2024年4月18日放送の『プレバト才能ランキング』は、「俳句・丸シールアート」の査定でした。
丸シールアートがめちゃくちゃ久しぶりになります。
毎回1年以上ぶりのようで、今回も前回から1年以上ぶりでした。
そして俳句はダウ90000の蓮見さん。
なんとプレバトに出たくて仕方がなかったとのこと。
今の事務所に入る条件が「好きなように単独公演ができる」ことと「プレバトにだしてくれること」だったそう。
浜ちゃんともご対面。
そしてキスマイ二階堂さんがアートと俳句で大暴れでした。
俳句の査定ランキング
◆俳句のお題:「ブランコ」
◆査定される人
- 南果歩
- 近藤千尋
- 二階堂高嗣(Kis-My-Ft2)
- 蓮見翔(ダウ90000)
- 水田信二
特別永世名人 梅沢富美男
名人8段 森口瑤子
◆俳句の先生 夏井いつき先生
最下位5位(才能なし)「水田信二」38点
子らが去り
未だ明るし
遅日かな
(17時くらい。塾に行く子どもとかみんな帰る。まだ明るい。もう春になって日がのびたというのを誰もいない公園で詠んでいる、という句)
◆夏井先生の添削後
公園の
子らが去りたる
遅日かな
◆夏井先生の添削
こういうのはパッと見出来ているように見える句。
一見カッコいいじゃないですか。
これあなただとわかっての話ですけど、前回メイク室で遭遇して「俳句作るの楽しい!勉強する!」と言ってて同じ愛媛県人としてめちゃくちゃ期待してたんですけど。
これがキミか…。
「未だ明るし」は「遅日」を説明しているだけ。
「遅日」という季語には今までなかった進歩。
(添削後)でもめちゃくちゃ普通の句。
なんでもいいから早めにもう1回来なさい!
4位(凡人)「南果歩」50点
ブランコと
母待つ夕暮れ
花吹雪
(ブランコがお友達という擬人。公園でお友達が帰った後、働く母を思いながらぶらんこを思いっきり漕いでたら、自分の風邪と桜が舞う風邪が一面に広がって寂しいけれど寂しくない、という句)
◆夏井先生の添削後
ブランコに
母待つ夕や
花吹雪
ブランコと
母待つ夕暮れに
一人
◆夏井先生の添削
「ブランコ」と「花吹雪」の季重なりだが、バランスは取れている。
「花吹雪」を主役にしてみる。
「ブランコに」にすると場所になる。
「ブランコ」を主にするのであれば、「花吹雪」を諦める。
自分の言いたいことと言葉の隙間を埋めていくというのを練習すると、この人は伸びていきそうな気がする。
3位(才能アリ)「近藤千尋」70点
小さな手
わが背押したる
春の暮
(春の公園に娘と行く約束をしていた。いつもは私が娘の背中押すが、この時は娘が小さな手で押した。その手は仕事頑張ってねと励ましのように思えて、優しく成長してくれてありがとう、という句)
◆夏井先生の添削後
小さき手の
わが背を押せる
春の暮
◆夏井先生の添削
作者が何を表現したいかをしっかり聞かないといけないと思った。
ブランコの様子だけを言いたいのであれば、季語「春の暮」ではなく「ぶらんこ」が春の季語になる。
「押したる」で心情的に応援するとわかり、それで「春の暮」を使ったとわかる。
ただ「押したる」は強すぎるので、微調整。
映像と心情を重ねたいというのは大体失敗するが、上手くやっている。
期待が持てると思う。
2位(才能アリ)「二階堂高嗣(Kis-My-Ft2)」70点
初虹や
背中を押され
漕ぐ子供
(甥っ子が公園に行ける歳になり、僕が背中を押している、という句)
◆夏井先生の添削後
添削なし
◆夏井先生の添削
これはどこに挑戦があるかと言うと「ぶらんこ」と書かないで、ぶらんことわかるように描写している。
正直、二階堂さんが「ぶらんこ」と書かずに表現する?
そんな挑戦をしてくると思ってないから、今親のような気分になっている。
「背中を押され漕ぐ子供」でほとんどの人がぶらんこだと思う。
それは「押され」と「漕ぐ」の動詞でわかる。
1位(才能アリ)「蓮見翔(ダウ90000)」71点
故郷と
同じ遊具や
春の風
(東京に出てきて新生活の春。ちょっと不安な気持ちの中で散歩してたら、ぶらんこって何種類かある。地元と同じやつを見つけてホッとする、という句)
◆夏井先生の添削後
添削なし
◆夏井先生の添削
頭に「故郷」だと凡人ワードが出たと瞬間的に思う。
この句はたくさんの人が思う故郷。
それぞれ違うものを思う。
皆の想いの象徴としてここに置くが陳腐になってない。
遊具を具体的に書かないっていうのも故郷のやり方と呼応している。
感動が一人一人のものにならない。
ここも意図してやっている。
この人も早々に1回来てと言いたい。
これがまぐれなのか、本物なのか。
もう1回この目で確かめたい。
◆順位まとめ◆
1位(才能アリ)「蓮見翔(ダウ90000)」71点
2位(才能アリ)「二階堂高嗣(Kis-My-Ft2)」70点
3位(才能アリ)「近藤千尋」70点
4位(凡人)「南果歩」50点
最下位5位(才能なし)「水田信二」38点
名人・特待生昇格試験
名人8段「森口瑤子」1ランク昇格⇒【名人9段】
ふわっと
ふわここ
水平になる手前
(ぶらんこを高く漕ぐとふわっとする瞬間がある。そのことを詠んだ句)
◆夏井先生の添削後
添削なし
◆昇格試験のポイント
「になる手前」という描写の是非←体感的描写が素晴らしい!
「ふらここ」は「ぶらんこ」の傍題。
空気がちょっと違う。
「水平になる手前」が上手い。
体がふっと浮いていく。
あの微妙な位置のリアリティー。
体感を共有することが出来る。
腕をあげてこられた。
特別永世名人 梅沢富美男の締めのお手本
廃校の
ぶらんこは夜に
揺れており
(私の年齢になると思い出の学校が廃校になっていく。夜学校の横を通ると春の風に揺られてぶらんこがふらふらと揺れている。誰かが押しているのかな、という句)
◆夏井先生の添削後
廃校の
ぶらんこ夜を
揺れており
(さらに添削)
廃校や
夜がぶらんこ
揺すりおり
◆「締め」に相応しくない⇒ガッカリ!
【相応しくないの理由】やっぱり森口さんで締めた方がいい
兼題写真から廃校の夜のぶらんこを想像できるのは、やっぱりさすがだなと思う。
恐ろしい感じを出したいんでしょ?
それを助詞の操作で表現出来る。
もっと怖くするのであれば、「廃校や」で詠嘆で切る。
ここまでやってたら「オカルトのトミー」と言ってください。
丸シールアートの査定ランキング
◆査定される人
- 池田鉄洋
- 寺田心
- 二階堂高嗣(Kis-My-Ft2)
- 園田祥太(ダウ90000)
- 村上知子(森三中)
◆丸シールアートの先生 大村雪乃先生
◆採点
- 構図:10点
- シールの選び方:10点
- 夜景の表現:10点
- 合計:30点
最下位5位(才能なし)「園田祥太(ダウ90000)」12点
◆作品タイトル「有彩色の街」
題材:スクランブル交差点の夜景
◆採点
構図:5点
シールの選び方:5点
夜景の表現:2点
合計:12点
◆お手本あり
◆大村先生の評価
- ×:いいところが1つもなくて笑いました。丸シールと言われてもわからないような作品になっちゃってる。ビル全部描いちゃってる。すごい努力したと思うがこうしなきゃと思い込んで頑張っちゃった。無駄な努力。
4位(凡人)「寺田心」19点
◆作品タイトル「世界にひとつだけのぼくら」
題材:水族館
◆採点
構図:9点
シールの選び方:4点
夜景の表現:6点
合計:19点
◆お手本あり
◆大村先生の評価
- ×:「丸シール」からは逸脱しちゃったかな。重ね貼りで特性を生かせていない。丸みやフォルムを生かすと可愛らしくてポップになる。
3位(凡人)「村上知子(森三中)」22点
◆作品タイトル「都会だね~」
題材:レインボーブリッジ
◆採点
構図:9点
シールの選び方:8点
夜景の表現:5点
合計:22点
◆お手本あり
◆大村先生の評価
- ×:こんなに等間隔に置きます?規則性を勝手に自分で作って並べているっていうのが、かえって面白くなくなっちゃう。
2位(才能アリ))「二階堂高嗣(Kis-My-Ft2)」27点
◆作品タイトル「黒い板に光る豊洲」
題材:東京湾・豊洲の夜景
◆採点
構図:10点
シールの選び方:9点
夜景の表現:8点
合計:27点
◆手直しあり
◆大村先生の評価
- 〇:大人っぽくって素敵。すごい黒が生きている。シールを点在で貼っているので引きで見た時にビルになっている。すごい成功している。
- ×:ビルの光が見えてても、若干寂しさは感じる。
1位(才能アリ)「池田鉄洋」30点⇒特待生昇格!
◆作品タイトル「都庁、現る」
題材:東京都庁
◆採点
構図:10点
シールの選び方:10点
夜景の表現:10点
合計:30点
◆お手本なし
◆大村先生の評価
シールの特性を生かされた作品。
こんなに視覚効果が生かされた作品は初めて。
丸シールをわかってらっしゃる。
特待生でもいけると思います!
◆順位まとめ◆
1位(才能アリ)「池田鉄洋」30点⇒特待生昇格!
2位(才能アリ))「二階堂高嗣(Kis-My-Ft2)」27点
3位(凡人)「村上知子(森三中)」22点
4位(凡人)「寺田心」19点
最下位5位(才能なし)「園田祥太(ダウ90000)」12点
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