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『相棒19』第19話&20話「暗殺者への招待」加西と暗殺者の存在に驚くもその後の展開も気になる最終回 右京さんの新たな敵

『相棒19』第19話&20話「暗殺者への招待」「暗殺者への招待~宣戦布告」の感想です。

 

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ついに今シーズン『相棒19』の最終回が来てしまいました。
『相棒』が始まると冬がもうすぐだなと感じるのですが、最終回を迎えると春がやってきます。


その最終回は前後編でしたので、まとめて感想を語ります。


監督は橋本一さん、脚本は輿水泰弘さんでした。

 

 

▽目次です▽

  

伏線をたくさんちりばめた前編

まずは前回の19話ですけど、かなり伏線が多く散りばめられていて展開も面白かったですし、事件そのものも興味深い展開でした。
今シーズンの相棒の1&2話で出てきて逃げ切っていた加西が再度登場。
しかも、前回捕まった静が加西の暗殺を企てており、その実行犯が元カレのお母さん蒔子という展開。


あの人の良さそうなお母さんは今回も健在なのですが、亡くなってしまった息子の嫁になる人だったということで今でも静を可愛がってあげているところに、人間まだまだ捨てたものじゃないと思わせるところが胸に響きます。
このお母さんが静に懇願されたとはいえ、加西暗殺に加担するとは、という驚きと共に、本当なのかなという思いを抱いたまま前回は終わりました。


そして、曲者だらけのオンパレード。
みんな自分の欲と地位のことしか考えていない連中なのですが、この人らも本当の意味で加西をどう思っているのかも胡散臭いところ。
加西は相変わらずのどうしようもない男だったし、新たに登場した若い女性の弁護士もなかなかの曲者。


よくもまぁこれだけ個性というか、一癖も二癖もある連中を集めたなというのが正直なところでしたけど、ストーリーは面白かったです。


右京さんがたどり着く真実はどうなるのかが、後編の今回でした。


これだけいろいろ伏線だらけでちゃんとまとまるのか心配もありましたけど、前編をガマンして一気に見ればよかったと思うくらい面白かったです。

 

 

 

いろいろビックリだった後編

今シーズン最終回の「暗殺者への招待~宣戦布告」ですが、とても面白かったですし、ちゃんと伏線も回収されていてよかったです。


まず1番驚いたのが加西があっけなく殺されてしまったこと。
もうビックリ!
あれだけの曲者なので、今後も再登場があってもおかしくないほどのキャラクターだっただけに、最後はあっけなく…でした。
本当に殺されちゃうんですからね。
しかもちゃんと殺し屋に殺されるという…。


まずこの2点が1番ビックリしたかもしれません。


そして、暗殺者がおばちゃんだったこと(笑)。
加西の家で料理を作っていて一瞬映っただけのおばちゃん。
そのおばちゃんシェフが殺し屋だったわけです。
これも驚きました。
しかもこの殺し屋はハートにシールを手帳に貼ってましたけど、きっと殺した人数ですよね?
優しそうなおばちゃんなだけにゾッとします。
元々登場していた人物ではありませんでしたが、殺し屋が存在していたということが重要なのでこの辺りの展開も面白かったです。


さらに右京さんは静が企てた暗殺計画ではないと見抜きます。
当然蒔子お母さんも違うわけです。
でも本人は自分たちの仕組んだことだと思い込ませるように、上手に操ろうとしていた。


その流れでとうとう右京さんは真犯人と黒幕までたどり着くわけです。


大型展開の相棒らしく、黒幕は今回捕まえることはできませんでしたが、ラストがなかなかスリリング。
右京さんと冠城さんを亡き者にしようと鶴田官房長官は決意したところで幕。

 

弁護士事務所は明らかにクロかったですが、そういう展開だったのかという感じでしたね。
しっかり右京さんが追いつめてくれてよかったです。


意外と真っ黒ではなかった鑓鞍ですが、もちろん曲者。
柄本さんが上手いから怪しさ満点(笑)。
警視庁を軸にこれからもまた何か別な事件での関わりはありそうです。

 

黒幕は別ですけど、今回の事件は主たるところは全部女性だったのも面白かったかな。


いやぁ~、次回の『相棒』どうなっちゃうんでしょうね。
『相棒』も終わりの時が違づいているのがわかるだけに、まだ数年頑張って欲しいとも思ってしまいます。

 

 

右京さんはもちろんだが冠城さんがカッコよかった

ラストの冠城さんがカッコよかったですね。
一瞬鶴田に謝る冠城さんですが、そのあとのセリフが「ケンカを売りにきているので…」ですからね。
イケメンが凄むと迫力増すなぁ。


あと今回の冠城さんは割とイライラしてましたね。
自分にとっては大嫌いな展開だったからかな。
右京さんは淡々と真実にたどり着いているだけに、その対比が相棒らしかったです。
右京さんは淡々というよりも、人間の欲に呆れてる感が溢れてましたけど。


今回も事件の全容を推理していく右京さんですが、相変わらずいろいろと博識ぶりを発揮。
お金関係は右京さんの過去にも繋がるので、こういうのは得意なのでしょう。
割と複雑なことを言っていたので、ついていくのが大変でした(笑)。

 

出雲さんが救われているといいけど…

今回1話&2話ほどではありませんが、出雲さんが結構感情むき出しになっていた回ですね。
自分が死にかけたわけですから、加西に憎しみしかないのはよくわかります。
ただ以前のようなヒステリックで嫌なヤツっぽい怒りの感情じゃなかったのはよかった。


捜一も出雲さんを可愛がっているのが伝わりましたし、出雲さんの無念を晴らすために右京さんたちに証拠品を見る許可を出したり。
その辺が出雲さんがようやく捜一に馴染んでいるんだなとわかって、ちょっと嬉しかったです。


チキン野郎と加西を罵ってしまったり、社さんに泣き言言ったりと人間らしさが爆発していたと思います。
最初の頃は出雲さんがギスギスしすぎてしんどかったですけど、途中からいい味出てましたし、来シーズンももっと活躍してくれるのかなと楽しみにしておきます。


加西が死んだことを知って、出雲さんの本当の気持ちはどうだったんでしょうね。
そこは気になります。

 

 

 

いつか終わる『相棒』の予兆なのか…

静が不敵な笑みを浮かべて満足げでしたけど、VRにハマっているお母さんがちょっと心配。
亡くなった息子さんの影を追っているのでしょうか。
静ってまた出てきそうな気がしないでもないです。
留置所にいる女性といえば、最凶な遠峰小夜子がいるからそっちでしょうけど。
遠峰小夜子との決着も着くんですかね?


『相棒』シリーズが本当に最後を迎える時が少しずつ近づいているのは確かでしょうね。
最終的な敵が鶴田なのか、もっとスゴイのが出てくるのかはわかりませんが、組織の大ボス系なのかなとも思ったり。
黒幕が鶴田じゃなかったとしても。キッカケは鶴田でしょう。


本当にいい人になった内村刑事部長もこのまま善人で進むんでしょうね。
ただ片桐さんのセリフの滑舌が気になるのもネック。
結構なご年齢なので心配ではあります。
もっとご高齢の石坂浩二さんの滑舌はしっかりしているだけに余計に心配。
ただ『相棒』の最後もここ数年であれば最後まで突っ走っていくような気もしています。


『相棒』が終わっちゃったら『相棒』くらい好きな刑事ドラマ、出てくるのかな。
やっぱり杉下右京は最強すぎる。
現相棒の冠城さんも同様。


まだまだ続くことを願ってやみません。
そんなことを考えさせられたラストでした。


次のシーズンまであと半年か…。
きっとあっという間のような気もしますが(笑)。

 

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