2021年3月18日放送の『プレバト才能ランキング』は、「俳句・色鉛筆」の査定でした。
今回の色鉛筆査定は、絵が上手いことで知られている中川翔子さん、水彩画クィーンの光宗薫さん、スプレーアートで1位だった金村美玖さんがチャレンジ!
これは楽しみです。
俳句は久しぶりに東国原さんが登場。
もう少しで永世名人ですけどどうなるでしょうか。
俳句の査定ランキング
◆俳句のお題:「家電量販店」
◆査定される人
- 徳光和夫
- 野々村友紀子
- 朝日奈央
- 宮田俊哉(Kis-My-Ft2)
- 駒場孝(ミルクボーイ)
◆俳句の先生 夏井いつき先生
最下位5位(才能なし)「野々村友紀子」5点
指は白
眼(まなこ)は隣
ライラック
(主婦として家電を選ぶ時、ついつい無難な白ばかりを選んでしまう。ライラック色とかピンク色をたまに買いたい。悩んだ挙句、無難な白を選ぶ。指は白を指しているけど、眼は隣のライラックのを見ているという部分を切り取った、という句)
◆夏井先生の添削後
目移りは
すれど家電は
白ぞ春
◆夏井先生の添削
今までの5点クラスの句というのは、私たちは同じ兼題写真を見ているので、ひょっとしたらこんなことを言いたいのかもしれないと想像つかなくもなかった。
でもこれは写真を見ててもわからなかった。
どういう状況で何をしているのか皆目わからない句は久しぶり!
しかも「ライラック」は季語ではなく色でしょ?
そうなると俳句としての根拠がどこにあるのかわからない。
(浜ちゃんが「彼女が言ったことを文章に」)そうです。
(添削後)こうすればなんとかあなたの言いたいことには近づいた。
近づいたところで、つぶやきに過ぎない。
4位(凡人)「駒場孝(ミルクボーイ)」40点
ヒーターに
「また来年ね」と
春の空
(人間以外の物にも気持ちがあると思っていて、春になって暖かくなってヒーターに「また来年ね」とバトンタッチする時の物と自然の会話を詠んだ、という句)
◆夏井先生の添削後
ヒーターを
仕舞うて
春の空見上ぐ
◆夏井先生の添削
そもそも発想が幼稚。
その幼稚さにどうしていいかわからない。
もう1つの問題は、「ヒーター」。
冬の季語にしてる歳時記もある。
「春の空」これも季語。
「ヒーター」は片づけるので、季語としては「春の空」が主役。
これをちゃんと主役に立てないといけない。
「また来年ね」と挨拶している場合じゃない!全くいらない。
(添削後)こんなつまんない挨拶は2度とやめましょう。
3位(凡人)「朝日奈央」60点
遅き春
三脚立てて
ユーチューブ
(YouTubeを始めたのは6年前。本格的にやり始めたのは去年の春。家電量販店に行ってカメラを買った思い出を詠んだ、という句)
◆夏井先生の添削後
ユーチューブ用の
三脚
春遅し
◆夏井先生の添削
中七・下五が散文的。
三脚立ててYouTubeの撮影をするという散文のところどころをちぎっている。
三脚は立っているもの。
説明ではなく、映像・物に持っていく。
「ユーチューブ用の三脚」なら立てる必要がない。
(添削後)こうやると遅ればせながら私も始めていますという感じも出てくる。
こうやっていたら70点はいく。
2位(才能アリ)「徳光和夫」70点
路線バス
家電前駅
風信子(ひやしんす)
(これちょっと番組の宣伝になっちゃってるんですが、番組でなんとか家電駅前っていう停車場あったりする。散々家電を見せられたがちんぷんかんぷん。次のロケ地に行こうとバス停に行ったら、かたわらにヒヤシンスがあった。ホッとした。次へ移動できるようになった、という句)
◆夏井先生の添削後
プレバト家電駅前
バス停
風信子
※プレバト家電駅は仮
◆夏井先生の添削
これはリズムが良い。
これが特待生を狙う時に、「路線」がいるのかなとかそういうところから推敲していくというのはあり得る。
実際には「○○家電駅前」だったのであれば、路線よりもそれをはっきり書いた方が良かったかもしれない。
(添削後)バス停がしっかり見えると、小さなヒヤシンスが見えやすくなる。
ここまで考えられれば、出身の海城高校の同窓生の皆さんが喜ぶ。
1位(才能アリ)「宮田俊哉(Kis-My-Ft2)」71点
洗濯機
裏の密かな
猫の恋
(子どもの頃にアパートに住んでいた。玄関の横に洗濯機を置いていた。洗濯機の裏に猫ちゃんが入ってきて、猫の恋が季語にあったのですごく素敵だなと思って使った、という句)
◆夏井先生の添削後
洗濯機裏
ひそやかな
猫の恋
◆夏井先生の添削
「猫の恋」は発情期の頃。
散々暴れた後は密やかなとなるのかなと思う。
面白い。生活感のある目の付け所がよかった。
もったいないところも少しある。
「裏の」の「の」がいらない。
(添削後)裏で1回意味が切れるので、洗濯機裏ひそやかなって言われたら、読み手は「何?」と覗き込むような心理になる。
のぞきこんだら季語「猫の恋」をポンと置く。
これやったら、特待生に手が届くよ。
◆順位まとめ◆
1位(才能アリ)「宮田俊哉(Kis-My-Ft2)」71点
2位(才能アリ)「徳光和夫」70点
3位(凡人)「朝日奈央」60点
4位(凡人)「駒場孝(ミルクボーイ)」40点
最下位5位(才能なし)「野々村友紀子」5点
◆◇◆ ◆◇◆
宮田さんは『プレバト』出演17回で、凡人が10回と言われてからの1位!
宮田さんの優しさが出たいい俳句でしたね。
特待生になれる可能性もあるようなので、ぜひ頑張って欲しいです。
永世名人への道
永世名人への道【星4】「東国原英夫」現状維持
テレビテレビテレビ
菫菫菫(すみれすみれすみれ)
(これはチャレンジした。量販店に行った。テレビがバーっと並んでいる。そこに菫がバババと映って、瞬間的に同じ映像が映る。それをどうやって表現しようか考えて、素直に見たまんまぶつけてみた、という句)
◆夏井先生の添削後
添削なし
◆昇格試験のポイント
テレビ、菫を並べた技法が成功しているのか?→意図と意欲は認めるが…
俳句を含めた詩歌の世界にはこういう技法は確かにある。
文字を並べることで映像を見てもらいたい。
テレビがバーっと並ぶ、いきなり菫がバーっと全部に映る。
取り囲まれる非日常感、迫力。
それに圧倒されてこれを作りたかったという想いはものすごく伝わってくる。
ただこの書き方で、全員にちゃんと伝わるかというと、まだ未消化な部分が残っている。
それはなぜか。
俳句は短くて、テレビが3音。スミレも3音。
3音ずつの言葉を並べて、何がどこまでできるか。
これはとんでもない挑戦。
私は添削なんてしたくないんで、東さんが自分でやってください!
◆◇◆ ◆◇◆
インパクトも音のすごい圧倒されましたけど、星はもらえず。
面白い俳句だと感じましたけど、残念でした。
でも、東さんが「星が取られなかったのがよかった」と言ってましたけど、「星1」の時に行ったり来たりしてましたから、次回は2人目の永世名人誕生かもしれませんね。
楽しみです!
永世名人 富美男のお手本
◆50句までの現在の状況:29句(残り21句)
留守の間を
ルンバ操る
仔猫かな
(お子さんからたくさんお手紙を頂戴するので、子ども向けに続けていきたい。YouTubeを見ているとルンバに仔猫が乗ってる映像が多い。留守番をしている猫がルンバに乗って操ってるんじゃないかというのを詠んだ。ただ最後の詠嘆の「かな」。これなっちゃん嫌いなの。これを気にって貰えればね、という句)
◆夏井先生の添削後
留守番の
仔猫ルンバに
乗りたがる
◆掲載の判定⇒ボツ!
【ボツの理由】擬人化がクサい
なんと可愛い場面を描こうとなさっているんだろうと思う。
可愛らしいし、仔猫らしい。
問題点は「かな」が良いのかどうかもあるが、それよりも「操る」。
おっちゃんは擬人化すると何かやった気になる。
擬人化じゃなくて、仔猫の様子をそのまま描写するだけで十分カワイイ。
自分が何かやった気にならない方が良い。
同じ擬人化でももっと軽やかにすれば良い。
(添削後)こうすればカワイイ小さな動画。
子どもさんたちにはこういう風に出せば、もっともっと人気が出るんじゃないですか?
◆50句までの現在の状況:29句(残り21句)
- 1月の成績:2勝1敗(掲載:1/7・1/28、ボツ:1/21)
- 2月の成績:1勝1敗(掲載:2/4、ボツ:2/11)
- 3月の成績:1勝1敗(掲載:3/4、ボツ:3/17)
◆◇◆ ◆◇◆
ある意味梅沢さんが言っていたとおりでしたね。
「かな」はいらないは当たりでした。
東さんがシュレッダーにかけられるのを生で見るのが初めてとのことで、楽しそうでした。
本当にキラキラ雪のようでキレイですよね。
生で見たら迫力もあるでしょうし。
梅沢さんもなんだかんだと残り21句ですから、今年か遅くても来年には達成しそうですよね。
その後どういう立ち位置で番組に絡むのかも楽しみにしておきます。
次回はいよいよ春光戦の決戦です!
誰が優勝するのでしょうか?
個人的には、最近番組でも見ないし、タイトル戦でも優勝が遠ざかっている村上さんに頑張ってもらいたいです。
東さんもハッとするような俳句を詠んでいると信じてますし、梅沢さんが祈っている映像が出ていたのでどんな展開になるのか見たいです。
早く来週にならないかな。
色鉛筆の査定ランキング
◆査定される人
- 中川翔子
- 光宗薫
- 金村美玖(日向坂46)
特待生3級 岩永徹也
◆色鉛筆の先生 三上詩絵先生
◆採点
- 色選び:10点
- 塗り方:10点
- 明暗:10点
- 合計:30点満点
最下位3位(凡人)「金村美玖(日向坂46)」21点
◆お題:肉まん
◆採点
- 色選び:8点
- 塗り方:5点
- 明暗:8点
- 合計:21点
◆先生のお手本ありました
◆三上先生の評価
美味しそうに見えない。
皮の影にねずみ色を使っているが、影だけではなく全面にうっすらねずみ色が入って目立ってしまった。
塗り方の問題。
2位(才能アリ)「光宗薫」28点⇒特待生昇格!
◆お題:ビーフシチュー
プレバト 色鉛筆部門ありがとうございました!
— 光宗薫 (@mtmnkor) 2021年3月18日
ビーフシチュー、数年ぶりに生で見ました🐄
4枚目は言ってた幕張りシチューです
来週の黒板アートもよろしくお願いします〜! pic.twitter.com/LdzQ999N99
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◆採点
- 色選び:10点
- 塗り方:10点
- 明暗:8点
- 合計:28点
◆先生のお手本ありました
◆三上先生の評価
とことん丁寧に隅から隅まできっちり描いている。
ビーフシチューの色合いが出せている。
ブロッコリーは色が入っているところと抜いているところと、つぶつぶ1つまで表現されている。
具材に薄く絡んだシチューを描写している。
お皿がまた素晴らしく、ぼんやりと影になっていて、お皿の厚みも感じる。
本当に見入ってしまう。
技術的にはもちろん1位。
ただソースの光っているところがあまりにも拾い過ぎて、今一つ美味しそうに見えない。
ビーフシチューのこってりとした表面の質感を出さなければ、美味しそうに見えない。
この方は絵の力がある方なので、特待生でいいと思います。
1位(才能アリ)「中川翔子」29点⇒特待生昇格!
◆お題:たい焼き
うれしいいいい
— しぶとい中川翔子🌙⭐️ (@shoko55mmts) 2021年3月18日
プレバトの、色鉛筆で初登場一位
しかもいきなり特待生になりました
ばんざあああああい😭プレバトいつも最高で2位どまりだったから感激
YouTubeで色鉛筆使ったりしてたから良かったかも‼️
ギザウレシス☺️ pic.twitter.com/BOyLrrouKS
◆採点
- 色選び:10点
- 塗り方:10点
- 明暗:9点
- 合計:29点
◆先生のお手本なし
◆三上先生の評価
美味しそうって感じですね!
食べ物の場合、パッと見て美味しそうって見えたら成功。
焼けた皮の感じが良く出ている。
焦げ目もしっかり描かれている。
へりもしっかり硬さが出ている。
ちょっとした黒が絵の中でとても効いている。
これがないとただ普通に焼いたたい焼きになってしまうが、この黒があることで絵が締まっている。
ここまで描けるなら、特待生でいいと思う。
◆◇◆ ◆◇◆
しょこたんおめでとうございます!
番組でも言ってましたけど、しょこたんは絵手紙や消しゴムはんこでの『プレバト』の成績は、ずっと2位止まりでした。
ようやく真の実力発揮となりましたね。
しょこたん、1位と発表されて踊ってましたけど、気持ちわかります。
いや~、よかった!
ちなみにしょこたんは今年厄年だそうで、厄払いに行った時におみくじ引いたら大吉だったとか。
「(大吉は)このことだったぁ」と大喜びしてました。
◆順位まとめ◆
1位(才能アリ)「中川翔子」29点⇒特待生昇格!
2位(才能アリ)「光宗薫」28点⇒特待生昇格!
最下位3位(凡人)「金村美玖(日向坂46)」21点
名人・特待生昇格試験
特待生3級「岩永徹也」1ランク昇格⇒【特待生2級】
◆お題:鍋焼きうどん
プレバト!!見てくれたみなさんありがとうございました!!無事に特待生2級に昇格できました!応援ありがとうございます😊✨✨ pic.twitter.com/k8bGkhhGPi
— 岩永徹也/ルシフェル (@lespros_tetsuya) 2021年3月18日
◆昇格のポイント:半透明なつゆに浸ったうどんや具をどう描くか
◆三上先生の評価
評価のポイント:?
優しくて温かい絵。
具材がつゆに浸っている感じが良く描けている。
うどんも上に出ている部分とつゆに入ってる部分を細かくちゃんと描き分けている。
ほうれん草もかまぼこもちゃんと中に入っている。
◆◇◆ ◆◇◆
次回はいよいよ春光戦を含めた3時間SP。
芸術系では、光宗さんと金村さんが板アートをやるそうです。
これは面白そう。
▽前回のプレバトもどうぞ▽
『プレバト!!』3月4日「俳句・丸シールアート」丸シールで特待生!芸術女王の辻元とニューヨーク屋敷! - 今日も暇です。
芸術系クィーンの辻元舞が凄かった前回の色鉛筆査定の回です
▶『プレバト!!』1月28日「俳句・色鉛筆」辻元舞の色鉛筆が凄すぎ!俳句では採点後に評価がひっくり返る事象が! - 今日も暇です。