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『プレバト!!』1月30日「俳句・盛り付け」梅沢が永世名人リーチ!ロバート馬場がまさかの降格!?

2020年1月30日放送の『プレバト才能ランキング』は、「俳句・料理の盛り付け」の査定でした。

 

 

今回はめちゃくちゃ久しぶりに「料理の盛り付け」査定がありました。
料理系では月に1回~2ヵ月に1回くらいはやってましたけど、「料理の盛り付け」は本当に久しぶりです。
記事を遡ったら、前回は2019年9月12日放送でした。


しかも土井先生の天敵、梅沢さんが2年ぶりに登場
過去7回「才能ナシ」の梅沢さんですけど、凡人以上に這い上がれるのでしょうか。

 

 

俳句では、梅沢さんがまたもや降格(!?)という予告を見ましたけど、はたして予告どおりなのでしょうか(笑)。
「Mr.プレバト」を自称している梅沢さんが元気ガーガー吠えているのが面白いので、まだまだ引っ張るのかな?

 

俳句の査定ランキング

◆俳句のお題:「銀座での買い物」


◆査定される人

市川猿之助さん、髙田万由子さん、山本未來さん、すみれさん、小園凌央さん


特待生5級 森口瑤子さん
名人10段 梅沢富美男さん

 

◆俳句の先生 夏井いつき先生

 

 

 

最下位5位(才能なし)「小園凌央」20点

雪時計
 母と買初
   息白し

(小さい時、母と新年買い物に行って、買い物袋をすごい持たされて、疲れている感じ。「雪時計」は銀座イの時計は有名。時計も雪で重そう。季語はいっぱい入れた方がいいと思った、という句)


◆夏井先生の添削後

母と来て
 銀座の雪の
    時計台


買初の
 母と銀座の
    時計台


◆夏井先生の添削

季語が「雪」「買初」「息白し」。これをいっぱい入れた方が点数が高くなる?
その話を聞いたら、「20点」はやりすぎ。
一句に季語を3つ入れて成功させるなんて、身の程知らず。
後半の「買初」と「息白し」は諦める。
「母」という人物から始めた方が季語が活きる。

 

 

4位(凡人)「市川猿之助」60点

青柳や
 背広仕立てて
   祖父の真似

(たまたまぶらぶらしてたら、銀座の柳の通りに聞いたことある洋服店があった。入ったら祖父が仕立てていた。祖父の真似をしてみよう、という句)


◆夏井先生の添削後

祖父を真似
 仕立てる背広
     柳の芽

 

◆夏井先生の添削

書こうとしていることは悪くない。
散文的になっている。俳句の言葉になっていない。
「祖父の真似をしました」という最後になっており、雑。
「祖父」の位置が損している。
目の前に柳があって、背広を仕立てたと思っていたら、「祖父」がいきなり出てくるため、時間軸が撒き戻される。
なんで急に「祖父」が出てきたの?、となってしまう。
「祖父」から始める。
(添削後)こうすると、祖父はダンディーでカッコよく着こなしていた。それに比べて自分は柳の芽のように若い俺だけれども、となる。

 

 

 

3位(凡人)「山本未來」62点

歩行者天国(ほこてん)を
 ルブタンの赤
     冬日和

(裏が赤い靴のルブタンは銀座っぽい。歩行者天国を冬の明るい日差しの日に、闊歩する女性。ヒールなのにカッコいい姿を表した、という句)


◆夏井先生の添削後

ルブタンの赤
    冬晴の
     歩行者天国(ほこてん)を

 

◆夏井先生の添削

ルブタンは知らなかった。腹痛の薬かと思ったが、靴のブランドのことだった。
もったいないのは季語の活かし方。これが損をしている。
「ルブタンの赤」を最初に持ってくる。足元のアップから映像が始まる。ここで一度カットを切る。
そして、季語にいく。「冬日和」だと「日和」がお日様の比重が大きい。
ここはルブタンの「赤」と冬晴れの「青」をイメージさせた方が鮮やかになる。
季語は「冬晴」が良い。
「歩行者天国(ほこてん)を」の「を」は動いていく場所、経過していく時間を表せるので、カツカツと歩いているの言える。
(添削後)こうしたら、間違いなく才能アリだった。

 


◆ここがポイント!

インパクトのあるカメラワーク:「ルブタンの赤」アップから「冬晴の歩行者天国」に切り替える。印象的なアップから冬晴れという2つの映像からメリハリが生まれる。

 

 

2位(才能アリ)「すみれ」70点

冬の空
 ママの手離し
     冒険す

(小さい頃ママとはぐれて迷子になった。でもネガティブな迷子ではなく、すごくワクワクした興味津々で冒険したい、という句)


◆夏井先生の添削後

ママの手を
  離し冒険
    冬の空


◆夏井先生の添削

中七「ママの手離し」、下五「冒険す」で、子どもの動作、表情、心情とかをここだけで言えている。とても良い!
体験を書くのは強い。
ちょっと惜しいのは語順。
「冬の空」が最初よりは、「ママの手」のアップから映像が始まった方が、結果的に「冬の空」という季語が活きて主役になってくる。
俳句は季語がどこまで主役に立っているか、とても大きな評価の基準になる。
(添削後)こうすれば主役の冬の空が広がって、子どもがどっか行っちゃってる。
こうなるとあなたが1位だったかもしれない。

 

 

 

1位(才能アリ)「髙田万由子」71点

寒晴れの
 雑踏に溶ける
  モーツァルト

(晴れた日に人がいっぱいお買い物をしている雑踏があって、店内からBGMが聞こえる。それがモーツァルトの曲。人がわさわさいるのでうっすらとしか聞こえない。モーツァルトと銀座をくっつけた、という句)


◆夏井先生の添削後

寒晴の雑踏
 モーツァルト
    溶けゆく


◆夏井先生の添削

「寒晴れ」と「モーツァルト」。この取り合わせがとても良い。
冷たい空気、「雑踏」という人波も見えてくる。
キレイにそつなく作れている。
考えないといけないのが1ヵ所だけある。
それは中七の「雑踏に溶ける」。8音ある。中七は極力8音を避け、7音にするというのが1つの定石。
句またがりにするといい。
「寒晴れ」は「寒晴」にすると「寒晴の雑踏」の字ずらがいい。
こうすると知的な量がアップする。

 

 

 

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◆順位まとめ◆

1位(才能アリ)「髙田万由子」71点
2位(才能アリ)「すみれ」70点
3位(凡人)「山本未來」62点
4位(凡人)「市川猿之助」60点
最下位5位(才能なし)「小園凌央」20点

 

 

◆◇◆ ◆◇◆


髙田さんの俳句は素敵だなと思いましたけど、夏井先生の添削でよりグレードアップされていてビックリ!
さすがなっちゃん先生!


市川猿之助さんがご自身を「柳の芽」にする謙虚さはないと笑わせてました。


今回、小園さん以外は素敵な俳句だったのではないでしょうか。
浜ちゃんが「最下位はみんな小園だと思っていた」としっかりオチをつけてましたけど、まさかの季語だらけの句だったとは。
楽しかったです。

 

 

 

特待生昇格試験

特待生5級「森口瑤子」1ランク昇格!⇒【特待生4級】

道草は
 砂町銀座
  おでん食ふ

(江東区育ち。砂町銀座というすごく大きい商店街がある。そこが身近だった。中高生の頃は道草に焼き鳥やおでんを食べた。食べながら歩いている、という句)


◆夏井先生の添削後

添削なし


◆昇格試験のポイント

「道草」と「おでん」の取り合わせ←ウイットに富んでいる


「道草」は馬が道端の草を食って進行が遅くなるというのが始まり。
「道草」で「おでん食ふ」というのが、上五と下五に機知・ウイットがある。
普通の句であれば、「おでん食ふ」ものだが、今回の句は「道草が食ふ」なので、この取り合わせが良い。
「砂町銀座」という固有名詞。どういう場所か知っている人には下町の光景が浮かぶ。
知らない人には、「砂町」という字面に興味を掻き立てる。
背伸びをしない形で俳句を書いている。
このスタンスは絶対変えない方がいい!お見事です。

 

 

 

永世名人への道

永世名人への道【星3】「梅沢富美男」⇒1つ前進!【星4】

春近し
 鳩居堂二階
   句帳買ふ

(銀座であまり買い物をしない。鳩居堂には2階に俳句の帳面が売っている。普段は夏井先生の俳句の帳面を私は使っている。銀座に行くと鳩居堂で買い物をしてくる。中八なんです。このタブー!「俳句の帳面は買うだろ、バカ野郎」と言うと思うが、わざと「句帳買う」タブーにした。これが名人の句!)


◆夏井先生の添削後

添削なし


◆昇格試験のポイント

「中八の是非」←2つの選択が可能


俳句の定石としては、中七は極力8音、6音にしない。
中八をどうするか、これが最初の問題点になる。
たとえば「鳩居堂 二階に句帳 買う春よ」にすれば五七五に入れ込むことも可能。
次の選択は「春近し」。これは冬の季語だが、作者にとって「春近し」は必要なのか?これを読み手として判断しなければならない。
春だから買うのではなく、春が近づいて心が明るくなる、華やぐような気分を言いたい。「春近し」という季語を否定してはいけない。
中八にしないと情報が入らない。
「買う」を入れないということも考えられるが、「買う」という動詞を入れることでまだ使っていない句帳を手にして、春が来たらこの句帳に春の句を書き始めよう。
このような心の喜びが「買ふ」に出てくる。
その上で中七を許容している。
中八で成功しているのが、「鳩居」「句帳」という音の響き。
「きゅ」「きょ」などの拗音は言葉にしたときに、リズムが出来て、中八が気にならない。そういう点もある。
総合的にはおっちゃんの判断を良し、といたしました!


◆◇◆ ◆◇◆


予告に騙されました(笑)。
梅沢さん、いよいよリーチです!
喜びの梅沢さんは「なっちゃん愛してる!」が飛び出しましたw


「星4」は梅沢さん初!
そして「これがミスタープレバトですよ。私がいつもトップでいなければいけない」と久しぶりのビッグマウスで、吠えまくってましたけど、浜ちゃんにサラっと交わされてました(笑)。
このやり取りはいつも最高。


このまま「星5」にいけるとは思えませんけど、初の「星5」は梅沢さんがいいなぁ。

 

 

 

料理の盛り付け査定ランキング

◆査定される人

梅沢富美男さん、市川猿之助さん、髙田万由子さん、すみれさん

 

名人2段 馬場裕之さん(ロバート)


◆盛り付けの先生 土井善晴先生

 

最下位4位(才能なし)「髙田万由子」

◆季節のサラダ(チョップドサラダ)


◆お手本あり


◆土井先生の評価

チョップドサラダは1人前で食べきるもの。
スプーンで食べる。
どうやって食べるの?
スプーンを入れた瞬間に崩れる取り分けスタイルには適さない。
フレッシュなサラダは混ぜたら、水が出てきて不味くなる。
サラダは味を損なわないことが最優先。

 

 

3位(凡人)「市川猿之助」

◆刺身の三種盛り


◆お手本あり


◆土井先生の評価

使用しているウラジロという葉っぱが正月っぽい。
そこに梅があり、気持ちは春。
お正月感が足を引っ張ってると思われたら損。
マグロを大根おろしの部分。冬の辛味大根で食べたら美味しいというのであれば、もっと積極的に表現すべき。
大根おろしをマグロの上に乗せるとわかりやすい。
ここでのポイントは大根おろしの水気を切り、直前に乗せること。
食べ方がわかる工夫が必要!

 

 

2位(凡人)「すみれ」

◆ハンバーグ


◆お手本あり


◆土井先生の評価

「ハワイの人」とわかるかどうか。
1人分のプレートに3人分盛るのは窮屈。
3人前にしては、野菜の付け合わせが少ない。

 

 

1位(才能アリ)「梅沢富美男」

◆お寿司


◆土井先生の評価

型にはまらないで自由にされている。
楽しい。子どもたちも喜ぶ。
俵積みなどの楽しげなもてなしが良い。
(梅沢さんの盛り付けとわかり)
梅沢さん…。もう拍手ですよ。
心が豊かになりはったんやね。

 

 

 

◆順位まとめ◆

1位(才能アリ)「梅沢富美男」
2位(凡人)「すみれ」
3位(凡人)「市川猿之助」
最下位4位(才能なし)「髙田万由子」

 


◆◇◆ ◆◇◆


今回の梅沢さんは絶好調でしたね。
馬場ちゃんに向かって「すぐにそちらに参りますので!」と意気軒昂でした(笑)。
そう簡単にはいかなそうですけど、今回のお寿司は楽しそうでワクワクしました。

 

 

 

 

特待生昇格試験

名人2段「馬場裕之(ロバート)」1ランク降格!⇒【名人初段】

◆和え物

  • 1皿目:食育イベントで子どもたちをもてなす
  • 2皿目:料理好きの仲間をもてなす


◆お手本ありました


◆土井先生の評価

「和え物として成立していない」


1皿目は、和え衣が主役。
おろし和えなのに、おろしがない。
大根おろしが少なすぎて、何和えかが不明。


2皿目は、「あえて合えない」工夫でも致命的なミスがある。
これだけあると主役がソースなのか、具材なのかわからない。

  • 和え衣:木の芽、パプリカ、豆腐、梅肉
  • 具材:イカ、ほうれん草、かいわれ大根、しいたけ、にんじん、みょうが、絹さや、食用菊

これでは要素が多すぎて、何の和え物かがわからない。


◆◇◆ ◆◇◆


前回まさかの降格だった馬場さん。


そして、今回もまさかの降格!
浜ちゃんが「上あがらないとヤバイで」と言うと、「もう来ない。初段で」と言ってた馬場ちゃん。
えー、「盛り付け王」は馬場ちゃんじゃなきゃ!
ロバート秋山さんもようやく認めてくれたわけですから、『プレバト』の食担当として頑張って欲しい!


見た目は最高に素敵でしたし、彩りのバランスも最高だったので、主題をしっかりとらえれば、間違いなく昇格だと思います。
馬場ちゃん、頑張れー!

 


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