2021年12月2日の『アメトーーク!』です。
今回のテーマは「本屋で読書芸人」。
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なんと4年ぶりの開催となる読書芸人。
しかもカズレーザー以外、メンバーを一新してとなります。
又吉さんや光浦さんは出て欲しかったですけど、光浦さんはしょうがないですね(笑)。
◆読書芸人
- カズレーザー(メイプル超合金)
- 加納(Aマッソ)
- 前田裕太(ティモンディ)
- ニシダ(ラランド)
- 上田航平(ゾフィー)
◆ゲスト
- ケンドーコバヤシ
▽目次です▽
- 読書芸人の新メンバー
- 読書芸人の年間の読書数
- Aマッソ加納が最近読んだお気に入り
- ティモンディ前田が最近読んだお気に入り
- ラランド・ニシダが最近読んだお気に入り
- ゾフィー上田が最近読んだお気に入り
- カズレーザーが最近読んだお気に入り
- 本の読み方&あるある
- ラランド・ニシダの本屋の歩き方
読書芸人の新メンバー
- ロケ地:本屋B&B(東京・下北沢)。
- Aマッソ加納は昨年エッセイ本を出版。
- 前田は野球部を引退後目標を失う。⇒図書館の司書と仲良くなり、オススメの本を読み始め読書好きに⇒現在は本と結婚!
- 前田は小説新潮にコラム掲載。
- ニシダは小学生時代から友達がいない。⇒父親の仕事の関係でドイツとスペインに留学中だった。⇒本ばかり読んでいた。
- ニシダはドイツ時代に屈強なヤツに石を投げられた。⇒本に支えてもらった。
- 大学浪人中はゲームなどせず、娯楽として本を読みまくっていた。
- ゾフィー上田はニシダのように昔ではなく、今も友達がいない。本ばかり読んでいる。
- 上田の祖父が本屋さん。⇒しかもその祖父は有隣堂の元副社長!⇒本を読む環境。
- 上田の父親は慶応義塾大学の野球部の元監督、上田誠さん。⇒「エンジョイ・ベースボール」という野球本を出版。
- 上田は野球をエンジョイできなくて辞めた。
- 今回のメンバーでネタを書いていなくて本を読んでいるのはニシダだけ!⇒創作しないのにただ本を読んでいるだけ。⇒ただの読書好きな芸人。
読書芸人の年間の読書数
- 加納:小説を年20冊(月2~3冊)。同じ本を繰り返して読むタイプ。
- 前田:年間60冊。小説以外も読む。「宇宙の全て」「天体学」などの学術書も好き。
- ニシダ:年間100冊。純文学を中心に色々なジャンルを読む。←「純文学読んでるヤツがなんでファンから金貰うかね」とケンコバのツッコミ。上田:年間100冊。SF中心。設定が面白い本が好き。
- カズ:小説はあまり読まない。昨年購入した本は500冊くらい。
- ケンコバ:マンガ以外ではUWFの本専門。
Aマッソ加納が最近読んだお気に入り
◆加納のオススメ
- 「十二月十日」ジョージ ソーンダーズ
- 「短くて恐ろしいフィルの時代」ジョージ ソーンダーズ
- 「ずっと喪」洛田二十日
- 「無限の玄/風下の朱」古谷田奈月
- 「おもろい以外いらんねん」大前粟生
- 「静かに、ねぇ、静かに」本谷有希子
- 「スヌーピーの父 チャールズ・シュルツ伝」デイヴィッド・マイケリス
- 「銀色の青」笑い飯・哲夫
「十二月十日」「短くて恐ろしいフィルの時代」
- 加納は翻訳の岸本佐知子さんのファン。⇒岸本さんが訳されたら間違いなく面白い。⇒「十二月十日」と「短くて恐ろしいフィルの時代」は岸本さんの翻訳。
- 外国の小説はとっつきにくいが短編からだと読みやすい。⇒「十二月十日」
「おもろい以外いらんねん」
- 高校時代の同級生3人のうち、2人がお笑いコンビを結成して解散するまでの物語。それを1人が外から見て語る。
- 芸人が書く芸人話はお笑い好きだから美化される。⇒そういうのが全く無い。
- 芸人の書く話と違って、漫才1本が丸々書かれている。
「銀色の青」
- 野球部のエースに貸した100円を返せと言えない主人公の話。
- オチが凄かった⇒ファミレスで読んでいて大号泣。
ティモンディ前田が最近読んだお気に入り
◆前田のオススメ
- 「三体」劉慈欣
- 「どうやら僕の日常生活はまちがっている」岩井勇気
- 「幸福な食卓」瀬尾まいこ
- 「バーティミアス サマルカンドの秘宝」ジョナサン・ストラウド
- 「百年法」山田宗樹
- 「逆ソクラテス」伊坂幸太郎
- 「現代語裏辞典」筒井康隆
- 「この世界が消えたあとの科学文明のつくりかた」ルイス・ダートネル
- 「新釈 走れメロス」森見登美彦
「三体」
- 宇宙に発信した電波が惑星「三体」に届き、地球を揺るがす大厄災を招く。
- 第1部から3部がそれぞれ上下巻だが、何部から読み始めても面白い。
- SFのトップ!
- 「むちゃくちゃ面白い!」とカズも絶賛!
- 上田も絶賛。宇宙から攻めてくる宇宙人のベスト1!
「現代語裏辞典」
- 筒井先生が1万2千項目を笑いと毒で解説した辞典。
- カズも筒井先生は大尊敬。「現代語裏辞典」は筒井ワールド全開。
「逆ソクラテス」
- 子どもたち側から大人に教える物語。
- 慣習や先入観に立ち向かう小学生の活躍を描いた短編集。
ラランド・ニシダが最近読んだお気に入り
◆ニシダのオススメ
- 「いつか深い穴に落ちるまで」山野辺太郎
- 「文學界」7月号→山野辺太郎「恐竜時代が終わらない」が掲載
- 「百鬼園随筆」内田百閒
- 「アロハで漁師、はじめました」近藤康太郎
- 「現代思想」2021年9月号 <恋愛>の現在
- 「天才による凡人のための短歌教室」木下龍也
- 「コンプレックス・プリズム」最果タヒ
「いつか深い穴に落ちるまで」「恐竜時代が終わらない」
- 山野辺太郎さんは今年見つけた小説家の中でトップ!
- 「いつか深い穴に落ちるまで」は日本とブラジルに穴を貫けるのかを描く。
「百鬼園随筆」
- 夏目漱石の思い出から自らの借金話までを綴った作品群。
- ブログで書いていたら誰も読まないが、文章の美しさを結集させた作品。
「天才による凡人のための短歌教室」
- 自分の才能をわかっていて、ノウハウを誰かに教える。
- 創作のすべてを伝える短歌教室。文
- 学的で文章がキレイ!
ゾフィー上田が最近読んだお気に入り
◆上田のオススメ
- 「禁色」三島由紀夫
- 「怒らないこと」アルボムッレ・スマナサーラ
- 「いらずらの天才」アレン・スミス
- 「息吹」テッド・チャン
- 「その可能性はすでに考えた」井上真偽
- 「地下室の手記」ドストエフスキー
「禁色」
- 女性に振られ続けた年を取り、イケメンと出会う。そのイケメンに金を渡しておじいちゃんを振った女性を振るように仕向ける。
- イケメンは男性が好きなので、女性には落ちない。
- 振った女性の中にはすでに結婚している人もいた。⇒イケメンがその旦那を好きになる。
- まさに「禁色」
「怒らないこと」
- ブッダが「怒り」を全否定。その真意を解く。
- 怒っているヤツはバカ。バカだから怒っている。
「息吹」
- テッド・チャンは作家歴30年だが、2冊しか書いていない。
- 「息吹」は17年ぶりの2作目でSF短編小説。
- テッド・チャンはシンプルな設定をめちゃくちゃ面白く描く。
カズレーザーが最近読んだお気に入り
◆カズレーザーのオススメ
- 「解きたくなる数学」佐藤雅彦
- 「世界のすごい巨像」地球の歩き方
- 「ネオ・ヒューマン」ピーター・スコット-モーガン
- 「Humankind 希望の歴史」ルトガー・ブレグマン
- 「ビジュアル 世界一の昆虫」リチャード・ジョーンズ
- 「新明解国語辞典」三省堂
- 「どうぶつのからだ① どうぶつの目」増井光子(監修)
- 「完売画家」中島健太
- 「現代訳 旅行用心集」←カズの本棚紹介で出てきた本
- 「異名・ニックネーム辞典」←ニシダの本屋巡りで手にした時に持っていると指摘
「解きたくなる数学」
- カズレーザーが大好きな佐藤雅彦先生。
- 前回の「中をそうぞうしてみよ」はその後蛍原も購入し、娘さんが気に入っていた。
- 「解きたくなる数学」は数学をなぜ学んできたのかが直感的にわかる本。
「世界のすごい巨像」
- 旅行でお世話になる「地球の歩き方」。
- コロナ禍で旅行に行けないので、いろんな名所をまとめたシリーズが出た。
「ネオ・ヒューマン」
- モーガン博士はALS。
- ALSで余命2年を宣告され、AIと融合し、サイボーグとして生きる未来を選ぶ。
「新明解国語辞典」
- ファンがものすごく多い。
- 例文がすごく面白い。
本の読み方&あるある
- ロケ地:TSUTAYA(東京・田町)
- カズ:知人が帯を書いていたら買わない。⇒帯を書くことがあるが下手なことは書けない。本音を書けない。
- 絶対に面白い本は帯がなくても売れる!
- 「美しいナゾトキ」にはカズの帯付き。
- 前田:好きな本の表紙を絵を書いた絵師の本を読む。⇒異なる作家で同じ絵師の表紙。
- 前田の例は雪下まゆ。そこから他の本へ広がっていくキッカケになる。
- 上田:いろんな本を読んでいるつもりでも実は範囲内。
- カズ:登場人物の名前が覚えられない。⇒登場人物はメモる。⇒味方であれば〇で囲む⇒関係図ができあがる。⇒続きものであれば、そのメモを見返すと一目瞭然。
- 上田:思ったことを付箋にメモして、本に貼り付ける。⇒これでネタを思いつくこともあるので、ネタ帳でもある。
- 前田:気に入ったところには線を引く。一言感想もメモる。
- ニシダ:前田と一緒で線を引く。よかったと思ったところに付箋を貼る。
- 加納:楽屋で本を読みたいが、周りを気にして本を出せない。
- 上田:読まないのに大量の本を鞄に入れて持っていく。
- ニシダ:電子書籍に挑戦したが、携帯にはLINEやいろんな通知が来る。⇒通知を止めたらアラームが鳴らず寝坊。
- カズ:圧倒的に電子書籍。⇒電子書籍は売らなくて済むのでずっと持っておける。
- 前田:気に入った本があると新書本と文庫本の両方を買う。
- カズ:本棚は使用せず。読みたい本をソファ周りに置いておき、読んだら処分。
- ニシダの本棚に競馬の「双馬式」を見つけ大喜びの蛍原。
- ニシダは彼女の家に居候。⇒太宰全集を集めるも、1冊7000円くらいする。⇒家賃を払っていないので、彼女の怒られる。
ラランド・ニシダの本屋の歩き方
- ロケ地:三省堂書店・神保町本店
- 書店のオススメ本をチェック。
- プロフィールをチェックして作者を知る。
- 文芸誌の棚をチェック。
- 文庫本をチェック。
- 文庫本選びはチャレンジ。
- 日本文学の棚をチェック。
- 賞を受賞している本には弱い。
- 浅田次郎、三浦しおんの推薦には弱い。
- 短歌・詩の棚をチェック。
- 文学全集の棚をチェック。
- 思想・哲学の棚をチェック。
- 語学・辞典の棚をチェック。
- ここでニシダが手にした「異名・ニックネーム辞典」
◆本好きニシダの願望
「作家さんか詩人とエ〇チしたい!」⇒その影響で詩を書いてほしい⇒才能に一役買ったと悦に入りたい
◆◇◆ ◆◇◆
最後の作家さんとのくだりは、ケンコバさんに芸人のファンと一緒だと指摘されてました(笑)。
ニシダさん、本当に本が大好きなのが伝わって面白かったです。
この放送後から、今後は図書カードが届くかもしれません。
ホトちゃんの「双馬式」の馬券話が最高でした。
今回紹介された本はどれも面白そうで興味深かったです。
「三体」と「百鬼園随筆」は読んでみたいなぁ。
「異名・ニックネーム辞典」は持っています。
辞典系はカズさんたちも言ってましたけど、発見があって面白いです。
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