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『プレバト!!』5月27日「俳句・色鉛筆」俳句は特待生一斉査定で昇格ラッシュ!鷲見玲奈の色鉛筆

2021年5月27日放送の『プレバト才能ランキング』は「俳句・色鉛筆」の査定でした。
今回の俳句は名人・特待生一斉査定の回です。

 

名人も特待生も多くなってきましたから、時々こういう回も必要ですよね。


そういえば、先日の5月24日の夏井先生のYouTubeチャンネルで、フルポン村上さんの俳句の本のご紹介がありました。
「先生が一緒に何かやりましょう」とおっしゃってましたので、村上さんと俳句対談があるといいなぁと思います。 

 

 

俳句の査定

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◆俳句のお題:「コーラ」

 


◆査定される人

  • 名人初段 ミッツ・マングローブ
  • 特待生2級 岩永徹也
  • 特待生3級 篠田麻里子
  • 特待生4級 筒井真理子
  • 特待生4級 北山宏光(Kis-My-Ft2)
  • 特待生5級 武田鉄矢


永世名人 梅沢富美男


◆俳句の先生 夏井いつき先生

 

 

 

名人・特待生昇格・降格査定

特待生5級「武田鉄矢」現状維持

モンローは
 真夏の夜の夢
  コーク・ハイ

(青春の頃、コーラをまだ瓶で飲んでいた。その瓶にはちょっとした伝説があった。コーラの瓶のシルエットがモンローのスリーサイズではないか。ウィスキーとコーラを割って飲むコーク・ハイ。その夜にモンローが夢に出てきた。それは短い短い真夏の夜の夢、という句)


◆夏井先生の添削後

モンローや
 真夏の夜の
  コーク・ハイ


◆昇格試験のポイント

「夢」の一字の是非←欲張り過ぎ!


発想は良い。
問題点は、中八にしてまで「夢」を入れる必要があるのか。
「真夏の夜の夢」までくると本当にシェイクスピアか松任谷由実。
ここからいろんな発想が出てきて、混乱してしまう。
そこが非常にもったいない。
「夢」を消すといい。
もう1点。「モンローや」と強調する。

 

 

特待生4級「北山宏光(Kis-My-Ft2)」1ランク昇格⇒【特待生3級】

葉桜や
 融氷の音の
  グラスより

(氷が溶ける音を表現したいと思った。でも「カラン」とか使うのではなく、こういう言葉できっと「カラン」って聞こえてるんだろうなと想像した、という句)


◆夏井先生の添削後

葉桜や
 グラスに融氷の
      かすか


◆昇格試験のポイント

「葉桜」と「融氷」の取り合わせた効果の是非←詩になりにくい言葉によく挑んだ!


季語「葉桜」の選び方はすごく成長したと思う。
葉桜の緑、光、キラキラが見えてくる。
「融氷」という硬い言葉、「グラス」という物が出てくる。
この2つの言葉は透明感。
葉桜の光が2つの言葉の透明感とキラキラ響き合っている。
「融氷」という詩になりにくい硬い言葉に挑んでいるという挑戦も大きく褒めたい。
「音」という言葉を使わないで音を聴かせるになると、おっちゃん(梅沢さん)クラスに行ける。
(添削後)「かすか」の中に音を読み手は聴き取ったり、水滴も「かすか」の中に受け止めてくれる。
これぐらいやってくれたら、2ランクアップ行けた。

 

 

特待生4級「筒井真理子」1ランク昇格⇒【特待生3級】

老鶯や
 墓前の莨(たばこ)と
  缶コーラ

(劇団に大学で入り、1つ上の先輩がバイクで亡くなってしまった。先輩のご実家が岐阜にあった。コーラとタバコをお供えした。その時鳥の声が聞こえた。歳時記で老鶯を見つけ、夏にまで鳴いているウグイス。ピッタリだと思って書いた、という句)


◆夏井先生の添削後

添削なし


◆昇格試験のポイント

季語「老鶯」を取り合わせた是非←聴覚の季語が効果的!


墓前にタバコとか缶ビールを供えるというそういう素材を使った句はたくさんある。
「老鶯」は夏になって上手に鳴けるようになったウグイスのこと。
声の季語だが、夏の山、青葉が一緒に立ち上がる。
悩ましいのは中八「墓前の莨と」。(←筒井はこの時気がつく)
今気がついたのかい!
これを解消てきる手立ては簡単。
「老鶯の墓前莨(たばこ)と」とやればいい。
だか「や」は捨てたくなかった。
いろいろ考えた末に、中八を許容なさったに違いないと判断はしました。

 

 

特待生3級「篠田麻里子」1ランク昇格⇒【特待生2級】

夏至夜風
 余ったコーラで
     煮る角煮

(昼間に買ったコーラが余ったりする。それを料理に使ってとろとろの角煮が出来る。コーラを使うと。夜風で煮る角煮の香りが乗ってきて、みんながハッピーになれる、という句)


◆夏井先生の添削後

添削なし


◆昇格試験のポイント

季語「夏至」の傍題(季語の仲間)「夏至夜風」を選んだ是非←生活感の勝利!


あのコーラの写真から角煮が出るとは思ってなかったので、感心しながら読んだ。
よく勉強している。
「夏至夜風」という傍題は薄い歳時記には載っていない。
大判の季語を収録しているのにしか載っていない。
飲み残したコーラで角煮を作る。最後の着地がしっかりしている。
言葉で匂いを嗅がせるなんて、大した主婦ですよ!見事!

 

 

 

特待生2級「岩永徹也」1ランク昇格⇒【特待生1級】

驀進の
 棋士は少年
     青嵐

(昨年の王位戦。藤井聡太さんの一局。将棋界を駆け上がっていく姿を「青嵐」という明るくて力強い季語で詠んだ。藤井さんは桂馬の使い方が独特というのと、午年生まれ。馬が入っている感じを使いたかったので「驀進」を選んだ、という句)


◆夏井先生の添削後

添削なし


◆昇格試験のポイント

「驀進」「棋士」「少年」「青嵐」4つの単語を並べた是非←たくさんの情報をスッキリ入れている!


基本の形にきっちり入れてきた。
1つ手堅く来たなという感じ。
なかなかたくさんの情報を入れ込んでいるように思える。
でもちゃんと法則通り。
季語「青嵐」ともう1つの要素が「少年」。
前の2つの言葉は全部少年に集約。
言葉がいっぱい入っているようで、季語1つともう1つの物という基本の作り方を守っている。
いい韻が生まれている。
「驀進」「棋士」「少年」「青嵐」に「し」。
ちゃんと一句の中に響いている。
これもこの句の調べの特徴。

 

 

名人初段「ミッツ・マングローブ」1ランク昇格⇒【名人2段】

短夜や
 ロングアイランド
    アイスティー

(ロングアイランドアイスティーというカクテル。めちゃくちゃ酔うお酒だが飲みやすいので、本当にベロベロになる。「夜は長いぞ」と思いつつ、酔ってすぐに朝がきちゃう。夏の夜の切なさ、という句)


◆夏井先生の添削後

 添削なし

 

◆昇格試験のポイント

長いカタカナ語を取り合わせた是非←ズルイ!


簡単に言えば、季語とカクテルの名前しかないので、ズルイっちゃズルイでしょ、これ。
ほぼ他人のふんどしみたいなんだけど。
でも取り合わせるところに、表現行為がある。
「短」に対して「ロング」でイメージの対比。
最後に「アイスティ」で知らない人は本当に普通の「アイスティ」だと思う。
とんでもない強い酒。
先生知っているんですか、と浜ちゃん)お酒については多少は…。
人、音楽、出会い、恋、別れ。
この句の背後に浮かんで来て消えて。
それがちゃんと企めるのが名人の力。
(「先生直しは?」と浜ちゃん)直せないよ~!(笑)。

 

 

永世名人 富美男のお手本

◆50句までの現在の状況:31句(残り19句)

ナイターの
 売り子一段
  飛ばし来る

(野球観戦でビールの売り子の可愛い女の子がいっぱい来る。呼ぶと一段飛ばしの勢いで来る、という句)


◆夏井先生の添削後

添削なし

 

◆掲載の判定⇒掲載決定!

【掲載決定の理由】いろいろ悩んだ結果と信じたい


この季語「ナイター」からスタートするのはとても良い。
夜の野球場、観客、歓声、強いライト。
これらが季語だけで立ち上がってくる。
悩ましいのは「飛ばし来る」。「で」を入れるか入れないか。
「飛ばしで来る」が正しい。
「飛ばし」「来る」で断絶している。
これを良しとするか否とするか意見が分かれる。
「で」の一音で勢いを削いでしまう。
勢いを尊重した方がいいということで「飛ばし来る」という口語にしたと思う。
文語で「「飛ばし来」でも出来るが、これだと臨場感が削がれる。
おっちゃんはそこまで熟慮したに違いないと、信じている!←「その通りです!!」by梅沢 


◆50句までの現在の状況:32句(残り18句)

  • 1月の成績:2勝1敗(掲載:1/7・1/28、ボツ:1/21)
  • 2月の成績:1勝1敗(掲載:2/4、ボツ:2/11)
  • 3月の成績:1勝1敗(掲載:3/4、ボツ:3/18)
  • 4月の成績:1勝3敗(掲載:4/29、ボツ:4/8・4/15・4/22)
  • 5月の成績:2勝2敗(掲載:5/20・5/27、ボツ:5/6・5/13)

 

 

 

色鉛筆の査定ランキング

◆査定される人

  • 美保純
  • 篠田麻里子
  • 水谷果穂
  • 北山宏光(Kis-My-Ft2)

特待生5級 鷲見玲奈


◆色鉛筆の先生 三上詩絵先生


◆採点

  • 色選び:10点
  • 塗り方:10点
  • 明暗:10点
  • 合計:30点満点

 

最下位4位(才能なし)「北山宏光(Kis-My-Ft2)」12点

◆お題:ミニカー


◆採点

  • 色選び:6点
  • 塗り方:3点
  • 明暗:3点
  • 合計:12点


◆先生のお手本ありました


◆三上先生の評価

形は変です(笑)。
全体の陰影が描けていないので平面的に見えてしまう。
サイズが現物と同じように小さく描かれているため、描写が不十分。

 

 

3位(才能なし)「水谷果穂」14点

◆お題:口紅


◆採点

  • 色選び:7点
  • 塗り方:3点
  • 明暗:4点
  • 合計:14点


◆先生のお手本ありました


◆三上先生の評価

形はちゃんと描けている。
色が中途半端。ちょっと弱い印象。
真っ赤な口紅に白い塗り残しがある。

 

2位(才能アリ)「篠田麻里子」25点

◆お題:チョココロネ


◆採点

  • 色選び:8点
  • 塗り方:8点
  • 明暗:9点
  • 合計:25点

 

◆先生のお手本ありました


◆三上先生の評価

焦げたチョココロネでいいと思う。
ちょっと焦げすぎちゃったかなという感じはする。
パンの焼けた感じを茶色だけじゃなく何色も使って色を出そうとしているのは、美味しそうに見える。
チョコに黒を入れているがちょっと色合いが違う。
青+黄+赤で茶色を出す。


◆◇◆ ◆◇◆


浜ちゃんが才能アリの判定に「俺も描けそう」と呟いてました(笑)。
画伯(下手の意味)なのに、なぜその自信?w

 

 

 

1位(才能アリ)「美保純」26点

◆お題:ビール


◆採点

  • 色選び:10点
  • 塗り方:9点
  • 明暗:7点
  • 合計:26点


◆先生のお手本なし


◆三上先生の評価

よく描けている。
ビールの色もいい。
単純な黄色だけではなく深みを感じる色もあるし、薄い色で奥行きも感じる。
いろんな色を入れて工夫されているのがいい。
底のガラスの厚さ、持ち手の太さで、持ったら重そうなビールジョッキ。

 

 

◆順位まとめ◆

1位(才能アリ)「美保純」26点
2位(才能アリ)「篠田麻里子」25点
3位(才能なし)「水谷果穂」14点
最下位4位(才能なし)「北山宏光(Kis-My-Ft2)」12点

 

名人・特待生昇格試験

特待生5級「鷲見玲奈」1ランク昇格⇒【特待生4級】

◆お題:シュークリーム


◆昇格のポイント:シュー生地の質感・クリームのやわらかさ


◆三上先生の評価

評価のポイント:陰影のつけ方がうまい!


とても美味しそう。
食べ物の絵としては成功。
シュー生地のパリッとした感じ、サクサクとした軽い感じも出ている。
とてもよく描けている。
クリームのやわらかい感じがよく出ている。
全部グレーだと重い感じになるが、黄色を入れて塗分けている。
素晴らしい。とてもよく描けている!

 

 

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