2018年6月7日放送の『プレバト才能ランキング』では、「俳句・盛り付け」の査定でした。
俳句では名人8段が3人いる状況で、東国原さんが単独9段を狙います!
◆俳句のお題:梅雨の駅
◆査定される人
登坂淳一さん、馬場典子さん、小倉優子さん、田畑智子さん、阿部亮平さん(Snow Man/ジャニーズJr)
名人8段 東国原英夫さん
名人2段 横尾渉さん(Kis-My-Ft2)
◆俳句の先生 夏井いつき先生
俳句の査定ランキング
最下位5位(才能なし)「小倉優子」30点
忘れ傘
つぼみのままで
始発待つ
(いつもお仕事を待っているお父さんが疲れちゃって傘を忘れちゃった、いつもお父さん頑張っていて「ありがとう」という気持ちを俳句に込めた)
◆夏井先生の添削後
始発待つ
梅雨の最中の
忘れ傘
◆夏井先生の添削
何を言いたいんだかわからない句。
たった十七音の中に、比喩(つぼみのままで)を入れて、擬人化(始発待つ)を入れて、いろいろ工夫している内に、季語を入れ忘れたという悲惨な結果だけが残ってしまった。
4位(凡人)「田畑智子」50点
梅雨晴れや
下校はまだか
傘の恋
(傘の気持ちになった句。梅雨の晴れ間に忘れていった傘が持ち主を待っているという思いの句)
◆夏井先生の添削後
持ち主を
恋う梅雨晴れの
傘一本
◆夏井先生の添削
傘自身が持ち主に恋をしているというのは、この句ではわからない。
擬人化の句だとわかるように書かないとダメ。
恋が持ち主を想っている事をまず書く。
映像をきちんと作ることがとても大事。
◆ココがポイント!
擬人化はわかりやすく
3位(凡人)「阿部亮平」52点
恋の梅雨よ
帰途の2人に
傘1つ
(恋人たちが相合い傘をして帰る様子を表したくて、相合い傘を使わずに表現してみた句)
◆夏井先生の添削後
梅雨の帰途
一つの傘に
育つ恋
◆夏井先生の添削
ファンタジーというよりもただの凡。今回のキングオブ凡人。
俳句では数詞は漢数字で書く。
「育つ恋」にすると、ちょっとだけ句に表情が出る。これが大事。
でも、直したところで、凡人の句。
◆ココがポイント!
梅雨⇒傘⇒恋はありきたり
◆余談
(ジャニーズ一史上最強のインテリという紹介で)
浜田 お前お前、入るとこ間違うてるで。こりゃアカンって、お前。国の為に頑張れよ!
内田 僕はジャニーズが転職だと思ってます。
浜田 マジで? (横尾に向かって)後輩になるんでしょ?
横尾 すごい頭がよくて、大学に入るためにジャニーズを一度休業して入ったりとか。
浜田 マジで?
横尾 ジャニーズ一頭が良いと言ってもおかしくないですね。だから、絶対(プレバトに)来ると思ってました。
(査定後)
浜田 これを機会に頑張ってもらって、横尾を抜いていくのが一番いいですよ。
横尾 マジであの子、やれば出来る子なんで、すぐここ(特待生)来ます!
2位(才能アリ)「馬場典子」70点
五月雨や
床の間の花
匂い立つ
(お茶のお稽古をしているとき、外が雨の時ほど内側は実は静かで温かい空気になる。人との心の距離も縮まるし、湿度のおかげで花の香りも立ってくる。ただ匂だけではなく存在感も際立ってくるということで、匂い立つを選んだという句)
◆夏井先生の添削後
五月雨や
茶室に花の
匂い立つ
◆夏井先生の添削
季語とは全く関係のない十二音のフレーズで映像を書いていく、という基本通りで勉強している。
茶室と書くだけで、匂い立つ花の空気や茶室のある程度の狭さ、そこにこもる五月雨の湿度が出てくる。
◆ここがポイント!
より具体的に表現
1位(才能アリ)「登坂淳一」71点
田植終え
北の大地も
日ざし待つ
((写真が)後ろの方に少し明るい感じが見えている。それが梅雨の晴れ間というか日差し来た。北海道に4年住んでいたが、取材で田植えを見たが北海道で田植えが終わって2週間くらい雨よりも稲が育つために日差しが欲しい、というのを農家の方を思い出して詠んだ句)
◆夏井先生の添削後
田植終える
北の大地が
待つ太陽
◆夏井先生の添削
発想の仕方が上手い。
「大地も」の助詞が障る。
北の大地なので、もうひと越えやってみる。
初回でこういう句が書けるというのは、この人が伸びる証拠。
◆順位まとめ
1位(才能アリ)「登坂淳一」71点
2位(才能アリ)「馬場典子」70点
3位(凡人)「阿部亮平」52点
4位(凡人)「田畑智子」50点
最下位5位(才能なし)「小倉優子」30点
特待生昇格試験
名人2段「横尾渉」1ランク昇格⇒【名人3段】
おもひでは
ぽろぽろ
遠い二重虹
(ジブリの高畑監督がお亡くなりになって、ジブリの大ファンなので追悼じゃないが気持ちを表したかった。梅雨の時期は雨なので悲しいだったり、自分の涙にも捉えたり、虹を二つにしてみたり、その先には希望があったり、明るい未来があったり高畑先生がなにかの架け橋になってくれているじゃないかという気持ちを詠んだ句)
◆夏井先生の添削後
添削なし
◆昇格試験のポイント
「遠い二重虹」←映像で想いを表現出来ている
追悼句というのはとても難しい。
それは読んだ時にどなたに捧げる追悼句かちゃんとわからないと困るため、難しい。
亡くなったという想いは「遠い」という言葉に入ってくる。
横尾復活の兆し、と先生大喜び。
名人8段「東国原英夫」1ランク昇格⇒【名人9段】
梅雨明や
指名手配の
顔に×
(逃亡犯が最初にイメージされた。駅や交番にポスターが貼ってあり、検挙されるとバッテンがつく。そうするとなんか安心する。そういう安心を「梅雨明」という季語で受けてみた句)
◆夏井先生の添削後
添削なし
◆昇格試験のポイント
「×の是非」←しっかり映像が出来ている
普通の人は「×」の後に言葉を付け足したくなるがそれをしない。
映像をそのまま言葉にしているだけ。
映像をこういう風に書けるというのが、名人の一番大事な押さえ。
梅沢さんには、この発想は出来ない。
◆ついに、東国原が名人9段に!
ずっと名人最上位に君臨していた梅沢さんが8段降格となり、東国原さんが単独で9段となりました。
季節ごとの俳句戦でも圧倒的に強いですし、このまま10段になっていくような雰囲気がありますが、フジモンも独特な作風で昇っていく気もします。
梅沢さんはこのままなのか、上がるチャンスがあるのかも気になるところです。
盛り付けの査定ランキング
◆査定される人
登坂淳一さん、馬場典子さん、小倉優子さん、田畑智子さん
名人2段 馬場裕之さん(ロバート)
◆盛り付けの先生 土井善晴先生
最下位4位(才能なし)「馬場典子」
◆季節のサラダ
◆土井先生の評価
サラダ感が薄い。
サラダなのに、最も映えさせるべき緑が少ない。
パプリカの下に季節感溢れる緑を敷いているのがダメ。
3位(凡人)「小倉優子」
◆いわしの南蛮漬け
◆土井先生の評価
マイナスポイントはブルーの器。
青魚と青みは生臭さを連想させる。
また、魚そのものの印象も薄くさせる。
2位(才能アリ)「登坂淳一」
◆漬物の盛り合わせ
◆土井先生の評価
刺身と一緒で、人の手が入った規則的な盛り付けは避ける。
包丁で切ってそのまま食べるので、自然な盛り付けであることが重要。
先生のお手本なし
1位(才能アリ)「田畑智子」
◆鰹のタタキ
◆土井先生の評価
気持ちの良い季節に合った盛り付け。
鰹を自然な形に並べ、付け合わせの野菜をどっさりと真ん中に置き、視覚的にも食欲をそそる。
先生のお手本なし
◆余談
実家は京都で300年続く老舗料亭「鳥居本」。
浜田 (ダウンタウン)我々ね、大阪時代に一度行ってるんですよ。小さい時、我々を覗いていたらしいんですよ。
田畑 はい、そうです。隙間から。
順位まとめ
1位(才能アリ)「田畑智子」
2位(才能アリ)「登坂淳一」
3位(凡人)「小倉優子」
最下位4位(才能なし)「馬場典子」
特待生昇格試験
名人2段 「馬場裕之」現状維持
◆天ぷらの盛り合わせ
同じ皿に同じメニューを2種類盛り付ける。
◆先生のお手本
◆土井先生の評価
ワンスプーンが相応しくない。
スプーンに盛る=このまま口にしてください、ということで、天つゆや塩につけて味わう天ぷらには合わない。
アイデア自体は評価。
外国人に食べやすくということであれば、お皿いっぱいに一口サイズ切った天ぷらを盛る。
見た目に美味しさも伝わる。
◆余談
馬場 食材から選ばせて欲しい。料理って食材が絵になっているから。
浜田 うわっ。かっこいい。。。
馬場 そういう意味じゃないんですけど(照)
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