 9月の成績:2勝0敗(掲載:9/2、9/23)
  • 10月の成績:0勝1敗(ボツ:10/21)
  • 12月の成績:0勝1敗(ボツ:12/2)
  • 2月の成績:0勝1敗(ボツ:2/17)

 

 

 

バナナアートの才能査定ランキング

◆査定される人

  • 相田翔子
    みちょぱ
    二階堂高嗣(Kis-My-Ft2)
    田辺智加(ぼる塾)

特待生4級 くっきー!(野性爆弾)


◆バナナアートの先生:エンドケイプ先生


◆採点ポイント 30点満点

  • バナナの使い方:10点
  • オリジナリティー:10点
  • デザイン:10点

今回のバナナアートは問題作が多いため、査定は甘めだったとのこと。

 

最下位4位(才能なし)「田辺智加(ぼる塾)」9点

◆作品タイトル「いい女の田辺」


◆採点ポイント 

  • バナナの使い方:3点
  • オリジナリティー:3点
  • デザイン:3点
  • 合計:9点


◆お手本あり

 

◆エンドケイプ先生の評価

気持ちはわかるが力みすぎ。
ヒゲの部分とかも緻密さが…。←「(モチーフが田辺なので)ヒゲちゃうけどな」と浜ちゃん。
緻密さが足りないので雑。

 

3位(凡人)「二階堂高嗣(Kis-My-Ft2)」18点

◆作品タイトル「新たなトライ」


◆採点ポイント 

  • バナナの使い方:5点
  • オリジナリティー:10点
  • デザイン:3点
  • 合計:18点


◆お手本あり


◆エンドケイプ先生の評価

思いっきりがいい。
ダイナミックな構図がまさにトライ。
せっかくならべた塗りの部分をもっと繊細にすればよかった。
近くで見るとかなり大味。

 

2位(凡人)「相田翔子」22点

◆作品タイトル「憧れの木の家」


◆採点ポイント 

  • バナナの使い方:5点
  • オリジナリティー:9点
  • デザイン:8点
  • 合計:22点


◆お手本あり


◆エンドケイプ先生の評価

切ってめくって自分のやりたいことを表現している。
(「先生これ見た時体調悪かった?」と思った以上の高評価にツッコむ浜ちゃん)いやいや(笑)。
差し込みが深く全体が黒ずんでしまった。
ものすごく惜しい。

 

1位(才能アリ)「みちょぱ」25点

◆作品タイトル「寅女 2022」


◆採点ポイント 

  • バナナの使い方:9点
  • オリジナリティー:8点
  • デザイン:8点
  • 合計:25点

 

◆お手本あり


◆エンドケイプ先生の評価

今回みちょぱさんが良いというよりも消去法でみちょぱさんが残った。
バナナ全体を余すことなく使っている。
お鼻は先端の黒いところを利用し、尻尾の先まで丁寧に描けている。

 


◆順位まとめ◆

1位(才能アリ)「みちょぱ」25点
2位(凡人)「相田翔子」22点
3位(凡人)「二階堂高嗣(Kis-My-Ft2)」18点
最下位4位(才能なし)「田辺智加(ぼる塾)」9点

 

名人・特待生昇格試験

特待生4級「くっきー!(野性爆弾)」現状維持

◆作品タイトル「みちょぱさん様」
女性の浮き上がる手の血管を表現


◆お手本あり


◆エンドケイプ先生の評価

評価の理由:もっとバナナを生かせるはず


360℃彫られている。
どこを見ても綺麗に彫られている。
くっきーさんは基本的に深く差すが、血管の陰影のつけ方が丁寧。
彫り方はさすがくっきーさん。
昇格を目指すのであれば、もうひとひねり欲しかった。


◆◇◆ ◆◇◆


確かにすごく丁寧な作品でしたけど、くっきーさんには浜ちゃんを期待するなぁ(笑)。

 

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